福岡への期限付き移籍が発表された山田将之は、町田での活動最終日となった29日、練習場に姿を現し、町田のコーチングスタッフやチームメートに別れの挨拶を済ませた。
町田での公式戦出場が叶わなかった山田の下には、いくつかのオファーが届く中、本人が「魅力的なオファーだったことと、チームの力になりたい」と福岡への移籍を決断。第24節を終えて、福岡の現状は、J3降格圏・21位栃木との勝点差が『1』しか離れていない。そのため、福岡をJ2残留の安全圏に導くことで「分かりやすい結果を出し、町田の方々にも変わったと思ってもらえる」という思いから、シーズン途中での新天地挑戦を選んだとのことだ。
30日の練習から福岡に合流する山田は「町田にきた当初の気持ちと変わらずに、サッカー人生を懸けて、全力を尽くす。セットプレーからの得点力を含めて、自分の持っている力をすべて出す」と決意表明。町田のサポーターに対しては「選手としての価値を上げて、活躍することが恩返しになる」と話し、福岡のファン・サポーターに向けては、「プレースタイルを早く覚えてもらって、ともに戦ってくれれば」とのメッセージを残している。
文・写真:郡司聡(エルゴラッソ町田担当)