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“FW難波”が帰ってきた。岐阜の難波宏明が1年1ヶ月ぶりのゴール
昨季のチーム得点王&チームMVPが帰ってきた。
21日に行われたJ2第30節・山形戦(1△1)の27分、左CKを頭で合わせたのはFW難波宏明。後半に追い付かれたチームは4試合連続の引き分けとなったが、彼にとっては実に約1年1カ月ぶり(15年7月4日・J2第21節・千葉戦以来)のゴールだ。
岐阜加入年の14年に自己最多の12得点をマークすると、続く15年にも前半戦の21試合だけで12得点とゴールを量産し、前半戦のリーグ得点王に君臨した。しかし以降は負傷の影響もあって無得点。今季は負傷に加えてメンタル面などさまざまな問題とも葛藤し、出場機会を減らしていた。
高い意識を持って地道に練習に打ち込み、訪れた数少ない出場機会でも、攻守に労を惜しまない全力プレーを見せてきた。それでも、FWである意味を忘れることはない。難波は「自分はFW。点を取って貢献するのが一番」と自身の存在価値と責任を口にしてきた。
多くのサポーターがその一撃を待ち焦がれた中で「僕が一番欲しい」と言い続けてきた背番号24。もちろんここは通過点に過ぎないが、“FW難波宏明”が帰ってきたことは間違いない。
文:村本裕太(エル・ゴラッソ岐阜担当)
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JFLのFC大阪を破った関西大などが天皇杯出場権を獲得。天皇杯出場88チームが出揃う
天皇杯の都道府県予選決勝が各地で行われ、天皇杯出場88チームが出揃った。
静岡県ではJFLのHonda FCがJ3の藤枝を延長戦の末に破り、6年ぶりの天皇杯出場を決めた。J1通算1万ゴールを決めたことでも有名な前田雅文氏が監督を務める関西大は昨年、天皇杯でC大阪を破ったJFLのFC大阪に2-0と勝利。天皇杯の出場を決め、J2・清水への挑戦権を手にした。
栃木県ではJFLの栃木ウーヴァFCが天皇杯出場権を獲得。準決勝でJ3の栃木を破る大金星を挙げた関東リーグ1部のヴェルフェたかはら那須は惜しくも決勝で栃木Uに1-2と敗れた。
広島で活躍したピーター・ハウストラ氏が監督を務めるいわきFCは福島の決勝でJ3の福島相手に奮闘したものの、延長戦の末に1-2で敗戦。初の天皇杯出場は叶わなかった。
天皇杯は8月27日に開幕する。
・天皇杯都道府県予選決勝戦結果(8月21日)
■北海道
北海道教育大学岩見沢校 4-0 北海道大学
■青森
ヴァンラーレ八戸 2(EX)1 八戸学院大学
■岩手
グルージャ盛岡 8-1 岩手大学
■宮城
ソニー仙台 3-2 仙台大学■秋田
ブラウブリッツ秋田 5-0 猿田興業
■山形
山形大学医学部 1-3 山形大学
■福島
福島ユナイテッドFC 2(EX)1 いわきFC
■茨城
流通経済大学 0(5PK6)0 筑波大学
■栃木
ヴェルフェたかはら那須 1-2 栃木ウーヴァFC
■群馬
tonan前橋 0(EX)1 ザスパ草津チャレンジャーズ
■東京
明治学院大学 1-2 早稲田大学
■長野
AC長野パルセイロ 1(6PK5)1 松本大学
■新潟
新潟医療福祉大学 5-2 新潟経営大学
■富山
カターレ富山 1-0 富山新庄クラブ
■石川
北陸大学 1-0 FC北陸
■福井
サウルコス福井 2-0 坂井フェニックスSC
■静岡
藤枝MYFC 2(EX)3 Honda FC
■岐阜
FC岐阜SECOND 6-1 NK可児
■滋賀
MIOびわこ滋賀 4-2 びわこ成蹊スポーツ大学
■大阪
FC大阪 0-2 関西大学
■兵庫
バンディオンセ加古川 3-2 甲南大学
■奈良
天理大学 0-4 奈良クラブ
■和歌山
海南FC 0-4 アルテリーヴォ和歌山
■鳥取
ガイナーレ鳥取 7-0 Yonago Genki SC
■岡山
ファジアーノ岡山ネクスト 3-0 環太平洋大学
■大分
大分トリニータ 3-1 日本文理大学
■鹿児島
鹿児島ユナイテッドFC 3-1 鹿屋体育大学
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またもJ3チームが敗れる波乱。JFLのHonda FCがJ3の藤枝を破り、6年ぶりの天皇杯へ
静岡県の天皇杯予選決勝が行われ、JFLのHonda FCがJ3の藤枝に延長戦の末に3-2で勝利。6年ぶりの天皇杯出場を決めた。
Honda FCは後半に2-2の同点に追い付き、延長戦前半にMF宮内啓汰のゴールで逆転。J3の藤枝相手に番狂わせを起こした。
Honda FCは天皇杯1回戦(8月27日)でJ2の岐阜と対戦する。