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鳥栖が今節・鹿島戦から『2017サガン鳥栖eスポーツフットボール大会』を実施。『FIFA18』を制して選手への挑戦権をつかめ!
鳥栖が今節・鹿島戦当日に『2017サガン鳥栖eスポーツフットボール大会』を開催する。
『eスポーツ』とは『エレクトロニック・スポーツ(Electronic Sports)』の略で、コンピューターゲームやビデオゲームで行われる競技のことを指す。家庭用ゲームの普及とともに競技者や大会の数も増え、いまや世界中で行われており、将来的にはオリンピック競技になるとも言われている。
今回は今月29日に発売される『FIFA18』を使用して1対1の個人戦を実施。鹿島戦だけでなく、今季の残りホームゲーム開催時に大会が開催される予定になっており、チャンピオンを決定。チャンピオンはシーズン終了後に開催予定となっているシーズン終了報告会で鳥栖の選手と対決できることになっている。
クラブ広報によれば「eスポーツに関してはJリーグチームが行うこのようなイベントはなかなかない」とのこと。クラブのオフィシャルサイトでも「FIFA18を通じてサガン鳥栖をより愛していただけるよう、今後スタジアム以外でのさまざまな取り組みを展開する予定」とコメントしている。
鳥栖にもFWビクトル・イバルボのようにサッカーゲームに熱心な選手がいる。腕に自信のあるサポーターはこの機会を利用して、選手たちへの挑戦権をつかんでほしい。
文・杉山文宣(エルゴラッソ鳥栖担当)
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仙台の運営会社が取締役会を実施。中間決算を報告
26日、仙台の運営会社である株式会社ベガルタ仙台は取締役会を実施。平成29年(2017年)度の中間決算を報告した。
報告された仙台の平成29年度上期の収支実績は、収入合計が計画に対して7,500万円少ない14億8,700万円だったが、支出合計は計画より1億3,700万円少ない14億400万円となり、税引利益は計画より6,200万円多い8,300万円となった。
取締役会後に行われた記者会見で、仙台の西川善久代表取締役社長は「主に事業経費を節約した結果、支出を抑えることができた」と説明。通期では1,000万円から2,000万円の黒字が見込まれると話した。
上期での収入面で計画を大きく下回ったのは、トップチームのホームゲームチケット収入(※上期の場合はJ1リーグ戦10試合、ルヴァンカップ3試合、プレシーズンマッチ1試合)を中心とした興行収入の部分で、計画より6,100万円少ない6億8,800万円にとどまった。同時期の1試合あたりの平均入場者数も、昨年の同月比で1,292人減の12,164人だった。
直近のホームゲームであるJ1第28節・浦和戦のチケット売れ行きが好調であるように、今季残り試合のホームゲーム入場者数をいかにして伸ばすかが、クラブの課題の一つとなっている。特にクラブ史上初の4強進出を果たしたルヴァンカップ準決勝・川崎F戦の第1戦の集客は、その試合自体の収入だけでなく、その後のリーグ戦のホームゲームにも関わる重要なものといえる。このことについて西川社長は「平日の夜に開催される試合だが、現在のチームの勢いを多くの方に見ていただけるように広くアピールしたい」と話した。
文・写真:板垣晴朗(エルゴラッソ仙台担当)
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金沢史上初、下部組織から“トップ昇格第1号”が誕生
金沢は25日、U-18に所属するFW谷口遼弥のトップチームへの来季昇格が内定したことを発表した。金沢のアカデミー組織からのトップチーム昇格はクラブ史上初となる。26日には、クラブハウスにて昇格内定会見が行われた。
谷口は石川県出身。アカデミー組織からのトップ昇格はクラブの悲願だった。「地域のクラブとしてツエーゲン金沢が根ざしていくため、地方のクラブとして少ない予算でJ1を目指す強いチームを作っていくためには、いかに地元の子供たちを育てるかが大きなカギ」(西川圭史GM)。
谷口は「今まで支えてくれた人たち、親やコーチ、チームメートへの感謝の気持ちを忘れずに頑張りたい」と話し、自身のストロングポイントに「狭いところでも前を向いてゴールへつながるプレーをすること」を挙げた。そして、「ツエーゲン金沢でしっかりプレーして代表とかにもつなげていきたい。一日でも早く中心選手になって、金沢をJ1に上げたい」と意気込みを述べた。
これまでトップチームの練習や練習試合にたびたび参加しており、プロのレベルを実感してきた谷口。記念すべき“トップ昇格第1号”として、大きな期待が懸かる。
文・写真:野中拓也(エルゴラッソ金沢担当)