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松村亮が得点で猛アピール。決定力不足解消へ、起爆剤となれるか
「どんな小さな練習でも大切にしていきたい」。得点で猛アピールしているのがMF松村亮。
ここまで4試合91分の出場に留まっている松村だが、練習ではその“決定力”で存在感を見せている。先週末28日に行われた大阪学院大との練習試合で1ゴールを奪うと、今週立ち上げ(30日)に行われたミニゲームでも、得点が入るたびに松村の姿。ゴール前で躍動した。
ここ数節のリーグ戦を振り返ると勝ち切れてはいない徳島だが、決して悪いゲームをしているわけではない。それだけにメンバー選考は難しいところだが、松村は「良い準備ができているというのは、ゴールを決めていけば見てもらえていると思う」と地道に努力を続けている。
決定力が欲しい徳島の起爆剤となれるか。「監督も自分の使い方のイメージがあると思うので、それにマッチできるようプレーしていきたい」(松村)。
文・写真:柏原敏(エルゴラッソ徳島担当)
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磐田のムサエフ、代表選出は「ジュビロでプレーするようになったから」
ウズベキスタン代表に選出された磐田のムサエフが30日、報道陣の取材に応じた。
同代表はロシアW杯アジア最終予選・イラン代表戦が控えている。ムサエフは「代表に選出されてとても光栄です。とても重要な試合ですし、ベストを尽くしたい」と意気込んだ。
今季から磐田に加入したボランチは、ここまでリーグ戦11試合に出場し2得点を記録。主力として稼働している。推進力を生かした攻撃参加、高さや強さを押し出した守備を武器に、チームにとって欠かせない存在となった。そして、自身は磐田での活躍が選出につながったと感じている。
「ジュビロでプレーするようになって選ばれることができた。チームの皆さんに感謝したい。そして、選んでいただいたウズベキスタン代表の監督、スタッフの方々にも感謝している」 ウズベキスタン代表監督からは事前に連絡を受け、「ジュビロで良いプレーをしている。招集の可能性がある」と言われていたそうだ。
ピッチに立つことがあれば国際試合でその力を存分に発揮し、磐田復帰後は再び大車輪の働きを見せてもらいたい。
文:青木務(エル・ゴラッソ磐田担当)
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監督交代の大宮。伊藤彰新監督が就任会見で目標設定、抱負を語る
29日、大宮のクラブハウスにて伊藤彰新監督の就任会見が行われた。会見には森正志代表取締役社長と松本大樹強化本部長が同席。監督交代に関する説明と今後の目標設定などについて言及した。
今回の決定に至った経緯について松本強化本部長は「失点数が多い、得点も取れないというところから、選手のメンタル面を含めて総合的に判断した」と説明。森社長は「われわれとしても非常に残念であり、苦渋の決断」と話した。
新たに現場のトップに就任した伊藤新監督は「まずはJ1残留を目指して頑張りたい。勝ち点が『36』、(残りの試合)数で言うと8勝5分8敗くらいになると思うが、まずはそこを目指して、残留ができるような状況になったら、その先に向けて一つひとつ上を目指して頑張りたい」と当面の目標設定を含めた抱負を語った。目指すサッカーについては「いまのベースをもとに、攻撃的なサッカーをやりたい」と明言している。
この日からすでに練習の指揮は執っており、「厳しくアグレッシブに戦うことを伝えた」(伊藤監督)という言葉どおりの強度が見られた。急ピッチでスタイルを落とし込み、まずは31日のルヴァンカップ・磐田戦に臨むことになる。
文・写真:片村 光博(エルゴラッソ大宮担当)