-
ジェフLがベガルタを破ってファイナルへ。なでしこリーグカップ決勝カード決定!
プレナスなでしこリーグカップ1部の準決勝。兵庫県立三木総合防災公園陸上競技場で行われたベガルタ仙台レディース対ジェフユナイテッド市原・千葉レディースの一戦は、3分、CKからエース菅澤優衣香が決めて幸先良くジェフLが先制に成功した。ジェフLは9分にもCKからチャンスを迎えるも、ここは決め切れない。以降の時間帯はベガルタがボールを握りながら反撃の糸口をつかもうとするが、ジェフLもDFラインを高く保って対応。チャンスを作らせない。一度だけ、30分に裏を取られて決定機を与えたが、GK山根恵里奈がビッグセーブでチームを救った。ジェフLの1点リードで迎えた後半もベガルタが押し込む時間が続くが、ジェフLのDF陣も集中力を切らさず体を張ってしのぐ。何度か訪れた試合を決める決定機こそモノにできなかったが、前半に挙げた1点を最後まで守り切ったジェフLが1-0で勝利。見事、決勝進出を決めた。
また、この試合に先立って行われた2部の準決勝、セレッソ大阪堺レディース対日体大FIELDS横浜の一戦は、素晴らしいパスワークから9分、セットプレーから19分とF日体大が立て続けに2点を先取するが、持ち前のアグレッシブなプレスでリズムを取り返したC大阪堺が前半のうちに1点を返して折り返すと、61分に同点に追い付いた。逆転の機運も高まったが、試合終了間際の89分、2失点目と同じくセットプレーから失点。3-2で競り勝ったF日体大が決勝進出を決めた。
柏の葉公園総合競技場で行われた1部準決勝は日テレ・ベレーザが4-0で浦和レッドダイヤモンズレディースに勝利、2部準決勝はASハリマ・アルビオンが優勝候補のノジマステラ神奈川相模原をPK戦の末に破った。
この結果、1部決勝は日テレvs千葉L、2部決勝はAハリマvsF日体大というカードに。決勝は9月3日(土)味の素フィールド西が丘で開催される。
文:小田尚史 -
首位浮上のチャンスを逃した浦和、鬼門・アウェイ神戸戦でまたしても敗北
J1・2nd第10節、19時キックオフの神戸vs浦和の一戦は2-1でホーム神戸が勝利した。同時刻キックオフの試合で川崎Fが敗れたため、この試合に引き分け以上で2nsステージ首位に立つことができた浦和だったが、過去7戦未勝利の鬼門・アウェイ神戸戦でまたしても敗北を喫した。
33分、ハーフウェーライン付近でボールを奪取した神戸はレアンドロのスルーパスからペドロ・ジュニオールがGK西川との1対1を制し先制。神戸は54分にもカウンターから渡邉千真が追加点を挙げ2点を先行する。
56分に関根貴大、ズラタン、59分に青木拓矢を投入し、得点を奪いに出た浦和は、78分に青木の浮き球をズラタンが頭で合わせ1点を返す。そのままの勢いで同点に追い付きたかった浦和だが、猛攻も実らず。1-2のままタイムアップとなった。
-
鳥栖が新潟を1-0で下し、2nd首位・川崎Fとの勝ち点差を『1』に縮める
J1・2nd第10節、2ndステージ逆転優勝を狙う鳥栖はホームに新潟を迎えた。
試合は、64分の豊田陽平のゴールを守り切った鳥栖が1-0で勝利。勝ち点を『21』に伸ばし、この日敗れた川崎F、浦和との勝ち点差を『1』にまで縮めた。
9月10日に行われる次節(2nd第11節)、鳥栖は2ndステージ2位・浦和とのアウェイ戦に臨む。
-
首位・川崎Fがまさかの大敗。オリベイラにハットトリックを喫し、柏相手に5失点
19時キックオフのJ1・2nd第10節・川崎Fvs柏の一戦は思わぬ結果となった。年間勝ち点、2ndステージともに首位に立つ川崎Fだが、柏相手にディエゴ・オリヴェイラのハットトリックなど前半だけで4失点。2-5という思わぬスコアでの敗北を喫した。
開始早々の4分、5分と立て続けにオリヴェイラに得点を許した川崎F。17分に川崎Fらしいパスワークから森谷が1点を返し、ここから反撃なるかと思われたが、29分に茨田、32分にオリヴェイラと連続してセットプレーから失点し、1-4で前半を折り返す。
何とか持ち直したい後半、攻勢を強めた川崎Fだったが、前半から安定した守備を見せる柏を崩し切れず。逆に75分に中川に追加点を許し万事休す。82分に途中出場の三好が一矢報いたものの、時すでに遅し。2-5でまさかの大敗を喫した。
-
名古屋、勝利目前で痛恨の失点。中島翔哉の今季初ゴールでFC東京が土壇場で追い付く
J1・2nd第10節、17試合勝利のない名古屋はホームにFC東京を迎えた。
23日に小倉隆史前監督の休養を発表し、ボスコ・ジュロヴスキーコーチを新監督に迎えた名古屋。26日に加入内定が発表された田中マルクス闘莉王がスタンドから戦況を見つめる中、結果を残したのはこの日1トップで先発出場を果たした野田隆之介。前半終了間際の45分、田口泰士のシュートをGK秋元陽太がはじくと、こぼれ球に反応し、ネットを揺らした。
