EL GOLAZO(エルゴラッソ)FLASH NEWS

2017.4.20(Thu)

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  • 「あれは衝撃的だった」。尊敬する大木武監督との初対戦を前にした讃岐・北野誠監督が思い出を語る

    「あれは衝撃的だった」。尊敬する大木武監督との初対戦を前にした讃岐・北野誠監督が思い出を語る

    「岐阜戦は楽しみ」

     いち監督として今節の岐阜戦を心待ちにする讃岐・北野誠監督。その理由は自身が「尊敬する指導者」として名を挙げる岐阜・大木武監督と“初対戦”となるからだ。

    「柏とやった入れ替え戦(05年のJ1・J2入れ替え戦。大木監督がJ2の甲府を率いていた)。あれは衝撃的だった。甲府でやっていたときのクローズ(戦術)が印象的で、自分もやりたいと思った」

     その特徴的なサッカースタイルにシンパシーをおぼえるとともに、「大木さんが京都で監督をやっていたとき、自分たち(讃岐)はまだJFLだったけど、練習を観に行くといろいろな話をしてくれた。熊本で自分が監督をしていたときも大木さんは代表のコーチだったのでよく観に来てくれてアドバイスをもらった」と親交もある二人。

     また、昨季の夏場にチームがなかなか勝てない時期には練習試合でFC今治と対戦。当時、今治のアドバイザーとして現場に来ていた大木監督から「サッカーは良くなっている。これを続ければいい」と心強い言葉をもらったという。

     直接的な師弟関係こそないが、北野監督にとって大木監督が同じカテゴリーの指揮官として特別な感情を抱く存在であることは間違いない。当然、そんな人物との初対決に臨む北野監督のモチベーションはいつも以上に高まっているはずだ。

    文・写真:松本隆志(エルゴラッソ讃岐担当)

  • 前節先発を外れた幸野志有人、結果へのこだわりを新たに

    前節先発を外れた幸野志有人、結果へのこだわりを新たに

     長崎の幸野志有人が奮起を誓った。

     前節・福岡戦では6試合ぶりに先発から外れ、ベンチスタートとなった幸野。結局、出場機会が巡ってくることはなく、インフルエンザの影響で欠場となった開幕戦を除けば、今季初めて出場機会を得られなかった。

     「チームにとって欠かせない選手だったら試合に出ていたと思うし、そういう選手になれていないということ」と幸野自身も話したが、そこには悔しさもにじませていた。しかし、悔しい経験を味わったからこそ、すでに気持ちも切り替えている。「欠かせない選手になっていくには得点やアシスト、目に見える結果が必要だと思うのでそこは一番、意識してやっていきたい」と自分の地位を確立するため、そして、2試合連続無得点と苦しむチームを救うために結果へのこだわりを強く見せた。

     「違いを作るのが自分の役割だと思う。シンプルにやるところと自分のクリエイティブな部分を出すというところをバランス良くやっていきたい」

     チーム屈指のテクニシャンが3試合ぶりの得点と勝利を長崎に呼び込むキーマンであるのは間違いない。

    文・写真:杉山文宣(エル・ゴラッソ長崎担当)

  • 「すごいんだ!」。リカルド・ロドリゲス監督が真っ先に伝えたかった情報とは?

    「すごいんだ!」。リカルド・ロドリゲス監督が真っ先に伝えたかった情報とは?

     今節・町田戦を控え、リカルド・ロドリゲス監督が真っ先に伝えたかった情報――。

     ロドリゲス監督のもとへ向かうと、質問をする前に自ら何かを喋り始めた。何の話題かと興味津々で耳を傾けると、“通訳の小幡直嗣がすごいんだ!”と伝えたかった様子。

     小幡氏は湘南の下部組織に所属していた経歴もあり、選手同様、若いころはサッカー少年だった。しかし一方で、実は陸上競技(中距離)で名を馳せたこともあったそう。

    「3000mだったと思いますが、小6のときに町田市の大会記録を持っていました。でも、1500mのほうが速かったですよ。中1のときには同世代と競って東京都で1番になったことがあります。何かよく分からないですけど、陸上の召集レターみたいなものをもらったこともあります(笑)。サッカーをやっていたので、『いやいやいや、行かない』とすぐ断りましたけど」

