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  • 日本代表応援プロジェクト「新しい景色を 2022」、「令和のフラットスリー」が盛り上げる? 公式テーマソングはDISH「DAWN」に

    日本代表応援プロジェクト「新しい景色を 2022」、「令和のフラットスリー」が盛り上げる? 公式テーマソングはDISH「DAWN」に

     1日、サムライブルー(サッカー日本代表)の応援プロジェクト「新しい景色を 2022」の概要などを発表する記者会見がJFAハウスで行われた。

     11月に開幕するW杯まで、残り3カ月を切った。「いままで見たことのない、ベスト8の景色を見たい」(田嶋幸三JFA会長)。日本サッカー念願のW杯ベスト8に向けて、「新しい景色を 2022」応援プロジェクトが本格始動。これは、ファン・サポーター、スポンサー各社、47都道府県サッカー協会、地方自治体、放送局とともに、サッカーとのつながりを創出し、応援熱を醸成、それをチームに届けることを目的とする。コンセプトは「#つながるからこそ超えていける」だ。

     その一つが、新ユニフォームにも入っている「折り紙」のプロジェクト。選手たちに届けるため、全国のサッカーファミリーからメッセージカードに応援メッセージを集める。この折り紙はサッカー界から排出された大会ポスターや紙コップのゴミを原料の一部として作成したという。それに、日本代表オフィシャルバス「JFA's DREAM」が全国を回って折り紙プロジェクトを実施し、応援メッセージを集める。カタール旅行などが当たる「#つな超え」SNSキャンペーンも実施する。

     公式テーマソングには、「DISH」の「DAWN」が決定。北村匠海さんが代表して「新しい景色を見るために、日本中の力を結集して、応援を届けたい」とコメントを届けた。

     「プロモーション会議に4月から出させていただいている」と明かした日本サッカー協会理事の宮本恒靖さんは「古い話になるが2002年のW杯の際、バスの外から手を振ってもらったり、新幹線で移動するときにもみんなが応援してくれた。やるしかないと奮い立った。選手はみんなの期待を意気に感じるもの」と今回のプロジェクトの意義を語る。

     日本対米国のパブリックビューイベントに参加する「日本で一番勢いのあるお笑い芸人」(MCの日々野真理さん)の見取り図・盛山さんは、登壇した宮本さんと見取り図の二人を指して「令和のフラットスリーですね」と話すなど会場を盛り上げた。高校までサッカーをしていたリリーさんは「釜本さんを意識した15番にしました」と新ユニフォームを着て笑顔。「オフト監督時代から応援している。興奮しすぎないようにしたい」と話した。

     見取り図の2人に加えて、U-20女子W杯準優勝で昨日帰国した長江伊吹主将、大会MVPの浜野まいかが日本代表へのメッセージをカードに記入。さらにラッピングバスの出発を見届けた。

    コンセプトページはこちら↓
    https://www.jfa.jp/samuraiblue/campaign2022/movie.html

    文・写真:田中直希

  • U-20女子W杯で準優勝のU-20日本女子代表が帰国会見。MVPの浜野まいか「この1カ月は本当に楽しかった」

    U-20女子W杯で準優勝のU-20日本女子代表が帰国会見。MVPの浜野まいか「この1カ月は本当に楽しかった」

     1日、コスタリカで行われたU-20女子W杯で準優勝したU-20日本女子代表がJFAハウス内で帰国会見を行った。

     決勝でスペインに敗れたものの、フランス、ブラジルを倒す快進撃を見せたチームを率いた池田太監督は「支えてくれた方に感謝の思いをもちながら、選手たちは自分のもっている力を出してくれた。最後まであきらめない姿勢、フェアプレーの精神、礼儀正しさは、人々の心をつかみ、観客席で日の丸が増え、最後は『ハポン(日本)! ハポン!』と現地の人も応援してくれた。これから、チームのみんなには日本女子サッカーを引っ張ってもらいたい。女子サッカーの素晴らしさを伝えていければと思う」と話した。

     「チームが約1年半前に立ち上がってから、国内合宿、海外合宿が中止になることもあった。不安な気持ちもあったが、全員で立てた世界一になるという目標をもって、一戦一戦を戦った。ひたむきさを世界に見せられた。多くの方に愛される、応援されるチームの一員になれたし、この1カ月は本当に楽しかった。この経験を無駄にせず、頑張っていきたい」。堂々とスピーチした主将の長江伊吹(AC長野パルセイロレディース、写真右)を見て、「さすがキャプテン」と思わず吉田監督の声ももれた。

     準優勝ながら、4得点を決めてMVPとシルバーシューズを受賞した浜野まいか(INAC神戸レオネッサ、写真左)は、時折言葉が飛びながらも「MVPをとれたが、一人の力では決してとることができない賞なので、いままで関わってくださった皆さん、家族、友達、仲間、友達、スタッフ全員に感謝したい。試合を重ねるごとに観客席が埋まり、ウェーブが起こっちゃったり…。現地の人の『目』がありがたかった。この1カ月間は、いままでの生きてきた中で一番濃かった1カ月だった」と話し、拍手を浴びた。

     「3カテゴリーで優勝は日本だけ。女子サッカーに適している日本ということを示せた」と佐々木則夫団長が話せば、田嶋幸三JFA会長は「11年のW杯や4年前の同大会などに続き、フェアプレー賞をとった。これは日本サッカーの文化。なでしこらしい選手をつくろう、なろう、育てようとやってきた成果だと思う。ひたむきで、芯が強く、礼儀正しく、明るい。このことを表現してくれたのがこのチーム。この文化を継続したい」と総括している。また、今月開幕するWEリーグ、これからのなでしこジャパンにつなげていく目標についても、登壇した全員が述べた。