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大久保、エウシーニョの得点で天皇杯準決勝進出。風間フロンターレの旅はまだ終わらない
今季限りで風間八宏監督が退任を発表している川崎F。敗れればそこで風間フロンターレラストマッチとなる天皇杯準々決勝・FC東京戦だったが、FW大久保嘉人(写真左)、MFエウシーニョ(写真右)のゴールで多摩川を挟んだライバルに勝利し、悲願の初タイトル獲得に一歩前進した。
試合後、風間監督は「(最後)セットプレーで1点取られたが、それ以外はゲームをうまくコントロールしてやっていたと思う。ひさびさの試合なので、選手もすごく難しい状態だったと思うが、『立ち上がりから良い入り方をして、しっかり勝つ』ということを目指してやってきた。良い試合だったと思う」と語り、あらためてタイトルへの思いを聞かれると、「選手たちは今季ずっと戦ってきて、トップになってもおかしくない力は備えてきた。大きな期待をサポーターも寄せてくれている。みんなの願いを叶えたいと思うし、選手もそのつもりでやってくれていると思うので、1試合1試合、全力で1番上までいきたいと思う」と、川崎Fの指揮官として臨む最後の大会でのタイトル獲得の意気込みをあらわにした。
川崎Fは29日に行われる準決勝で大宮と対戦する。
■天皇杯準決勝対戦カード
12月29日(木)
13:05 横浜FM vs 鹿島 ヤンマースタジアム長居
15:05 大宮 vs 川崎F 日産スタジアム
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延長の末に湘南を破った大宮が準決勝へ。天皇杯4強が出そろう
16時キックオフの天皇杯準々決勝・大宮vs湘南は延長の末に4-2で大宮が勝利し、準決勝に駒を進めた。
大宮は32分、左サイドでボールを受けたMF泉澤仁が得意のドリブルで湘南DFをかわしてシュート。これが豪快に決まり、1点をリードして前半を折り返す。
後半開始早々の52分には湘南のDF奈良輪雄太が2度目の警告で退場。ここから流れは一層大宮に傾き、一方的な展開になるかと思われた。しかし70分、一人少ない湘南がMF菊地俊介のゴールで同点に追い付くと、試合はそのまま延長戦に突入。
そして迎えた93分、湘南がハーフウェーライン付近でFKを得ると、DFアンドレ・バイアが蹴ったロングボールにFW藤田祥史が反応し、大宮GK塩田仁史が触れる手前でバックヘッド。これがゴールネットを揺らし、一人少ない湘南が2-1と勝ち越す。
しかし、これで火が点いた大宮は延長後半に怒涛のゴールラッシュ。111分、118分と立て続けにDF菊地光将が得点を挙げ再逆転に成功すると、120分にはDF大屋翼がダメ押し点を叩き込み、4-2で試合終了。苦しみながらも準決勝に勝ち上がった。
これで天皇杯準々決勝がすべて終了し、準決勝進出チームが出そろった。大宮は29日の準決勝で川崎Fと対戦する。
■天皇杯準々決勝結果(16時キックオフ試合)
・FC東京 1-2 川崎F
【得点者】
(FC東京)90+1’ 平山相太
(川崎F)20’ 大久保嘉人 28’ エウシーニョ
・大宮 4-2 湘南
【得点者】
(大宮)32’ 泉澤仁 111’ 菊地光将 118’ 菊地光将 120’ 大屋 翼
(湘南)70' 菊地俊介 93' 藤田祥史
■天皇杯準決勝対戦カード
12月29日(木)
13:05 横浜FM vs 鹿島 ヤンマースタジアム長居
15:05 大宮 vs 川崎F 日産スタジアム
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天皇杯初優勝を目指す川崎FがFC東京を下し準決勝進出
16時キックオフの天皇杯準々決勝・FC東京vs川崎Fは2-1で川崎Fが勝利し、準決勝に駒を進めた。
20分、川崎FはFC東京陣内で巧みなパスワークを披露し、右サイドのDF田坂祐介へ。フリーでボールを受けた田坂のクロスにFW大久保嘉人が合わせ、川崎Fが先制。8分後の28分にはカウンターからMF登里享平、MFエドゥアルド・ネット、MFエウシーニョとつなぎ、最後はエウシーニョが狙い澄ましたシュートをゴール左に流し込み、川崎Fが追加点を挙げて前半を折り返す。
後半はFC東京も反撃を見せたが、ゴールは遠く、後半ロスタイムに途中出場のFW平山相太がFKを頭で合わせ1点を返すも時すでに遅し。川崎Fが2-1で勝利した。
初優勝を目指す川崎Fは準決勝で大宮と対戦する。
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J3の栃木が浦安FW竹中公基と盛岡MF牛之濵拓を完全移籍で獲得。竹中は今季、JFLで得点ランク3位
