EL GOLAZO(エルゴラッソ)FLASH NEWS

2017.5.23(Tue)

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  • 札幌のGK金山隼樹。仙台戦に向けて並々ならぬ意欲を燃やす

    札幌のGK金山隼樹。仙台戦に向けて並々ならぬ意欲を燃やす

     24日のルヴァン杯グループステージ第6節、札幌はホームで仙台と戦う。札幌は現在Aグループの4位。相手の仙台は勝ち点3差で首位につけているとあって四方田監督も「グループステージ突破が懸かる試合なので、しっかり結果を出したい」と意気込む。

     そうした中で先発出場が濃厚なGK金山は並々ならぬ意欲を燃やしている。「相手は最終節に試合がないので、この試合は絶対に勝ちにくる。こちらも突破に向けて負けられないので、強い気持ちを持って戦いたい。けが人も復帰してきて、良い状態にあるので完勝したい」と語気を強める。

     ルヴァンカップでの直近試合である第4節・FC東京戦(●0-1)では攻撃の形を作ることができず、シュートゼロ本に終わるという悔しい結果となってしまった。金山はその試合を振り返って、「自分のところでうまくチーム全体を落ち着かせるようなプレーができていれば、もっと違う展開になっていたと思う。ゲームコントロールのところを意識したい」と仙台戦に向けて具体的なテーマを掲げている。

     今季はまだリーグ戦での出場こそないものの、ルヴァンカップ第3節・大宮戦では見事なロングフィードから小野伸二の得点を引き出すなど、持ち味のキックはJ1の舞台でも十分に通用することを証明している。「ルヴァンカップで勝って、リーグ戦にもつながる良い流れを作りたいし、個人としてもポジションを奪うためのチャンス。そのためにも、まずはとにかくチームの勝利を追求したい」と必勝を誓った。

    文:斉藤宏則(エル・ゴラッソ札幌担当)

  • トップチームの練習に参加したC大阪U-18の瀬古歩夢と喜田陽。「すごく可能性を感じた」とユン・ジョンファン監督

    トップチームの練習に参加したC大阪U-18の瀬古歩夢と喜田陽。「すごく可能性を感じた」とユン・ジョンファン監督

     24日のルヴァンカップ第6節・神戸戦を控えた22日と23日の練習に、C大阪U-18所属で2種登録されている瀬古歩夢と喜田陽が参加した。

    「昨日、初めて彼らを見たが、すごく可能性を感じた。面白い選手だなと思っている。特長は違うが、二人とも高い能力を持っている。サッカーに対する情熱も見える」とユン・ジョンファン監督は賛辞を送り、「二人の中の一人は明日のメンバーに入れる」ことを明言した。

     また、指揮官は、「トップチームでの練習にもすぐ慣れると思うし、機会があれば、これからも頻繁に呼んで、一緒に練習できる時間を作っていこうと思っている」とも話し、トップチームでの、継続しての練習参加も示唆した。

     ここまで、リーグ戦、カップ戦と多くの選手を起用してチームの底上げを図ってきたユン・ジョンファン監督だが、U-18の選手に対してもしっかりと目を配っている様子が伝わってきた。現在、C大阪は、U-18、U-23、トップチームとしっかりとしたピラミッドが出来上がっており、若い選手にとっては成長の糧となり得る、刺激に満ちた環境となっている。

    文:小田尚史(エルゴラッソC大阪担当)

  • チケット代を決めるのはあなた! 鳥栖が『値段のないスタジアム』を実施

    チケット代を決めるのはあなた! 鳥栖が『値段のないスタジアム』を実施

     リーグ戦の次節・札幌戦で、鳥栖はクラブ初となる『値段のないスタジアム』を実施する。

     この企画はチケット購入の際に代金を支払う必要がない。当日の試合内容、鳥栖の選手たちの姿を見た上で帰る際にゲートに設置されるボックスに来場者が自分で値段を決めて支払うというもの。金額設定は自由で、試合に満足できなければ0円というのも認められている。まさに来場者が自らチケット代を決めるという値段のないスタジアムだ。

