-
徳島からまたもJ1クラブへ。今度は山﨑凌吾が湘南へ完全移籍
徳島は2日、山﨑凌吾がJ1湘南への完全移籍すると発表した。
徳島では6月末に大﨑玲央の神戸移籍が決まったばかり。続くように山﨑の移籍も決まった。
当然ながら主力として活躍してきた山﨑は「チームの中心であることも自覚していました」。それだけに簡単に決断した話ではない。だが、湘南から「特に昨年の後半戦から今年にかけての自分を評価していただいたと聞いています」、「チームとしても僕個人としても評価してくれていました。その中で僕が戦力として湘南でマッチできるんじゃないかと話していただきました」と公式なオファーが届き、プロ初年度の鳥栖時代に思うように出場機会を得られずに悔しい思いをしたJ1再挑戦への思いがこれまで以上に大きく膨らんだ。
複雑な心境は垣間見えたが、「ファン・サポーターの皆様には、どんなときでも応援してもらって、勇気をいただきました。まずは結果を残すしかないと僕は思っています。そこにすべてを懸けたい。感謝しかありません」と感謝を述べ、前進する決断をした。
この約半年の間に、徳島からは渡大生(広島)、馬渡和彰(広島)、大﨑玲央(神戸)の3選手が自身初挑戦となるJ1の舞台へ旅立っている。「徳島にきていなければ再びJ1の舞台を踏めることはなかった」(山﨑)と感謝を述べたが、彼ら同様に大舞台で輝き、いま徳島がクラブとして取り組んでいる選手育成型のポテンシャルを証明してもらいたい。
文:柏原敏(エルゴラッソ徳島担当)
-
伸びシロは無限大。長野出身インドネシア国籍の守護神、長野に来季加入内定のリュウ・ヌグラハが会見
長野は1日のJ3第16節・福島戦の試合前、来季加入が内定しているGKリュウ・ヌグラハの入団会見を行った。
リュウは地元・長野県出身で、インドネシア国籍をもつ18歳。小笠原唯志強化ダイレクターは「まず一つは、『長野県出身の選手をクラブとして育てていきたい』という思いがありました」と、獲得に至った経緯を説明した。
「もって生まれた身体能力をじっくりと育てていけるんじゃないかなという決断をしました。まだまだ伸ばさないといけない部分はあって然るべきだということは感じています。ただ、伸びシロであるとか、彼の負けず嫌いさや向上心、そういったものは本当に素晴らしいものがある」と、将来性豊かなGKにクラブは大きな期待を寄せている。
会見に臨んだ本人は、「自分の持ち味は、大きい体を生かしたシュートストップです」と自己紹介。また、目標の選手として、1日のロシアW杯ラウンド16・クロアチア戦でも大活躍を見せたデンマーク代表守護神の名を挙げた。
「(カスパー・)シュマイケル選手は体を張って1対1のシュートストップなどを得意とする選手。自分もそういった体を張ったプレーでゴールを守っていきたいという思いがあるので、そういう選手になりたい」
「生まれたときから何度も試合を見ていた」という長野で踏み出す第一歩。クラブ待望の地元出身選手であるとともに、インドネシア国籍では3人目のJリーガーとなる。
「来シーズン開幕戦から少しでも早く試合に絡めるように頑張っていきたい」
リュウはプロとしてのスタートを心待ちにしている。
文・写真:林口翼(エルゴラッソ長野担当)
-
期待される“相乗効果”。巻き返しのキーパーソン、新加入エドゥアルド・ネットが名古屋に合流
リーグ前半戦の無念を晴らしたい名古屋の夏期キャンプが、岐阜県飛騨市古川町で始まった。
注目は6月29日に加入が発表されたばかりのMFエドゥアルド・ネット。この飛騨キャンプから名古屋の練習に参加することになったネットは、FWジョーやMFガブリエル・シャビエルといった同じブラジル人選手とコミュニケーションをとりながらウォーミングアップを開始。パス回しやゲーム形式の練習では、ずっとこのチームにいたかのように違和感なく溶け込んでいた。また給水タイムでは早速チームメートと戦術的な確認を図るなど、意欲的に初日を過ごした。
ネットは「グランパスはビッグクラブ。信頼できる監督もいるし、オファーがきてすぐに『いきましょう』と決めた」と移籍話が持ち上がったときの心境を話した。また、初日の練習を終えて「選手のクオリティーは高いし、こんなに強いチームがなぜこんな状況にあるのか。でもこれは事実なので、チームを整えて苦しい状況から離れていきたい」と語った。
前任の川崎Fでも指導した風間八宏監督は「ネットはミスが少なく、視野が広く、ボール扱いがうまい。そういう選手が重要なポジションにいるとすべての選手の動きが変わってくる。そうした選手間の相乗効果を期待している」と、ネットが後半戦巻き返しのキーパーソンになると見ている。
チームメートの評判も上々だ。DF新井一耀は「ネットは、しっかり前にボールを入れることができるのでDFもラクになる」と語り、ネットと同じくこの夏に加入したDF中谷進之介も「ネットは強いし、相手がいても前を向く力がある」と、この新戦力が守備面での負担の軽減につながると期待する。
名古屋の飛騨キャンプは6日まで。キャンプ中には、FC TIAMO枚方とFCマルヤス岡崎との練習試合も予定されている。ここまでカテゴリーが下の相手との練習試合でさえ結果が出ていない名古屋。ネットの加入でどんな化学変化が起こるか注目したい。
文・写真:斎藤孝一(エルゴラッソ名古屋担当)
-
[本日のエルゴラッソ1面]日本代表、すべてを懸けて
[2018 FIFA World Cup Russia™]PV
■ベルギー代表 vs 日本代表[2018 FIFA World Cup Russia™]MR
■フランス vs アルゼンチン
NEW STAR MBAPPÉ!!
■ウルグアイ vs ポルトガル
鉄壁守備に最恐2トップ。“らしい戦い”でウルグアイに軍配