EL GOLAZO(エルゴラッソ)FLASH NEWS

2016.10.5(Wed)

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  • ペトロヴィッチ監督不在の浦和がルヴァンカップ準決勝で先勝。「監督がいない中で自分たちで考えてくれた」(堀コーチ)

    ペトロヴィッチ監督不在の浦和がルヴァンカップ準決勝で先勝。「監督がいない中で自分たちで考えてくれた」(堀コーチ)

     ルヴァンカップ準決勝第1戦・FC東京vs浦和は、2-1で浦和が逆転し、敵地で先勝した。

     浦和は49分に東慶悟のゴールで先制されたが、77分に高木俊幸のミドルシュートで同点に追い付くと、80分に平川忠亮のパスをゴール前で受けた武藤雄樹が決めて逆転。第2戦につながる大きな勝利を手にした。
     ルヴァンカップ準々決勝第2戦で退席処分となったペトロヴィッチ監督の代わりに指揮をとった浦和の堀孝史コーチは「選手たちは本当によく頑張ってくれた。監督がいない中で選手たちは自分たちで考えながら第2戦でミシャさん(ペトロヴィッチ監督)に良い舞台をとプレーしてくれた。そのあたりで力を出すことができた試合だったと思う」と話した。

     一方、04年以来、味スタで浦和に勝てていないFC東京の篠田善之監督は「厳しい結果になった。いまさら何を言っても仕方がないので、次に向けて準備したい」と気持ちを切り替えていた。

  • U-20W杯を目指す日本代表が国内で最後のトレーニングマッチ。「順調にきている」と内山篤監督

    U-20W杯を目指す日本代表が国内で最後のトレーニングマッチ。「順調にきている」と内山篤監督

     14日からインドで行われるAFC・U-19選手権に臨むU-19日本代表。5日には国内最後のトレーニングマッチをエコパスタジアムで行った。

     U-19日本代表は柏の中山雄太、G大阪の堂安律らが先発。最初の45分は磐田のトップチームと、残りの45分×1本、30分×1本は磐田ユースと対戦した。試合は1本目こそスコアレスで終えたが、2本目には冨安健洋(福岡)がインターセプトから自分で持ち込み左足を振り抜いて先制点を奪う。さらに遠藤渓太(横浜FM)が続けて2点を奪い、2本目は3-0で終えた。また3本目は、岩崎悠人(京都橘高)のゴールを守り切り1-0で終えている。

     試合後、内山篤監督は「(所属チームで各選手が)ゲームの環境がバラバラだったので、ある程度時間を限定しながらやった。少し疲れが残っている選手もいれば、だいぶ良くなっている選手もいる。コンディションを含めて狙いとしては順調にきている」と試合を振り返る。

     完成度という面では、時間帯によって攻守に狙いを遂行し切れない時間もあった。そこは今後のUAEでのトレーニングキャンプでより磨いて行く必要がある。内山監督も「このチームは攻守にコンパクトにやることが生命線になる。あとは結果がすべて。良い結果を持って帰ってこられるようにしたい」と意気込みを語った。

     U-19日本代表は7日に出発し、暑熱、時差対策も兼ねてUAEでトレーニングキャンプを敢行。11日に大会が開催されるバーレーンに入る。グループステージ第1戦・イエメン戦は14日に行われ、中2日でイラン、カタールと対戦。2位以内に入れば準々決勝に進出し、そこで勝利すれば、来年、韓国で開催されるU-20W杯への出場権獲得を獲得する。

    文:林遼平(エル・ゴラッソ日本代表担当) 写真:松尾祐希

  • GKが好セーブ連発。ルヴァンカップ第1戦・G大阪vs横浜FMはスコアレスドロー

    GKが好セーブ連発。ルヴァンカップ第1戦・G大阪vs横浜FMはスコアレスドロー


     ルヴァンカップ準決勝第1戦・G大阪vs横浜FMは、両GKが奮闘し、スコアレスドローに終わった。

     G大阪は31分、米倉恒貴がクロスを上げると、パトリックが頭で落とし倉田秋がハーフボレー。決まったかと思われたが、横浜FMのGK榎本哲也が抜群の反応を見せ、左手ではじき出した。その6分後には横浜FMのマルティノスがシュートを放つと、DFに当たってコースが変わる。難しいボールだったが、G大阪のGK藤ケ谷陽介が足でセーブした。

