EL GOLAZO(エルゴラッソ)FLASH NEWS

2016.10.6(Thu)

October
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
  • 日本を救った山口蛍。「いつもならふかしてしまうけど……」

    日本を救った山口蛍。「いつもならふかしてしまうけど……」

     6日のW杯アジア最終予選・イラク戦。途中出場で後半ロスタイムに殊勲の決勝点を決めた山口は「途中から(試合に)入って厳しい流れだった。何かしないといけないと思っていた」という。左サイドで得たセットプレーを相手がクリアすると、そのボールに素早く反応し、浮き球が落ちてきたところを冷静に右足で捉えてゴールに蹴り込んだ。本人は「いつもなら(シュートを)ふかしてしまうけど…」と冗談めかしてよろこんだ。
     山口はこの日が26歳の誕生日。最高のバースデーゴールで日本を救った。

  • 後半アディショナルタイムの劇的勝ち越しゴール。山口蛍の一撃で日本がイラクを撃破!

    後半アディショナルタイムの劇的勝ち越しゴール。山口蛍の一撃で日本がイラクを撃破!

    6日、埼玉スタジアムでW杯アジア最終予選が行われ、日本とイラクが対戦。試合は1-1のドローに終わった。

     前半25分、日本はカウンターから右サイドを突破し、清武弘嗣の折り返しを原口元気がゴールを奪われた。

     その後日本は山口蛍、浅野拓磨、小林悠を投入して勝ち越しを狙ったが、ゴールを奪えぬまま後半アディショナルタイムに突入。しかし◯分、左サイドでセットプレーを得ると、こぼれ球を山口が蹴り込んで、起死回生の決勝点を奪った。

     最終予選3試合を終えて2勝1敗の勝ち点7。次は11日にアウェイで豪州と対戦する。

  • 浦和にいた時も、京都にいた時もやられている。東京Vが警戒を強める北九州のストライカーとは

    浦和にいた時も、京都にいた時もやられている。東京Vが警戒を強める北九州のストライカーとは

     17位の東京Vは8日にホームでJ2第35節・北九州戦を迎える。最下位の北九州との勝ち点差は『8』あるが、ここで敗れると差は『5』にまで縮まる。チームとしてもここを重要なゲームとして捉えており、何としても勝利が欲しい一戦だ。

     このゲームを前に、多くの選手が警戒を示す人物がいる。その選手こそが北九州の原一樹だ。今季の最初の対戦となった7月のゲーム(J2第21節・1●2)でも、後半に2得点を奪い勝利に貢献。冨樫剛一監督が「一瞬たりとも気を抜けない選手」と警戒を示せば、「普通の選手と違って視界から消えたがる。ゴールを虎視眈々と狙っている」と井林章が対応の難しさを語るなど、チームとしても要注意の選手である。

     前節の町田戦(1●2)でゴールマウスを守ったGK柴崎貴広は、以前に戦った際の苦い記憶を呼び起こす。

     「彼がレッズにいたころに天皇杯でやられているし、京都にいたときにもやられた。天皇杯で北九州とやったときにもやられている。記憶にあるだけでもそれだけある。ヴェルディ戦は本当に強い」

     東京Vに対して多くのゴールを挙げてきた天敵を止めることは、この試合のミッションの一つであることは間違いない。ただ、「最初から出てくるかは分からないし、ほかにも良い選手がいるので原くんだけに気を取られずにいきたい」と柴崎が語るように、それ以上にチームで失点をゼロに抑えることが勝利への近道となる。天敵を封じ、東京Vは勝ち点3をつかみにいく。

    文:林 遼平(エル・ゴラッソ東京V担当)

  • スペイン遠征帰りの鳥栖U-18・田川亨介。貴重な経験とトップチームデビューへの意欲を語る

    スペイン遠征帰りの鳥栖U-18・田川亨介。貴重な経験とトップチームデビューへの意欲を語る

    (写真:鳥栖U-18の田川亨介(左)と石川啓人(右)。ともに来季トップチーム昇格が内定している)

     6日、鳥栖U-18のスペイン遠征に参加していた田川亨介がチームに再合流した。9月24日から10月1日までスペインのマドリードに遠征した鳥栖U-18。現地ではアトレチコ・マドリーvsデポルティボ、そして、欧州CLのアトレチコ・マドリーvsバイエルン・ミュンヘンを観戦。また、アトレチコ・マドリー・ワンダU-18との親善試合などを行った。

