EL GOLAZO(エルゴラッソ)FLASH NEWS

2018.11.2(Fri)

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  • 居残り練習欠かさず。内田健太は山形で最終節まで駆け抜ける

    居残り練習欠かさず。内田健太は山形で最終節まで駆け抜ける

     7月31日に名古屋から期限付き移籍中の内田健太が、2節前の第38節・福岡戦で山形加入後の初アシストを記録。チームは前節で今季J1昇格の可能性が消えたが、モチベーションを高く維持している。

     アシストを記録したのは開始9分、得意のクロスから。1トップのブルーノ・ロペスが中央でワンポイント作り相手を中央に寄せたことで、ワイドの内田にフリーのままボールが回ってきた。ゴール前のターゲットはロペスのみだったが、相手の守備が及ばないポイントでヘディングゴールにつなげた。

    「福岡戦のアシストから、中の選手がタイミングをだいぶ分かってくれてるようになってるし、もっと点につなげられる部分もあると思う。そこはもっと擦り合わせていかないとダメかなと思います」

     チームへのフィット感はさらに強まりそうだ。

     左足の強力なキック力と縦への突破力で、木山隆之監督が指揮する愛媛で主力として活躍した後、昨シーズンからは風間八宏監督が就任した名古屋に移籍。そこでボールコントロールの精度向上にもトライした。今週も、名古屋時代から続けているというファーストタッチの基本練習を居残りで行なった。

    「サッカー選手、トラップとパス大事やから。トラップ一つで状況変わるし、前向けるし、すべてにそこができないと話にならないので」

     チームは天皇杯ベスト4に勝ち残っているため、リーグ戦終了後も公式戦モードは続くが、規定により天皇杯には出場できない内田にとって、残されたのはリーグ戦3試合。

    「勝ってない間、もやもやさせてたと思うし、リーグをしっかり3つ勝ってサポーターの人をよろこばせたいですね」

     豪快さと繊細さ、ハイブリッドなスタイルの追求を続けながら、最終節まで駆け抜ける。

     

    文・写真:佐藤円(エルゴラッソ山形担当)

  • 福岡、必勝の一戦へ。“不敗神話”の二人に期待

    福岡、必勝の一戦へ。“不敗神話”の二人に期待

     今節は勝たなければいけない町田戦。勝つにはゴールが必要で、そうなればどうしても期待は攻撃陣に向けられる。

     得点感覚に鋭さが増している城後寿、前節・金沢戦はベンチスタートで体力的にも余裕があるはずの松田力、ここ4試合は無得点だからこそ「そろそろか?」との予感もするチーム内トップスコアラーのドゥドゥにも期待がかかるが、やはり調子の波からすれば、石津大介(写真)とレオミネイロの二人への期待値はより高いものとなる。

     石津とレオミネイロはともに2試合連続得点中。石津がここまで7ゴール、レオミネイロが4ゴールを挙げているが、彼らがネットを揺らしたゲームでの敗戦は一度もない。石津の場合が4勝3分け、レオミネイロは2勝2分けと、ともに勝点獲得に貢献している。

     ただし、今回の町田戦で欲しいのは勝点3なのだ。ここ2試合で二人ともゴールをマークしたがチームの勝利には結びついておらず、だからこそ、町田戦では勝利につながるゴールへの欲求がそれぞれに高い。

     石津は3試合連続ゴールへの期待と不敗神話の話を向けると「変に意識し過ぎるとよくないので」と少しの笑みを残して足早にその場から去ったが、その行動自体が意識している証でもあり、不言実行タイプであることからしても、町田戦での活躍は期待していい。

     レオミネイロの場合はいつも通り落ち着いた表情で「期待に応えられるようなプレーをしたいね。3試合連続ゴールとなれば間違いなく勝利には近づくと思う」と、いつもどおりのナチュラルなテンションで、でもしっかりと3試合連続との言葉を口に出しながらゴールへの意欲を見せた。

     これまでともに1試合複数ゴールを挙げたことはない。どちらかが今季初の2ゴールを挙げれば間違いなく勝利をグッと引き寄せることになるはずだが、さてさてどうなるか。3試合連続、不敗、初の1試合2ゴール。町田戦後にそんなワードとともに試合結果、もちろん勝利の知らせが届くことを期待したい。

     

    文:島田徹(エルゴラッソ福岡担当)

  • 残留争い直接対決。長崎の高木琢也監督が挙げた鳥栖のトーレス&金崎夢生対策のポイントは?

    残留争い直接対決。長崎の高木琢也監督が挙げた鳥栖のトーレス&金崎夢生対策のポイントは?

     2日、鳥栖戦に向けて、高木琢也監督が心境を語った。

     18位の長崎にとっては自動降格圏外ギリギリの16位に位置する鳥栖との直接対決は重要な意味を持つ。アウェイでの戦い、さらにチケットは完売と多くのアウェイサポーターが圧力をかけてくる中での試合となる。「相手のホームゲームだし、順位、勝点でも近い相手なので、かなりハードな部分は強調してくる」と高木監督も厳しい環境下での試合になることは覚悟している様子だった。

     前節、磐田戦後から鳥栖戦まで1日とオフ日を除き、すべて非公開で練習を実施。練習内容についてはベールに包まれている。練習での取り組みについて「磐田戦の反省を生かして練習のインテンシティーも含めて、前節も磐田とは順位が近い位置にありながらなかなか自分の思っていたことができなかった。それを鳥栖戦でやってもらうためにも少しインテンシティーの高いトレーニングをやってきた」と話す。残留争いの直接対決でありながら、球際の激しさやセカンドボールの争いで終始後手に回ったこともあり、その修正が主なテーマとなったようだ。

