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手の内を知る甲府・上野展裕監督との対戦を前に、「術中にハマりたくない」と京都の宮城雅史
3月にふくらはぎを負傷して以降、なかなか出場機会に恵まれない状態が続いている京都の宮城雅史だが、26日の紅白戦では常に主力組に入ってプレー。30日に控えているJ2第21節・甲府戦では4試合ぶりの先発出場を果たす可能性が高そうだ。
その今節は、宮城にとって、よく知る指揮官との再会が待つゲームでもある。4月から甲府を指揮している上野展裕監督は、前所属の山口で3シーズン以上にわたり指導受けてきた人物。「自分のことは知られているし、自分もある程度はやり方を知っているつもり」という、互いに手の内を理解し合っている関係だ。
「イヤらしい監督なので、たぶん、自分のところを突いてくるはず(笑)」。そう冗談まじりに警戒をする宮城。それでも、「術中にハマりたくない。逆に“食ってやる”というイメージでやります」と続け、強い気持ちをもって立ち向かう覚悟を示している。
文・写真:川瀬太補(エルゴラッソ京都担当)
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磐田の名波浩監督が大迫勇也を激賞。「あのポストプレーは日本の中でアイツにしかできない」
W杯・セネガル戦の翌日、名波監督が大迫勇也のパフォーマンスを絶賛した。この一戦での大迫は、体格差のあるセネガルDF陣のアプローチに臆することなく、前線でボールを収め、日本代表の攻撃をけん引。そのパフォーマンスは圧巻だった。そんな大迫のパフォーマンスについて名波監督は、「195cm(以上)の二人(のCB)を相手にあれだけポストプレーするやつなかなか世界的にもいないと思うよ。ほぼほぼパーフェクト」と最高の賛辞を送った。
世界基準のセンターフォワードで見れば、大迫は182cmと決して体格に恵まれているとは言えない。ましてや対峙したCBの一人は、ナポリに所属する195cmのクリバリ。今季ナポリの最終ラインを支えた世界でも屈指のCBの一人だ。その相手に対し、いとも簡単にボールを収めてポストプレーする姿は、世界の中で、体格が劣る日本人にとって勇気を与えるパフォーマンスだった。
そんな大迫のポストプレーについて名波監督に問うと、「(ボールを受ける前に)一回体を当てたあとに(相手が)離れた感覚が分かっていると思うから、そこまで慌てずにプレーできている。体を当てたあとは、棒立ちに見えるときもあるけど、次のプレーをイメージしながらプレーできている」と大迫のポストプレーの精度の高さを分析した。
「大迫半端ない」という一言で大迫のすごさを語られる傾向が強いが、彼のプレーには確固たる技術が集約されている。名波監督は最後に、「(あのプレーは)日本の中でアイツにしかできないね、すごいよ」と再び賛辞の言葉を送った。グループステージ突破を懸けたポーランド戦での大迫の活躍に期待したい。
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