EL GOLAZO(エルゴラッソ)FLASH NEWS

2016.12.25(Sun)

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  • 栃木、期限付き移籍で加入していたDF宮崎を完全移籍で獲得。「このチームの為に次こそは必ずサポーターの皆様と共に昇格したい」

    栃木、期限付き移籍で加入していたDF宮崎を完全移籍で獲得。「このチームの為に次こそは必ずサポーターの皆様と共に昇格したい」

     栃木は町田から期限付き移籍で加入していたDF宮崎泰右が完全移籍で加入することが決まったと発表した。

     宮崎は、今季途中から育成型期限付き移籍で栃木に加入。J3リーグ戦16試合出場2得点。町田ではJ2リーグ戦3試合に出場していた。

     栃木の公式HPを通じて宮崎は「今年の夏から加入しましたが、チームの目標を達成することができずに本当に自分自身、不甲斐ない気持ちでいっぱいでした。なので、そんな気持ちで栃木を去ることはできず、このチームの為に次こそは必ずサポーターの皆様とともに昇格したいと思い、このような決断をさせて頂きました。引き続き宮崎を栃木の一員として応援して頂けたらうれしいです。よろしくお願いします」とコメントしている。
  • 広島がブラジル2部のセアラ・スポルティング・クラブからMFフェリペを完全移籍で獲得

     広島はブラジル2部に所属しているセアラ・スポルティング・クラブからMFフェリペが完全移籍で加入すると発表した。

     ブラジル・サンパウロ州生まれのフェリペは1990年生まれの26歳。パルメイラスやアトレチコ・パラナエンセなどに所属した経歴があり、今季はブラジル2部のセアラで28試合4得点の成績を残している。代表歴はU-19ブラジル代表でのプレー経験があり、08年の仙台カップ国際ユースサッカー大会で来日している。
  • 皇后杯はPK戦の末、I神戸が連覇達成

    皇后杯はPK戦の末、I神戸が連覇達成

     第38回皇后杯は初優勝を狙う新潟Lと連破を狙うI神戸の一戦は2年連続同一カードの決勝戦となった。試合はどちらも一歩も譲らないまま延長戦に突入。延長前半で主導権を握ったのは新潟Lだったが、ゴールを決められない。すると、延長後半になりI神戸が反撃。115分に中島依美が強烈な左足ミドルシュート。これはバーに当たるが、続くCKの流れからもFW増矢理花が決定的なシュートを放つが、GK福村香奈絵が好セーブを見せる。延長後半ロスタイムにも増矢がエリア内でシュートを放つが、またもや福村が立ちはだかるなど、120分間では決着がつかず。

     PK戦に突入した激戦は、双方5人目が蹴り終わっても決着がつかない。それでも新潟7人目のDF渡辺彩香のキックをI神戸GK武仲麗依がストップ。その後のFW増矢理花がしっかりと決めて、I神戸が2年連続の皇后杯優勝を決めた。

  • 群馬が大学生3人の加入内定を発表。関学大MF出岡大輝、日体大MF高井和馬、流経大DF藤原雄斗

    群馬が大学生3人の加入内定を発表。関学大MF出岡大輝、日体大MF高井和馬、流経大DF藤原雄斗

     群馬は関西学院大のMF出岡大輝(写真)、日本体育大のMF高井和馬、流通経済大のDF藤原雅斗の来季加入が内定したと発表した。

     出岡は得点感覚に優れたストライカーだが、CBとGK以外のポジションならどこでもこなせるユーティリティー性を持つ(今回の発表でも登録はMFになっている)。左足のキックも正確でセットプレーのキッカーも担う。

     高井は今季の関東大学リーグの得点王で、J1クラブも興味を示していたアタッカー。非常に高井技術を持ち、キレ鋭いドリブルから積極的にゴールを目指す。

     藤原は強豪・流通経済大で1年次から出場機会を得ていた実力派のCB。やや苦しんだ時期もあったが、今季はJFLに参加する流経大ドラゴンズで戦い、1stステージ優勝に貢献。身体能力が高く、粘り強い守備を見せる。

     

    MF 出岡 大輝(でおか・だいき)

     

    生年月日:1994年8月16日

    身長/体重:179cm/72kg

    利き足:左

    出身地:大阪府

    サッカー歴:AVANTI KANSAI FC→G大阪ジュニアユース→G大阪ユース→関西学院大

     

    MF 高井 和馬(たかい・かずま)

     

    生年月日:1994年8月5日

    身長/体重:178cm/75kg

    利き足:右

    出身地:千葉県

    サッカー歴:つくしSC→カネヅカSC→帝京長岡高→千葉SCユース→日本体育大

     

    DF 藤原 雅斗(ふじわら・まさと)

     

    生年月日:1994年4月14日

    身長/体重:180cm/75kg

    利き足:右

    出身地:大阪府

    サッカー歴:エイトハローSC→C大阪U-15→C大阪U-18→流通経済大

     

  • FC東京のGK榎本が現役引退を発表。FC東京普及部コーチに就任

    FC東京のGK榎本が現役引退を発表。FC東京普及部コーチに就任

     FC東京はGK榎本達也が現役を引退し、FC東京普及部コーチに就任することが決定したと発表した。

     榎本は、97年に浦和学院高から横浜マリノス(現・横浜F・マリノス)に入団。横浜FMでは、01年のヤマザキナビスコカップ(現ルヴァンカップ)で優勝し、大会MVPにも輝いた。03年、04年には2年連続のJ1リーグ年間優勝に貢献している。15年に栃木からFC東京に加入。今季はJ1リーグ戦の出場はなく、FC東京U‐23が所属するJ3リーグ戦で7試合に出場していた。

