-
浦和DF槙野智章が感じる危機感とチャンス。日本代表への新たな決意
槙野智章が日本代表に対する決意を新たにした。
浦和からは槙野、遠藤航に加えて、宇賀神友弥が初招集された。その一方で、長らく日本代表に入り続け、近年では先発でゴールマウスも守り、15年から16年にかけては出場したW杯予選で6連続無失点を果たしたGK西川周作が落選した。
槙野は「今回の西川選手、森重真人選手、清武弘嗣選手を見ても、本当に誰がいつ落とされてもおかしくない。自分も危機感を感じている。外れた選手は(所属チームのプレーを)『見られている』と思うだろうし、選ばれた選手は『見てくれている』となる。とにかくこのクラブでしっかりやらないといけないし、結果を残さないといけない。呼ばれたときは代表チームの結果に対して力を注ぎ込まないといけない」と気を引き締め直していた。
ただ、メンバーが代わったことは槙野にとって「チャンス」であることも確か。「ここ最近はベンチに座っている回数が多いので、ピッチに立って走っている姿を見せたい」と意気込んだ。
文・写真:菊地正典(エルゴラッソ浦和担当)
-
連勝を狙う新潟。カギを握るのは右肩上がりの鈴木武蔵
新潟は27日、聖籠町のアルビレッジでJ1第13節・仙台戦に向けたトレーニングを一部非公開で行った。現在17位の新潟は、勝ち点6差で13位の仙台と対戦する。「勝ち点6の(価値がある)大切な試合。良い戦いをしたい」と呂比須ワグナー監督。初陣となった前節・札幌戦に続き、今季初の連勝で一つでも順位を上げていきたい。
勝つために必要なのはゴール。その期待を背負うのは、鈴木武蔵だ。J1第10節・川崎F戦で今季初先発の座を獲得すると、第11節・浦和戦で今季初得点。呂比須体制の初陣となった第12節・札幌戦からは「4-2-3-1」の1トップに起用され、シュート4本と決定機も増やしている。「感覚は悪くない。あとはどれだけ落ち着いてできるか。決めれば乗っていけるので、得点を奪いたい」と意気込む。
前節は試合終了間際にGKと1対1の決定的な場面も迎えたが、惜しくも相手の好セーブに阻まれた。今週取り組んだ1対1のトレーニングでは、元日本代表FWの呂比須監督から狙いどころもレクチャーされた。呂比須監督は鈴木に「できるプレーを信じてくれと伝えている。GKのポジションを確認して冷静に狙ってほしい。良い動きもしているし、スピードもある。信じて頑張ってほしい」と期待と信頼をこめてエールを送る。
負けられない仙台との一戦は29日13時に仙台ユアテックスタジアムでキックオフとなる。
文・写真:野本桂子(エル・ゴラッソ新潟担当)