EL GOLAZO(エルゴラッソ)FLASH NEWS

2016.8.24(Wed)

August
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
  • 20歳になった井手口陽介。そろそろ欲しいトップチームでの初ゴール

    20歳になった井手口陽介。そろそろ欲しいトップチームでの初ゴール

     23日に20歳の誕生を迎えた井手口陽介。リオ五輪ではU-23日本代表の最年少としてピッチに立った井手口だが、長谷川健太監督は「五輪で良い経験をしてきたと思うし、20歳にもなったのでどんどんJリーグで遠慮せずにやってほしい」と注文を出す。

     「先輩方に合わせるところが顔に似合わずあるので」と冗談まじりに井手口のプレーを評する長谷川監督は、「トップだと遠慮してしまって、シュートにいかないんですよね」と不満も漏らす。飛び級でトップと契約した逸材も今季でプロ3年目。20歳の若きパパにはそろそろトップチームでの初ゴールが必要だ。

    文:下薗 昌記(エルゴラッソG大阪担当)

  • 京都不動の右SB石櫃洋祐が左ひざを手術。菅沼駿哉は「ビツさんとJ1に昇格する」と誓う

    京都不動の右SB石櫃洋祐が左ひざを手術。菅沼駿哉は「ビツさんとJ1に昇格する」と誓う

     京都は23日、DF石櫃洋祐が左ひざ外側半月板損傷の手術を行ったと発表した。無尽蔵のスタミナで上下動を繰り返して鋭いクロスを供給する石櫃は、京都の右サイドに欠かせない存在。J1昇格を争っているチームにとっては大きな痛手だ。だが、エスクデロ競飛王が「ビツさん(石櫃)は大丈夫。鉄人だからね」と話すように、チームメートたちは早期の復帰を信じている。

     石櫃とともに昨季から京都のディフェンスラインを支えてきた菅沼駿哉はこう話す。「うまくいけば2カ月ぐらいで戻って来られると聞いているので、(今季)最後の何試合かは出られると思う。『それまでに良い順位につけて、最後はビツさんとJ1に昇格しよう』とLINEのグループトークで話をしている。ビツさんも『それを目指して頑張る』と言ってくれた」。

    「いままではビツさんのおかげで勝てた試合が多かった。自分たちだけでも勝てるというサッカーを形にして、ビツさんを安心させたい」。最高の状態で石櫃の復帰を迎える。その思いを、菅沼は新たなモチベーションに昇華させている。

    文・写真:川瀬太補(エル・ゴラッソ京都担当)

  • 町田に衝撃が走る。鈴木崇文と三鬼海が一身上の都合により契約解除

    町田に衝撃が走る。鈴木崇文と三鬼海が一身上の都合により契約解除

     町田は24日、MF鈴木崇文とDF三鬼海の2選手と、双方合意のもと8月23日付けで契約を解除したと発表した。理由はともに一身上の都合としており、すでにチームを離れている。

     鈴木崇は今季ここまでJ2リーグ戦24試合に出場し、2得点。三鬼も今季ここまで19試合に出場している。ともにJFL時代の町田を知る主力選手なだけに、チームに大きな衝撃が走った。

  • いま甲府を盛り上げるのは、ピッチの中も外も元・大宮のメンバー

    いま甲府を盛り上げるのは、ピッチの中も外も元・大宮のメンバー

     27日のホーム大宮戦では大宮に所属歴がある佐久間悟監督、盛田剛平、新井涼平の3人がスタジアム・オリジナルメニューをプロデュース。佐久間監督は生クリームたっぷりのチョコレートサンデー(ネーミングはチョコレートサタデー)、新井はサラミチータラとシャカシャカポテチの2種類のおむすびで、値段はそれぞれ500円と350円となっている。

     食への執着が強くない佐久間監督だがスイーツは違って、「本当なら生クリームやアイスクリームは県産の牛乳、チョコレートはベルギー産、バニラビーンズはマダガスカル産などとこだわりたかった」そうだが、佐久間監督が本気でこだわると高級になり過ぎるので断念。新井も「もし晩御飯がカップヌードルでも嫁に腹が立たない」くらい食への執着がないが、「おむすびに僕が好きなお菓子などを入れただけだけど、美味しいと思う。ライバルは監督のサンデー」と、佐久間監督をライバル視する。

     盛田のラーメンは定番だが、前節はアウェイの広島戦でも敵地のラーメンイベントに堂々と名前を出して関わり、今節はホームでオリジナルラーメンをプロデュース。プロサッカーの世界においてアウェー&ホームで2試合連続のオリジナルラーメン提供は地球初の快挙だ。前節は途中出場で勝利に貢献しており、今節も“ラーメン(盛田)で(試合を)〆る”勝利となるか注目だ。盛田がプロデュースするラーメン「盛田パミス1000円(リユースカップ返却で100円返却)」は、ペーストにしたブドウの搾り粕を隠し味にしたまぜそば風のラーメンで、ブドウの香りがほんのりするそうだ。パミス研究会にも名前を連ねる盛田が山梨のラーメン業界と協力して作り上げた味を楽しみにしてほしい。

