EL GOLAZO(エルゴラッソ)FLASH NEWS

2018.7.27(Fri)

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  • 横浜FCヘの完全移籍が決まった山形・瀬沼優司、苦悩と葛藤を明かす

    横浜FCヘの完全移籍が決まった山形・瀬沼優司、苦悩と葛藤を明かす

     26日、山形・瀬沼優司が横浜FCヘ完全移籍することが発表された。今月29日まで山形の一員として活動する瀬沼が27日の練習後、現在の複雑な心境を明かした。

     瀬沼は昨季、愛媛から移籍。当時は清水からの期限付き移籍だったが、38試合に出場し、9得点と主力として活躍。しかし、完全移籍となり背番号も『10』を背負うことになった2年目の今季は、ここまでリーグ戦の出場が16試合にとどまり、直近の7試合はベンチ外が続いていた。

    「本当にこの地が好きになりましたし、ここにずっといてもいいぐらいの気持ちで完全移籍しました」という瀬沼。それだけに、試合から遠ざかっていた今季は苦しい時期だった。

    「試合に絡めなくて、クラブハウスから自分の家に向かう途中で、僕の10番のユニフォームを着てトボトボ歩いてるおじさんの後ろ姿が見えて、本当に申し訳ないなあというか、早くこの人をよろこばせることをピッチで示したいなあと思いながらずっとやってた」
     それだけに、シーズン途中の今回の移籍の話は簡単に結論を出せるものではなかった。

    「残って頑張りたいという気持ちと、心機一転、環境を変えてもう一度スタートしたいという気持ちの間ですごく揺れたところはある」

     葛藤の中で出した、今回の答えだった。

     27日、今回の移籍の話を聞いて練習場に駆けつけたサポーターとも面と向かい、言葉を交わした。

    「山形の方はあたたかいからネガティブな言葉をかけてくる人は少ないですけど、そう思われても仕方ない。全然そこはこういう世界。ブーイングでも、悪く思われてもいいという気持ちを全部背負って出ていくので、向こうで、環境を変えて、一から出直しですね、もう1回」

     覚悟を決めて、10番がチームを去る。

    文・写真:佐藤円(エルゴラッソ山形担当)

  • 神奈川ダービーに向けて集中力を高める齋藤学、端戸仁との対戦を楽しみに

    神奈川ダービーに向けて集中力を高める齋藤学、端戸仁との対戦を楽しみに

     川崎Fは28日、後半戦の最初の試合でリーグ戦5連勝をかけてアウェイで湘南と対戦する。今季最初の対決では1-1の引き分けに終わっていることもあり、何としても勝利を手にしたい一戦である。

     この一戦に向けて集中力を高めているのが齋藤学だ。中断期間が明けて最初の試合となった天皇杯3回戦・水戸戦にこそ出場したものの、その後リーグ戦2試合はベンチ外。なかなか本来の力を川崎Fで出せていないが、今節に向けた練習の中ではAチームに入る場面もあり、ベンチ入りが濃厚となっている。

     今節の湘南戦ではどんな形での起用になるかはわからないが、相手のことを考えるよりも、まずは川崎Fの中でどう生きるかが大切だと説いている。

    「ベルマーレは特徴があるチームだけど、相手どうこうよりも川崎Fのサッカーをやることが大事になってくる。川崎Fは相手に合わせるようなことはしないので、その中で自分がチャンスをもらったときにどう動くかをイメージしていければいい」

     また「小学校の選抜から同じチームでやってきた」という湘南の端戸仁との対戦に対しては「互いにどうなるかわからないけど、一緒に試合してお互いのいいところを見せられれば」と、盟友との対戦を楽しみにしていた。

    文:林遼平(エルゴラッソ川崎F担当)

  • 26歳の誕生日を迎えた横浜FM・仲川輝人、「いろんなところで無理やりゴール宣言させられている」と笑顔

    26歳の誕生日を迎えた横浜FM・仲川輝人、「いろんなところで無理やりゴール宣言させられている」と笑顔

     横浜FMの仲川輝人が27日、26歳の誕生日を迎えた。チームメイトのウーゴ・ヴィエイラの2日後にひとつ歳を重ねた仲川は、全体練習、居残り練習が完全に終わってクラブハウスに向かう準備をする際、チームメイトから水を浴びせられて祝福された。

     試合前日のバースデーということで「いろんなところで無理やりゴール宣言させられている」ようだが、「狙います」と笑った。リーグ戦ここ9試合で4得点。プロになって以降、最も良いシーズンになることを予感させている仲川だが、「そういう気持ちも大事だけど、浮かれちゃいけない」と言うのが仲川の強さだと言えるだろう。

     今や完全にレギュラーに定着した仲川だが、大学4年次には右膝前十字靭帯、内側側副靱帯断裂、右膝半月板損傷という重傷を負い、プロ入りから2年間は横浜FMで出場機会を得られず夏に期限付き移籍。今季も序盤はベンチ入りできないどころか練習で紅白戦に参加できないこともあった。それだけに「試合に出させてもらっている感謝の気持ちを持って戦わないといけないし、チームのため、ベンチに入れなかったり試合に絡めていない選手たちの思いも感じて戦わないといけない」と真剣な表情で語った。