     0-0で折り返した48分、G大阪がCKのチャンスを得る。藤本淳吾のキックに丹羽大輝がヘディングで合わせるが、ここもGK榎本が右手1本でかきだし、得点を許さない。試合は最後まで両チームがチャンスを作り合ったが、得点は生まれず、0-0で終了。

     惜しいチャンスを榎本に防がれた丹羽は「(倉田のチャンスとともに)あれを決めていたら2-0だったが、向こうにも前半、決定的なチャンスがあった。勝てた試合だったかなと思う」と振り返りながらも、「アウェイゴールを与えなかったのはすごく大きいこと」と次戦を見据えていた。第2戦は4日後の9日、横浜FMのホーム、日産スタジアムで行われる。

  • FC東京のDF徳永悠平がじん帯損傷で全治約6週間

    FC東京のDF徳永悠平がじん帯損傷で全治約6週間

     FC東京は5日、1日のJ1・2nd第14節・広島戦で負傷したDF徳永悠平(33)が、チームドクターの診察を受けた結果、右ひざ内側じん帯損傷で全治約6週間と診断されたと発表した。
     徳永は今季ここまでJ1リーグ戦30試合に出場していた。

  • 清水のGK西部洋平が 全治約6カ月と診断

     清水は5日、4月3日の J2第6節・熊本戦で負傷し、右大腿直筋肉離れと診断されていたGK西部洋平(35)が9月30日に手術を行い、全治約6カ月の見込みと診断されたと発表した。
     西部は今季、川崎Fから完全移籍で清水に加入。開幕から第6節まで先発出場を続けていたが、負傷以降は欠場を続けている。当初は、全治6週間と発表されていた。

  • J2降格が決まった福岡がリスタート。残り3試合で意地を見せる

    J2降格が決まった福岡がリスタート。残り3試合で意地を見せる

     前節、名古屋に敗れ(0●5)、新潟が勝利したことで1年でのJ2降格が決まった福岡。新潟の試合が1時間遅れでのキックオフだったため、選手たちは瑞穂陸上競技場で出発を待つバスの中でその報を知った。空港に移動後、井原正巳監督から「残り3試合、気持ちのあるヤツを使う」という話があったという。これを受けて邦本宜裕は「残り3試合、意地でも勝つ。自分はそういうふうに思っている」と気持ちを切り替え、奮い立たせていた。

     また、金森健志も「降格は決まってしまったけど、自分たちはプロとして最後まで戦い抜かないといけない。今年はサポーターにとってストレスの溜まるような試合ばかりになってしまっている。残り3試合、しっかり勝って勝利の喜びを分かち合えるようにしたい」と残り3試合中、2試合残されているホーム戦での勝利に意欲を見せていた。

     主将の城後寿も「降格は決まってしまったけど、まだ順位は変えられる」と井原監督の言葉と同じフレーズで必死に前を向いた。3連休を挟み、降格決定後、初めての練習を行った5日はフィジカルトレーニングを中心に1時間半ほど練習を実施。「みんな、切り替えはできていると思う」と金森が話したように福岡がリスタートを切った。

    文・写真:杉山文宣(エル・ゴラッソ福岡担当)

  • あの負傷から4カ月。町田戦に臨む大前元紀が見据えるのは勝ち点3のみ

    あの負傷から4カ月。町田戦に臨む大前元紀が見据えるのは勝ち点3のみ

     今週末、清水は町田との2度目の対戦を迎える。前回対戦(J2第17節・1●2)は、11分に大前元紀がPKを沈めて、清水が幸先よくスタートを切った。しかし、先制ゴールを奪った大前は35分に井上裕大との接触プレーで左第5・6・7・8肋骨骨折および肺挫傷の大怪我を負ってしまう。チームはこの試合に勝利したものの、しこりの残る試合になった。

     ただ、大前の退院後、井上のほか、町田の強化スタッフも静岡市内にてお見舞に訪れ、大前も、「サッカーができる体に戻ったし、もう気にしていない」と話しており、周囲がいたずらに騒ぎ立てることは両選手にとって本意ではないだろう。

     大前は前節・C大阪戦(2◯1)で先発復帰し、コンディションも順調に戻ってきている。1試合も落とせない状況が続くが、「勝利に貢献できるプレーができればと思う」と、ピッチ上に集中し、勝ち点3だけを目指して戦う意気込みを見せた。

