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甲府行きを決断した清水航平。すべては試合に出るために
清水は25日、清水航平の甲府への期限付き移籍を発表した。清水は会見で「シーズンの途中移籍はポジティブなことではなくて、チームのみんなには迷惑をかけるが、年齢も年齢なので試合出場の可能性が少しでも高いところを選んだ」とその理由を明かした。今季はリーグ戦の出場はなく、公式戦の出場はルヴァンカップの3試合のみ。「つらいことのほうが多かった。でも、試合に出ていない選手は、逆にそう思わないとプロではない。ここで頑張るのも一つかもしれないが、自分はこの決断をした」と今季を振り返る。
甲府はリーグ、ルヴァンカップ、天皇杯を残しており、試合数が多い。広島で長年慣れ親しんだ3バックのチームで、再び彼がサイドで躍動する姿が見られるだろう。
文・写真:田中芳樹(エルゴラッソ清水担当)
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長崎・高木琢也監督、A代表兼務が濃厚の同郷・森保一監督にエール
高木琢也監督が日本代表監督に就任することが濃厚となっている森保一U-21日本代表監督にエールを送った。
20年に開催される東京五輪を目指すU-21日本代表監督を務めている森保一氏だが兼任でのフル代表監督にも就任するという報道が出ている。それを受けて、マツダや広島、日本代表でもともにプレーし、同郷の長崎県出身でもある高木監督だが、「ばったり会いましたよ」と川崎F戦の翌日に空港で偶然にも森保監督と遭遇したそうだ。
「そのときの話はできないですけど」と前置きしたうえで「(就任は)すごいことだなと思います。本当にそういう状況になれば、こういうチームからも少しでも五輪やフル代表に選ばれるような選手を育てていきたいなと思いますし、それがより代表チームを強くすることにもつながっていくと思う。そういう意味でのサポートができるようにはしたい」とクラブの現場からの選手輩出という形でのサポートを誓っていた。
また、フィリップ・トルシエ氏以来の兼任という点については「トルシエのときと違うのはシドニー五輪が先で、そのあとの自国開催のW杯が後だったでしょう。今回は先に自国開催の五輪が先でメダルというのがマストになる。それが大変だろうなと思いますね。ただでさえ、2つのカテゴリーを見るのは大変だと思いますけど(自国開催で)期待が懸かっているところも含めて大変な作業だと思います」とその重圧を想像していた。
そんな森保監督へのアドバイスは「協会には休みを取る時間を絶対に要求したほうがいいなと思いますけどね。1カ月休むとかね。トルシエはそういうのができるんですよ。契約の社会で生きている外国人ですから。日本人はなかなかそれができないでしょう」と激務だからこそ、休養の重要性について語っていた。
文・杉山文宣(エルゴラッソ長崎担当)
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「おかえり」。水戸への期限付き移籍から1カ月で磐田に復帰した志村滉が全体練習に合流
24日、水戸へ育成型期限付きで移籍していた志村滉が磐田の全体練習に合流した。練習後のファンサービスを行なっている際は、一部ファンから「おかえり」と温かい言葉がかけられている姿も見受けられた。
約1カ月半という短い移籍となったが、「いい刺激になりました」と水戸での生活を振り返った。またチームを離れたことで感じたこともあったようで、「1回離れて違う環境でやって、このチーム(磐田)の雰囲気のよさやレベルの高さはあらためて感じました。ここでも負けないように、あっちでやってきたことを出せたらと思っています」と今後に向けて意気込みを話した。
水戸で積んできた経験を生かすべく、磐田での成長を期待したい。
文:森亮太(エルゴラッソ磐田担当)
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[本日のエルゴラッソ1面]FC東京が見せつけた“走力&柔軟性”
[明治安田J1第17節 マッチレポート]
■FC東京 vs 横浜FM
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■鹿島 vs 柏
得点量産の鹿島。“ペナ幅”の動きで柏を一蹴[インタビュー]
■競争を勝ち抜き、絶対的な存在になりたい
MF 35 福岡 慎平(京都サンガF.C.U-18)