J3の栃木はJFL・ブリオベッカ浦安のFW竹中公基とJ3・盛岡のMF牛之濵拓が完全移籍で加入することになったと発表した。栃木は今季、J3でチームトップの11得点を挙げたFW大石治寿がJ2・山口に完全移籍することが決定。来季、J2に昇格するために攻撃陣の補強は急務だった。竹中は今季、JFLで得点ランキング3位の17得点を挙げ、牛之濱は今季、J3で9得点を挙げている。
竹中は「初めまして。ブリオベッカ浦安から移籍しました竹中公基です。栃木サポーターの皆様に少しでも早く名前を覚えてもらえるよう、そして早くピッチに立ち、J2昇格というチームの目標に貢献できるように頑張りますので、応援宜しくお願いします!」とコメント。牛之濵も「栃木SCに加入することができて嬉しく思います! J2昇格という目標を達成するために、ピッチを走り回り、自分が持っているものをすべて出してチームに貢献したいです!応援よろしくお願いします!」と栃木のホームページでコメントしている。
写真:内田 浩嗣
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横浜FMと鹿島が天皇杯4強へ。横浜FMはMF天野純の強烈ミドルでG大阪の3連覇の夢を打ち砕く
天皇杯準々決勝が行われ、横浜FMと鹿島が準決勝に駒を進めた。
横浜FMは史上初の天皇杯3連覇を狙うG大阪と日産スタジアムで対戦。64分にMF齋藤学が自ら獲得したPKで先制すると、1-1に追い付かれた後半ロスタイム6分、MF天野純が鮮やかなミドルシュートを決め、劇的に準決勝進出を決めた。
鹿島は広島とカシマスタジアムで対戦。0-0で迎えた57分、MF小笠原満男のパスに抜け出したFW赤崎秀平が角度のない場所からシュートを決めて、これが決勝点。広島も反撃に出たが、63分にFWアンデルソン・ロペスがPKを失敗するなど同点に追い付くことができなかった。今季限りでの現役引退を発表しているMF森﨑浩司や来季、名古屋への移籍が決定しているFW佐藤寿人などにとっては広島でのラストマッチとなってしまった。
■天皇杯準々決勝結果(13時キックオフ試合)
横浜FM 2-1 G大阪
【得点者】
(横浜FM)63’ 齋藤学、90+6’ 天野純
(G大阪)87’ 今野泰幸
鹿島 1-0 広島
【得点者】
(鹿島)57’ 赤崎秀平
(広島)
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今季期限付き移籍で岡山から山口に加入のFW岡本英也が完全移籍へ
山口は岡山から期限付き移籍で加入していたFW岡本英也が完全移籍で加入することになったと発表した。
岡本は今季7月に岡山から山口に期限付き移籍し、以降J2リーグ戦で10試合に出場していた。山口の公式HPを通じ、岡本は「夏よりレノファ山口でプレーさせてもらい、この度完全移籍させていただくことになりました。今季はけがもあり、チームに迷惑をかけてしまい、このままでは終われないと思い(完全)移籍することを決めました。来季は、自分の持っているものをすべて出し切り、1試合でも多くチームに貢献できるよう精一杯頑張ります」とコメントした。
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京都の平井直人GKコーチが山口のGKコーチに。「GK陣から常に良い雰囲気を作っていきたい」
山口は京都のGKコーチを務めていた平井直人氏が来季、トップチームのGKコーチに就任すると発表した。山口の上野監督が京都のヘッドコーチなどを務めた05~08年、平井GKコーチは選手としてプレーしていた。
平井GKコーチは「来シーズンより、レノファ山口の一員となれる事を大変嬉しく光栄に思います。チームが良い方向へ向かうために、GK陣から常に良い雰囲気を作っていきたいと思います。そして上野監督を全力でサポートし、レノファサポーターの皆さんと維新公園で勝利を分かち合いたいです」とクラブHPでコメントした。
また山口は今季、岡山から期限付き移籍で加入していたFW岡本英也が来季、完全移籍で加入することになったと発表した。
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松本コーチの田坂和昭氏がJ3・福島の来季監督に。「全力投球で仕事に励んで参ります」
J3の福島は来季、田坂和昭氏が監督に就任すると発表した。田坂氏は今季、J2の松本のコーチを務めていたが、今季限りでの退任が松本から発表されていた。
田坂氏は「選手、スタッフ、クラブが高い競争意識を持ちチーム発展の為に、日々精進したいと思います。そして地域貢献にも力を注ぎ、サッカーを通じてサポーター、県民の皆様に喜びと笑顔が広がるよう全力投球で仕事に励んで参ります。是非スタジアムに来て声援を送ってください。宜しくお願い致します」とクラブHPでコメントしている。
福島は今季J3で16チーム中14位(7勝9分14敗)。14年から3年間指揮を執った栗原圭介監督の退任が発表されていた。