     また、鳥栖のトーレス、金崎という強力な2トップに対しては「(対応で大事なのは)ぼーっとしないこと。スキを与えてはいけない。鳥栖は競り合いの中で得点を奪うことやチャンスを作ることが多いチーム。それは相手にスキがあるか、際のところで負けているか、それが理由。そこでの勝負に勝つことは必須だと思います」とポイントを挙げた。負けられない試合ではなく、勝たなければいけない一戦で長崎は前節、出せなかった激しさで鳥栖を上回れるか。長崎にとって今季を左右する大一番が迫っている。

    文:杉山文宣(エルゴラッソ長崎担当)
  • 山口のワシントン、「体重7kg減」で復調し、4カ月半ぶりのホーム勝利に貢献

    山口のワシントン、「体重7kg減」で復調し、4カ月半ぶりのホーム勝利に貢献

     前節・栃木戦で山口のワシントンが6試合ぶりに出場し、自身が出場する試合で初めて勝利をつかんだ。

     8月7日から山口の練習に合流したワシントン。8月12日の第28節・徳島戦で途中出場し、その後は主にセンターバックとして先発出場してきたが、第34節・大分戦の出場を最後に出場機会を失った。

     霜田正浩監督から「まだコンディションが上がっていないから試合で使えない」と伝えられたことを明かし、まずは減量を目指して食事に気を配り、「体のキレを増したい」と井田征次郎フィジカルコーチ考案の自主トレーニングに励んできた。

    「大好物の肉やうどん、天ぷらを食べられなくて苦しかった」が、加入時から7キロの減量に成功。「霜田さんが正直に伝えてくれて助かったし、感謝している。井田さんも頑張っていろんなトレーニングメニューを考えてくれた。おかげでコンディションは上がった」と話す。

     栃木戦はボランチで起用され、マッチアップするヘニキと競り合った。セカンドボールを拾って積極的に攻撃参加する好プレーを見せ、結果は1-0で勝利。ホームの維新みらいふスタジアムで4カ月半ぶりの白星を「チームを助けることができて本当によかった」と喜び、「初勝利できて本当にうれしい」と満面の笑みを見せる。

    「すぐ試合に出てレノファを助けるつもりだったのに、残念ながら目標としていたJ1昇格は達成できなかった」と悔いはあるが、「霜田さんが言うように良い終わり方ができるように、チームと一緒に頑張りたい。ポジションは関係なく、コンディションが良い時は自信がある。サポーターのため、チームのため、残りの試合で全勝することを意識していく」と力強く話した。

    文・写真:松原純(エルゴラッソ山口担当)

  • 1週間で3試合の連戦へ。名古屋・風間八宏監督は選手に飴を配りまくる?

    1週間で3試合の連戦へ。名古屋・風間八宏監督は選手に飴を配りまくる?

     3日の神戸戦を皮切りに1週間で3試合、しかも中2日のゲームも含まれる厳しい日程の名古屋だが、J1に生き残るために大切な選手のコントロール法を風間八宏監督に聞いた。

    「俺はムチは持っていない。飴しかないからね(笑)」と、選手には飴を配りまくりやる気を起こさせる作戦だという風間監督。昨年もこの時期、練習オフの日程を増やすなど大切な試合で勝利した後には“お休み”というご褒美があった。

    「いまの選手たちは自発的にいろいろやってくれている。何か特別なことをするのではなく、いまあるものを少しでもいい方向にしていきたい」と、昇格争いと残留争いの違いはあるが、去年もギリギリの闘いをしてきたことで選手たちの成長を感じているようだ。

     また風間監督が強調するのはやはり攻撃の部分。「たまに日本人でも通訳の必要な選手はいるけど(笑)、言葉も通じるようになっているので楽しみにしている。選手たちは自覚しているし、できるだけ面白い攻撃をしたい」。前節・札幌戦は1-2で敗れたとはいえ、後半は一人少ない10人でもチャンスを何度も作り手ごたえは感じた。「札幌戦は十分逆転できたし、驚きを示せた試合だった。あれがゴールにつながればもっと盛り上がってスタジアムが一体になれただろう。次は11人できっちりやりたい」。

     この3連戦が終われば残りは2試合。最終節のホーム・湘南戦は16年に、敗れてJ2降格が決まったイヤな思い出がある。その頃と監督もメンバーも違うとはいえ、サポーターにはトラウマがある。できればこの3連戦でできるだけ多くのポイントを奪い、余裕をもって残りの試合を戦いたい。

    文:斎藤孝一(エルゴラッソ名古屋担当)

  • [本日のエルゴラッソ1面]アジア頂上決戦

    [本日のエルゴラッソ1面]アジア頂上決戦

    [AFCチャンピオンズリーグ]
    ■鹿島アントラーズ vs ペルセポリス
    悲願の頂点に向かって。必勝の第1戦

    [明治安田J1第31節 プレビュー]
    ■川崎F vs 柏
    負けて学ぶ王者。連覇へのリスタート

    [明治安田J1第31節 プレビュー]
    ■浦和 vs G大阪
    勝負のカギ。浦和のトリプルとG大阪のダブル


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