    文・写真:田中芳樹(エル・ゴラッソ清水担当)

  • まさに鉄人。左ひざを手術した京都の石櫃洋祐が、術後1カ月半で練習に完全合流

    まさに鉄人。左ひざを手術した京都の石櫃洋祐が、術後1カ月半で練習に完全合流

     8月19日に左ひざ外側半月板損傷の手術を行い、それ以降戦列を離れていた京都の石櫃洋祐が今週から練習に完全合流している。

    「あの人は鉄人だから心配ない」とは、石櫃が手術した際にチームメートのエスクデロ競飛王が話していた言葉。それを自ら証明するように、術後わずか1カ月半にして、手術の影響をまるで感じさせない動きを見せている。

    「ひざの不安はもうない。病院の先生やリハビリの先生、それに藤本(栄雄)トレーナーのおかげ。藤本さんは休みの日にも自分に付き合ってくれた」。順調な回復に導いてくれたドクターやトレーナーへの感謝を口にした石櫃は、「練習には合流できたので、いつでも試合に出られるように準備したい」と意気込む。

     石丸清隆監督も、「できれば次の練習試合(9日)で使ってみたい」と早期の実戦復帰に期待を寄せる。右サイドをばく進する石櫃の雄姿をふたたびスタジアムで見られる日が、もう間もなく戻ってきそうだ。

     

    文・写真:川瀬太補(エルゴラッソ京都担当)

  • けがから復帰の熊本MF村上巧が先発出場に意欲

     2日のJ2第34節・山口戦で8試合ぶりの勝利を挙げた熊本。ここ3試合で連続無失点。今季、開幕直前のけがで合流まで時間のかかったMF村上巧も、この3試合、後半途中からの出場でゲームを締める役割を担うが、出場時間も少しずつ伸び、そろそろ先発出場を狙っている。

     今週月曜(3日)に行った大分とのトレーニングマッチでも90分プレーし、「(リーグ戦に)出場していない選手がもっとアピールしてチーム内で競争しないと強くなっていかない」と、流れの悪かった前半から、後半には主導権を引き戻した。

    「チームの結果が出るようになったのは、全体が安定して良い循環ができてきたからだと思う。先発出場できたら、得点に絡むことも意識して、個人としても結果を出したい」と、意欲を見せた。

     

    文:井芹貴志(エルゴラッソ熊本担当)

    けがから復帰の熊本MF村上巧が先発出場に意欲

  • コツコツ努力できるプロ、徳島の藤原広太朗が育んだその肉体。見せ付けた“筋肉シュート”

    コツコツ努力できるプロ、徳島の藤原広太朗が育んだその肉体。見せ付けた“筋肉シュート”

     2日に行われたJ2第34節・長崎戦(2○1)で先制点を生むキッカケとなった徳島・藤原広太朗(写真右)の力強いシュート。その名も、“筋肉シュート!?”

     長崎戦の先制点は大﨑淳矢がこぼれ球に詰めたものだったが、そのこぼれ球は藤原のシュートから生まれた。ロングスローから得た好機。藤原の側にボールがこぼれたが、守備を固められてコースがない。そんな中、力技でこじ開けようとするかのごとく全力でシュートを放った藤原。その選択が結果として功を奏し、チームの先制点を生んだ。

     今週の練習初日に行われたシュート練習。長崎戦を彷彿とさせる藤原のパワーシュートがゴールネットを揺らし、チームメートからは「筋肉シュート!」と歌舞伎のような威勢の良い掛け声でイジられた。

     その呼称でイジられたのには理由がある。14年、初のJ1を経験した際に藤原はフィジカル強化の必要性を感じた。積極的に筋力トレ―ニングを取り入れたこともあり、プロ1年目から比べると一回りも二回りも体が大きくなった。いまでは筋トレ部顧問。門下生には広瀬陸斗や前川大河を持ち、準門下生も増えつつある。フィジカル強化に励んだ成果は試合で随所に表れており、そのほかのプレーでも自分が不得意な部分を改善しようと常に意識して取り組んでいる。今季は出場機会から遠ざかった期間もあったが、ブレることなく常に良い準備を続けた。逆にその期間は強度の高いトレーニングを入れ、計画的に自らの個を高めてきた。

     コツコツ努力できるプロ。それが、藤原広太朗だ。

     

    文・写真:柏原敏(エルゴラッソ徳島担当)

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