EL GOLAZO(エルゴラッソ)FLASH NEWS

2019.2.23(Sat)

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  • J2初挑戦の琉球がキックオフカンファレンスを開催。トロピカルドリンクで福岡を惑わす!?

    J2初挑戦の琉球がキックオフカンファレンスを開催。トロピカルドリンクで福岡を惑わす!?

     今シーズンの明治安田J2リーグ開幕戦を前日に控えた23日、琉球vs福岡の開催地である沖縄で報道陣を集めたキックオフカンファレンスが行われ、琉球からは樋口靖洋監督をはじめ、上里一将、徳元悠平、上原慎也が出席。福岡はファビオ・ペッキア監督と鈴木惇が登壇した。

     監督選手は琉球の新サポートガールズチーム『RIU・JO(リュージョ)』のアテンドとともに入場。照れくさそうな顔を見せながらもカメラマンの求めに応じ、ポーズを決めたあとに着席。また両チームの監督が登場した際は面と向かい合いながら握手をかわした。

     会見が行われた那覇市の『アクアチッタナハ』の最上階にはカウンターバーが設置されており、選手の喉を潤す飲み物は水ではなく、沖縄の気分を味わってもらうためトロピカルドリンクを用意。福岡のペッキア監督は「(沖縄気分をもたらす)ドリンクを目の前に戦術の質問をされてハメられないようにしなければ」とジョークを交えて警戒心を示すと、会場からは笑い声が響き渡った。また、琉球の樋口監督はMCから「FC琉球を沖縄料理に例えると何?」という珍質問に対して、「沖縄そば」と即答。ほぼ毎日召し上がっているとのことで、お店によって味が違い奥深さがあるということにたとえ、「琉球のサッカーも見れば見るほど奥深い魅力あふれるサッカーを展開したい」と誠実に回答した。

     開幕戦に向けチームの仕上がりについての質問に対し、福岡の鈴木が「もちろん100%です!」と断言すると、琉球の上原は「こっちは120%です!」と応酬。会見の最後に屋上プールの前で両チーム記念撮影を行い、終始和やかなムードのまま会見は終了した。

    文・写真:仲本兼進(エルゴラッソ琉球担当)

    J2初挑戦の琉球がキックオフカンファレンスを開催。トロピカルドリンクで福岡を惑わす!?

  • 栃木vs金沢の和やかな前夜祭。栃木の田坂和昭監督は新加入選手を警戒も金沢側は煙幕作戦

    栃木vs金沢の和やかな前夜祭。栃木の田坂和昭監督は新加入選手を警戒も金沢側は煙幕作戦

     23日、宇都宮市のオリオンスクエアで開催された栃木と金沢の開幕戦前日記者会見は「キリンビールpresents 栃木SC開幕戦前夜祭? 開幕まで待ちきれないからオリスクに集まっちゃおう!!?」と銘打たれ、イベント直前には先着100名に提供される無料ビールの前に長蛇の列が。イベントMCから「金沢のサポーターさんはいますか? もう餃子は食べられましたか?」と問いかけられた金沢サポーターが「このあと『来らっせ』(さまざまな宇都宮餃子を食べられる餃子店が集結した場所)に行きます!」と答えると会場に駆け付けた約300名ほどの栃木サポーターから拍手が沸き起こった。

     そんないい雰囲気は両チームの記者会見にも及んだ。金沢の印象を問われた栃木の田坂和昭監督が「新加入選手の情報がないのでそこが警戒ポイントです」と回答した直後、新加入のコスタリカ人FWクルーニーの特徴を記者から問われた金沢の柳下正明監督が「背が高いです」とだけ答えると会場はどっと笑いに包まれた。金沢の清原翔平選手も「クルーニーは日本語を覚えている最中です」と情報を小出しにしてさらに笑いを誘った。

     会見の最後にスコア予想を聞かれると田坂監督は困った表情を浮かべながら「2-0。理由は言えません(笑)」と回答。続いて柳下監督が「3-2で金沢の勝ち」と答えると会場の栃木サポーターからお約束のブーイングが。ただ柳下監督が「開幕戦なので何が起きてもおかしくない。失点は仕方がないので失点より得点をたくさんとりたいんです」と理由を話して会場を納得させる一幕もあった。

     終始和やかな雰囲気で進んだ開幕戦直前の両チームの記者会見は、まさに前夜祭そのものだった。

    文・写真:鈴木康浩(エルゴラッソ栃木担当)

  • 「J2とはどんなリーグか?」J2・1年生の鹿児島に先輩・徳島からのアドバイス

    「J2とはどんなリーグか?」J2・1年生の鹿児島に先輩・徳島からのアドバイス

     開幕戦を前日に控えた23日、鹿児島市のサンロイヤルホテルで鹿児島、徳島の両監督、主将による試合前記者会見があった。鹿児島にとっては記念すべき“J2元年”の開幕戦を盛り上げるべく、会見場には一般参加者も募った。地元メディア関係者、一般参加者約100人が集い、開幕直前の両監督、主将の言葉に耳を傾けた。

