EL GOLAZO(エルゴラッソ)FLASH NEWS

2017.4.25(Tue)

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  • 取材陣の食事を気遣う優しき男。清水のブラジル人助っ人カヌ

    取材陣の食事を気遣う優しき男。清水のブラジル人助っ人カヌ

     カヌの優しさを垣間見ることになった。

     12日のルヴァンカップ第2節・札幌戦で清水デビューを果たしたカヌは、26日の第3節・仙台戦の出場も濃厚。試合前日の25日、そのカヌのコメントを取ろうとしたのは昼の12時過ぎだった。記者室に招き入れて話を聞くことになったが、カヌの第一声は、

     「昼ごはん食べてなくて大丈夫ですか?」

     という一言。記者陣がほっこりしたのは言うまでもない。

     カヌは本職のCBではなく、清水ではボランチとして期待されており、「チームのコンセプトを理解することに一番気を使っている」と奮闘の日々。加入当初からけがに悩まされ続け、ようやく出場したのが札幌戦だった。セットプレーのターゲットとしてチャンスを作ったが、チームは敗れて2連敗。「ルヴァンカップはまだ勝てていないので、アウェイでも勝ち点3を取りたいし、明日の試合で結果を出して、週末のリーグ戦に出場できるようにしたい」と意気込みを語った。

     取材が終わり、部屋を出るとき。「ご飯食べてくださいね」と、最後まで記者陣に気遣いを忘れないカヌだった。

     

    文・写真:田中 芳樹(エルゴラッソ清水担当)

  • 誕生日を迎えた金沢唯一のブラジル人選手メンデス。「日本での生活も長いので寂しさはない」

    誕生日を迎えた金沢唯一のブラジル人選手メンデス。「日本での生活も長いので寂しさはない」

     25日、金沢のブラジル人DFメンデスが22才の誕生日を迎えた。

     金沢でのプレーも3年目を迎えるメンデスは「一生懸命、自分の仕事に取り組みたい」と22才の抱負を述べ、今季のサッカーについて「一つだけでなく、いろいろなところが昨季とはだいぶ変わった」と話した。ポジションはCB。「もちろんパワーがないといけないし、頭を使って賢くプレーしないといけない。マーキングにおいて自分の力を最大限に発揮できると思う」と自信をのぞかせる。

     今季はチーム唯一のブラジル人選手となったが、「日本での生活も長いので寂しさはない」という。ここまで出場機会を得られていないからこそ、「自分の力を出し切って」アピールしていく。

     

    文・写真:野中 拓也(エルゴラッソ金沢担当)

  • “笑いの決定率100%”冨田大介が40歳に。「独身で40代を迎えてしまいました…(笑)」

    “笑いの決定率100%”冨田大介が40歳に。「独身で40代を迎えてしまいました…(笑)」

     40歳を迎えた徳島・冨田大介の初練習。リカルド・ロドリゲス監督は「(同じ)40代! 40代の選手を教えるのは初めて」。

     チーム最年長の冨田が4月24日に誕生日を迎え、今節・千葉戦に向けたオフ明けが40代の初練習となった。冨田が誕生日を迎えていたことを知ったロドリゲス監督は、水をかける仕草で祝福した。

     ちなみに、誕生日は淡路島の温泉に浸かって優雅に過ごした様子。「独身で40代を迎えてしまいました…(笑)」。いつなんどきも人を楽しませる、ちょっとした一言を忘れないエンターテイナー。笑いの決定率100%、これぞトミダイこと冨田大介の真骨頂である。

    文・写真:柏原敏(エル・ゴラッソ徳島担当)

  • 多くを教わった先輩とのマッチアップへ。竹内彬が語る、“FW闘莉王”の脅威性

    多くを教わった先輩とのマッチアップへ。竹内彬が語る、“FW闘莉王”の脅威性

     名古屋でプロデビューした当時、名だたる先輩たちから多くのことを教わったというDF竹内彬。その先輩の一人であるDF田中マルクス闘莉王と、J2第10節・京都戦で、意外な形でのマッチアップが実現しそうだ。

