EL GOLAZO(エルゴラッソ)FLASH NEWS

2019.3.9(Sat)

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  • 初のJ3に挑む熊本。熊本市内の百貨店でキックオフイベントを実施

    初のJ3に挑む熊本。熊本市内の百貨店でキックオフイベントを実施

     初めてのJ3に挑むロアッソ熊本は、試合前日の9日夕方、熊本市中央区の鶴屋百貨店サテライトスタジオにて「開幕戦前日キックオフイベント」を行なった。

     この場所で、チームがこうしたイベントを行うのは、05年のクラブ発足時に、セレクションを経て編成された新チームのメンバー発表以来、実に14年ぶり。チームからは渋谷洋樹監督、主将の鈴木翔登、新加入のFW原一樹の3人が姿を見せたほか、クラブのマッスルアンバサダーとして活動するスガッシュさん、マスコットのロアッソくん、そして鶴屋百貨店女子バスケットボール部のチーム公式キャラクターである「つるッピー」が登場。会場には多くのサポーターが集まったほか、買い物客も足を止めていた。

     イベントではトークショーが行われ、原は「鶴屋さんにはなんでも売っていると聞いたので、『点がとれるスパイクが売っていたら買って帰ります』」と述べて会場を笑わせた。

     ファンからの「J2昇格を争うライバルチームはどこですか?」との質問に対して、渋谷監督は「昇格を目指すすべてのチームがライバル」と述べ、キャプテンの鈴木も「1年でJ2復帰という最大のミッションに向かって頑張っていきたい。ぜひ皆さんには後押し、そしてご声援をよろしくお願いします」と決意を見せた。

     トークショーと質疑の後はフォトセッションを行い、最後はこの日限定のパネルを始め、Tシャツなど選手のサイン入りグッズが当たる抽選会が行われた。

     チームは明日13時から、ホームの「えがお健康スタジアム」にAC長野パルセイロを迎えて開幕戦を戦う。

    文・写真:井芹貴志(エルゴラッソ熊本担当)

  • J2昇格を狙う群馬と秋田。開幕戦勝利に向け気迫は十分

    J2昇格を狙う群馬と秋田。開幕戦勝利に向け気迫は十分

     J2昇格を狙う群馬と秋田の開幕戦前日会見が、群馬のホーム・前橋市内で開催された。

     群馬は布啓一郎監督、窪田良主将、秋田は間瀬秀一監督、小谷光毅主将が出席し、それぞれが開幕戦への意気込みを語った。

     昨季5位の群馬と、昨季8位の秋田。今季のJ3昇格争いを演じることが予想されるライバルクラブ同士の開幕戦。会見のマイクをもった両指揮官はリラックスした表情ながらも、言葉の一つひとつに熱い気持ちをみせた。

     2年目の指揮となる布監督は「今季は多くの選手が入れ替わった中で新しい群馬のスタイルをみせることができる。経験のある中堅・ベテランと、勢いのある若手が融合した戦いをみせたい」と語った。

     昨季途中から監督復帰した間瀬監督は「われわれにとって今季は、J2昇格のシーズン。昨年よりも、攻においても守においても進化している。テストマッチでもいい結果を残せたし、いい準備ができた。自分たちに期待している」と自信をみせた。

     群馬・窪田主将が「開幕戦は堅い試合展開になるのかなと思うが、お互いにハードワークするチームなので球際にこだわってプレーしたい」と話せば、小谷光毅主将は「堅い試合か、打ち合いのどちらか。どんなゲームになっても攻撃的なサッカーをみせたい」と明日の開幕戦に照準を定めていた。

     開幕前日で、相手が隣にいる状況のため、監督、選手ともに言葉選びは慎重だったが、開幕勝利への気迫は十分に感じられた。群馬vs秋田は明日の午後5時キックオフだ。

    文・写真:伊藤寿学(エルゴラッソ群馬担当)

  • 喋りでも魅せた二人。相模原開幕戦へ、稲本潤一と富澤清太郎の呼びかけに観客から大きな拍手

    喋りでも魅せた二人。相模原開幕戦へ、稲本潤一と富澤清太郎の呼びかけに観客から大きな拍手

     ホームでの開幕戦を明日に控えた相模原は9日、相模大野駅前でトークショーイベントを開催。今季加入組の稲本潤一と富澤清太郎が出席し、喋りで会場を盛り上げた。

     まず初めに、お互いの印象を聞かれた二人。新加入ながら主将を務める富澤について、稲本は「カンペー(富澤)は「一言発すれば、みんな言うことを聞くだろう」という雰囲気を醸し出している(笑)。僕しか年上がいないので、カンペーも下の人に言いやすいでしょうし、僕も言われたら言うことを聞くみたいな、チームがすごく一つになっていると思います」と冗談交じりにコメント。対する富澤は、稲本とプレーできることについて、「もうラッキーですよね。TVで見ていたような方ですから、その人が同じチームなんて」と笑みをこぼした。