     ちなみに、新井の奥様はちゃんと食事を管理しているので晩御飯にカップヌードルは出しません。

     

    文:松尾潤(エルゴラッソ甲府担当)
    写真提供:ヴァンフォーレ甲府

  • 雨にも負けず、風にも負けず。横浜FMは力強くできることをやっていく

    雨にも負けず、風にも負けず。横浜FMは力強くできることをやっていく

     24日、横浜FMは横浜市内のグラウンドで全体練習を行った。

     前日23日は台風9号の影響で使用を予定していたグラウンドが使えなくなり、やむをえず室内調整に変更した。前々日22日もボールを使わないトレーニングだったため、チームは久しぶりにゲーム形式などの練習を実施。マリノスタウンが昨年12月に閉鎖となり、今季はさまざまな事情を考慮しながらトレーニングスケジュールが組まれている。それでもチームは2ndステージ5位とまずまずの成績を残し、選手たちの奮闘も光る。この日の練習を終え、DF栗原勇蔵は「グラウンドはボールが走るし、良い状態だった」と調整に影響がないことを強調した。エリク・モンバエルツ監督も30日のJ1・2nd第10節・鹿島戦に向けて「天候という事情もあるが、その中でできることをやっていく」と力強く話した。

    文:藤井雅彦(エルゴラッソ横浜FM担当)

  • いつか武藤嘉紀(マインツ)と同じピッチに。来季千葉に加入する慶応大DF溝渕雄志の誓い

    いつか武藤嘉紀(マインツ)と同じピッチに。来季千葉に加入する慶応大DF溝渕雄志の誓い

     7月23日に慶応義塾大から千葉への来季加入内定が発表され、8月10日にはJFA・Jリーグ特別指定選手に登録されたDF溝渕雄志。流通経済大柏高時代にコーチとして指導し、現在は千葉のスカウトを務める稲垣雄也氏に「人間性は抜群」と絶賛された男は、先週まで千葉の練習に参加し、精力的なプレーを見せていた。

     そんな彼には、慶応義塾大の先輩でもある日本代表FW武藤嘉紀(マインツ)と同じピッチで戦うという目標がある。海外で躍動する先輩の立ち振る舞いを大学時代から、常に目の当たりにしてきた溝渕。「よっち(武藤)は一番努力していた。学生時代から黙々と一人でやっていて、結果絵に描いたように(日本代表や海外移籍まで)登っていった。やっぱり、巡り合わせも運も彼が惹き付けたモノだし、(代表)デビュー戦でゴールが決めるような活躍ができるのは彼の力。努力を続けるところも、誰にも負けない勝負強さも本当に目標」と、武藤のことを誰よりもリスペクトしている。

     「よっちと呼ぶくらい仲が良いし、良い人。よっちは面倒見が良いので、帰ってきたときには僕だけでなく関わっていた後輩を呼んでご飯に連れて行ってくれていた」というほど仲が良い二人。今度はピッチで再会を果たすためにも、プロの舞台で1年目から躍動することを誓う。

     

    文・写真:松尾 祐希(エルゴラッソ千葉担当)

  • 緊急招集でリオ五輪に出場した仙台のキム・ミンテ。慌ただしい1カ月を振り返る

    緊急招集でリオ五輪に出場した仙台のキム・ミンテ。慌ただしい1カ月を振り返る

     仙台のキム・ミンテは7月17日の明治安田J1・2nd第4節・新潟戦(2○1)朝にリオ五輪韓国代表に追加招集され、翌日にチームを離れた。約1カ月後の8月18日に仙台に復帰すると、チームにけが人が続出していたために20日の2nd第9節・大宮戦(1●2)に帯同。最終的にベンチには入らなかったものの、慌ただしい日々が続いた。

     ひとまず落ち着いた24日に、あらためてリオ五輪での経験についてキム・ミンテに振り返ってもらった。「緊張することも多かったのですが、周りの選手たちと対等にプレーできたことは良かった」と、急な招集ながらグループリーグのフィジー戦(8○0)とメキシコ戦(1○0)に途中出場。フィジー戦ではアシストも記録した。準々決勝でホンジュラスに敗退したために目標とするメダル獲得はならなかったが、「いまは、あの場所で得たものを生かすことに考え方をシフトしています」と、仙台での戦いに向けて気持ちを切り替えている。

    「18人のメンバーが、勝つために支え合い、対話するという良い雰囲気を実感できた」というキム・ミンテは、オーバーエイジのソン・フンミン(トッテナム)やチャン・ヒョンス(広州富力)からも大きな刺激を受けたという。「まずはいま、この仙台で頑張りたい」と、所属チームでの活躍を誓った。

    文・写真:板垣晴朗(エル・ゴラッソ仙台担当)