     この企画についてマッシモ・フィッカデンティ監督は「クラブのチームに対するサポート、一つのアイディアとして、お客さんを多く集めるために企画してくれたことに感謝しています」と集客努力を図るクラブに対して感謝の気持ちを示した。また、GK権田修一は「僕らも自分たちがプレーしているのをたくさんの人に見てもらうのが喜び。そのための企画をクラブがやってくれて、そのチケットの価値を上げられるのは僕らしかいない」と話した。この企画について権田自身はおもしろさを感じているようで、「欧州の良い試合だったら1万でも3万でも払うし、欧州CLの決勝だったらすごい額でも買う人がいる。自分たちの試合にどれだけの価値があるのか純粋に興味はある」と最高価格への関心も示していた。

     権田自身、「勝ったら試合後に僕がボックスを持って(試合後のイベントである)ビアガーデンに集金に行ってもいい」と宣言した。この企画はA自由席メインスタンド、A自由席バックスタンド、B自由席、ホームサポーター席3階の4種類が該当となっている。どれだけのサポーターが集まり、どれだけの金額が集まるのか。試合だけでなくそちらにも注目が集まる。

     

    文・杉山 文宣(エルゴラッソ鳥栖担当)

  • 「勝たないと取り戻せない」。柏のGK・桐畑和繫がルヴァンカップに懸ける熱い思い

    「勝たないと取り戻せない」。柏のGK・桐畑和繫がルヴァンカップに懸ける熱い思い

     ルヴァンカップ第6節・FC東京戦は、負ければその時点でグループステージ突破の可能性がついえる大一番。この試合に向け、人一倍闘志を燃やしているのがGK桐畑和繫だ。

    「ルヴァンカップは自分の場所」と話す背番号1はここまでカップ戦にフル出場。安定したパフォーマンスで最後尾からチームを支えている。だからこそ、終了間際の失点で勝ち点を落とした第4節・磐田戦、第5節・仙台戦には責任を感じており、勝ち点3がマストなこの試合に掛ける気持ちも強い。

    「FC東京は個の力がある選手が出てくると思う。向こうはリーグでウチにやられているし、勝ったらグループステージ突破できると強い気持ちでくると思う」と相手を分析。チームについては「(ルヴァンカップではここ3試合は)勝ってはいないけど、今まではどの試合も自分たちがボールを持って、攻撃をしかけてという良いサイクルの中で、自信を持ってレイソルのサッカーを出せる時間が多かった」と振りかえり、こう続ける。

    「リーグのメンバーは勝っていて良い顔をしている。もちろん僕たちもチームで勝っていてうれしいけど、正直ルヴァンで悔しい試合(1勝2分1敗)が続いた中で、うれしい中にも悔しさを持ちながらやっているメンバーがいっぱいいる。(ルヴァンカップで)勝たないと取り戻せないし、勝ちたい気持ちの強い選手がたくさんいるのが現状なので、勝ちたいだけ。それをプレーで表したい」

     チーム屈指のムードメーカーであり、誰よりもチーム思いの桐畑。今節は最年長GKがピッチ上で輝きを放ち、チームに勝利をもたらす。

    文:須賀大輔(エルゴラッソ柏担当)

  • 今夏、FC東京がドイツ遠征を実施。欧州強豪とのテストマッチに久保建英も帯同か!?

    今夏、FC東京がドイツ遠征を実施。欧州強豪とのテストマッチに久保建英も帯同か!?

     U-20日本代表のFW久保建英が、今夏に行われるFC東京のドイツ遠征にトップチームの一員として参加する可能性が出てきた。

     FC東京はリーグ中断期間となる7月中旬から、約1週間の予定でドイツ遠征を実施することが確実となった。現地では日本代表FW宇佐美貴史が所属するアウクスブルク、さらにはボルシアMGとのテストマッチが予定されている。クラブ関係者によれば、帯同する選手は18名ほどで、現在リーグ戦を戦う主力が中心になるという。

     同じ時期には、現在久保がFC東京で主戦場とするJ3(FC東京U-23)の試合がある。また、現在U-20 W杯に参戦しているU-20日本代表も、来年1月に中国で本戦があるAFC・U-23選手権の予選が予定されている。

     久保がこの時期にどのチームに参加するかは未定だが、FC東京のトップチームの面々に混ざって欧州クラブと戦うとなればさらなる個の成長が見込める。U-20W杯の熱戦後は、欧州での腕試しが待っている。

     

    文・西川 結城(エルゴラッソFC東京担当)