EL GOLAZO(エルゴラッソ)FLASH NEWS

2017.5.10(Wed)

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  • 愛媛の間瀬秀一監督がこだわる“ゴールデンタイム”

    愛媛の間瀬秀一監督がこだわる“ゴールデンタイム”

    「よし、アミノ酸摂ろう!」

     日々の練習で聞かれる間瀬秀一監督のこの言葉はもはやチームの全体練習終了の合図のようなものだ。

     今季より愛媛の選手たちは練習後、激しいトレーニングでの疲労回復を促すためにアミノ酸を摂取している。ピッチ上に用意された選手個々のピルケースから各々がアミノ酸を手に取り、水と一緒に一気に体内に流し込む。それはすっかり選手たちの日課になっているのだが、それでも間瀬監督は毎日必ず言葉で選手たちにそう伝えている。というのも、間瀬監督曰く「数分摂るのが遅れると、その後の回復が数時間遅れる」と、その摂取のタイミングがかなり大事であるからだ。

    「(摂取の)ゴールデンタイムというのがあって、負荷の高い練習が終わった最初の30分で栄養を取り込んで回復しないといけない。練習が終わって、クールダウンだ、ジョグだ、監督がしゃべるとかしていたら、すぐに15分、30分が過ぎてしまう」(間瀬監督)

     この試みは間瀬監督自身が14年にS級コーチライセンス講習時にフィットネスインストラクターの仕事をしていたときに知り、昨季まで指揮を執っていた秋田でも行なっていたという。

    「味はまずい」(間瀬監督)らしいが、「この間の3連戦も戦えていたし、効果は出ているのかなと思う。ほかと同じことをやっていても差は縮まらない。良い取り組みだと思う」(白井康介)と選手らからもおおむね好評のようだ。

    文・写真:松本隆志(エルゴラッソ愛媛担当)

     

  • 「世界へ羽ばたけ!」。U-20W杯へ向かう岩崎悠人に手渡された“魂の日の丸”

    「世界へ羽ばたけ!」。U-20W杯へ向かう岩崎悠人に手渡された“魂の日の丸”

     開幕が10日後に迫っているU-20W杯。U-20日本代表の一員として参加する岩崎悠人は10日の練習を最後に京都を離れ、11日から静岡で行われる直前合宿に合流する。10日の練習後、その岩崎に布部陽功監督からサプライズプレゼントが手渡された。

     そのプレゼントとは、「世界へ羽ばたけ!」、「大胆に」といった、選手やチームスタッフのメッセージがしたためられた日の丸。実はこの日の丸、大会前に京都のユニフォームでプレーする最後の試合だった7日のJ2第12節・讃岐戦後に、サポーターから岩崎へ贈られたもの。はなむけの品を大事そうに受け取った岩崎は、それを携えて決戦の地である韓国に向かう。

     「待ち望んでいたし、いよいよという感じ。とにかく運動量を生かして、相手の守備陣を混乱させたい」と、U-20W杯への抱負を語った岩崎。サポーター、チームメートの思いがこもった“魂の日の丸”は、何よりも心強いお守りとなることだろう。

    文・写真:川瀬太補(エルゴラッソ京都担当)

    「世界へ羽ばたけ!」。U-20W杯へ向かう岩崎悠人に手渡された“魂の日の丸”

  • 古巣・仙台戦で先発復帰へ。ハモン・ロペス「いま守るべき色は黄色」

    古巣・仙台戦で先発復帰へ。ハモン・ロペス「いま守るべき色は黄色」

     リーグ開幕戦・鳥栖戦以来、ルヴァンカップ第5節・仙台戦でハモン・ロペスが先発出場を果たす可能性が高まっている。

    「いまの自分はここでプレーしているわけだから特別な感情はない。良い試合をして勝ちたいという気持ちでいるだけ」

     初めて迎える古巣戦、そして2年半の間、本拠地としてプレーしたユアスタに対戦相手として降り立つ心境を問われると、そう冷静に話した。

     しかし、仙台の守備陣に関して話が及ぶと、「非常に空中戦の強い選手も多いし、守備に関してはJ屈指のラインナップだと思う」と背番号20。「(仙台は)一緒にプレーした選手はいるし、昨季からシステムを変えている流れもあるので、自分が出場した際はSBの後ろに流れる相手のギャップを突くような動きは、非常に意表を突く動きになるのではないか」とプレーのイメージを膨らませる。

     復帰後もここまでは多くの時間をプレーしたわけではなく、本人も「まだ万全な状態ではない」と話すコンディション状態だが、ボールを持てば何かやってくれそうな雰囲気は常に漂う。

    「仙台は日本で最初に扉を開いてくれた。自分にとっても本当に思い出深いチームでもあるので、その相手から点を取ることに関しては特別な思いは当然ある。レイソルの一員としてここにいる限り、いま自分が守るべき色は黄色だと思う。相手は仙台になるけど、まずはしっかり自分の役割を全うして、得点を決めてチームが勝てるようにしっかりと準備をしたい」

     爆発が待たれるレフティーモンスター。柏加入後の初得点が、古巣への恩返し弾というのも決して悪くない。

    文・須賀大輔(エルゴラッソ柏担当)