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戦列を離れていた京都のケヴィン・オリス、エスクデロ競飛王が全体練習に合流
4日、負傷で戦列を離れていた京都のケヴィン・オリス、エスクデロ競飛王の両選手が、全体練習に合流した。二人は激しい接触プレーの可能性があるミニゲームなどは回避したものの、攻撃における連係の確認やポゼッションの練習ではほかの選手たちとともに汗を流し、完全復活が間近であることをうかがわせた。
今季開幕戦でゴールを挙げているケヴィン・オリスは、3月5日の練習試合で負傷。およそ1カ月の離脱を余儀なくされていた。「この4週間、ハードな練習をして早く戻れるように努力してきた。自分は助っ人。試合に出られなかったことに責任を感じている。チームに合流できたことは気分が良いけど、早くゲームに出て、チームにまた貢献したい」と、早期の試合復帰に意欲を見せる。
3月中旬の練習中に負傷していたエスクデロは、約3週間ぶりの合流となった。グラウンドに姿を現すこと自体が久しぶりだったが、「日曜日に(トレーニングの)強度を上げて、試合に近いような動きも試していた。シュートの感覚もめっちゃ良い。気持ちの上では、もう試合に出たような感じ(笑)」と期待以上の動きの良さを披露。「次の試合が先発でも、ベンチでも、ベンチ外でも、やれることはたくさんある。練習でもどんどん声を出して、チームのためにやっていきたい」との言葉どおり、ムードメーカーぶりをさっそく発揮していた。
攻撃の核となるべき2選手にようやく復活の見とおしが立った。現在J2・21位と思わぬ低迷が続いている京都だが、巻き返しの準備は確実に整いつつある。
文・写真:川瀬太補(エル・ゴラッソ京都担当)
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5連勝を飾った岡山戦。東京V・安西幸輝のパフォーマンスの意味が明らかに
2日の明治安田J2第6節・岡山戦で決勝ゴールをマークした東京Vの安西幸輝。負傷で出遅れた今季だったが、ここのところ途中出場から活躍し、ついに2年ぶりの得点まで記録してみせた。
「久しぶりで気持ち良かった」。試合後恒例の勝利のラインダンスでは、前に出てパフォーマンス。カメラマンに対して右手を開いて左右に動かし、何かのアピールをしていた。とにかくうれしそうだったのだが、あれは何だったのか。その理由を聞いてみると…。
「あれ、実は5連勝っていう意味だったんです(手を5本開いて、『5』の意味)。たぶん、カメラマンさんしか気づいてなかったと思うけど…(笑)」
次にアピールする際は両手で「6」を作って分かりやすいをすることも模索していた安西。“切り札”として重要なピースになっている21歳は、次節・湘南戦でも輝くか。
文・写真:田中直希(エルゴラッソ東京V担当)