     来季のトップチーム昇格がすでに内定している田川はこの遠征を振り返り、「良い経験をさせてもらった。日本人にない特徴や外国人ならではのプレースタイルを感じることができた」と話した。やはり、アトレチコ・マドリーvsバイエルン・ミュンヘンは強く印象に残ったようでアトレチコ・マドリーのホームであるビセンテ・カルデロンの雰囲気には感動した様子で「いつか自分もああいう舞台に立ってみたい」と思いを馳せていた。

     しかし、自身がスペイン遠征している間に同期の石川啓人がJ1・2nd第15節・仙台戦でトップチームデビューを果たした。スペインから帰国した日、スタンドからその様子を眺めることになった田川は「うらやましいけど悔しい気持ちもあった」と同期への対抗心を隠さなかった。とはいえ、普段は仲の良いチームメート同士。試合後には「『デビューしたな』って感じでお互いに顔を合わせてニヤニヤしてました」とほっこりするようなエピソードを田川は明かした。トップチームに帯同していたためにスペイン遠征できなかった石川は「あっち(スペイン遠征)も良い経験だし、うらやましい」と話したが、田川は「いや、トップチームで出るほうがいいです」ときっぱり。残りリーグ戦3試合でのトップチームデビューに意欲を見せていた。

    文・写真:杉山文宣(エル・ゴラッソ鳥栖担当)

  • 天皇杯で古巣・大宮との対戦が決まった横浜FCの内田智也。「そこに向けて調整します(笑)」

    天皇杯で古巣・大宮との対戦が決まった横浜FCの内田智也。「そこに向けて調整します(笑)」

     天皇杯4回戦以降の組み合わせ抽選が4日に行われ、横浜FCは11月9日に大宮と対戦することが決まった。しかし、J1昇格プレーオフ圏を追う横浜FCの選手たちは今週末のJ2第35節・長崎戦に集中しており、「天皇杯の相手は大宮になりましたが?」と質問しても、「まったく忘れてました。誰もその話はしてないです。まだ先ですからね」(西河翔吾)と、あまり気にしていないようだ。

     とはいえ、昨オフに大宮から移籍してきた藤井悠太はもちろん意識するどころの騒ぎではない。また、2008年から2010年まで大宮で過ごした内田智也は、「天皇杯の……」と呼びかけた瞬間にガッツポーズで応え、「楽しみですね」と笑顔を見せた。「サポーターも増えてるだろうし、調子も良いみたいなんで。そこに向けて調整します(笑)」と、このところリーグ戦では出番から遠ざかっているだけに、古巣のサポーターの前でプレーできる機会を心待ちにしている。

     そして4月に右ひざ前十字じん帯を断裂し手術を行い、現在もリハビリが続くアン・ヨンハ。大宮に在籍していたのは2010年の1年間だけだったが、「僕がちょうど北朝鮮代表としてW杯に行った年。『大宮から代表選手』ということで快く送り出してくれて、皆さんの気持ちがありがたかった」と、彼にとって大宮は大事な古巣。11月9日に行われる試合に関しては、「間に合わないかな……」と残念そうに目線を落とした。ただ、大宮に勝って次の準決勝(12/24)に進出すれば、ピッチに立つ可能性は開ける。「みんながそこまで連れて行ってくれれば」と、アン・ヨンハは仲間を信じて黙々とリハビリに集中する。

    文:芥川和久(エル・ゴラッソ横浜FC担当)

  • 川崎Fの中村憲剛が肉離れで全治3週間の見込み

    川崎Fの中村憲剛が肉離れで全治3週間の見込み

     川崎Fは6日、1日に行われたJ1・2nd 第14節・神戸戦の試合中に負傷した中村憲剛が、2日に川崎市内の病院で検査を行った結果、左股関節外旋筋肉離れで、復帰まで受傷日より3週間程度を要する見込みと診断されたと発表した。

     中村は今季ここまでJ1リーグ戦28試合に出場していた。現在2ndステージで優勝争いを繰り広げている川崎F、リーグ戦が再開される10月22日までに大黒柱の復帰が間に合うか注目が集まる。

  • イラク戦の日本代表先発メンバーが発表。柏木や清武が先発。香川はベンチスタート

    イラク戦の日本代表先発メンバーが発表。柏木や清武が先発。香川はベンチスタート

     本日19:35キックオフのW杯アジア最終予選・日本 vs イラクの先発メンバーが発表された。

     日本の守備陣はUAE戦とタイ戦から不動の5人。中盤には柏木陽介が入り、香川真司がベンチスタートとなっている。先発メンバーは以下のとおり。

     

