EL GOLAZO(エルゴラッソ)FLASH NEWS

2016.8.9(Tue)

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  • 「チーム全員で全身全霊かける」。サポーターの居残りに対しC大阪の大熊清監督、主将のキム・ジンヒョンが思いを語る

    「チーム全員で全身全霊かける」。サポーターの居残りに対しC大阪の大熊清監督、主将のキム・ジンヒョンが思いを語る

     壮絶な逆転負けを喫した7日の横浜FC戦(2●3)の試合後、ゴール裏の一部サポーターが居残り、現状の説明を求める事態となった。当日はチーム統括部長の宮本功氏が対応にあたり、試合翌日、クラブの公式ホームページを通じて、「J1自動昇格という目標を達成するため、大熊清監督のもと全選手、全スタッフがひとつになって戦っています。これからも、それは変わりません」という声明文が発表された。

     9日の練習後、この一連の事態について、大熊清監督に問いかけると、「(居残りがあったことは)いまの(4試合勝ちがない)状況であれば当然のこと。自分たちはサポーターの皆さんの気持ちを受け止めて、結果で返していかないといけない。いまここで、自分の立場として立ち向かうことをやめることはない。チーム全員で全身全霊かけてやっていくことが大切だと認識している」と語り、今後も指揮官として、「J1昇格へ向けて戦い抜く」ことを誓った。

     また、8日の練習から丸刈り姿で現れたキム・ジンヒョンは、「(丸刈りは)高校生以来。前節の試合後に決心して、試合翌日に剃った。GKとして、キャプテンとして、4試合連続で複数失点して勝ちがない状況に責任を感じた。サッカーは一人でするスポーツではないけど、誰かが責任を取らないといけないし、それが自分だと思って、丸刈りにした。結果については、監督の責任だけではなく、中でやっている選手にも責任はある。応援してくれるサポーターの皆さんにも申し訳ない気持ちがある。勝てない今の雰囲気を少しでも変えたかったし、選手にも伝わればいいと思った」と丸刈りに込めた思いを語った。

     今週の連戦で、C大阪はJ1昇格を争う山口、松本との対戦が続く。この難局をチーム一丸で乗り越えることができるか。今季、最大の正念場を迎えた。

    文:小田尚史(エル・ゴラッソC大阪担当)

  • 300試合出場を達成した京都の佐藤健太郎。タフさの秘密はマイペース練習にあり!?

    300試合出場を達成した京都の佐藤健太郎。タフさの秘密はマイペース練習にあり!?

     7日に行われたJ2第27節・東京V戦で、京都の佐藤健太郎がJ通算300試合出場を達成した。順天堂大から07年に山形に加入してプロフットボーラーのキャリアをスタート。それから10年、大きなけがもなく順調に出場試合数を増やしてきた。

     けがに強い理由を尋ねると、「いろんな選手を見てきて、『良いな』と思うことは取り入れてきた。防げないけがは仕方ないけど、準備不足で起こるようなけがは絶対にしたくないと思っている」とのこと。

     日々の練習では、佐藤は居残り練習をほとんどしない。たいがいの日は、誰よりも早くクラブハウスに引き上げてくる。

    「練習場に早く来てストレッチや補強のトレーニングをすることも大事にしているけど、逆にやらないで練習をスパッと終わることも、必ずしも悪いことだとは思わない。毎日サッカーをやるのだから、練習もフレッシュな状態でやりたい。クタクタになるまで頑張って疲れを残すのなら、次の日に『早くサッカーをやりたい』と思えるくらいでやめるのもいいと思う。自分は性格的にもそっちのほうが合っている」

     そのマイペースな姿勢の裏にある独自のトレーニング観も、長く試合に出続けられるタフさを保つ秘けつのようだ。

    文・写真:川瀬太補(エル・ゴラッソ京都担当)

  • 「大勝した前回とは別のチームと思って戦わなければ」。札幌が今節の対戦相手、カズ擁する好調・横浜FCを警戒

    「大勝した前回とは別のチームと思って戦わなければ」。札幌が今節の対戦相手、カズ擁する好調・横浜FCを警戒


     11日に、横浜FCと対戦する札幌。監督、選手たちは良い流れの中にいる対戦相手を警戒している。

     7月3日に行なわれた前回対戦では5-2のスコアで快勝した札幌だが、横浜FCは最近5戦は負けがなく、加えてC大阪、岡山など上位チームを下して好調を維持している。

     しかも前節はC大阪を相手に0-2から、カズのゴールも含めて大逆転劇を演じており、「チームが盛り上がっているのでは」と四方田修平監督は警戒する。また、多くの選手が「前回対戦時とは別のチームだと思って戦わなければいけない」と発している。

     その中でより高いテンションを保っているのがMFマセード。前回対戦は負傷で出場しておらず、横浜FCについて「C大阪に逆転勝ちしたのだから、手強い相手というイメージ」と警戒心が強い。ただし、「われわれがキャンプから積み上げてきた成果が現在の首位という順位。勢いだけではない。チームが一つになって、積み上げてきたものを出し切ればきっと良い結果が出る」とベースには強い自信があることもうかがわせた。

    文:斉藤宏則(エル・ゴラッソ札幌担当)

  • トークもプロフェッショナル。冨田大介に夏場対策を聞いてみた!