     FC東京の公式HPを通じて榎本は「プロサッカー選手として20年間、このたび現役を引退する決意をしました。まずはこの20年で在籍させていただいた横浜FM、神戸、徳島、栃木、そしてFC東京の社長をはじめクラブ関係者、チームスタッフ、チームメート、スポンサーやファン・サポーターのみなさんに厚く感謝申し上げます。来シーズンからは指導者として、新しいスタートを切ります。そのスタートをFC東京で始められることはとてもうれしく、光栄に思っています。選手生活同様に指導者としても『日進月歩』の精神で、東京のみなさんとともに歩んでいきたいと思います。今までのご声援、本当にありがとうございました。そしてこれからもよろしくお願いいたします」とコメントしている。

  • 来年50歳になる元日本代表FW中山雅史が来季、J3に参入する沼津と契約を更新。「全力でチームと共に挑戦します」

    来年50歳になる元日本代表FW中山雅史が来季、J3に参入する沼津と契約を更新。「全力でチームと共に挑戦します」

     来季からJ3に参入するアスルクラロ沼津が元日本代表FW中山雅史と17シーズンの契約を更新したと発表した。中山は「来季もアスルクラロ沼津でプレーできることになりました。また、全力でチームと共に挑戦します。チームの力になれるように全力で戦います」とクラブHPでコメントした。

     中山は昨年9月、沼津に加入。今季はけがの影響もあり、公式戦の出場はなかった。50歳となる来年、再びJのピッチでその姿を見ることができるか。

  • 長崎の高木監督が来季も続投。「皆さまに良い結果を届けられるよう全力を尽くしたい」

    長崎の高木監督が来季も続投。「皆さまに良い結果を届けられるよう全力を尽くしたい」

     長崎は高木琢也監督と2017シーズンの契約を更新したと発表した。

     高木監督は、13年に長崎の監督に就任。J2参入初年度ながら、J2リーグ戦6位の成績を残し、チームをJ1昇格プレーオフに導いた。15年にもチーム2度目となるプレーオフに導いている。今季は、J2リーグ戦で10勝17分15敗の15位でシーズンを終えていた。来季は5年目のシーズンとなる。

     高木監督は長崎の公式HPを通じて「このたび、新たなシーズンもV・ファーレン長崎の指揮を執らせていただくことになり、喜びと身が引き締まる思いです。2016シーズンは、クラブへご支援・ご声援いただいた皆さまに満足いただける結果を出すことができず、申し訳なく思っています。ファン・サポーターの皆さま、スポンサー各社の皆さま、そして、長崎県民の皆さまには、常日頃からのご支援とご声援に、心より感謝しております。来季は監督として5年目のシーズンとなりますが、これまでの経験を糧にし、皆さまに良い結果を届けられるよう全力を尽くしたいと思います。2017シーズンも、クラブへのご支援・ご声援をよろしくお願いいたします」とコメントしている。

  • [書評]読むサッカーvol.25 『ジョゼ・モウリーニョ ―勝者を生み出すメソッド―』

    輝かしい実績と挑発的な姿勢。スペシャル・ワンの分析本

     

     ジョゼ・モウリーニョ。言わずと知れたサッカー界のスペシャル・ワン(特別な存在)である。

     過去に4人しか達成していない、異なる2チーム(ポルト、インテル)を欧州王者に導いた監督のうちの一人であり、ポルトガル、イングランド、イタリア、スペインでリーグ戦、カップ戦のタイトルを獲得してきたそのキャリアは賞賛に値する。現代の名将と形容して差し支えないだろう。

     本書はその名将が築いてきたキャリアと、彼の代名詞とも言えるメディア対応、関係者の証言を軸に、稀代のサッカー監督の人物像をあぶり出した、第三者による分析本である。

     ボビー・ロブソンやルイ・ファン・ハールに師事したキャリアの黎明期、欧州CLを制し、一躍世界にその名を轟かせたポルト監督時代、スター軍団を率いたレアル・マドリー監督時代など、本書内では包括的にそのキャリアを振り返っているが、中心となるのは、彼をスペシャルたらしめる所以となった一度目のチェルシー監督時代だ(監督就任会見でモウリーニョ自身が自らをスペシャル・ワンと呼んだのがそもそもの始まり)。

     その情報量と描写力はさすがロンドン在住で、長年フットボールシーンを追いかけてきた著者。かつてノッティンガム・フォレストを率いて輝かしい実績を残し、破天荒な人物として知られた名将ブライアン・クラフを引き合いに出すなど、機知に富んだ文章で洞察を試みている。

     挑発的なメディア対応と審判批判、過剰なまでの自信などから、時にスピシャス・ワン(はったりの男)とも称され、近年ではヒールとしての印象も強いモウリーニョ。一方で、直接彼と関わりを持った人々からの人望は非常に厚く、率いてきた選手からは絶大な信頼も得てきた。激情家で冷徹な一面と、人情家で兄貴肌な一面を使い分ける稀代のモチベーターは、いかにして数多の栄冠を勝ち獲ってきたのか。その勝者のメソッドの一端を垣間見ることができる一冊となっている。

     試合中のピッチ脇で激昂する姿、試合前、試合後の会見で見せる攻撃的な姿を思い浮かべながら読み進めると、読了後には、彼が現在監督を務めているマンチェスターUの試合が無性に観たくなるだろう。

    文:横川僚平(エルゴラッソ編集部)

    [書評]読むサッカーvol.25 『ジョゼ・モウリーニョ ―勝者を生み出すメソッド―』

    著者:パトリック バークレー(PATRICK・BARCLAY)

    発行:9月20日/出版社:東洋館出版社/価格:1,600円(本体価格)/ページ:272P