EL GOLAZO(エルゴラッソ)FLASH NEWS

2017.5.4(Thu)

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  • さいたまダービーの英雄・茨田陽生が見据える札幌戦

    さいたまダービーの英雄・茨田陽生が見据える札幌戦

     前節、浦和との“さいたまダービー”で決勝点を挙げた茨田陽生のもとには、多くの反響があったという。初のダービーで叩き込んだスーパーゴールはDAZNの週間ベストゴール1位に選出。浦和GK西川周作がシュートを称賛していたと聞くと、「うれしいですね。代表の選手からそんなこと言われないので」と照れ笑いを浮かべた。

     まさに本当の意味で大宮の一員となった茨田にとって、今節・札幌戦は継続が問われる一戦。浦和戦はダービーという特殊な状況下でチーム全体がテンション高くプレーしていたが、その意識をどれだけ持続できるか。茨田は中心選手としての自覚を持って、次のように今節を位置付けた。

    「状況は変わっていないので、やることはただ一つ。勝ちに対してどこまでどん欲にできるかというところだと思います。ダービーだろうが、札幌戦だろうが、どことの試合だろうが、そのテンションでやっていかないと最下位を抜け出すことはできない。次も同じようなテンションでやることが大事かなと思いますね」

     激しく守り、球際で少しでも優位に立ち、サッカーの本質的な部分で上回りながら、堅実にもう一度積み上げていく。それがここから挽回し、さらに上を目指していくための理想的な流れになる。

    「焦って急にポゼッションできるチームになるのは難しいことではありますし、一歩ずつ、試合を重ねながらやっていければなと思います。しっかり大宮らしさを出して、その中で一歩ずつやっていけば本当に力になってくると思いますし、その積み重ねが新しい大宮になっていくと思っています」

     その中心となり、大宮の新たな形を作り出していくつもりだ。

    文:片村光博(エルゴラッソ大宮担当)

  • 古巣・横浜FM戦で先発の可能性が高まる鳥栖DF小林祐三。その胸中を語る

    古巣・横浜FM戦で先発の可能性が高まる鳥栖DF小林祐三。その胸中を語る

     これまでリーグ戦で先発を張ってきた鳥栖のDF藤田優人が3日のルヴァンカップ第4節・神戸戦で先発したことで、リーグ戦今節ではDF小林祐三の先発出場の可能性が高まっている。先発となれば鳥栖に移籍後、リーグ戦では初。しかも、その相手が昨季まで所属していた古巣の横浜FMとなる。「手術が決まってから、もちろん横浜FM戦の日程も頭に入っていた。もっと早く復帰と自分の中では思っていた。このタイミングになっていろいろと縁を感じるけど、平常心を奪うものは徹底的に排除して試合に臨みたい」と話した。

     試合では横浜FMのキーマンである齋藤学とのマッチアップも予想されるが「完勝しようという気持ちはないし、完全に抑え込んでやろうとかそういう変な気持ちはない。普通にやれればいい」と平常心を強調した。「あまり(齋藤)学、学という感じになり過ぎないこと。程良い感じがいいと思う。バランス良く人を配置して、みんなが頭の中に学の存在を入れておくくらいでちょうどいい」と対横浜FMでの守備のイメージについても語った。

     今季ここまで鳥栖は、リーグ戦9試合中7試合で先制しながら勝ったのは3試合のみ。堅守復活へ小林に懸かる期待も大きいが、「まずは責任感を持ってプレーしたい。変えられるところは小さいかもしれないけど、ディテールを変えていくことでもしかしたら大きく変わるかもしれない。別に自分は救世主でも何でもないので、いつもどおり丁寧にプレーしたい」と抱負を語っている。「(横浜FMへの)思いはあるけど、34試合のうちの一つ。チームの勝利に貢献できるように頑張りたい」、そう語る小林が鳥栖の勝利のために横浜FM戦に向かう。

     

    文・写真:杉山 文宣(エルゴラッソ鳥栖担当)