     初めてのJ2を地元で迎える高ぶりか、鹿児島のキン・ジョンソン監督、中原秀人主将はやや緊張した面持ち。「選手が物おじせず、前かがみになって攻め続ける。その変化と成長を楽しんでほしい」とキン・ジョンソン監督。中原主将は「これまでトレーニングしてきたことを、自信を持ってピッチでプレーしたい」と初陣らしいフレッシュな意気込みを述べた。

     対する徳島のリカルド・ロドリゲス監督、岩尾憲主将はJ2の“先輩”らしい落ち着いた雰囲気を漂わせていた。ロドリゲス監督は「見に来た人が楽しんでもらえるサッカーをやりたい」と抱負。「アウェイに来たのを感じる」と第一声で述べた岩尾主将は「やるべきことをしっかりした上で、やりたいサッカーを」と語った。

     どちらも“攻撃的なサッカー”を持ち味としており、両指揮官とも「ゴール前での攻撃、守備の精度」を開幕戦の勝敗のカギに挙げていた。「J2とはどんなリーグか?」という問いに対してロドリゲス監督は「厳しいリーグで攻撃的サッカーをやるチームが苦しむ」としつつも「美しいリーグ」だという。岩尾主将は昨夏4選手が移籍したことを挙げて「良いプレーをすると上に引き抜かれるので要注意を」とアドバイスして会場の笑いを誘っていた。

    文・写真:政純一郎(エルゴラッソ鹿児島担当)

  • 昨季から観客数倍増が見込まれる西京極の開幕戦。「期待という部分では非常に満足」と中田新監督

    昨季から観客数倍増が見込まれる西京極の開幕戦。「期待という部分では非常に満足」と中田新監督

     京都vs新潟の会場となる西京極で22日に行われた会見には、京都の中田一三新監督と今季の主将を務める宮吉拓実が登壇。まず指揮官が、「(開幕が)楽しみで仕方がない状態」とチーム状態への自信をのぞかせ、会見がスタートする。

     このカードで注目を集めているのが、1万2~3千人の来場が想定されている観客数。これは、新体制発表会の場での中田監督の「開幕戦に2万人の方にきていただきたい」との発言を受け、クラブが観客動員に奔走した経緯があってのこと。中田監督は「2万人に7千人足りないので、まだまだ成長過程」としながらも、昨季の本拠地開幕戦から倍増が見込まれていることを踏まえ、「今季への期待という部分では非常に満足」と期待の大きさを受け止めていた。

     4年ぶりに復帰した古巣でキャプテンマークを巻くことになった宮吉は、「(主将は)初めての経験。うまく導くことができないことも出てくるかと思うが、責任感をもって精一杯頑張りたい。それが僕個人の成長にもつながるし、僕個人が成長することによってチームの結果にもつながると思う」と、胸に秘めた覚悟を明かしている。

     また、チームマスコットのパーサくん&コトノちゃんも飛び入り記者として参加。「僕のスタメン起用はいつ?」(パーサくん)、「(バレンタインの)チョコレートは何個もらった?」(コトノちゃん)と、監督らを困惑させるトリッキーな質問をぶつけ、会見場をなごませる一幕もあった。

    文・写真:川瀬太補(エルゴラッソ京都担当)

     

  • 名古屋の赤﨑秀平、“凱旋”試合に寄せる特別な思い

    名古屋の赤﨑秀平、“凱旋”試合に寄せる特別な思い

     敵地で鳥栖戦に挑む名古屋。ジョーvsフェルナンド・トーレスのFW対決や、いきなり古巣対戦となった吉田 豊に注目が集まる中、静かに燃える男がいる。

     鹿児島県出身の赤﨑秀平は高校時代、佐賀東高のエースストライカーとして活躍。開幕戦が行われる駅前不動産スタジアムは、高校選手権の決勝など大きな大会の重要な試合でやっとプレーできる憧れのスタジアムだったそうだ。

     「すごくきれいなスタジアム。迫力もあるし、今回も恩師や同級生が見に来てくれるはずだから、開幕戦を鳥栖でできると分かったときはうれしかった」と赤﨑。鳥栖には高校時代に練習参加したこともあり、今回の対戦を楽しみにしている。

     コンディションもすこぶるいい。キャンプでもゴールという結果を次々と出し、ジョーのパートナーとしてFWの一角に座っている。

     「ジョーとももっといいコンビネーションを出せるはず。いまはいろんな話し合いをして、いろんなアイディアを出している最中」と、手ごたえも十分。「シュートを何本も打つことも大事だし、どれだけ丁寧に打てるか。求められているのはゴール。早く試合がしたい」と赤﨑は自分自身に期待する。

     今季の名古屋は、チーム内競争が激しく、もちろん赤﨑が先発で使われるかどうかは、直前まで分からない。それでもこの開幕戦のために髪を切り、金髪に染め上げた男のプレーに注目したい。

    文・斎藤孝一(エルゴラッソ名古屋担当)