-
カズが試合後、手術を受けたC大阪FW柿谷曜一朗にユニフォームを渡しエールを送る
J2第27節・C大阪vs横浜FCは途中出場のカズのゴールをキッカケに横浜FCが0-2から3-2の大逆転勝利を飾った。
試合後、カズはヒーローインタビューで「最近は頭が多かったので、足で決めたかった。右足で狙ったところにシュートが飛んでいって良いゴールだったので良かった」と笑顔を見せた。
さらにヒーローインタビューが終わると2日に手術を受け、全治3カ月と診断されたC大阪のFW柿谷曜一朗のもとに訪れ、自身が着ていたユニフォームを渡し、エールを送った。
-
C大阪からカズがゴール!! 息を吹き返した横浜FCが0-2の劣勢から大逆転勝利!
19時キックオフのJ2第27節・C大阪vs横浜FC戦の一戦で、横浜FCのカズがゴールを挙げた。
カズは2点ビハインドの69分に途中出場すると、積極的にボールに絡みリズムを作る。そして迎えた75分。左サイドからクロスを上げたカズ。このボールは一度はクリアされたが、そのはね返りを自ら拾ったカズがドリブルから右足一閃。C大阪の韓国代表GKキム・ジンヒョンも一歩も動けないシュートがゴール右に突き刺さり、横浜FCが反撃の狼煙を上げる。
これで流れをつかんだ横浜FCは4分後にも、カズを起点に左サイドに展開し、永田拓也のクロスにイバが合わせて4分間で同点に追い付く。さらに後半ロスタイムには内田智也が勝ち越し点を挙げ、逆転に成功。試合はそのまま3‐2終了した。
一時は0-2の圧倒的劣勢に立たされた横浜FCだったが、カズのゴールで息を吹き返し、大逆転勝利。敵地で貴重な勝ち点3を手にした。 -
都倉の劇的ロスタイム弾で清水を下した札幌。元チームメートの都倉とチョンテセは互いの健闘を讃え合う
14:00キックオフのJ2第27節・札幌vs清水の一戦は後半ロスタイムに札幌の都倉賢が決勝点を挙げ、3-2で札幌が勝利した。
札幌は開始早々の5分に内村圭宏がゴールを挙げ幸先良く先制すると、28分にはヘイスが追加点を挙げ2‐0で前半を折り返す。
しかし、後半に入ると清水が猛反撃。30分に北川航也が反撃の狼煙を上げると、39分にはチョン・テセが豪快なヘディングで同点弾。終了間際に試合を振り出しに戻す。そのまま清水が畳み掛けるかと思われたが、後半ロスタイム、ロングボールに抜け出した都倉が決勝点を挙げ、試合終了。J1昇格を争う上位同士のゴールショーを札幌が制した。
この試合のゴールで得点ランキング暫定トップ(14得点)となったチョン・テセと暫定3位(13得点)となった都倉賢。両者は06年から2年半の間、川崎Fでチームメートだった間柄。試合後には試合を動かす得点を挙げた互いの健闘を讃え合った。
-
早くも崖っぷちの手倉森ジャパン、コロンビア戦で反骨心を示せるか/リオ五輪 コロンビア戦 プレビュー
ナイジェリア戦で最多失点記録と最多得点記録を更新
手倉森誠監督体制下で最多の5失点。五輪本戦での1試合史上最多得点となる4得点を挙げた日本だが、初戦のナイジェリア戦での守備の破綻によって招いた敗戦にどうしても目を向けざるを得ない。続きは…
-
決勝T進出へ後がないリオ五輪日本代表、コロンビア戦における3つのポイントは?