     仙台戦でクラブ史上最多タイの8得点、FC東京戦でクラブ史上最多タイの5失点と起伏の激しい2試合を経て臨む28日の清水戦。「連敗しちゃいけないし、ホームだから勝たないといけない。清水とは順位は少し離れている(13位と8位)けど、勝点差は近い(4差)。上との勝点差は結構詰まっているので、1勝したら一気に順位が上がる可能性もある」と勝利することしか考えていない様子だ。

     FC東京戦はチームが失点を重ねると同時に攻撃面でも力を発揮しきれなかったが、FC東京と同じ[4-4-2]で戦うであろう清水との戦いについて、「どんどんバランスを崩していきたい」と表現。「相手のサイドハーフとサイドバックの守備の時のポジションをちょっとずつズラして、相手のマークを迷わせたい」と意気込んでいる。

     26歳で初めて迎える公式戦。苦労を重ねた末に才能を解き放とうとしているドリブラーが日産スタジアムのピッチで躍動するはずだ。

    文:菊地正典(エルゴラッソ横浜FM担当)

  • 横浜FMのDFドゥシャン、早速先発出場へ。ハイラインは「フランスでもやっていた。まったく問題ない」

    横浜FMのDFドゥシャン、早速先発出場へ。ハイラインは「フランスでもやっていた。まったく問題ない」

     新加入のドゥシャンが28日の清水戦でスタメンとして横浜FMデビューを果たすことになりそうだ。

     19日に加入内定が発表されたドゥシャンは前節のFC東京戦こそ登録が間に合わなかったが、27日付でJリーグの選手登録も完了。背番号はセルビアのレッドスターに移籍したミロシュ・デゲネクが先日まで付けていた2番に決まった。

     20日に合流して以降、チームが連戦だったことなどもあり、全体練習は「昨日や今日ぐらいしかできなかった」ドゥシャンだが、清水戦前日となる27日の練習ではキャプテンで不動のセンターバックである中澤佑二とコンビを形成。練習中から「状況によって一つひとつ確認作業をしていた」だけでなく、理想的な形で守れた際には自ら手を差し伸べてハイタッチを求めるなど、中澤とも積極的にコミュニケーションを取っていた。

     練習後には中澤だけでなく、アンジェ・ポステコグルー監督とも話をしていたが、求めていること、心がけるべきプレー、チームのスタイルなどサッカーについてだけではなく、「一人の人間としてどうあるべきか」も教示されたという。一方、ポステコグルー監督はドゥシャンの現状について、「チームのために貢献してくれると信じているので契約した。フランスではプレシーズンを過ごしていたのでコンディションは悪くないと思う。ビルドアップも自信を持ってやっているし、経験値もあるので、スムーズにチームに入っていけるのではないか」と説明した。

     今季の横浜FMの特徴と言えばハイラインだが、ドゥシャンは「フランスでやったことがあるのでまったくく問題ない」と自信の一言。「リスクを伴うやり方に見えるかもしれないけど、一人ひとりがコネクトしてコンパクトに保てればまったく問題ないやり方だし、むしろ相手に脅威を与えられると思う。相手の陣地でボールを持ったり、奪われた後も相手の陣地で奪い返せれば相手は怖いはず」と戦術に理解を示していた。

     監督に求められることで持ち味を出せそうなプレーについての問いには、「それは見ていてほしい」と満面の笑みで話したドゥシャン。得点数は『33』とリーグトップである一方、失点数は『31』とリーグで2番目に多く、デゲネクと金井貢史を失った横浜FMの最終ラインの救世主となることが期待される。

    文・写真:菊地正典(エルゴラッソ横浜FM担当)

  • 夏にこそ強い、金沢の大橋尚志。ポジション競争をみずからの力に

    夏にこそ強い、金沢の大橋尚志。ポジション競争をみずからの力に

     金沢在籍2年目を迎えるボランチ・大橋尚志。

     鹿島から完全移籍で加入した昨季は全42試合に先発したが、今季は藤村慶太、梅鉢貴秀がチームに加わり、ボランチのポジション争いは熾烈を極めている。しかし、その中でも大橋はここまで20試合に先発。開幕前に「競争は絶対に必要。そこで高め合って、ポジションを勝ち取りたい」と話した通り、ライバルの存在に刺激を受けつつ、多くの試合に絡む。有酸素能力が高く、この夏の連戦でもほとんどの試合に先発した大橋は「連戦という意味では、そこまで疲労感はなかった」と話す。

     今季は数字に残る部分も含めて、攻撃面への貢献により一層こだわる。「ゴールやアシスト、その前(のプレー)でも得点に絡んでいきたい。枚数を厚くして攻撃できるようにしたいと思っている」という。

     前節・横浜FC戦は、引いた相手を崩しきれずにスコアレスドローに終わった。「相手の枚数が中盤や後ろに多かったりしたので、ちょっと下がって受けてしまった。もっと高い位置でボールを受けたり、仕事ができるようにしたい」と大橋。今節対戦する栃木はここ4戦すべて無失点。守備の堅い相手となれば、なおさらボランチの立ち位置や配球が重要になるだろう。