  • サブ組に入っても「スタンスは変わらない」浦和の那須大亮。練習のゲームで5得点

    サブ組に入っても「スタンスは変わらない」浦和の那須大亮。練習のゲームで5得点

     5得点。こぼれ球を押し込んだものもあれば、ミドルシュートもあり、味方が落としたボールを冷静に流し込んだシュートもあった。浦和の24日に行われたゲーム形式の練習で圧巻のプレーを見せたのは、興梠慎三や李忠成、武藤雄樹などストライカーではない。那須大亮だった。

     昨季までの絶対的なレギュラーという立場から一転、今季は出場機会が激減していた那須だが、槙野智章の出場停止や遠藤航の負傷退場、そして五輪で遠藤航が離れていた期間にリーグ戦で出場し、前々節の名古屋戦まで7戦7勝。

     しかし、前節の川崎F戦は1-2の敗戦だった。「どういう状況でも結果がすべてだと思っているし、川崎F戦も是が非でも勝ちたかった。結果が次へのチケットじゃないけど、ピッチに立つために分かりやすい答えになるから」。結果を求める気持ちは、レギュラーの座を失ったことで、より強くなっている。

     24日の練習ではサブ組に回ったが、那須は何も変わらなかった。ゲームに入る前に笑顔を見せ、大声を出し、ピッチを走り回った。そして前述のとおりの活躍。決してゴール前に張り付いて得点を量産したわけではなく、守備も行った上でのプレーだったことは言うまでもないだろう。本人はリベロではなく「ボランチだったので」と笑ったが、それだけ動き、ゴール前に顔を出したということだ。

    「出られないと他人のせいにしたり、『何で出してくれないんだ』という方向に行きがち。だけど、自分がどう変わるかだから。(川崎F戦で)負けたということは、まだまだ成長しろと言われているということ。近い将来の自分にとってポジティブなものにするために、日々からしっかりやらないといけない。日々の一つひとつの練習で結果を残すしかない」

     レギュラーで試合に出続けようが、サポート役に回ろうが、「どの立ち位置でもスタンスは変わらない」。そんな35歳のベテランの姿は、槙野が最も尊敬する選手に挙げるように、浦和の選手たちの良い見本になっている。

     誰が出ても変わらないサッカーができることを身上とする浦和だが、彼のような選手がいて、熾烈なレギュラー争いがあるからこそ、上位で戦い続けていることもまた、紛れもない事実だ。

    文・写真:菊地正典(エル・ゴラッソ浦和担当)

  • 途中交代に不満を示した金崎が深謝。クラブは厳重注意、ペナルティーはなし

    途中交代に不満を示した金崎が深謝。クラブは厳重注意、ペナルティーはなし

     金崎夢生が、石井正忠監督およびチームに対して謝罪をした。

     20日のJ1・2nd第9節・湘南戦で途中交代を命じられた金崎は、監督との握手を拒否。交代に不満を露わにしてスタッフに取り押さえられるなど、チームの輪を乱していた。

     しかし、試合翌日、本人はすぐさま監督に謝罪。次の練習日にはチーム全体に対しても迷惑をかけたことを深謝した。金崎に反省の色が濃いと見たクラブは、厳重注意こそ与えたものの、それ以上の罰金や出場停止などの咎めはなし。金崎本人も、次の試合に向けたトレーニングに汗をかいていた。

     石井監督と金崎の間には、すでにわだかまりはなく、練習のなかでも普段と変わらない姿が見られた。

     「夢生が表に出しただけで、(途中交代に)そう思っている選手はたくさんいると思う」

     そう言って選手の心情にも理解を示した石井監督。いま一度、チーム一丸となって09年以来遠ざかっているリーグタイトルを目指す。

    文:田中滋(エルゴラッソ鹿島担当)

     

  • 韓国代表に選出された鳥栖のキム・ミンヒョク。監督やチームメートもポテンシャルを賞賛

    韓国代表に選出された鳥栖のキム・ミンヒョク。監督やチームメートもポテンシャルを賞賛

     ロシアW杯アジア最終予選を戦う韓国代表に鳥栖のDFキム・ミンヒョクが選出された。キム・ミンヒョクは「代表に選ばれたことは光栄。できるだけ多くのことを学んで帰ってきたい」と抱負を語った。

     今季はリーグ戦27試合中26試合に先発フル出場し、鳥栖の堅守を語る上で欠かすことのできない存在にまで成長した。マッシモ・フィッカデンティ監督も「この半年間ですごく成長したと私自身も見ていて感じるし、彼自身も感じていると思う。ふさわしい招集だったと思う」とこの招集が妥当なものであると語った。キム・ミンヒョクの成長した部分について問われると、「DFは一日一日少しずつ成長していくもの。そういう意味では今季の始めの試合と、いまの試合を見比べると明らかに違った部分がある」と話した。

     そんな中、CBとしてコンビを組む谷口博之は「アイツのポテンシャルはすごい。あとはメンタルだけ。代表に選ばれたからって調子に乗らないでほしい(笑)。アイツはメンタルだけ(が課題)だから」としっかりと釘も刺していた。

    文:杉山文宣(エルゴラッソ鳥栖担当)

もっと見る