    GK 西川 周作 浦和
    DF 森重 真人 FC東京
      吉田 麻也 サウザンプトン(ENG)
      酒井 宏樹 マルセイユ(FRA)
      酒井 高徳 ハンブルガーSV(GER)
    MF 長谷部 誠 フランクフルト(GER)
      柏木 陽介 浦和
      本田 圭佑 ミラン(ITA)
      清武 弘嗣 セビージャ(ESP)
    FW 岡崎 慎司 レスター(ENG)
      原口 元気 ヘルタ・ベルリン(GER)
  • 仙台、渡邉晋監督の誕生日を報道陣で前祝い。43歳の抱負は「美白に……」

    仙台、渡邉晋監督の誕生日を報道陣で前祝い。43歳の抱負は「美白に……」

     6日、仙台の渡邉晋監督の誕生日祝いが、報道陣によって“前祝い”で行われた。

     14年4月から仙台の指揮を執る渡邉監督は、今年の10月10日に監督となって3度目の誕生日を迎える。過去2回は試合前の共同会見日に報道陣によって祝福されていたが、今年は当日10日がオフの予定で、公式戦も22日のJ1・2nd第15節・神戸戦までないことから、この日に前祝いされることとなった。

     練習からクラブハウスに引き上げた渡邉監督は、唐突に歌われるハッピーバースデーの歌に戸惑いながらも、用意された似顔絵入りのケーキに目を細めた。

     43歳になるということで、毎年恒例となった年齢にかけた抱負を聞かれた監督は、「しみ(43)を減らして、美白に……」と返答した。

     1日の2nd第14節・鳥栖戦(3○2)で6試合ぶりに勝利してJ1残留を確定させ、この日の練習では負傷で離脱していた選手も多く全体練習に戻ってくるなど、仙台のチーム状態は上向き。指揮官は「10月という時期はいつも佳境を迎え、いろいろな思いが交錯する時期だが、残り3試合、気を引き締めて前に進みたい」と、今季残された公式戦に向け意気込んだ。

     

    文・写真:板垣晴朗(エルゴラッソ仙台担当)

  • 「どん欲に得点も狙っていきたい」。札幌・前寛之がゴール”前”に走り込む

     現在、ボランチのポジションで3試合連続先発出場中の札幌・MF前寛之。残りのリーグ戦8試合に向けて、より存在感を強めるべく気持ちを高めている。

    「チームの勝利に貢献することは当然のこととして、数字に残る結果を出したい」と語気を強める前。そして、その「結果」というのは、もちろん得点を意味している。「やはり現代のサッカーではGKにも攻撃の起点になることが求められている。その意味でも、すべてのフィールドプレーヤーが得点への意識を持たなければいけないし、数字も求められると思う」と言い切る。

     昨季は2得点を記録しているものの、今季はここまで無得点。それだけに「残り試合ではどん欲に得点も狙っていきたい」と、虎視眈々と相手ゴール前に走り込む準備を整えている。

    文:斉藤宏則(エル・ゴラッソ札幌担当)

    「どん欲に得点も狙っていきたい」。札幌・前寛之がゴール”前”に走り込む

  • 元FWの片りんを見せる北九州の星原健太。今季初得点の匂いがプンプン

    元FWの片りんを見せる北九州の星原健太。今季初得点の匂いがプンプン

     「最近は元FWの片りんが見えるプレーが多いよね」と北九州・柱谷幸一監督が口にしたのは星原健太に話が及んだときのこと。

     星原は右SBのレギュラーとしてプレーしているが、ここ最近の試合では相手ゴール前で得点チャンスに絡むシーンが目立っている。抜群のスピードを生かして相手の背後に飛び出し、ボールを受けてクロスを入れるだけではなく、ドリブルでカットインしてフィニッシュに至る場面も多い。

     特に、J2第32節のC大阪戦(0●1)、第33節の京都戦(0△0)、前節の札幌戦(0△0)と上位チームとの3連戦ではいずれも決定機に惜しいシュートを放っている。スコアから分かるようにそれらの好機をモノにすることはできなかったが、今季初得点の匂いが濃く漂ってきたのは確かなこと。だから、今節の東京V戦に向けての「(点を)取りたい」との言葉に一層力が入る。

     また、得点にこだわる理由にはチームが4試合連続無得点いう現実に直面していることも関係している。「ここ2試合は上位から勝ち点1を獲得したが、いまのチームに必要なのは勝利。そして勝利を挙げるためには得点が必要。とにかく点を取りたい。一つのゴールでチームには勢いが生まれるはず」

     5試合ぶりとなる勝利の扉は右サイドのアタックによって大きく開かれる。

    文:島田徹(エル・ゴラッソ北九州担当)

もっと見る