     現状に満足する様子は微塵もなく、「もっとしっかりチームに欠かせない選手にならないといけない。まだそのレベルではないので、まずは競争に勝って試合に出ることが大事」と、大橋はさらなる成長を期す。

    文:野中拓也(エルゴラッソ金沢担当)

  • 徳島に来季加入内定した筑波大DF鈴木大誠、強化指定選手登録され8月末まで練習参加

    徳島に来季加入内定した筑波大DF鈴木大誠、強化指定選手登録され8月末まで練習参加

     徳島に19シーズンからの加入が決まった筑波大のDF鈴木大誠。星陵高時代には主将として同校を選手権初優勝へ導いた経歴もある。今季は特別指定選手として選手登録され、まずは8月末までチームに合流して練習参加する。

     徳島と結んだプロ契約について「(強化担当が)リーグ戦や全国大会にわざわざ足を運んでいただいて、自分をチームの一員として欲しいと言っていただいたことが単純にありがたかったです」と感謝を述べた。また、谷池洋平強化担当が筑波大出身ということもあり、「クラブのことについて話しやすかったですし、クラブの魅力も聞かせてもらいました」と続けた。

     徳島の魅力について「一番は育成型クラブ。若い選手が多く、試合に出場できる可能性のある環境です。クラブの中には2、3年目に花を開いてほしいという考え方もあると思いますが、自分の中では大卒の選手として1年目から戦いたい。成長できる環境であり、自分が本当に1年目から出場するんだ!という環境作りを魅力として感じました」。

     自身のプレースタイルは「守備で味方を動かすことであり、ゴールを守る部分で体を張って失点を防ぐということに対して大きな仕事ができると思っています。攻撃に人数をかける中で自分はいかにリスクマネジメントをできるかどうか。守備面で支えることができれば攻撃の良さがより出るのではないかと考えています」とアピール。

     また、8月末まで練習参加も決定し、すでに合流済み。「まずは筑波大と徳島さんの間で話をしていただいて、練習合流を許してくださったことに感謝しています。自分が練習参加することで筑波に対しても大きな貢献ができる選手になりたいという気持ちを監督・チームメイトにも汲み取っていただき、“1ヵ月離れてもいい”と言っていただいたことに本当に感謝しています」と大学、クラブの両者に感謝を述べた。

    文・写真:柏原敏(エルゴラッソ徳島担当)

  • この夏、名古屋5人目新加入の金井貢史、見てほしいのは“なぜそこに金井”

    この夏、名古屋5人目新加入の金井貢史、見てほしいのは“なぜそこに金井”

     この夏、名古屋5人目の新加入選手、金井貢史が26日、練習に合流した。

     前節は横浜FMの選手として先発出場、しかし交代時には右足の付け根を痛め担架で運ばれた。練習は非公開のため、その様子は分からないが、本人によれば「移動して初めての練習で、ハードだったが楽しくできた」と問題なく合流したようだ。

     金井は守備的なポジションならどこでもこなす守備のマルチ。「どこが本職かと言われるが、穴埋めではなくファーストチョイスとして、どこのポジションでも選ばれるようになりたい」と、その特長を生かしていきたいと言う。驚くべきコンバートもある風間八宏監督の元、どんな使われ方をするのかも興味深い。

    「マリノスは自分の家のように感じていた」と言う金井が名古屋への移籍を決めたのは、「以前から高く評価され、一人のサッカー選手として心が動かされた」からだと言う。3人の子どももおり悩んだが、サッカー選手として挑戦したいと移籍を決断。妻に「名古屋に行って勝負をしたい」と告げると、妻からは「自分たちのことよりも試合に出てほしい」と背中を押されたと言う。

     一番上の3歳の長男はサッカーを始めたばかり。「しっかり名古屋で活躍して、『パパはサッカー選手』と、保育園で胸を張って言ってもらえるように頑張りたい」と、新天地での飛躍を誓う。

     サポーターに見てほしいプレーは、「なぜそこに」というワンチャンスを生かす意外性のあるプレーだと言う金井。土曜日にはホーム・パロマ瑞穂スタジアムで札幌戦があり、風間監督は新加入選手をすぐに試合で使う傾向があるが、「使ってくれるかどうかは分からないけど、いつでも出られる準備はできている。チャンスがもらえればそれに応えたい」と強い決意を語った。

    文:斎藤孝一(エルゴラッソ名古屋担当)

  • [本日のエルゴラッソ1面]青黒の切り札宮本恒靖

    [本日のエルゴラッソ1面]青黒の切り札宮本恒靖

    [明治安田J1第18節 プレビュー]
    ■G大阪 vs 鹿島
    監督交代。岐路に立たされた青黒

    [明治安田J1第18節 プレビュー]
    ■神戸 vs 柏
    上位追撃のためイニエスタ初先発も

    [明治安田J2第25節 マッチレポート]
    ■大宮 vs 松本
    9人で守り永井に託す。松本、一撃必殺の逆転劇)

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