-
新潟の片渕浩一郎監督は来季、トップチームのコーチに
新潟は今季途中から監督をつとめていた片渕浩一郎氏がトップチームのコーチに就任することが決まったと発表した。
今季からトップチームのコーチを務めていた片渕氏は吉田達磨前監督のあとを受け、9月に監督に就任。苦しみながらもJ1残留を果たしていた。
片渕氏は「来シーズンからは改めてトップチームのコーチとして、三浦監督のサポートをしながら、クラブのために、チームのために全力を尽くしたいと思っています」とコメントしている。
-
12年のチーム得点王が帰ってくる。京都のFW有田光希が愛媛に加入
愛媛は京都からFW有田光希を完全移籍で加入することが決まったと発表した。
有田は12年に愛媛に所属しており、そのシーズンはチームトップの14得点を挙げている。その後、神戸、京都と渡り歩き、5年ぶりに復帰することになる。
有田は「愛媛FCに加入するのは2回目ですが、新たな気持ち、覚悟、大きな責任感をもって闘っていきたいと思います。またみなさんと共に闘えるのを楽しみにしています」とコメントしている。
-
長崎の原田武男アシスタントコーチが北九州の監督に就任
長崎は12日、長崎U-18の原田武男監督(トップチームアシスタントコーチ兼任)が契約を満了し、来季からJ3の北九州の監督に就任することを発表した。
原田監督は、Jリーグ参入を目指して活動していた長崎の前身である有明SCに14年に加入し、九州各県決勝大会、地域リーグ、JFLでプレー。10年の現役引退後も普及やホームタウン活動、アカデミーの指導を行い、サポーターから「ミスターV・ファーレン」と呼ばれるクラブのアイコンとも言える存在だった。
チームは来季も現場での活動を希望していたがクラブから契約更改のオファーがなされず、熱心なオファーをくれた北九州の監督に就任することが決まった。原田監督にとってトップチームで指揮を執るのは北九州が初となるが、長崎U-18を率いて4年で九州上位を狙えるチームに育てた実績があり、これまでにもJクラブから再三に渡って監督やコーチのオファーを受けているなど、関係者間での評価は高い。J3から再出発となる北九州での指揮ぶりに期待が集まるととともに、長崎にとってはコーチであり、将来の監督候補であり、実績を上げていたアカデミー指導者だった原田監督を失うことは大きな痛手と言えるだろう。
文・写真:藤原裕久(エル・ゴラッソ長崎担当)
-
新潟の新監督に三浦文丈氏。「新潟にもう一度戻ることをとても嬉しく思っています」
新潟は三浦文丈氏(46)が来季の監督にが決まったと発表した。
三浦氏は現役引退後、FC東京や福岡でコーチを務めたあと、今季、長野の監督に就任。J3リーグ戦では3位という成績だった。
また、三浦氏は13〜14年に新潟でコーチも務めた経験も持っている。「アルビレックス新潟の監督に就任することを光栄に思うと同時に、新潟にもう一度戻ることをとても嬉しく思っています。攻守にハードワークし、チームの勝利のために全員が戦うのが新潟のサッカーのDNAだと感じています。それをベースに、攻守にスピーディーなサッカーを目指していきます」とコメントしている。
-
達磨甲府のハネムーンがスタート
来季の監督就任が11月15日に発表されている甲府の吉田達磨新監督が12日にクラブ内で取材に応じた。
