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FC東京U-23を率いる長澤徹監督、「勝つことで学ぶものがある」
FC東京U-23は16日、J3第2節・岩手戦でホーム開幕戦を迎える。
今季からチームを指揮するのは、長澤徹監督。昨季までJ2・岡山を率い、今季は古巣のFC東京にトップチームのコーチと兼任する形で復帰した。
若手育成に定評のある指導者。FC東京U-23は他のJ3クラブとは違い、ただ勝利やタイトルを目指すことが目標ではなく、まず前提としてJ1で活躍できる人材を育てるというタスクが存在する。また同じくJ3で戦うチームを持つC大阪、G大阪は、J1で戦うチームと分けてトレーニングを行っているが、FC東京は週末の試合直前まで全選手が同じ練習メニューに励んでいる。そのため、J3を戦うU-23は対戦相手を意識した練習など、試合に向けたメニューは組まれていない。出場選手も試合前日に知らされるなど、他クラブとは異なる事情が存在している。
長澤監督は「そのあたりのことはすべて承知の上で、この仕事を引き受けている」と語り、こう続けた。
「このチームはクラブとして近未来への投資という側面がある。つまり、練習試合ではなく公式戦を戦えるという恵まれた中で、そこでプレーする選手たちをいかにJ1の舞台へと引き上げていけるか。そして選手が成長するためには、当然成功体験が必要です。勝負の世界、やはり負けから学ぶものよりも勝つことで学ぶものがある。だから、タイトルなど大きな目標も大切だが、まずは選手が成長する上での勝利ということになる」
ただ単に勝ち点を重ねていくことが、このチームの成功ではない。集団として、選手として、日本のトップカテゴリーで戦う選手たちに追いつき追い越せの成長曲線を生み出す――。FC東京U-23は、長澤新監督の元、その本質を見つめながら今季を戦う。
文:西川結城(エルゴラッソFC東京担当)
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「いいプレゼント」。山形が会見、ホーム開幕戦特典のフリースポンチョを披露
前日夜から雪に見舞われたが、チームスタッフたちの雪かきで無事に練習を終えた3月14日、山形のホーム開幕戦前記者会見が行われた。場所はホームスタジアムであるNDソフトスタジアム山形内の記者会見場。窓の外からは、ピッチに保温のための養生シートを張ったスタジアムが見渡せた。
すでに第4節ということや試合の3日前開催ということもあり、対戦相手である大宮からの出席者がいない代わりに、山形側からは木山隆之監督と選手4名と大人数での会見となった。選手はチームキャプテン・山田拓巳、副キャプテン・栗山直樹、第2節・横浜FC戦で2ゴールを挙げた阪野豊史、大卒ルーキーで前節プロ初ゴールを決めている坂元達裕。
対戦相手の大宮について聞かれた木山監督は、「一人ひとりのレベルはJ2で高いレベルにあり、高木琢也監督になられて、前線のターゲットを生かしながら攻撃していくのがスタイルなのかなと思う」と分析しながらも、「ただ、相手のスタイルは関係ない。われわれが積み重ねてきたものをしっかり出すことが、ホーム開幕戦の勝負のために一番重要だと思う。アグレッシブにゴールを目指し全力でやりたい」と語った。
会見最後のフォトセッションでは、ホーム開幕戦で先着1万名にプレゼントされるフリースポンチョを全員着用。着用した感想を聞かれた山田が、「着心地もいいし、今年は暖かいとはいえ、まだまだ座って見ている人は寒いと思う。これをもらって応援できれば助かると思うので、いいプレゼントだと思う」と話すと、横で聞いていた木山監督が「うまいねえ。食レポできるねえ」と感心していた。
文・佐藤 円(エルゴラッソ山形担当)
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