EL GOLAZO(エルゴラッソ)FLASH NEWS

2017.5.13(Sat)

May
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
  • リーグ初先発を狙う飯田貴敬。チアゴ・アウベスと手をつないで登場も、”疑惑“は完全否定

    リーグ初先発を狙う飯田貴敬。チアゴ・アウベスと手をつないで登場も、”疑惑“は完全否定

     前節・G大阪戦で右足首を捻挫した松原后の出場の可否は、試合前日の13日となっても回復具合を見てからという状況。プランBとして浮上しているのは飯田貴敬の左SB起用だ。大卒ルーキーの今季リーグ初先発は、リーグ4戦勝ちなしという大事な時期に来るかもしれない。そんな飯田にお茶目な一面が。

     12日の練習でのこと。番記者陣が練習場で選手を待っていると、飯田はチアゴ・アウベスと楽しそうに手をつなぎながらピッチに現れたのだ。「(アウベスが)いつもは軽く叩いてくるが、あのときは離してくれなかった」(飯田)。文字にすると微妙な感じがするが、要は陽気なアウベスがふざけてやった行為に乗っかったというのが真相だそう。「深い意味はない」と本人も“疑惑”を完全否定している。

     サッカーに話を戻すと、飯田は試合前日の非公開練習の中でも「紅白戦でもすごく良かった」と小林伸二監督が絶賛するように、今節に向けコンディションの良さを見せている。また、「チアゴがうまく飯田を使っていたと思う」(小林監督)と話すように連係面も問題はなさそうだ。飯田はA契約の条件となる450分出場まで残り72分。今節中にプロとしての最初のハードルを飛び越えるのかに注目だ。

    (写真左:チアゴ・アウベス、右:飯田貴敬)

    文・写真:田中芳樹(エル・ゴラッソ清水担当)

  • 神戸MFウエスクレイ、元同僚ペドロ・ジュニオールを警戒も「彼だけ注意しても解決しない」

    神戸MFウエスクレイ、元同僚ペドロ・ジュニオールを警戒も「彼だけ注意しても解決しない」

     14日に首位・鹿島との一戦を迎える神戸。上位に食らいついていくために大切なゲームとなり、チームの勝利への意気込みは強い。同時に、昨季まで神戸に在籍したペドロ・ジュニオールとの対戦という側面もある。

     ネルシーニョ監督は今季のペドロのパフォーマンスについて、「個の能力が秀でている。スピードもあるし、前線での仕事の目的がはっきりしている。何試合か見たが、キレもあるし、特長を出している。相手としてしっかりと注意して対応しないといけない」と語った。

     さらに、昨季のチームメートだったGKキム・スンギュは「ドリブルのスキルの高い選手」と評する。このドリブルに関しては以前、松下佳貴が、ペドロが相手選手と交錯しても「ボールがペドロのところにこぼれていた」と今なお不思議そうに振り返るなど、身をもって体感。そして、岩波拓也は「スピードがあるし、カウンターの起点にもなる。一人で点を取れる選手だし、しっかりとつぶさないといけない」ことを強調している。

     今季新加入のウエスクレイにもペドロについて聞くと、「12年に一緒にプレーしているので、よく知っている」という。ブラジルのゴイアス州ゴイアニアを本拠とするビラ・ノバでチームメートだった二人。「そのときといま、経験を積んで成長した彼は別人かもしれない。素晴らしい選手であることは(神戸の)みんなが知っている」と警戒心を強めた。

     その上で、ウエスクレイは「彼だけを注意しても解決しない。全員を意識して戦いたい」とも述べ、鹿島攻略に懸けるチームの総意を代弁していた。

    文:小野慶太(エル・ゴラッソ神戸担当)

  • ラファエル・シルバ、古巣・新潟戦への特別な思いを語る

    ラファエル・シルバ、古巣・新潟戦への特別な思いを語る

     「特別な思いがある」新潟戦。ラファエル・シルバは全力を尽くす

     「それは喜び」。浦和のラファエル・シルバはそう断言した。

     14日に行われる新潟戦は、シルバにとってプロキャリアで初めての古巣対決。かつて愛した新潟の地でのプレーは彼にとって「普段のJリーグとはちょっと違って特別な思いがある」試合だ。

     6勝1分3敗で2位の浦和に対し、新潟は1勝2分7敗で降格圏の17位。現在の新潟の状況はシルバにとっても「(ブラジル時代から知っている)チアゴや(小泉)慶とはよく連絡を取っているし、慶とは1週間前に電話で話したけど、サッカーの話はしたくない」と気遣うほどのことだが、試合となれば話は別だ。

     新潟相手にゴールをしたらどんな気持ちになると思うか。そう問われたシルバは即答で冒頭の答えを発した。そして「相手をリスペクトした上で本気で試合をさせてもらうので、非常にうれしく思うだろう。古巣を相手に得点できたら特別な気持ちになると思うし、逆にそれは彼らへの恩返しになる」。

     古巣が苦しんでいるからと言って手を抜くつもりなど毛頭ない。全力で戦うことこそが、新潟へのリスペクト。そして「忘れてはいけないのは、僕らも連敗を脱出するためにすべてを懸けるということ。その気持ちが一番先に来る」。

     チームのリーグ戦の連敗を『2』で止めるため、自身3試合ぶりのゴールを決めるため、新潟に関わる人への感謝の気持ちを示し、浦和に関わる人に期待に応えるため、シルバは新潟で全力を尽くす。

    文:菊地正典(エル・ゴラッソ浦和担当)