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町田がJ1ライセンスを申請。課題解決に向けて最終調整中
J2・町田は7月1日、2020シーズンのJ1ライセンスをJリーグに申請したことを発表した。
町田はこれまで、J1ライセンス取得に向けて、ハード面における二つの課題を満たせず、J2ライセンスの付与にとどまっていた。
その二つの課題とは、「1万5000人以上が入場可能なスタジアムを有すること」「設備基準を満たしたクラブハウス、天然芝またはハイブリッド芝ピッチを1面以上有する練習場を用意すること」。
こうした課題解決に向けて、前者は2021年3月からの使用を目指し、町田市立陸上競技場のバックスタンドを改修中。後者は今年の5月中旬から、ハイブリッド芝に全面改良された上の原グラウンドを定期的に利用しているものの、それだけでは不十分であるため、現在クラブ側は町田市内に別途、クラブハウスとそこに併設された練習場を建設する候補地を選定中で、行政や関係各所との最終調整に入っている。
昨年12月、Jリーグクラブライセンス事務局は、スタジアム整備について、「着工済みで、3年以内に完成可能であれば、上位ライセンス取得可能」という基準の緩和を決定し、トレーニング施設整備に関しても、3年の猶予期間が設置されていた。基準の緩和は、クラブにとって“恵みの報せ”でもあるため、町田は今回のJ1ライセンス申請に踏み切った。
積年の悲願であるJ1ライセンスを取得できるかどうかは、クラブライセンス交付第一審機関(FIB)による審査の末に決定し、9月下旬にJリーグから発表される予定だ。そしてJ1ライセンスを取得できれば、あとはピッチ上の結果を残すのみ。J1ライセンス申請という“朗報”を追い風に、現場は15位からの巻き返しを図る。
文・写真:郡司聡(エルゴラッソ町田担当)
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