     第8節・愛媛戦からFWで出場している闘莉王は、その試合でいきなりハットトリック。続く第9節・松本戦でも見事な反転シュートで先制点を挙げており、今週末の大分戦でもFWで先発する可能性が高いと見られる。

     闘莉王のゴール映像を見た竹内は「トゥーさん(闘莉王)はシンプルに強い。相手DFが、やられるという恐怖心から自分のではないタイミングで跳んでしまって、ボールに触れずに胸トラップされ、自ら傷口を広げてやられるシーンを何回も見た」と警戒。「でもトゥーさんだけと試合するわけではないので、ほかの部分でもボールを動かし相手を走らせたりして、常に上回っていければ」とチームとしての勝利を期す。

    「最終ラインでパスを回したところで、闘莉王さんは走りますかね?」と訊ねると「分からない。その日によって違うので」と竹内。すがすがしいまでに「闘莉王対策はない」と言い残し、クラブハウスへと引き上げていった。

    文・写真:ひぐらしひなつ(エルゴラッソ大分担当)

  • U-20日本代表のエース・小川航基、同世代のライバルを意識。「自分がこの世代一番手のFWだと示す」

    U-20日本代表のエース・小川航基、同世代のライバルを意識。「自分がこの世代一番手のFWだと示す」

     磐田の小川航基が25日、翌日に迫ったルヴァンカップ第3節・FC東京戦への意気込みを語った。

    「アピールする絶好のチャンスなので、明日は楽しみでしかない。ゴールにも近付いていると思うし、あとは最後決め切るところだけ。自信はある。FC東京は強いけど、それも含めて楽しみ。チャレンジャー精神で、引かずにガツガツやりたい」

     来月にはU-20W杯が開幕する。小川航はU-20日本代表のエースだが、危機感は持っている。代表チームのライバルの名を引き合いに出し、こう語る。

    「(京都の岩崎)悠人にしても(FC東京U-18の)久保(建英)くんにしても所属クラブで試合に出ている。そういう中で、自分がこの世代の一番手のFWなんだというのを示さないといけない」

     世界大会での活躍が期待されるが、まずは強豪・FC東京からゴールを奪うことで自身の価値を証明したいところだ。

    文:青木務(エルゴラッソ磐田担当)

  • オフに誕生日を迎えた“クールな22歳”小屋松知哉。チームメートからの手荒い祝福を回避し、「オフで良かった(笑)」

    オフに誕生日を迎えた“クールな22歳”小屋松知哉。チームメートからの手荒い祝福を回避し、「オフで良かった(笑)」

     チームがオフだった4月24日に誕生日を迎えた小屋松知哉。誕生日から一夜明けた25日の練習後は、サポーターから贈られたプレゼントを両腕いっぱいに抱えて引き上げてきた。

     22歳になった感想を聞くと、「『歳を取ったな』という感じがするだけ(笑)。ずっと『若くない』という気持ちでやっているし、(22歳になっても)そこは変わらない」と、普段の言葉からもサバサバした性格をうかがわせる小屋松らしいクールな答えが返ってきた。

     誕生日当日の選手がいる練習場ではウォーターシャワーなどでチームメートが手荒く祝福するのが恒例だが、誕生日がオフの日だったのでそれはなし。だがそのことについても、「やられるとうれしい部分もあるけど、そういうのは苦手といえば苦手。オフで良かったかなと思っています(笑)」と胸をなで下ろす。

     また、名古屋時代からの大先輩である田中マルクス闘莉王も、奇しくも小屋松と同じ4月24日が誕生日。「一緒にパーティーはしなかった?」との問いには、「それは、さすがに…。トゥーさん(闘莉王)もそういうのは苦手なタイプなので、静かにしていました(笑)」と、苦笑を浮かべながら答えていた。

    文・写真:川瀬太補(エル・ゴラッソ京都担当)