     ロドリゲス監督は、雑談の中でこの話題を耳にしたらしく、そのことを記者陣にも伝えたかったようだ。

     ちなみに小幡氏がプレーしていたポジションは…。「GKでしたけど、フィールドの誰よりも速かったですからね(笑)、かなり前まで出て行くタイプでした。本当にハーフウェーラインまで出ていました」。“チーム最速”を誇りながら、フィールドプレーヤーではない。ロドリゲス監督を支えている名通訳は、謎多き男である。

    文・写真:柏原敏(エルゴラッソ徳島担当)

  • 野球場で練習を行なった山形。木山隆之監督は甲子園球場でのプレー経験も

    野球場で練習を行なった山形。木山隆之監督は甲子園球場でのプレー経験も

     20日、山形がトレーニングを行った場所は野球場。春先から使用できるメイン練習場の整備が遅れていることもあり、同じ山形県総合運動公園内の施設を使用しているが、おもに使用しているサブグラウンドは連日の使用で荒れてきているほか、サッカー場、ラグビー場の天然芝の状態も思わしくない。そこで2日前に木山隆之監督が野球場を視察。「枯れて茶色く見えるけど、芝の状態は一番いい」と使用を決めた。

     野球場でのプレーが「初めて」というのは本田拓也。「ボールが走って良かった」とピッチ状態には満足しながら、「斜めだったから(笑)。ちょっとコーンとか分かんないときもあったし、長いパス出すときの奥行きとかも難しいですね」。しかし最初こそ戸惑ったが、時間とともにアジャストしていったのはさすが。

    「ここには思い入れがある」と話したのは山田拓巳。高卒1年目の08年に、この野球場をよく使用していたそうだ。

    「試合でメンバーがアウェイに行ったときに、メンバー外の練習で利用しました。コーチがいまみたいに多くなく、居残り組にはコーチがいなかったんですよ。だから、ユースでコーチをしていた健二さん(髙橋、現湘南ヘッドコーチ)がメンバー外練習に来てくれました。ここでは健二さんとよく練習した思い出があります」となつかしそうに話していた。

     現役時代にも指導者時代にも野球場を使用した経験があるいう木山隆之監督は「甲子園(球場)で試合したこともある」と記憶をたどった。甲子園球場で、木山監督が所属していたG大阪とV川崎のプレシーズンマッチが94年と96年の2度行われた記録があるが、94年は「僕、骨折して明けたあとだから…」とのことで、どうやら96年2月18 日の試合に出場していた模様。「ラモスさんもいたし、ハシラさん(柱谷哲二氏)もいたし。カズさんはいなかったなあ」と対戦した選手や、控え室までの距離がやたら長かったことは記憶していたが、肝心の結果に関しては最後まで思い出せなかった。

    文・写真:佐藤円(エルゴラッソ山形担当)

  • 虎視眈々と狙う男たち。清水でJ1通算20,000ゴールを巡る争いが勃発!?

    虎視眈々と狙う男たち。清水でJ1通算20,000ゴールを巡る争いが勃発!?

     あと1ゴールに迫ったJ1通算20,000ゴール。清水のゲームを含む2試合がほかに先駆け金曜日に行われるため、この日に決まる可能性が高い。そのため、チーム内でも20,000ゴールを巡る争い(?)が勃発しそうだ。

     最有力と見られるのは、チョン・テセだろう。J1通算13,500ゴールを決め、また昨季はJ2通算15,000ゴールも決めている。今回も「歴史に名を刻みたい」と意気込む。現在はチーム内得点王となる4得点を挙げており、確率の上からも高いことは間違いない。今節は古巣対決でもあり、思いはさらに強い。

     2トップを組む金子翔太も20,000ゴールを狙う一人。「メディア的には、テセさんが取ったほうが面白いんでしょうけど…。20,000ゴールには興味がある」と、控えめながら虎視眈々と狙っている。3月30日に入籍したばかりで、新婚1号をメモリアルゴールにしたいところだ。