-
選手の意識を変えたいモウリーニョ 「私のチームはファン・ハールとは違う」
-
岡田武史氏がオーナーを務めるFC今治が天皇杯出場権獲得。1回戦でJ2・讃岐と対戦
天皇杯の都道府県予選が各地で行われ、元日本代表監督・岡田武史氏がオーナーを務めるFC今治(四国リーグ)が8年連続8回目の天皇杯出場を決めた。
愛媛県予選の決勝に臨んだFC今治は松山大の粘り強い守備に苦しんだが、後半ロスタイムに磐田から期限付き移籍中のMF上村岬のクロスをMF片岡爽が頭で決め、1-0で勝利した。天皇杯1回戦ではJ2の讃岐と対戦する。
静岡では準決勝が行われ、JFLのHonda FCが静岡産業大を5-0で破り、決勝(8月21日)へ駒を進めた。静岡産業大は前日の準々決勝でJFLのアスルクラロ沼津を破っていたが、2日連続の番狂わせを起こすことはできなかった。Honda FCは決勝でJ3の藤枝と対戦する。
-
[書評]読むサッカー vol.1 『残心 Jリーガー中村憲剛の挑戦と挫折の1700日』
これが中村憲剛の生き様。“挑戦と挫折”の物語
14年5月10日、午後2時。ブラジルW杯に挑む日本代表のメンバーリストに自分の名前がないことを、中村憲剛は試合地へ移動するバスの中で知った。同乗のクラブスタッフが車内を撮影していて、のちにサッカー番組で目にしたが、大久保嘉人のサプライズ選出に沸き上がる車内の臨場感あふれる映像に一瞬だけ映った中村の複雑な表情は、いまでも忘れられない。
『残心』という題名が付けられたこの一冊は、中村の“挑戦”の物語ではなく、“挑戦と挫折”の物語である。
ベスト16に進出しながらPK戦で涙を呑んだ10年南アフリカW杯での心残りを描いた「2章・激闘」。「3章・渇望」は叶わなかった海外移籍、「4章・波瀾」はアジアカップのメンバーから落選し、クラブでも先発から外れることがあった11年の苦悩がテーマである。もちろん、挫折ばかりではない。「5章・新風」で風間八宏と理想のサッカーに出会い、13年には「史上最高の中村憲剛」が生まれた。それでもブラジルには届かなかった。だが、中村は燃え尽きていない。終章は「熱源」である。
今年6月にはステージ優勝を逃すという挫折をまたも味わったが、挫折のたびに「史上最高の中村憲剛」は更新されていく。その到達点を見届けない手はない。
相手の守備の穴を瞬時に見極め、長短自在・正確無比なパスで鮮やかに射抜くそのプレーは、後世に語り継がれるべきものだ。ただ、著者は稀代のフットボーラーとしてではなく、もがき続け、戦い続ける“雑草”としての中村に着目している。「これが中村憲剛の人生だ」と。中村本人は、(この本の中に何度も登場する)子どもたちに、自身の生き様を書き残したかったのかもしれない。
なお、中村家の長男は広島の佐藤寿人に憧れているのだという。中村も「点を取る奴が一番偉い」と教え込んでいるとのことだが、もう少し大きくなったら、父親の本当の偉大さを知るだろう。
文:寺嶋朋也(エルゴラッソ編集部)
著者:飯尾 篤史(いいお・あつし)
発行:4月15日/出版社:講談社/価格:1,500円(本体価格)/ページ:324P
-
主役以上に大はしゃぎ。川崎Fのベテランが小林悠の連続ゴールを祝福!?
6日のJ1・2nd第7節・甲府戦(4○0)で7試合連続ゴールを達成した小林悠。ゴール後は両手で『7』と示し、喜びを表現した。ただ、その横で主役を食う勢いで両手で『7』を作る二人の選手が。それは中村憲剛と井川祐輔。両ベテランは小林の大記録を祝いたいのか、そのパフォーマンスがよっぽど気に入ったのか、主役以上に大はしゃぎ。最終的には小林悠にツッコミを入れられていた。
ただ、中村は「狙っていないのが良いのではないかと。1試合に来るであろうチャンスを決めれば良いという精神状態になっているから。自分でチャンスを導き出せているし、そういう奴は強い」と絶賛。
小林悠は次節・鳥栖戦でゴールを決めれば、J1記録に並ぶ。
-
リオ五輪日本代表、狂った「耐えて勝つプラン」と浮き彫りとなった「個の力の差」
もっと見る