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高萩洋次郎と対戦するために。川崎Fの田坂祐介は天皇杯優勝を目指す
チャンピオンシップで悔しい敗戦を喫してリーグタイトルを逃した川崎Fの目線は、天皇杯に向いている。年末の2試合を勝ち進み、元日決戦を制すればACLの本戦出場権も獲得できるのだから、チームの目も本気だ。「正直、予選なしで行きたい」と田坂祐介は語る。
そして、仮に川崎Fが天皇杯を制した場合はアジア第2代表となり、東地区のグループFに入ることが決まっている。そのグループにいるのは、FCソウル、ウェスタン・シドニー。そしてプレーオフで上海上港が勝ち上がった場合には、田坂にとっては「けっこうゆかりのある人がいるチームと戦う」ことになる。
FCソウルには広島ユースの後輩である高萩洋次郎、ウェスタン・シドニーには川崎Fでともに戦った楠神順平、そして上海上港には楠神と同じく川崎Fの元同僚であるフッキがいる。
そんな中、田坂が対戦を楽しみにするのが高萩だ。
「愛媛にレンタルで修行に出て、そこで帰ってきてから覚醒した感じがあります。もともと足元はうまかったし上手な選手でしたけど、線が細かったですから、やるサッカーによっては厳しい部分もあったのかな。でも、韓国でやっているくらいだから、相当タフになっていると思う。対戦するのは楽しみです」
広島時代にともに過ごした後輩と再会するために、田坂は何が何でも天皇杯を獲りたいと強く思っている。
文:竹中玲央奈(エルゴラッソ川崎F担当)
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モチベーション高く練習に臨む川崎Fの板倉滉。その理由はあのチームを倒すため
天皇杯準決勝・FC東京戦まで残り4日となり、チーム全体のコンディションも上向きだ。大島僚太が左ふくらはぎを痛めたことにより再度、全体練習から離れたのが気がかりであるが、代わりとしてボランチの位置に入った板倉滉は高いモチベーションで練習に臨んでいる。
「あの試合に関しては自分の中では全然できなかったというのが正直な印象。いつも見えているところが見えていなかったりした」
板倉がこう振り返るのはチャンピオンシップ準決勝の鹿島戦(0●1)。その前週に行われた天皇杯4回戦・浦和戦(3△3・4PK1)では延長後半にエドゥアルドが決めた同点弾をアシストするなど大活躍を見せたが、大一番の鹿島戦では持てる力を発揮できず。そこについては「めちゃくちゃ悔しい」と語り、天皇杯への思いについてもこう続ける。
「だからこそ天皇杯で鹿島をつぶしたい」
鹿島と対戦できる可能性があるのは決勝の舞台。板倉の中で、鹿島に対する敵対心はふつふつと燃えている。
文:竹中玲央奈(エルゴラッソ川崎F担当)
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C大阪のMF橋本英郎が東京Vに完全移籍。今季は期限付き移籍で長野でプレー
東京Vは、MF橋本英郎がC大阪から完全移籍で加入することが決まったと発表した。
橋本は今季序盤はC大阪でプレーし、7月に長野に期限付き移籍していた。J2リーグ戦2試合出場、J3リーグ戦で19試合出場1得点の成績を残している。
東京Vの公式HPを通じ橋本は「来季、クラブの新たなチャレンジに共感し、一緒に頑張りたいと思い移籍してきました。チーム内での競争を活発に行っていけるよう日々練習から頑張っていきます」とコメントした。
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岐阜のFW鈴木ブルーノがマレーシアのヌグリ・スンビランFAに完全移籍
岐阜はFW鈴木ブルーノがマレーシア2部リーグに所属するヌグリ・スンビランFAに完全移籍することが決定したと発表した。
鈴木は今季、シンガポールのゲイラン・インターナショナルFCから加入。J2リーグ戦で11試合に出場し3得点を記録。J2リーグ戦序盤は、2試合連続ゴールを決めるなど結果を残していたが、リーグ戦中盤以降は出場機会が減っていた。
鈴木はクラブを通じて「岐阜での経験を海外で生かせるように頑張ります。違うチームに行っても岐阜を応援しています。J1に昇格することを願っています」とコメントしている。 -
岡山のFW押谷が名古屋に完全移籍。「名古屋グランパスは特別なクラブ」
名古屋は、岡山のFW押谷祐樹が完全移籍で加入することが決定したと発表した。押谷は今季、J2リーグ戦で35試合に出場し、14得点を挙げていた。
名古屋の公式HPを通じて押谷は「名古屋で生まれ、3歳まで育った僕にとって名古屋グランパスは特別なクラブの一つです。磐田のジュニアユースやユースに所属していたときも試合で何度も三好には来ています。また、岐阜に所属していたとき、プレシーズンマッチの名古屋戦で、そのレベルの高さに圧倒され、 自分はプロとしてまだまだだなと痛感したことを覚えています。それから数年が経ったいま、自分が特別な感情を抱く名古屋の一員になれることを本当に誇りに思います。今までの経験を生かし、名古屋がJ1へ復帰するために日々努力し、全力を尽くしますので、ご声援よろしくお願いします」とコメントした。
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横浜FCのMF小野瀬康介が山口に完全移籍
山口はMF小野瀬康介が横浜FCから完全移籍で加入することが決定したと発表した。
小野瀬は12年に横浜FCユースからトップチームに昇格し、以降5年間横浜FCに所属。今季はJ2リーグ戦で30試合に出場し、4得点を挙げていた。
山口の公式HPを通じて小野瀬は「新しい環境での挑戦をとても楽しみにしています。 チームの勝利のために全力で戦いますので応援よろしくお願いします」とコメントした。
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福岡のDF田村友が浦和に期限付き移籍で加入
福岡は、DF田村友が浦和に期限付き移籍することになったと発表した。田村は今季、J1リーグ戦で16試合に出場。ルヴァンカップでは6試合出場1得点。天皇杯は1試合出場1得点という成績だった。契約上、来季は福岡と対戦するすべての公式戦に出場できない。
クラブを通じて田村は、「プロ3年目となる来シーズンは、新しい環境でチャレンジすることも自分自身の成長につながるのではないかと考え、決断いたしました。アビスパで積み重ねたことを自信に、1試合でも多く試合に出場し、みなさんにレベルアップした姿を見せられるよう全力で頑張ってきます。これからもよろしくお願いします」とコメントしている。
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名古屋のFW松田力が福岡に完全移籍。「再び名古屋でプレーすることを目標に」
名古屋はFW松田力が福岡へ完全移籍することが決定したと発表した。
松田は14年にびわこ成蹊スポーツ大から名古屋に加入。昨季千葉に期限付き移籍し、今季から名古屋に復帰していた。今季はJ1リーグ戦で14試合に出場し、1得点を挙げていた。
クラブの公式HPを通じ松田は、「大学卒業以来、プロとして名古屋で過ごした3年間で、人としてもサッカー選手としても大きく成長させていただいたと感じています。名古屋のファン・サポーターのみなさまにはいつも温かく、全力で応援していただき本当に感謝しかありません。再び名古屋でプレーすることを目標に、今まで以上にサッカーに励み、成長したいと思います」とコメントした。