EL GOLAZO(エルゴラッソ)FLASH NEWS

2017.5.26(Fri)

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  • 日立台に敵として初めて乗り込む茨田陽生、「大宮の色を体現できるかが見せどころ」

    日立台に敵として初めて乗り込む茨田陽生、「大宮の色を体現できるかが見せどころ」

     柏一筋で育ち、今季から大宮に加入した茨田陽生にとって、今節・柏戦で日立柏サッカー場に敵として乗り込むのは初めてのこと。「楽しみですし、必然的に気持ちが入ってくるんじゃないかなと思います」と古巣戦に向けた思いを語る。

     日立台ではただの“お客さん”で終わるつもりはない。大宮では思うような結果を残せていないものの、日頃のトレーニングから学び、積み上げてきたものへの自負がある。

    「大宮に来て、大宮のスタイルを自分の中に取り入れよう、馴染むためにはとやってきた部分は、柏の選手たちは知らないと思います。そういう部分が大きく出て、色が出れば相手の意表も突けるだろうし、良いプレーができるんじゃないかなと思っています」

     チーム状態が芳しくない中で泥臭く体を張り、パスだけでなくドリブルでボールを運ぶ姿も見せてきた。良いことばかりではなくても、すべてを成長の糧として前へと進んでいる。もちろん、本来の持ち味であるパスワークでも遅れを取るつもりはない。

    「(柏の選手たちが)知っている部分でもイメージを上回って、大宮でしっかりトレーニングしている部分も見せつつ、大宮の色を体現できるかというのが見せどころじゃないかなと思います」
     今節はセットプレーのキッカーを務めることも濃厚。あらゆる面で柏戦の茨田は要注目だ。

    文:片村光博(エルゴラッソ大宮担当)

  • 岐阜の田森大己、京都との古巣戦でJ2通算200試合出場達成なるか

    岐阜の田森大己、京都との古巣戦でJ2通算200試合出場達成なるか

     岐阜の田森大己は、前節・長崎戦に出場してJ2通算199試合出場とした。今節の京都戦に出場すれば、J2通算200試合出場を達成する。

     田森は法政大を卒業後、06年に甲府へ加入。その後、愛媛や京都を経て昨季、岐阜の一員となった。今季はCBやSBとして先発出場を重ねている。

     J2通算200試合出場が迫っていることについては「遅かったかな。長くかかったと思います」と一言。そして節目の試合となる可能性が高い今節は、13〜15年に在籍した京都との古巣対決となる

    「ポイントは相手のFW陣にうまくやらせないようにすること。自分たちのスタイルは変えない」と意気込みを話した。今節での活躍で、節目の試合に自ら花を添えられるか。

    文・写真:岩波陽平(エルゴラッソ岐阜担当)

  • 清水の六反勇治、古巣の横浜FM戦を前に思いを語る。「自分の成長にとっては大きな3年間」

    清水の六反勇治、古巣の横浜FM戦を前に思いを語る。「自分の成長にとっては大きな3年間」

     清水の六反勇治が古巣対戦の思いを語った。六反は12年から14年まで横浜FMに所属。「あまり出場はできていなかったが、自分の成長にとっては大きな3年間になったと確実に言える」と当時を振り返り、「良いパフォーマンスを見せて、サポーターの方々やスタッフの方々にも恩返しをしたい」と意気込みを話した。

     チームは現在公式戦10戦勝ちなし。リーグ戦では3連続ドローと、あと一歩勝ちきれない試合が続く。「キーパーとしては失点ゼロに抑えたいが、それを言い過ぎると清水の良さが消えてしまう」と好調の攻撃陣に気遣いつつ、自らを含め「後ろの選手が失点のリスクを減らしていければ」とチームのバランスを考える。

     今季公式戦ではホームで一度も勝てていない清水。動画で覚えた「勝ちロコ」も、そろそろ披露したいところだ。

    文・写真:田中芳樹(エルゴラッソ清水担当)

  • 長崎戦。今季2度目の古巣戦に臨む東京V・梶川諒太が思い出した、美しい海とペーロン

    長崎戦。今季2度目の古巣戦に臨む東京V・梶川諒太が思い出した、美しい海とペーロン

     東京Vの梶川諒太にとって、湘南に次いで今季2度目となる古巣戦だ。アウェイの地で行われる27日19時キックオフのJ2第16節・長崎戦を前に本人は、「長崎はお世話になったクラブ。湘南で試合に出られない状況から呼んでもらって、試合に出し続けてくれた」と感謝の意を表する。ただ、「負けたくない」と言って勝利欲をたぎらせた。「ヴェルディとしては、ボールを回したい試合。ピッチに水をまかないと思うので、夜露で芝が滑ってくれればいい」と環境のアシストも希望している。