     村田和哉は、「10,000ゴールを決めた野洲高の先輩(前田雅文・現関西大サッカー部監督)に続きたい」と話す。14年には等々力陸上競技場でJ1残留をつなぐ逆転ゴールを決めており、相性の良い土地でゴールを狙っている。

     相性の良さで言うと、六平光成にも期待が懸かる。同じく14年の等々力で、観戦に訪れていた父・直政さんの前でプロ初ゴールを決めた。直政さんは今回観戦に来られないようだが、プロ2ゴール目はこのタイミングになるか。

     ただ、その全員が強調するのは、チームの勝利が前提だということ。20,000ゴールを清水の選手が挙げた上で、勝ち星を一つ先行させたい。

    文:田中芳樹(エル・ゴラッソ清水担当)

  • 長崎戦で福岡を勝利に導いた坂田大輔の責任と解放のゴール

    長崎戦で福岡を勝利に導いた坂田大輔の責任と解放のゴール

     J2第8節の長崎戦で決勝ゴールを奪った福岡の坂田大輔(写真中央)。これは坂田にとって今季出場7試合目にして初めのゴールだった。

    「今季はここまですべて途中出場なので7試合での初ゴールが早いのか、遅いのか判断は自分にはできない」という坂田。しかし、7試合トータル84分間の出場で1得点という数値は決して悪くない。もっとも、坂田は初得点が遅いか早いか、あるいは時間に対する得点率などにはあまり興味がない様子だった。

    「第7節・町田戦の敗戦(1◯3)は見ている人はもちろん、僕たち選手もかなりのショックを受けた。僕もかなり長い間プレーしてきたが、あんな負け方をしたのは初めて。しかも、僕が入る時点(85分)でチームは1-0とリードしていた。つまり僕が入ったあとに3点を奪われたということ。それに関して本当に強い責任を感じていた」

     長崎戦、76分に石津大介に代わってピッチに入った坂田は井原正巳監督から「町田戦の借りを返してこい」と言われて送り出されたと言う。結果、駒野友一の右CKをきれいに頭で合わせてネットを揺らした。仲間に祝福されながら見せた笑顔には歓喜だけでなく、きっと自責の念からの解放という安堵の色も入り混じっていたのだろう。

     

    文:島田 徹(エルゴラッソ福岡担当)

  • 熊本の清川監督、J初ゴールを挙げたFWグスタボの手綱を引き直す

    熊本の清川監督、J初ゴールを挙げたFWグスタボの手綱を引き直す

     熊本が復興支援マッチとして臨んだ前節の松本戦で加入後初スタメンを勝ち取り、開始7分に先制点を挙げたグスタボ。みごと期待に応えた形で、その後もパワフルな突破からチャンスを作るなど、これから大いに得点に絡んでいく可能性を感じさせるプレーを見せた。

     当然、本人にとっても自信がつくゴールだったはずだが、オフ明けの19日の練習では、清川浩行監督曰く「ちょっと浮かれていたところがあった」とのことで、ポルトガル語のできる小宮万里夫フィジカルコーチをとおして、少し“お説教”が入った。

    「前の試合では持っているものを出してくれたけど、まだ初スタメンで1点取った“だけ”だし、これを維持するにはトレーニングからしっかりアピールしてもらわないといけない。何もせず、ただ『点を取ってきて』という選手ではない」

     その効果もあってか、20日の練習では再びひたむきなプレーでアピール。「守備のときの寄せのタイミングなどはもっと整理しないといけないが、それでも行ったときの迫力、圧は相手にとってはイヤでしょう」と指揮官は期待もかける。

     アン・ビョンジュンが負傷離脱したことでグスタボに求められるものも大きくなるが、周囲との連係が深まればさらに面白くなりそうだ。

    文:井芹貴志(エルゴラッソ熊本担当)

  • 東京VのGK柴崎貴広が気になっている、今節の相手・群馬のベンチに座る人

    東京VのGK柴崎貴広が気になっている、今節の相手・群馬のベンチに座る人

     22日に行われるJ2第9節・群馬戦を前にして、東京Vには相手ベンチが気になっている選手がいる。

     「群馬には、あの人がいるから…」。声の主は、ここまで先発フル出場を続けているGK柴崎貴広だ。彼の言う「あの人」とは、群馬のシュナイダー潤之介GKコーチ。柴崎にとっては、チームメートだった横浜FC時代にお世話になった人物である。