     その後、開幕戦のゴール予想や自身の記憶に残っているゴールについて、さらには富澤にとって横浜FM時代のチームメートである、開幕戦の相手・富山に所属する榎本哲也からメッセージが届くなど、濃厚な内容で盛り上がりを見せながら、トークショーは終盤へ。

     最後に明日の開幕戦に向けて、富澤が「いい準備ができたと思っています。明日、一丸となって勝利を勝ちとります。みなさん熱い声援よろしくお願いします!」と意気込み、稲本が「19人、半分以上のメンバーが変わって新しいチームになったと思いますが、すごく楽しいサッカーをして、なおかつ結果を残していきたいと思います。今日(この場に)チケットを買っていない人が半分以上いたので、これだけでたぶん200人きてくれて、プラス友達を呼んでくれたら700人は今日だけできてくれると思います(笑)。ぜひスタジアムで待っていますので、よろしくお願いします!」と呼びかけると、集まった観客からは大きな拍手。あっという間の約30分間の末、トークショーは盛大に幕を閉じた。

    文・写真:林口翼(エルゴラッソ相模原担当)

  • 新指揮官を迎えたYS横浜。「運命的なモノを感じる」S級同期対決

    新指揮官を迎えたYS横浜。「運命的なモノを感じる」S級同期対決

     明日にJ3開幕戦を迎えるYS横浜は9日、ニッパツ三ツ沢球技場で前日会見を行った。今季から新たに就任したシュタルフ・悠紀・ リヒャルト監督、主将の宮尾孝一が参加し、鳥取戦への意気込みを語った。

    「いよいよ開幕戦を迎えることになりました。私にとってはJリーグ最初の試合なので、非常に楽しみにしています。開幕までのトレーニングを選手たちは一生懸命取り組んでくれて、いい準備ができたと思います。明日、サポーターの目の前で『今年のY.S.C.Cは一味違うぞ』と思ってもらえるようなプレーが出せたらいいなと思っています。(シュタルフ 監督)。

     ここまでYS横浜が取り組んできたのは今までクラブが積み重ねてきた“自分たちからアクションを起こすサッカー”に加えて「1対1のデュエル、切り替えのスピード、情熱的にサッカーをするというキーワードとともに準備をしてきた」(シュタルフ監督)。そのフットボールを鳥取相手にどれだけ表現できるかが楽しみな点になりそうだ。

     そんな新YS横浜が迎え撃つ鳥取との対戦には二つの注目点がある。それは「お互いデビュー戦の相手をできるのは運命的なモノを感じる。ものすごく髙木監督にお世話になった」という相手指揮官の髙木理己監督とのS級同期対決、宮尾孝一が「負けたくない」と話す公私共に親交が深かった元チームメイトの西山雄介らとのマッチアップ。開幕戦という緊張感のある中、ピッチで邂逅する旧友との対戦を心待ちにしているようだった。

     明日の13時、ニッパツ三ツ沢球技場でキックオフするYS横浜vs鳥取。「どのチームも僕らにとってはジャイアントキリング。今年の楽しいサッカーを披露して白星スタートを切れたら最高です」(シュタルフ監督)。

    文・写真:高澤真輝(エルゴラッソYS横浜担当)

  • クラブOBの森下仁志監督が就任。G大阪U-23にタフさを叩き込み、開幕戦へ

    クラブOBの森下仁志監督が就任。G大阪U-23にタフさを叩き込み、開幕戦へ

     昨季はJ3参入後、最高成績となる6位でフィニッシュ。トップチームに高宇洋や一美和成(現・京都)らを送り出すなど、セカンドチームとしての機能性を見せたG大阪U-23は、今季から新たに就任する森下仁志監督のもと、さらなる成長を目指している。

     磐田や京都などでも指揮をとった森下監督は、かつてG大阪でもプレーしたOB監督でもある。クラブに託されたミッションは、若手のさらなる引き上げだ。

     1月の始動直後から、数多くの練習試合を組み込み、実戦形式で森下流のスタイルを浸透させてきた。その狙いは「うまい選手がしっかりと戦えるようになれば、これ以上の武器はない」というもの。

     昨季のG大阪-23はリーグ屈指の攻撃力を誇った。森下監督は今季、「走る」「戦う」「諦めない」というタフなスタイルを選手たちに叩き込むつもりだ。

    「トップの選手を脅かす選手を送り出したい」と話す森下監督だが、もちろんJ3の舞台で求めるのは結果でもある。

     熱血漢の指揮官のもと、1月から着実にチーム作りを進めてきたG大阪U-23は、要所に見るべき選手もそろっている。堂安律(フローニンゲン)とはアカデミー時代からの同期で、ドリブルに長けた食野亮太郎は昨季J1でもプレー。「ここからもう一度トップに食い込む」とブレークを目指している。

     そして『宮本恒靖チルドレン』の一人として昨季、トップデビューした高江麗央も「J3では圧倒的なプレーを見せないとJ1で通じない」と気合十分だ。

    文:下薗 昌記(エル・ゴラッソG大阪担当)