     2年在籍した長崎での思い出を語っている際、話題に上ったのは「ペーロン競漕」。練習後、チーム分けをされた選手たちは縦長のボートに数名ずつで乗り込み、オールを漕いでスピードを競った。これは、長崎の練習場の一つが海に面していたからできたこと。「チームの雰囲気が今ひとつなときに、みんなで海に入ってペーロン競漕」(梶川)。これでチームの結束が再び強まったという。

     東京の西の丘の上、見渡しても水っ気はよみうりランドのプールくらいの緑多き東京Vクラブハウス内で、太陽光を浴びて輝く長崎の美しい海を思い出した梶川であった。

    文:田中直希(エルゴラッソ東京V担当)

  • 頼もしい男。徳島・長谷川徹がピッチに帰ってきた

    頼もしい男。徳島・長谷川徹がピッチに帰ってきた

     前節・水戸戦(1△1)で今季初出場した徳島の長谷川徹。「勝ち点3を取れなかったということに尽きます」。

     昨季は守護神として28試合に出場した長谷川徹だったが、開幕戦直前でのコンディション不良もあって前節・水戸戦が今季初出場となった。試合勘が心配されたが、公式戦から離れていたことをまったく感じさせず、試合終了間際には“これぞ長谷川の真骨頂”というファインセーブでゴールを守った。1失点こそ喫したものの、あのファインセーブがなければ勝ち点ゼロで試合を終えていたかもしれない。

     だが、長谷川はアウェイで勝ち点1を手にし、今季初出場したことにもまったく喜ばない。5月に入って試合に絡みだした井筒陸也や水戸戦で先制弾を決めた大﨑淳矢の名前を挙げながら、「なかなか出番のなかった選手が結果を出すことがチームの底上げになる」と話したあと、「その中で今季初めて試合に出た自分が失点したところだけが良くなかった」と続けた。

     自分に厳しい男。長谷川がピッチに戻ってきた。

    文・写真:柏原敏(エルゴラッソ徳島担当)

  • 広島戦は中村俊輔と川辺駿が欠場。磐田の名波浩監督、勝利へのプランは?

    広島戦は中村俊輔と川辺駿が欠場。磐田の名波浩監督、勝利へのプランは?

     磐田は26日、明治安田J1第13節・広島戦の前日練習を行った。

     この試合では、前節からスタメン数名が入れ替わる見込みだ。中村俊輔は左ハムストリングス肉離れで離脱し、川辺駿は広島との契約でこの試合には出場できない。

     キーマンを欠く中、チームの総合力が問われる一戦となるが、名波浩監督はこう語る。

    「結果が出ていない中、チームの活性化という意味でもピリッとした感じは常に持ってやれていると思う。3ポイントが大事。いまは勝つことが良薬だから」

     広島戦のポイントには「両アウトサイドの好守」を挙げ、「ミキッチと柏の突破から重点的に攻めてくると思う。そのサイド攻撃をしのいで、自分たちがどれだけ出ていけるか」と続けた。

     順位は磐田のほうが上だが、広島が力のあるチームであることに変わりはない。「自分の良さをみんなが出せるように」と話す指揮官の期待に、イレブンは結果で応えたいところだ。

    文:青木務(エルゴラッソ磐田担当)

  • 今週、誕生日を迎えた長崎の澤田崇と養父雄仁。スタンダードだった澤田、割り切れた養父

    今週、誕生日を迎えた長崎の澤田崇と養父雄仁。スタンダードだった澤田、割り切れた養父

     長崎では今週、2人の選手が誕生日を迎えた。

     まずは24日に33歳の誕生日を迎えた養父雄仁。年齢を重ねたことに「うれしくないです」と言いながらも笑顔を見せていた。抱負を聞くと「いま、こうやって選手としてやれていることを、唯一、誇りに思ってやっている。10年とか30歳とかの区切りが自分の中にはあった。そこを超えることができたし、もっとやりたいという気持ちも出てくる。あとは一年、一年でやっていきたい」と話した。ちなみに若い頃からの変化については「ピッチでの出来事を全然、プライベートに持っていかなくなった。完全に割り切れるようになったことはいま、すごくプラスに働いている」とのことだった。

