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町田が積年の悲願。クラブ創設30周年の今年にJ1ライセンスが交付。鹿児島、琉球も
Jリーグは27日、2020シーズンのJリーグクラブライセンスにおける審査結果を発表し、町田にクラブ史上初めて、J1ライセンスが交付された。
Jリーグはクラブライセンスの審査基準を緩和し、ホームスタジアムやトレーニング施設の環境整備に関して、3年間の猶予期間を認めるようになっていた。今回のJ1ライセンス交付は、その昨年度に改正したスタジアム及びトレーニング施設の例外申請が適用された格好だ。
町田の場合は、ホーム・町田市立陸上競技場が2021年3月終了をメドに、キャパシティが1万5000人収容のJ1基準に拡張される工事が現在進行中。またクラブハウスや天然芝のグラウンド1面を有した練習場関係整備における建設候補地は、クラブ側が行政や関係各社と最終調整中ながらも、22年6月末までに完成および供用を開始させるという条件付きでJ1ライセンス交付にこぎ着けた。
昨年10月のサイバーエージェントグループ参画以降、急速に進行していたJ1ライセンス交付への道。今年9月、トップチーム創設30周年を迎えた町田が節目の年月に、J1ライセンス取得というクラブ積年の悲願を実現させることに成功した。今回のJ1ライセンス交付は、第33節を終えて、現在19位と苦戦が続くトップチームの現場にも、好影響を与える追い風となるだろう。
なお町田のほかには鹿児島、琉球が新たにJ1ライセンスを取得している。
文・写真:郡司聡(エルゴラッソ町田担当)
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