EL GOLAZO(エルゴラッソ)FLASH NEWS

2019.6.14(Fri)

June
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  • 日本トップレベルの識者陣がトレーナーを育成

    日本トップレベルの識者陣がトレーナーを育成

    トレーニングの方法論を細かく提供

     日本サッカー協会とJYDオフィシャルサポーターのニチバンが『SOCCER MEDICAL CAMP』を協働で実施する。

     JYDとは『JFA Youth&Development Programme』の略だ。将来のサッカー界を担っていく人材をどうサポートしていくか」(須原清貴JFA専務理事)ということを念頭に置き、パートナー5社とともにさまざまな施策を講じている。領域についても、ユース年代をはじめ、女子、シニア、フットサル、ビーチサッカー、技術関連事業など多岐に渡る。

     今回、行われる『SOCCER MEDICAL CAMP』はその一環だ。サッカーに関わるアスレティックトレーナーを志す20名を対象に、JFAの活動に関わるドクターやトレーナーがセミナーを行う。参加者の募集に先んじてニチバンの藤川智上席執行役員メディカル事業本部長(写真右から2番目)、JFA専務理事の須原清貴氏(左から2番目)、元日本代表でJFA理事やJYDアンバサダーを務める北澤豪氏(右端)、日本代表のアスレティックトレーナーを務める前田弘氏(左端)が座談会を行った。JYDについて須原氏は「日本代表がW杯で活躍するためにも、普及活動は非常に重要なもの。グラスルーツのレベルで、プレーしてくれる人たちに常に楽しくサッカーに携わっていただきたい。だから安全や一つひとつのトレーニングに関する方法論を提供することが重要」と言えば、北澤氏も「『こういうふうに進めておけばよかったんだ』と感じる。それが20年、30年早かったら(ロシアW杯で)日本はベルギーに勝っていたかもしれない」と例を挙げつつ、「早い段階から、いかに幅広い層にアプローチできるかはサッカー界にとって大事」と将来を担う世代へのサポート、普及が重要であるかを説いた。その点については藤川氏も「トップカテゴリーだけではなく、グラスルーツでも普及をすることを第一に考えています」と共通している。

    普及活動のために豪華メンバー集結

     今回の『SOCCER MEDICAL CAMP』には前田氏をはじめ、同じく日本代表でトレーナーを務める菊島良介氏、なでしこジャパンでトレーナーを務める中野江利子氏、今年のU-20W杯で日本代表を率いていた影山雅永監督、ブラジルW杯にも帯同した順天堂大学の内科医である島田和典氏など、「お金をとったら大変な額になる」と前田氏が言うほどの豪華メンバーが集う。藤川氏は「このプログラムはスポンサーとしてではなく、前田さんのような熱い思いとともにわれわれのスタッフが一緒に作り上げたもの。これだけの先生方に来ていただけることに感謝したい」と、力を入れて推進してきたことを説明。北澤氏が「次の世代に残していく、引き継いでいくことがこれからの発展につながっていく」と期待を寄せれば、前田氏は「これを一つのステップとしてほしい。夢を持ってトレーナーを目指している方がたくさんいると思うが、その夢はいつかかなうという思いでこのプログラムに参加してほしい」と参加者となる人たちへメッセージを送った。(菊地 正典)

    写真:©JFA

    【SOCCER MEDICAL CAMP応募概要】
    応募課題を満たす書類を郵送で提出
    書類提出締切:6月21日(金)必着

    7月~11月まで計7回、平日夜か土曜に実施
    会場:JFAハウス(東京都文京区本郷3-10-15)
    詳細:https://www.jfa.jp/news/00021361/

  • 明治安田生命JリーグKONAMI月間MVP5月度受賞の横浜FM・喜田拓也。全体練習後に行うパス交換の意味

    明治安田生命JリーグKONAMI月間MVP5月度受賞の横浜FM・喜田拓也。全体練習後に行うパス交換の意味

     いつもと何ら変わらなかった。明治安田J1第15節・清水戦前日の14日、ハードワークし、球際で激しく戦う全体練習を終え、フリーの時間になると、喜田拓也はシュート練習やFK練習をする選手たちから離れ、ピッチの中央辺りでチームメイトやスタッフとパス交換をする。

     一見するとただのパス交換に映るかもしれない。ただ、その一つひとつに明確な意図がある。時には周囲に味方や相手がいることを想定しながら、首を振って周囲を確認してボールを受け、パスを返す。時には後ろから来るボールをワンタッチで前に送る。時にはパスをこぼれ球に見立て、前に出ながらワンタッチで攻撃に転じるパスを送る。