     そして、もう一人は26日に26歳の誕生日を迎えた澤田崇(写真)。この日の練習後、チームからケーキが贈られ、チームメートからは歌で祝福を受けた。しかし、あまりに『普通』過ぎた。チームでは誕生日の選手をお祝いするのが慣例だが、直近の幸野志有人と養父は小麦粉や水などでのいわゆる手荒い形での祝福だった。それもあって澤田も「俺もちょっと朝から(手荒い祝福されるのかなって)考えていた」と警戒。しかし、何も起こらずにチームメートは居残り練習へ向かっていく。遠目からも『まだ、何かあるんじゃないか…』的な澤田の訝しがる様子がうかがえたが、その後は本当に何もないまま、終わってしまった。

     警戒が拍子抜けとなった形だった澤田だが、「スタンダードでしたね。普通が良かったので普通の形で良かったです」と笑顔を見せていた。

    文:杉山文宣(エルゴラッソ長崎担当)

  • 横浜FMの中澤佑二、フィールドプレーヤーとして前人未到のJ1通算550試合出場へ

    横浜FMの中澤佑二、フィールドプレーヤーとして前人未到のJ1通算550試合出場へ

     横浜FMのDF中澤佑二が27日の清水戦のピッチに立つと、フィールドプレーヤーとしては前人未到のJ1通算550試合出場となる。

     3年連続でフルタイム出場を続けている“鉄人”は今季もここまで全12試合にフル出場し、チームの守備を支えている。試合前日は横浜市内でフォーメーションやセットプレーの確認などを行い、普段通り数字や記録については一切語らなかった。

     両ひざや内転筋痛を悩まされ、両足には痛々しいほどのテーピングが巻かれている。それでも「試合に出続けることがモチベーション」と話し、どんなときでも練習から100%を出す。「優勝争いのプレッシャーの中で試合に出たい」と野望を語る39歳の歩みは、これからも続いていく。

    文:藤井雅彦(エルゴラッソ横浜FM担当)

  • 愛媛の間瀬秀一監督がオシム氏から学んだ3つの柱。それを体現するため、いざフクアリへ

    愛媛の間瀬秀一監督がオシム氏から学んだ3つの柱。それを体現するため、いざフクアリへ

    「現役のときから、引退したら貿易ビジネスをやろうと思っていた」

     愛媛・間瀬秀一監督のその考えは『千葉』というクラブ、そして『イビチャ・オシム』という存在との出会いによって大きく方向性は変わった。

     03年、海外での現役生活で身についた語学能力を買われて千葉・イビチャ・オシム氏の通訳の仕事に就いたことをきっかけに、間瀬監督は指導者の道を志した。

     監督という職業に就くにあたってオシム氏、そして千葉で学んだことは“3つの柱”だったという。

    「ひとつは、ピッチ上でプレーしている選手のために指揮を執り、彼らが喜べるサッカーをやること。そして、それに関わる観る人、お客さん、サポーターらが喜びと誇りを感じるようなサッカーをやるということ。ただ、この2つだけではサッカーは成り立たない。この2つを成立させながら勝利する。その3つを学んだ」

     それら一つひとつはシンプルなものだが、3つすべてを実現させるのは容易なことではない。だからこそ、高い志をもって向き合えるこの監督業に大きく惹かれたに違いない。

    「(その3つの)どれもおざなりにしない。どれかを捨てるとしたら、僕が監督として指揮を執る必要はない」

     その強いこだわりは今季より指揮を執っている愛媛でも実践。そしてチームは今節、敵地で千葉と相まみえる。

     自身が指導者の道を志し、その心得をつかんだ思い出のピッチで“3つの柱”を体現することができるか。

    文・写真:松本隆志(エルゴラッソ愛媛担当)

  • 鹿島、西大伍と植田直通が練習に復帰。高校時代から通じても初めてけがで練習を休んだ植田は「信じられなかった」

    鹿島、西大伍と植田直通が練習に復帰。高校時代から通じても初めてけがで練習を休んだ植田は「信じられなかった」

     23日に行われたアウェイでのACLラウンド16第1戦・広州恒大戦で0-1と敗れた鹿島が、1日のオフを挟んで練習を再開させた。その中にはけがで遠征に参加できなかった西大伍と植田直通の姿も見られた。

     ともに負傷が癒えた二人は「大丈夫です」と口をそろえる。特に、けがで練習を休むのは高校時代から通じても初めてだった植田は「自分でも信じられなかった」と振り返った。

     遠征前、植田自身は「できる」と復帰に自信を示していたが、遠征はメディカルスタッフがストップ。ピッチに立つことはできなかった。しかし、そこについての後悔はなく、「メディカルの人たちを信じています。その気持ちを示すのはピッチだと思う」と復帰を早めてくれたスタッフへの感謝の気持ちと、第1戦のアウェイに帯同できずチームに迷惑をかけてしまった悔しさを第2戦にぶつけることを誓っていた。

    文:田中滋(エルゴラッソ鹿島担当)

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