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W杯を見て刺激を受ける大宮の三門雄大。暑さの中で意識することとは
W杯を戦う日本代表の奮闘が世間を賑わせ、その戦いぶりに称賛が集まる。チームの大半が欧州でプレーする選手である一方、彼らも最初はJリーグの舞台から羽ばたいており、だからこそJリーガーたちにとっても刺激となる。新潟時代に東口順昭、酒井高徳とともにプレーした大宮の三門雄大も、刺激を受けている一人だ。
「日本代表の選手たちは足元の技術では負けていないと思いますし、見ていて非常に勉強になる部分も多かった。代表には僕らがJリーグでやったことのある選手もたくさんいます。そういう選手たちが一生懸命、必死になって戦っている姿には感動しますし、刺激も受けます。立場は違いますけど、『負けていられないな』という思いがありますし、何とか頑張って日本サッカーを盛り上げてもらうことも大事だと思います」
また、日本代表のダブルボランチ、長谷部誠と柴崎岳が見せる臨機応変なビルドアップは、大宮の三門・大山啓輔のペアがシーズンを戦う中で会得してきたビルドアップに通じる部分もある。戦いの場が違っても、相手のプレッシャーの掛け方に応じてポジショニングの変化を加えながらボールを動かすという点は変わらない。
「特にセネガル戦はそうでしたね。相手のイヤなところを突いていくという形で、非常に良いなと思いました。ロシアも暑いと聞いているので、ビルドアップは大事になってきますから」と三門。暑さの厳しい夏場を迎え、ビルドアップの重要性が増すのはJ2リーグ戦でも同じこと。日本代表からも刺激を受けつつ、さらなるレベルアップによってリーグ戦、まずは今節・愛媛戦の勝利につなげていきたい。
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C大阪、VARが必要なほど激しい紅白戦とBBQで沖縄キャンプ締め。「有意義な1週間になった」(ユン・ジョンファン監督)
体調不良で不参加となった高木俊幸を除くトップチームの全選手が参加した(24日~26日はU-23の斧澤隼輝、茂木秀も加わる)沖縄キャンプ6日目。実質、キャンプ最終日となった26日は、その集大成となる紅白戦(30分×2本、20分)が行われた。
24日の紅白戦と同じ組み合わせで行われた一戦は、柿谷曜一朗に清武弘嗣、ソウザらで組むポゼッション能力に長けた選手を多く擁するビブなし組が、ボールを握って押し込む時間を多く作るも決め切れずにいると、堅守速攻を軸とするビブス組が、いずれも速攻から、2本目にヤン・ドンヒョン(アシストはサイドを突破した田中亜土夢)、3本目に田中亜土夢(アシストは裏に抜け出した杉本健勇)が得点を決めた。
途中、主審を務めた森島寛晃氏がPK判定を巡って選手から激しく抗議を受ける場面(森島氏はVARを要求)も。また、コンタクトプレーでは、その激しさゆえ、両チームが一触即発の事態になるなど非常に密度の濃い、結果にこだわった一戦となった。
試合を終えて帰りのバスに乗り込む前、選手会長の酒本憲幸にキャンプの総括を求めると、「見たら分かるでしょ。暑い、しんどい。これ(こんなに追い込むん)やったら、10連休いらんかった。ヤバい、ヤバい…」と、選手たちの声を代弁して(?)思わずぼやき節に。
「暑くて大変だったけど、充実したキャンプになった。また厳しい戦いが始まるし、(山口)蛍と(キム)ジンヒョンがいい形で合流できるように、僕たちもいい準備をしたい」とは清武。ユン・ジョンファン監督も、「一週間をよく過ごしたと思う。体力面も含め、後半戦に向けてのベース作りができた。有意義な一週間になった」と納得の様子でキャンプを振り返った。
26日の夜は、選手・スタッフによるBBQも行われ、逆転でのリーグ優勝を目指すシーズン後半戦へ向け、チーム全体の結束力を高めた。
文・写真:小田尚史(エルゴラッソC大阪担当)
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[本日のエルゴラッソ1面]日本堂々
[2018 FIFA World Cup Russia™]PV
■日本代表 vs ポーランド代表
決戦[2018 FIFA World Cup Russia™]
■日本 vs セネガル
進化版“自分たちのサッカー”は臨機応変■イラン vs ポルトガル
大きかったクアレスマのスーパーゴール
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