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ACLグループステージ突破のための大一番に大黒柱・中村憲剛が復帰
川崎Fは8日、翌日に行われるACL第6節・イースタンSC戦に向けた公式練習を実施。けがで欠場していた中村憲剛もチームに合流し、イースタンSC戦に向けて最終調整を行った。
腰痛のため4月30日に行われた明治安田J1第9節・C大阪戦から2試合メンバー外が続いていた中村だが、前節・新潟戦の翌日からチームの練習に合流。イースタンSC戦へ向けて調整を続けてきた。8日の公式練習後の囲み取材では「(出られるところまで)到達した。大丈夫そうです」と復帰できる状況が整ったことを説明。「とりあえずゲームにはいけると思います」と実戦復帰への手ごたえを語った。
ACLのグループステージ突破に向けて負けられない一戦(勝てば突破決定、引き分ければ他会場次第、負ければ敗退)。「ホームでできるし、90分の中で勝ち切ることが明日のテーマになると思う。ここでまた一つ予選突破を決めて上にいきたい」と中村。大黒柱の復帰がチームを活性化させることは間違いないだろう。
3位からの逆転突破へ。川崎Fの運命の一戦は、明日の19時半に等々力陸上競技場で幕を開ける。
文:林遼平(エルゴラッソ川崎F担当)
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大宮の黒川淳史がU-20日本代表候補に選出。「刺激を得てチームに還元したい」
8日、黒川淳史がU-20日本代表候補トレーニングキャンプのメンバーに選出された。U-20W杯のメンバー入りは逃したものの、東京五輪に向けて期待されていることには変わりなく、黒川自身も「(昨年12月の)アルゼンチン遠征以来に呼ばれて、徐々に体もフィットしてきた中でもう一度アピールしたい」と強い意欲を示す。
また今回のチームでは年長者となり、今までよりも中心としての期待が懸けられていることも間違いない。大宮の現状も踏まえ、「チームがこういう状況なので、ほかからも刺激を得てまたチームに還元できるようなものを持って帰ってきたい」という思いも持ちながら、トレーニングの行われるJ-GREEN堺へと向かうつもりだ。
「早生まれで呼ばれていて、年齢も一番上になる。チームを引っ張る気持ちも持っていきたい。それとずっとここ(大宮)でやっていたので、いろいろなチームのやり方や特長が出ると思うので、その良い部分も盗めたらいいと思っています」
10日のルヴァンカップ・FC東京戦に帯同できないのは痛手だが、ここで新たな成長の糧を得て、経験値をチームのために生かせるのならば、今後の大宮にとってもプラスになる。収穫の多いキャンプになることを期待したい。
文:片村光博(エルゴラッソ大宮担当)
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名波監督が静岡ダービーの重みを力説。「どんな状況でも負けてはいけない」
磐田の名波浩監督が8日、ルヴァンカップ第5節・清水戦に向けて意気込みを語った。
今季公式戦で2度目となる“静岡ダービー”。4月のリーグ戦では4万人以上の観客が詰めかける中、3-1と勝利を収めた。
今回はカップ戦での激突となるが、勝利が求められるのは言うまでもない。「静岡ダービーにどれだけの重みがあるかはトレーニング前にも選手たちに伝えた。ダービーはどんな状況でも負けてはいけない。しぶとく勝ちを拾えれば」と、名波監督は言葉に力を込めた。
磐田はルヴァンカップで2連勝中。FC東京、柏という強豪から勝ち点3を奪い、選手たちは手ごたえを得ている。清水とのライバル対決を制すれば、自信はさらに深まるはずだ。ダービーでの勝利は、それだけ大きな価値がある。
文:青木務(エル・ゴラッソ磐田担当)