    トークもプロフェッショナル。冨田大介に夏場対策を聞いてみた!

     エル・ゴラッソ選手名鑑のアンケート欄を読むだけでもエンターテインメント性が十分に伝わってくる冨田大介。過酷な夏を乗り越える対策も、やはり他選手とは一味も二味も異なっていた!?

     最終ラインで複数のポジションをこなす冨田。前々節・松本戦(2△2)では冨田のチャレンジから同点ゴールが生まれるなど攻守において存在感を見せており、長島裕明監督も「(最終ラインの)右、左、真ん中、どこを任せても適応して柔軟に対処してくれている」と評価している。

     今季、39歳を迎えた冨田。夏場対策として食事面で気を付けていることを尋ねてみた(面白いコメントが取れるかもしれないと期待しつつ・・・)。すると、「ミネラルが不足しがちであったり、鉄分を取ることであったり、食事前に水分を取り過ぎて食事が食べづらくなったりしないようには意識していますが、その他は特別ということはないですね」と大真面目。ここはもう一押しと朝食についても尋ねてみると、気持ちを汲み取ってくれたのか「朝食はカロリーメイトをポカリスエットと一緒に。そこは従来の形を変えていないですね。あとは大塚製薬(&大塚食品)さんのサプリメント、ボンカレー、JogMate・・・それらがないと動けていないでしょうね」と期待以上の返答。

     トークも、プロフェッショナル。この柔軟さと瞬発力がピッチでも役立つのだろう。

    文:柏原敏(エルゴラッソ徳島担当)

  • 前節、今季初のメンバー入りを果たした北九州DF西嶋弘之。復帰を支えてくれた人々に「少しでも恩を返せるように頑張りたい」

    前節、今季初のメンバー入りを果たした北九州DF西嶋弘之。復帰を支えてくれた人々に「少しでも恩を返せるように頑張りたい」

     北九州のDF西嶋弘之が前節の金沢戦で今季初めてのメンバー入りを果たした。

     開幕前のキャンプで足を痛めて長いリハビリ生活へ突入。復帰間近の5月末にまた別の箇所を痛めて再びリハビリに励むことに。このときはさすがに「ヘコみます」と弱音を口にしたが、これまでも大きなけがを負うたびに復活を果たして来た鉄人の精神力は並ではない。「徐々に、徐々に」と自らに言い聞かせるように慎重さを持って、つらく地味なリバビリトレーニングに黙々と汗を流してきた。

     そうして夏真っ盛りの8月7日、アウェイの地ではあったが、昨季の最終節以来のリーグ戦の空気をようやく肌で感じた。ただ、「ああ、こんな感じやったなぁ」と意外にもあっさりとした感情だった。というのも、個人の感情に浸るために金沢まで来たわけではないと理解していたから。「いつ監督に呼ばれてもすぐにピッチに立てるように準備はしながら、でもチームがこういう状況なので、何よりも良い雰囲気作りが今日の自分の役割だと理解していた」と言う。

     次の目標はもちろん今季初出場。「ここからが僕の本番。ここまで一緒に戦ってくれたメディカルスタッフと細かな気遣いを見せてくれたチームススタッフ、そして優しく支えてくれた家族に少しでも恩を返せるように頑張りたい」と言う西嶋に写真撮影をリクエストすると、近くにいた佐野貴洋広報の肩を引き寄せて笑顔でポーズ。これが西嶋という選手。

     

    文・写真:島田 徹(エル・ゴラッソ北九州担当)

  • 広島の宮吉拓実が全治8週間の負傷で離脱

     広島は9日、宮吉拓実が8日に検査を受けた結果、右大腿二頭筋腱損傷で全治8週間と診断されたと発表した。

     宮吉は6日のJ1・2nd第7節・名古屋戦で負傷。今季広島に加入した宮吉は今季ここまでリーグ戦11試合に出場し、4得点を挙げていた。

    ※クラブからのリリースが9日夕刻に変更されていたため、9日17:37に下記のとおり、訂正いたしました。全治3週間→全治8週間。右大腿二頭筋腱損傷→右大腿二頭筋筋損傷。