来季の戦力・スタッフ構成などまだ未確定な要素が多いため、具体的な戦い方などについては言及しなかったが、「僕に対するイメージを選手や皆さんも持っていると思うが、トレーニングをやれば『守備練習の時間が長いなぁ』など意外に思うことがあると思う」と、イメージとそれに対する甲府の現実の間を埋めるコメントをした。何かを大きく変えるのではなく、現実的にはJ1残留が最大の目標であることも話し、「選手と顔を合わせないと何を求めるのか、何を求めてはいけないのか見えてこないし、それは肌感覚のところ。(戦力が上の相手でも引き分けることができるなど)根気強く戦うことが大事で、それができれば選手が能動的にプレーしていくことにトライできるのではないか。そこから『コイツらイヤだな』と相手に思われるチームになっていくことが次のステップになっていくと思う。ボールを奪いに行くことは取り組まないといけないし、マイボールの時間がヒヤヒヤする時間ではあってはいけない。これらのことを大事にして進めていきたい」と現時点で話せる方向性を示した。
吉田新監督とファン・サポーター、クラブ、スポンサー、そして記者とのハネムーンは穏やかに始まった印象。来季のJ1は甲府と予算規模が同等のクラブが一つもなく、この点では断トツの最下位の見込み。今季以上の厳しい戦いが予想されるが、金(カネ)で順位を決めさせない達磨甲府が17年の荒野にどんな足跡を残すのか注目だ。
文・写真:松尾潤(エル・ゴラッソ甲府担当)
-
長崎のGK大久保択生、術後の経過は良好
シーズンオフに入ってすでに2週間以上が経つ中、いまだに契約更改などのリリースが少ない長崎だが、選手たちはそれぞれ来季へ向けて準備を進めている。
11月21日に左足関節後方インピンジメントの手術を行ったGK大久保択生もその一人だ。シーズン終盤はやや痛みを感じていた左足も、手術によって不安が取り除かれたようで、すでにランニングや筋力トレーニングを行っているという。手術のために11月23日のファン感を欠場し、サポーターが選ぶシーズンMIP『角煮MAN総選挙』で2位に入った喜びをみんなと分かち合えなかったのは残念なようだが、違和感なく歩けるようになったことは大久保自身にとって大きな安心となっているようだ。
昨季はリーグ最少失点を達成し、今季はリーグ戦全試合に出場。契約も含めて大久保の来季がどうなるか注目したい。
文・写真:藤原裕久(エル・ゴラッソ長崎担当)
-
今季限りで仙台を退団したFWウイルソンが甲府に加入
甲府は今季限りで仙台を退団したウイルソンの加入が内定したと発表。
ウイルソンは12年に仙台に加入。そのシーズンはJ1リーグ戦で32試合に出場し、13得点を挙げ、Jリーグベストイレブンにも選ばれている。
ウイルソンのコメントは以下のとおり。
「ヴァンフォーレ甲府サポーターの皆様、来季はヴァンフォーレ甲府のエンブレムを胸にプレーします。この機会を頂いたことに感謝していますし、本当に嬉しく思います。 来季、良い結果を出せるように既にコンディションを整えています。サポーターの皆様と一緒に戦いベストを尽くしたいと思います」
なお、FWダヴィ、MFマルキーニョス・パラナ、MFビリー・セレスキーの3選手との来季の契約を更新しないこともあわせて発表されている。
-
岡田武史・FC今治オーナーが遠藤保仁と今野泰幸に「ウチに来い」とラブコール
G大阪は10日、吹田市内のクラブ練習場で来季からのJFL昇格が決まっているFC今治と対戦した。試合は倉田秋とアデミウソンのゴールでG大阪が2-0の勝利。ピッチサイドではFC今治のオーナーを務める岡田武史氏の姿もあったが、試合後にはW杯南アフリカ大会をともに戦った遠藤保仁と今野泰幸とも旧交を温めた。
「相変わらず元気そうで良かった。ウチに来いと言ったんだけど『3年後に』だって(笑)」とラブコールを送った遠藤からの回答を冗談めかして明かした岡田氏だが、札幌時代にも師弟関係だった今野にもラブコール。「ウチに来ないかみたいな感じでした(笑)」と明かした今野だったが「長い間僕は現役を続けたいし、タイミングがあって誘ってくれれば一緒にやれたらいい」とまんざらでもなさそうだった。
文:下薗昌記(エル・ゴラッソG大阪担当)
写真:松本隆志