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浦和対済州での乱闘騒動の件で仲介役と報じられたFC東京・高萩洋次郎、直接の関与を否定
5月31日に行われたACLラウンド16第2戦・浦和対済州(韓国)の一戦で起きた乱闘騒動において、浦和のMF阿部勇樹に暴力行為をした済州DFペク・ドンギュが来日にし、直接謝罪したい意向であるということが日韓両国で報道されている。その中で、韓国紙は昨季までFCソウル(韓国)でプレーしていたFC東京MF高萩洋次郎が両者の仲介役を行う予定と報じた。
それを受けて9日、高萩自身が東京・小平のFC東京練習場で取材に対応し、「自分が助けになるようなことはしていない」と今回の件に直接関与していないことを明かした。
済州関係者は浦和と橋渡し役となれる人物を探していたようで、実際にKリーグ関係者から高萩のもとに連絡が来たことは事実。「ペク選手が阿部さんに謝りたいということを伝えて欲しいという連絡は受けた」と高萩も語る。
浦和には元広島の選手が多数在籍。高萩も広島時代にともにプレーした選手が多いことから、韓国側も高萩に依頼を持ちかけたようだ。しかし結局は両選手間、さらには浦和と済州の両クラブ間の問題でもあり、「やはりクラブ同士で直接やり取りしたほうが良い」(高萩)という結論に至った。
韓国の朝鮮日報によると、ペク・ドンギュの妻は在日韓国人で日本語会話ができることから、妻の通訳のもと阿部に謝罪の意を伝えたい考えだという。さまざまな報道が飛び出す中で、思わぬところから高萩の存在も浮上。しかし、やはり最後は両者間だけでの問題決着となりそうだ。
文:西川結城(エルゴラッソFC東京担当)
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