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千葉のDF岡野洵が踏み出した一歩。「最後までスタメンは譲らない」
13日のJ2第13節・長崎戦で今季初先発初出場を果たした千葉のDF岡野洵。「やったりますよ」と気合十分で臨んだ一戦で、言葉に違わないパフォーマンスを披露。5-0での大勝に「チームが勝てたことが何よりうれしいし、(個人的には)少しでもチームに貢献できたこともうれしかった」と充実感をにじませる。
ルーキーイヤーの昨季はリーグ終盤に定位置をつかみ、今季は「フルで出るつもりだった」と飛躍のシーズンとするはずだった。しかし、フアン・エスナイデル監督の高次元の戦術に戸惑い、プレシーズンでのアピールに失敗。「失敗してもいいから思い切ってやればよかったが、自分の売りを出せなかった」と反省する。それでも、育成組織出身の俊英は腐らなかった。出場機会を得られないまま、開幕から2カ月あまり過ごす間、「やるべきことをやっていたつもり。監督だけではなく、強化やコーチ陣も意識を見てくれていた」と努力の末につかんだ初先発と捉える。
長崎戦ではカウンターを受けた場面で、持ち前のスピードでピンチの芽を摘むなど堂々とプレー。相手エースのFWファンマにも仕事をさせなかった。約5カ月ぶりのフクアリで、サポーターが作る雰囲気には「最高っすね。あそこに立たないと分からないことがある。勝利の後押しになったし、自分の憧れのピッチなので楽しくプレーできた」と振り返る。
やっとつかんだチャンスを逃す気は毛頭ない。「自分は最後までこのポジション、スタメンを譲らない」。周囲の期待も大きい19歳は次節・東京V戦での2戦連続の先発に照準を定めている。
文:大林洋平(エル・ゴラッソ千葉担当)
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町田が『小学校開校の日』にちなんで、21日の大分戦でさまざま企画を展開!
突然ですが、『小学校開校の日』をご存知でしょうか?
実はJ2第15節・町田vs大分が開催される5月21日は、1869年同日に京都市で日本初の近代小学校『上京第二十七番組小学校』が開校した日なんです。同小学校は住民が自分たちで開校のための資金を用意して建てた小学校で、5月21日はそれを記念して『小学校開校の日』と呼ばれています。
なお、大分戦が開催される5月21日が『小学校開校の日』であることに注目したFC町田ゼルビアは、小学生のサッカークラブ(FC町田)をルーツにしていることから、大分戦を『小学校開校の日』記念マッチデーと銘打ち、さまざまな企画を展開します。
例えば、当日は小学生限定で当日券ワンコインチケット販売を実施。全小学生を対象にホームゲーム自由席を500円で販売します。そのほかには先着1,000名様ハズレなし小学生限定特別ガラポンくじやグッズ200円割引も実施。ガラポンでは対戦相手の大分に在籍していたこともある土岐田洸平選手や増田繁人選手、髙原寿康選手ら、サイン入り使用済みスパイクも景品になっています
5月21日(日)は小学生の皆様の思い出に残るマッチデーになること間違いなし。詳細はコチラまで。試合は町田市立陸上競技場で16時キックオフです。
文:郡司聡(エル・ゴラッソ町田担当)
写真:FC町田ゼルビア
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30分間の実戦復帰。仙台の中野嘉大が練習試合・作新学院大学戦で復活へのワンステップ
仙台は15日に作新学院大学と練習試合を行い、この試合で中野嘉大が約3カ月ぶりの実戦復帰を果たした。
今季から仙台に期限付き移籍で加わった中野は、キャンプの練習試合でも得点するなど好調を維持。しかしJ1開幕を前にした2月18日の練習試合(※非公開)で左ひざ内側側副じん帯損傷の大けがを負い、治療とリハビリが続いていた。
中野は5月4日の練習から部分合流し、12日には紅白戦でもプレー。この15日の練習試合で、練習復帰後初めてとなる実戦の場に臨んだ。
30分×2本の試合形式で、中野は左のウイングバックとして1本目の30分間プレー。だが本人は「思っていたよりもできなかった。攻撃も守備も、あまり持ち味が出せなかった」と渋い顔で試合を振り返った。チームが中野とは逆の右サイドから攻め込むことが多かったとはいえ、中野自身のプレー機会は少なかった。その中でも「対人(守備)のところでやられた場面もあったし、いまは危機感のほうが大きい」と反省する。
渡邉晋監督は「不完全燃焼でしたが、30分間を無事にやれたことで、一つのステップを踏めた」と、ポジション争いの土俵に上がったことを歓迎する。中野本人は「また次の紅白戦から、やれるところを見せるしかない」と、さらに練習の中で自らを高めていく構えだ。開幕前にはレギュラー候補だったMFは、仙台での公式戦出場に向けて一歩を踏み出した。
文・写真:板垣晴朗(エルゴラッソ仙台担当)
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湘南との決戦を前に悩む井原正巳監督。導き出される答えに要注目!
「ギリギリまで悩んで答えを出します」
今節の湘南戦を前に井原監督がうなっている。理由は「システムが毎試合変わる」、「いろいろなポジションでプレーできる選手が多いので配置が読めない」、「もともと変化が多い上に、中3日の試合でさらに選手の選考が読みづらい」と、湘南が予測をしづらいチームだから。
加えて自分たちの中にも迷う要素がある。まずは選手起用。ゴールデンウイーク中の3連戦における2試合目、徳島とのアウェイゲームでは山瀬と駒野のベテラン二人を完全休養させ、松本とのアウェイ戦に備えた。今回も湘南と第15節・金沢戦とアウェイが二つ続く3連戦。前回と同様に二人を休ませるのか。さらに松本戦と岡山戦の2試合連続で先発した坂田とジウシーニョも井原監督が言うところの『オジサンたち』だ。それぞれが良いパフォーマンスを見せただけに休まるべきかどうかの判断も難しい。ましてや首位チームが相手だ。
さらにさらに「町田戦と熊本戦の前半は湘南のシュート数が少ない。いずれも4バックの相手。しかも、ウチが去年2勝したのもいずれも4バックだった」と、3バックでいくべきか、4バックでいくべきかの検討も加わる。
さて、指揮官はどんな答えを導き出すのか。
文:島田徹(エル・ゴラッソ福岡担当)
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[本日のエルゴラッソ1面]怒涛の柏
[明治安田J1第11節 マッチレポート]
■FC東京 vs 柏
圧巻の5連勝。太陽を遮る雲は見当たらない■鹿島 vs 神戸
先制点で勢いに乗った神戸。首位・鹿島を撃破[U-20日本代表]
■U-20日本代表、決戦直前。ホンジュラス戦でコンセプトの再徹底を