後半も1点のリードを保っていた名古屋だったが、後半ロスタイムに落とし穴が待っていた。途中出場のFC東京・中島翔哉に今季初ゴールとなる値千金の同点弾を決められ、1-1。18試合ぶりの勝利は目前まで迫っていたが、またしても勝ち点3を逃す結果となってしまった。
-
広島のFWアンデルソン・ロペスが左ハムストリングス筋損傷で全治約6週間
広島は27日、24日のトレーニングで負傷したブラジル人FWアンデルソン・ロペス(22)が広島市内の病院で検査を受けた結果、左ハムストリングス筋損傷で全治約6週間と診断されたと発表した。
アンデルソン・ロペスは今夏広島に加入し、ここまでJ1リーグ戦4試合に出場していた。 -
湘南の神谷優太、U-19日本代表遠征前にG大阪撃破を誓う
U-19日本代表のフランス・UAE遠征のメンバーが26日に発表され、湘南からは神谷優太が選出された。そんな神谷が、遠征前の最後の試合となる今節・G大阪戦に向けた思いを語っている。
1stステージ以上に、2ndステージは先発出場の機会を増やしている神谷だが、前節・鹿島戦(0●1)は「自分の特徴をいかに出せるかというところで、鹿島戦ではそこができなかった」と悔しさの残る結果に。その反省を生かして、今節は「ボールを前に運ぶことやパスを出す場所、判断というのはすごく考えないといけない。自信を持って、消極的にならず、積極的に受けてダイナミックなプレーをしていきたい」と意気込みを語った。
今節の相手・G大阪には同じくU-19日本代表に選ばれた堂安律がいる。その堂安を「キレキレなドリブルやパワーを持って前にどんどんしかけてくるタイプ。シュートもうまいし、パスもできる。攻撃面ではすごく頼りになる選手」と警戒。もし同じピッチに立つようなことがあれば、「つぶしに行って、ギャフンと言わせるようなプレーができればいい」と堂安とのマッチアップを見据えていた。
今節・G大阪戦を終えると、すぐに神谷はU-19日本代表の遠征に向かう。気持ち良く代表に合流するためにも、チームを勝利に導く結果を残したいところだ。
文・林遼平(エルゴラッソ湘南担当)
-
今まですべて完売! 横浜FMの大人気コラボ弁当、第3弾は中町公祐の「こうちゃん弁当」
横浜マリノス株式会社は株式会社崎陽軒と株式会社KADOKAWAとのコラボレーション企画として、今日27日のJ1・2nd第10節の鹿島戦で『こうちゃん弁当』(税込1,000円)を限定1,500食(予定)で販売する。
日産スタジアムで行われる横浜FM戦でしか食べられない『日産スタジアム炒飯弁当』が掛け紙を変えて1日限りの3社コラボ弁当に変身だ。今季は兵藤慎剛が携わった『ひょうちゃん弁当』、伊藤翔の『しょうちゃん弁当』が発売され、いずれも好評につき完売。第3弾の今回は、兵藤の紹介によって中町公祐の『こうちゃん弁当』が誕生した。
選手会長も務める中町は「横浜F・マリノス愛の詰まった『こうちゃん弁当』を食べながら試合観戦を楽しんでもらいたい」とアピールしていた。
文:藤井雅彦(エルゴラッソ横浜FM担当) -
今季初の連勝へ。新潟、今季3度目の鳥栖撃破なるか
今季初の連勝を懸け、今節の鳥栖戦に臨む新潟。前節・福岡戦で3-0と快勝した勢いをアウェイに持ち込み、勝ち点3を奪いたい。
今季はナビスコカップ・グループステージ第2節、J1・1st第17節で対戦し、いずれも新潟が1-0で完封勝利。昨季からは4連勝中と相性は悪くない。GK守田達弥は「どれだけセカンドボールを拾えるかが大事」と、豊田陽平に放り込まれるロングボールからの展開に警戒する。その上で、ロングボールの精度を落とすことも一つのポイントとなる。1stステージの鳥栖戦で決勝点を決めた山崎亮平は「ウチは前線からの守備がハマれば、福岡戦のように良い攻撃ができる。全員でサボることなく頑張りたい」と守備でも献身を誓う。互いに前線からプレッシャーを掛け合う、激しい試合が予想される今節。連動した守備でボールを奪い、新潟のペースに持ち込めるかがカギとなる。
文:野本桂子(エルゴラッソ新潟担当)
-
東口順昭、「スピリットを持った」闘莉王復帰に警戒心
名古屋に電撃復帰した田中マルクス闘莉王。自身も新潟時代に残留争いを経験したことがある東口順昭が、26日に来日した闘莉王について問われると「名古屋にとってはプラスのこと」と分析した。
一方で、9月17日にはアウェイで名古屋戦を残しているだけに、闘莉王の再加入を東口は警戒する。
「やっぱり、イヤですよ。精神的な闘将と言われているし、メンタリティーのある選手がいるのは相手チームにとってイヤなもの。どういうコンディションか分からないけど、スピリットを持った人なのでイヤですね」
闘莉王擁する名古屋とは過去4度対戦し、うち2試合で1点ずつ闘莉王にゴールを許している東口。浦和時代から、G大阪戦で闘志をむき出しにしてくる元代表CBは間違いなく要注意人物だ。
文:下薗昌記(エルゴラッソG大阪担当)
もっと見る