  • 徳島のFWオルシーニがホルンへ期限付き移籍

     徳島は9日、アルゼンチン人FWニコラス・オルシーニがFC安養(韓国)への期限付き移籍を終了し、ホルン(オーストリア2部)へ期限付き移籍すると発表した。

     移籍期間は12月31日までとなっている。オルシーニは今季徳島に加入し、そのままFC安養へ期限付き移籍していた。

  • 11日・東京V戦へ。二川の“怖さ”を知る金沢FW山﨑、「マジで化け物」

    11日・東京V戦へ。二川の“怖さ”を知る金沢FW山﨑、「マジで化け物」

     9日、金沢の山﨑雅人が東京Vの二川孝広を「マジで化け物」と表現した。山﨑と二川はG大阪時代のチームメート。山﨑は08年、G大阪のACL優勝に大きく貢献し、クラブW杯では、マンチェスター・ユナイテッドからゴールを奪った。

     山﨑は対戦相手に二川がいることの怖さを語った。「フタさん(二川)はマジで化け物。フタさんが入ることによって”戦術二川”になると思う。それくらいうまい」。また、「フタさんの怖さは、パスの受け手だったオレが一番分かっている」と笑顔を交えて話す山﨑は、「物静かな人なんですけど、『ゴールに向かって走ってくれたら良い』とオレは言われていた」とG大阪時代を振り返った。実際にピッチで「ポンポンとパスが出て来るレベルだった」という。

     今節・東京V対金沢はG大阪のファン、サポーターにとっても楽しみな一戦になるだろう。ただ、前節・東京V対熊本戦で二川は負傷でメンバー外だった。もし今節も二川が欠場したら、それは金沢にとって「ラッキー」(山﨑)かもしれない。
    文:野中拓也(エルゴラッソ金沢担当)

  • 名波監督、五輪代表にエール。藤春のOGには「(同じレフティーとして)気持ちがよく分かる」

    名波監督、五輪代表にエール。藤春のOGには「(同じレフティーとして)気持ちがよく分かる」

     磐田の名波監督が9日、リオ五輪を戦っているU-23日本代表にエールを送った。

     コロンビア戦で手倉森ジャパンは2点ビハインドから同点に追い付き、決勝トーナメント進出に望みをつないだ。

     この一戦を観戦したという名波監督は「0-2になった時はさすがに(厳しいか)と思ったけど、前向きにやっていると思うし、交代カードの切り方も良かったよね」とU-23日本代表の底力を称賛した。

     また、この試合でオウンゴールを献上してしまった藤春廣輝については、同じレフティーとして「気持ちがよく分かる」と話した。その理由はこうだ。

     「俺の予想だけど、利き足じゃない右足でクリアしようとして、ボールが浮かずにゴロになって相手につながってしまうのが怖かったのかなと。だからコントロールしようか迷ったんだと思う。そうしたら思いの外ボールの勢いを吸収できなくて、ポンと行ってしまったのかなと。あとはボールが飛んだ角度が悪かったよね。植田(直通)がギリギリ間に合わないところに飛んでしまったからね」

     名波監督も元日本代表として世界と戦ってきた。「国を背負う重圧は分かるし、頑張ってほしい」とU-23日本代表の健闘を祈っていた。

    文:青木務(エルゴラッソ磐田担当)

  • 10日開催のスルガ銀行チャンピオンシップ。鹿島・石井監督「タイトルを獲ることで自信になる」

    10日開催のスルガ銀行チャンピオンシップ。鹿島・石井監督「タイトルを獲ることで自信になる」

     9日、スルガ銀行チャンピオンシップ2016の公式記者会見が行われ、両チームの監督・選手が抱負を語った。

     現在、リーグ戦においては3連敗中と苦しい状況の鹿島の石井正忠監督が「タイトルを獲ることで自信になる」と語れば、インディペンディエンテ・サンタフェのグスタボ・コスタス監督は「大会に参加するために来たわけではない。もちろん勝ちに来ました」と強い意欲を露わにした。コロンビア勢としては初めての参加ということもあり、タイトルを持ち帰ることが大きなモチベーションになっていることがうかがわれた。

     直近のリーグ戦を4勝1敗と、鹿島とは対照的な成績を残しているサンタフェ。監督も「コンディションは非常にいい」と自信を見せていた。

     奇しくも、日本とコロンビアはリオ五輪で代表チーム同士が対戦したばかり。日本のスピーディーな戦いにはコスタス監督も「驚きました」と好印象を抱いていた。勝負を分けるポイントについては、南米とJリーグのスピード感の違いをあげ「ボールをキープできるかどうかだと思う」と話した。

     スルガ銀行チャンピオンシップは、茨城県立カシマサッカースタジアムにおいて、10日19時のキックオフ予定だ。

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