-
調子を上げるU-20日本代表の舩木翔、初戦のポイントを語る
21日にU-20W杯の初戦を迎えるU-20日本代表は、17日に韓国入り。2日目となった18日は、対人トレーニングを中心に全21名がしっかりと汗を流した。練習後、初戦の南アフリカ戦に向けて強い思いを語ったのは舩木翔だ。
今季はC大阪でルヴァンカップに5試合出場。チームで着実に出場機会を増やすことで、今回の代表の座を勝ち取った。直近のルヴァンカップ第5節・新潟戦では「自分の納得いく内容ではなかった」と振り返るが、それでも「こっちに来てから磐田とホンジュラスとやって、自分は大会に向けて調子が上がってきた」と好調をアピール。舩木の視線は、すでに初戦の南アフリカ戦へと向いている。
「南アフリカのサイドには速い選手がいる。やっぱり自分のサイドをやられないということは意識してやりたい。相手はクロスからの得点という形も持っていると思うので、自分がそこで止めることができればチームも乗っていけると思う。1対1の局面を勝つか負けるかで試合の勝敗は決まってくるので、気を付けていきたい」
特徴である攻撃面では「自分たちがボールを握りながら動きの中でプレーするところは意識していきたい」と舩木。21日に迎える初戦の南アフリカ戦に向けて、左サイドを駆ける男は着々と準備を進めていく。
文・写真:林遼平(エル・ゴラッソ日本代表担当)
-
カマタマーレ讃岐、待望のクラブマスコットキャラクター誕生。しかし、名前はまだない
讃岐のクラブ公式ツイッターで「5月18日(木)12:00に公式サイトにて超重大発表」と意味深なツイート。時間を待って公式サイトにアクセスしてみると、待望のクラブマスコットキャラクター誕生のお知らせだった。
香川県のソウルフード『うどん』をモチーフとしたサッカーとうどんが大好きな元気で明るい男の子がコンセプト。だが、名前は決まっておらず、ネーミングは公募中。今節・群馬戦の会場でもネーミングを募るのだが、SNSで応募できることを公式ツイッターで発表するや否やネット上では何やら大喜利が始まってバズった。公式ツイッターの中の人も「おー。ツイッターのトレンドに入っている」、「NMB48の人にもリツイートされている」と予想以上の盛り上がりに驚きを隠せない様子。
ツイッターでの応募方法は、“#カマタマーレマスコット応募”のハッシュタグを記載。記者も後ほど個人的にツイートを試みたい。
くわしくはこちら↓
http://www.kamatamare.jp/news/2017/05/post-2177.html文:柏原敏(エルゴラッソ讃岐担当)
-
神戸FW渡邉千真、待望の今季初得点に「みんなが喜んでいる姿を見てうれしくなった」
神戸のFW渡邉千真が、14日のJ1第11節・鹿島戦で待ちに待った今季初ゴールを挙げた。
17日の非公開練習後、渡邉は「ゴールしたあとにみんなが喜んでいる姿を見てうれしくなった」と率直な心境を打ち明けた。そして、「(橋本)和が良いボールを上げてくれて合わせるだけだった。自分の駆け引きというより、ボールでうまくマークが外れた」と橋本和の繰り出したピンポイントクロスを絶賛し、感謝した。
渡邉と橋本は86年生まれの同級生。橋本は先日、第2子誕生が発表されたばかりで、“ゆりかごダンス”も予想されたが、そのシーンは訪れず。「和が言わないから…」と惑いの表情も見せた渡邉だが、「チーム一丸」が口グセの橋本だけに、互いのパフォーマンスがそれぞれの祝意のメッセージにもなったことだろう。
初得点までの期間には、履いている靴、身に着けている物を変えるなど、細かい部分で考えることもあった様子の渡邉。ただ、「サッカーのことはサッカーでしか取り戻せない。チームのためのプレーを心掛けていた」と強調し、献身的なプレーでチームを支えてきた。
鹿島戦でアンカーを務めて勝利に貢献した高橋秀人は、渡邉について「一番、神戸のためにピッチ内外でチームをまとめようとしてくれる大切な選手。それが報われてほしかったし、うれしかった」と喜び、チームを盛り立てる主将へのリスペクトを口にしていた。
文・小野慶太(エルゴラッソ神戸担当)
-
ゆりかごパフォと無敗記録の更新に成功。武藤雄樹「ゴールし続けたい」
「奥さんも喜んでくれた」。武藤雄樹はそう言って笑った。
前節の新潟戦、先制を許しながら自身のゴールで同点に追いついたあと、興梠慎三がゴールすると、チームメートとともにゆりかごダンス。逆転ゴールとともに、自身の第1子誕生を祝った。
4月28日に第1子が生まれた。家族が増え、「娘のためにも頑張りたい。少しでも長く活躍して、娘が大きくなるまでプレーしたい。責任感は増すし、家族のためにもレッズのためにもゴールを決めていきたい」と決意を新たにした。
また、新潟戦で浦和加入後、自身がゴールを決めた試合の無敗記録は27試合に伸びた。“不敗神話”については「チームが苦しいときに決めているかと言えばそうでもないし、そこまで大きな意味はない」としながらも、「(無敗が)なるべく続くようゴールし続けたい」と意欲的。
4月7日には古巣・仙台からゴールを奪ったが、その仙台でともにプレーし、「二人とも強さを持っているし、負けなくない」と意識する二見宏志、角田誠を擁する清水からもゴールを狙う。
文・写真:菊地正典(エルゴラッソ浦和担当)
-
「かなり汗をかきました」と横山知伸。来るべき夏に向けて札幌が暑熱対策を開始
他地域よりも気温の低い北海道をホームタウンとする札幌にとっては、夏場の暑さというのはひとつの敵になる。ここから先、徐々に夏に近付いていくわけだが、その時期をどう乗り切るかが毎年、変わらず大きなテーマとなっている。
今週末のアウェイ新潟戦当日の新潟市内の予想最高気温は現在のところ25℃だ。これから迎える高気温に向けて、18日の練習では暑熱対策としてウインドブレーカーの上着を着用して紅白戦を行った。奇しくもこの日の札幌市内も25℃近くまで気温が上がり、「かなり汗をかきました」と横山知伸。
また、夏場の気温が高い九州の鳥栖から今季加入した早坂良太は「今日くらいの気温ならば、僕としては全然暑いとは思わない。夏場の佐賀県は本当に暑いですから」と頼もしい口ぶり。しかし、「初夏に涼しい北海道から暑い本州に遠征した際にどう感じるかは、まだ経験したことがないので、やってみないと分からないですね。早めにウォーミングアップをしたほうがいいのか、逆に体力を温存したほうがいいのか。いずれにせよ、実際にやってみないと分かりません」とも話していた。
今季はまだリーグ戦ではアウェイでの白星がない札幌。「残留するためには、敵地でもしっかり結果を出すことが求められる」と横山も早坂も口をそろえていた。
文:斉藤宏則(エルゴラッソ札幌担当)