    「ちっちゃいことですよ」。喜田は笑う。ただ、その小さな積み重ねが少しずつ、だが確かに積み重なっていく。その成果の一つとして表れたのが、明治安田生命JリーグKONAMI月間MVP、5月度の選出だった。

     常に自身について「評価されにくいポジション」と話してきた喜田。だから月間MVPの一報を聞いた時はまず「びっくりした」。それも時間の経過とともに、喜びに変わっていく。「うれしいし、光栄なこと」。喜田はそう何度も繰り返した。

     繰り返したのはその言葉だけではない。「自分一人でどうこうしたわけではない」「みんなの力で獲った賞」。喜田自身、「繰り返しになるけど」と言いながら、何度も、何度もそう口にした。そして仲間への思いは次のような言葉にも表れる。「個人としてどうこうというよりは、チームとしてそうやって見られているということをちょっとでもみんなが感じてくれたら。こういうことをきっかけにしてチームとして自信をもつことも大事だから」。

     昨季もそうだった。チーム戦術が大幅に変わる中、スタメン出場する試合は限られた。しかしそんな状況でも全体練習で必死にプレーし、声を上げる。その後、長時間の居残り練習も続けていた。それが自分の成長のためであることは言うまでもない。しかし、それだけではなかった。「自分が必死にやることで、出ている選手が『俺たちももっとやらないと』と思ってくれたらうれしいし、若い選手たちにも自分の姿を見て何かを感じとってほしい」。そう言うと「自分も先輩のそういう背中を見てきたから」と笑ったが、喜田はいつも、どんな状況でも自分のことと同じように、いやそれ以上にチームのことを考えてきた。

     これからも、彼の意識や取り組む内容は不変だろう。「選んでいただいてうれしいし光栄だけど、やることは何も変わらない。チームに対する姿勢、思いもまったく変わらない。一つの過程としては悪くないけど、チームとしても最後にどこにいるかが大事だし、一つひとつを積み上げていかないと最後に一番高いところにはいられない」。月間MVPは通過点。喜田はこれからも少しずつ、だが確かに積み上げながら、チームとして望むべき場所を目指していく。

    文・写真:菊地正典(エルゴラッソ浦和担当)

  • 耳がでっかくなっちゃう? 相模原市民デーの来場をマギー審司似の相模原・上米良柊人が呼びかけ

    耳がでっかくなっちゃう? 相模原市民デーの来場をマギー審司似の相模原・上米良柊人が呼びかけ

     相模原は今節、『相模原市民デー』を開催。相模原市在住・在勤・在学の方は先着で1,000名が無料で招待される。

     このイベントに、チームの先頭に立って来場を呼びかけているのは、地元相模原出身のルーキー・上米良柊人だ。

    「今節も相模原の皆さんはたくさん来てくれると思うので、最近は自分も点を取れていないぶん、こういう試合でしっかり点を取れるというところを見せて、勝点3を取りたい」

     そして、この上米良と言えば、手品師・マギー審司さんとのコラボレーションが一躍話題に。上のインパクトある写真を見ても分かるとおり、まさに瓜二つである。

    「そもそもの始まりは、僕がマギー審司さんのネタをしている様子を相模原の公式SNSにアップしたんですよ。それに本人が気づいてくれて、クラブの広報さんが連絡を取ってくれたところ、じゃあ会いましょうと。そしてマセキ芸能社まで行かせていただきました(笑)」

     まだプロ生活半年も経たないルーキーにとってはまさかの体験。よく間違えられる有名人の話で盛り上がるなど、「本当に面白い方でした」とわずかな時間を楽しんだようだ。

     そして、マギー審司さん本人からゴールパフォーマンスの公認も受けた。「イメージトレーニングはしているんですけど、そっちが先行してゴールのイメージが…(笑)」と冗談も見せつつ、「今週ですよね。まだやれていないので、点を取ってやりたいです」と、『相模原市民デー』でのパフォーマンスお披露目を誓った。

     試合は15日(土)17時、相模原ギオンスタジアムでキックオフ予定。悪天候も吹き飛ばし、上米良は“耳をデカくする”。

    写真:©SC相模原

    文:林口翼(エルゴラッソ相模原担当)

  • [本日のエルゴラッソ1面]J1再開 夏への助走。流れをつかむのはどこだ?

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