     「向こうでは『徹底してGKを突け』と言われているかも。セットプレーも指導しているだろうから、そこを突いていって、落胆させたい。ショボンとしている姿を見られるように(笑)」

     シュナイダーGKコーチは横浜FC時代、頼りがいがあり、後輩の面倒見も良い主将だった。柴崎は群馬戦後、相手ベンチに笑って向かうことができるか。3試合ぶりの勝利、それに失点ゼロを目指す。

    文:田中直希(エル・ゴラッソ東京V担当)

  • 森脇良太の矜持。札幌DF福森晃斗に対し、攻撃の起点作りは「負けたくない」

    森脇良太の矜持。札幌DF福森晃斗に対し、攻撃の起点作りは「負けたくない」

     DF森脇良太が札幌DF福森晃斗への対抗心を覗かせた。

     森脇と福森は、左右は違えど同じ3バックのストッパーというだけではなく、正確なキックを武器に攻撃の起点になっているという点でも共通している。

     森脇は特に正確なキックで攻撃の起点となり、前々節の仙台戦ではMF関根貴大にファンタジスタのような絶妙なスルーパスを通して得点を導き、前節・FC東京戦でも結果として決定機にはつながらなかったが、鋭く正確なサイドチェンジを何本も通していた。

     札幌戦を2日後に控えた20日、森脇は福森について「どういうタイプか分からない」と前置きしながら、「キックに非常に魅力があると聞いている。去年、レッズがオファーしたという情報も流れていたけど、そうやって声が掛かるというのは間違いなく良い選手だということ」と続けた。

     森脇は昨季開幕前、DF遠藤航やDFブランコ・イリッチ(現オリンピア・リュブリャナ)の加入によって、先発予想で複数のメディアに外され、その悔しさを発奮材料として浦和加入後最高と言えるほどのパフォーマンスを披露した。それだけに、浦和が獲得を打診したとされる福森は「分からない」ながらも、気になる存在なのかもしれない。

    「対戦相手ではあるけど、良い部分は盗んでいきたい」と福森を立てたところが実は根が真面目な森脇らしかったが、特に攻撃の起点となるキックに関しては「負けたくないですね」と一言。守備陣としてリーグ3試合連続の無失点を意識するとともに、積極的な攻撃参加と福森以上のキック精度でチャンスメークを狙う。

    文・写真:菊地 正典(エルゴラッソ浦和担当)

  • 大阪ダービーを振り返った、元C大阪の武田博行と元G大阪の二川孝広。果たしてその感想は?

    大阪ダービーを振り返った、元C大阪の武田博行と元G大阪の二川孝広。果たしてその感想は?

     16日に行われたJ1第7節の“大阪ダービー”は、後半ロスタイムに倉田秋がゴールを挙げてG大阪が2-2に追い付くという、ダービーらしい好勝負となった。

     その熱戦をしっかりチェックしていたのが、昨季までC大阪に所属していた東京VのGK武田博行だ。

     今季初ゴールを含む2得点を挙げた杉本健勇について、「すごい! でも、もっとやれる選手。昨季はほんまに途中からチームを引っ張っていた。もともと能力は高いし、違いを出せる選手ですから」と後輩にエールを送っていた。

     …という話をしている側で、「セレッソ、勝てへんかったね」と武田に声を掛けたのが、昨季途中までG大阪に長く在籍していた二川孝広だ。

     自身が着けた“背番号10”を受け継いだ倉田については「あそこで(同点ゴールを)決めるんですから、すごいっすよね」と一言。ダービーで結果を残した後輩の勝負強さについてコメントした。

     二人は、ともに負傷で離脱中。近いうちに復帰見込みとのことで、ここからチームに貢献するべく調整を続ける。

    文:田中直希(エル・ゴラッソ東京V担当)

    大阪ダービーを振り返った、元C大阪の武田博行と元G大阪の二川孝広。果たしてその感想は?

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