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原口元気、オーストラリア戦は「際どい勝負になる」…スピラノとの再会は「楽しみ」
ロシアワールドカップ・アジア最終予選でも重要な一戦、アウェーでのオーストラリア戦を11日に控える日本代表。
9日、現地での練習を終えた日本代表FW原口元気は、オーストラリア戦を見据え「際どい勝負になる」と話した。続きは…(提供元:goal.com)
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新潟が秋田と練習試合。確実に浸透している“背後を突く”という狙い
新潟は9日、聖籠町のアルビレッジでJ3の秋田との練習試合(45分×3本)を行い、2-2で引き分けた。
先制点を挙げたのは、左サイドハーフで出場した加藤大。1本目の8分、秋田のディフェンスラインの背後を狙った小塚和季のパスで中央へ抜け出し、利き足と逆の右足でシュート。「先週から、斜めに走ることを意識していた。コヅ(小塚)が良いボールをくれたので決められてよかった」と胸を張った。また2点目は、2本目の3分に山崎亮平が決めている。いずれも片渕監督体制になってからより強調されている、相手の背後を突く形。狙いは確実に浸透している。
チームはこの試合で得た収穫と課題を持って、11日から5日間行われる群馬・嬬恋でのキャンプへ臨む。キャンプでは「(リーグ残り)3試合の相手を念頭に置きつつ、自分たちの強みをより強固にしていきながら、相手のストロングを消していくアプローチをしていきたい」と片渕監督。チームの一体感とプレーの質を高めていく。
文・写真:野本桂子(エル・ゴラッソ新潟担当)
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酒井高徳が警戒。豪州で一番危険な選手はブンデスリーガでも対戦経験のあるFWレッキー
9日、日本代表は11日に行われるW杯アジア最終予選・豪州戦に向けた練習を豪州・メルボルン市内で行った。
6日に行われたイラク戦後、豪州戦で出場停止となる酒井宏樹(マルセイユ/フランス)、そして負傷の長友佑都(インテル/イタリア)がそれぞれチームを離脱した。酒井宏はイラク戦で右SBとして先発出場。長友はイラク戦こそコンディションの関係でベンチとなったが、豪州戦では酒井宏の出場停止もあり、先発復帰が予想されていた。
一気にSBの選手を複数欠くことになったハリルジャパン。そんな中、イラク戦に左SBとしてフル出場した酒井高徳(ハンブルガー/ドイツ)が豪州戦では右SBに移ることが濃厚だ。
注目は、ドイツ・ブンデスリーガでもマッチアップすることが多いマシュー・レッキー(インゴルシュタット)との対決だ。
「レッキーとは何度も直接マッチアップしている。昨季も戦った。パワフルでテクニックも併せ持つ良い選手。オーストラリア代表の中でも一番危険な選手だと思う。ただ、知っている選手なので戦いやすさもあり、ある程度対応できる。でも、相手も当然考えながらプレーしているから、自分は常に良いポジションを取って守る。そこは誰と対面しても、集中したい」
多くの選手たちがこの豪州戦を含めた今後の課題として挙げているのが、攻撃の緩急。縦に速い攻撃を連続していくのがハリルジャパンの特徴となっているが、単調なリズムに陥ることもある。本田圭佑や清武弘嗣といった攻撃陣も、監督の指示だけでなく選手たちの判断でボールポゼッションする時間帯も必要だと語っている。
SBも攻撃のビルドアップでは重要なポジション。酒井高も自分の考えを語った。
「僕らはチームとして連動して動いている。攻撃陣だけが縦に速いのではなくて、後方もそれに合わせて押し上げていかないといけない。攻撃陣が走ったら、守備陣も走っている。ただ、90分間続けられるかというと、そうもいかない。そこでチーム全体でリズムを落ち着かせないといけないし、押し上げるときも僕たちもそこに付いていって、チーム全体で少し休む。何よりDFとしてはいつもコンパクトにプレーすることを心がけたい」
豪州戦では相手との体格差を考えても、1対1のシーンが多くなると日本は苦しくなる。速く攻める際も、ゆっくりボールを回す際も、全体の陣形はコンパクトを維持する。右SBで先発予想の酒井高が語った戦術的な指摘は、そのまま日本が豪州戦で見せるべきパフォーマンスである。
文:西川結城(エル・ゴラッソ日本代表担当)
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鹿島がタイキャンプを終了。期待以上の成果を得る
9日、タイでトレーニングキャンプを実施していた鹿島が全日程を終了した。
けが人や代表招集の関係でフィールド選手17人、GKを含めても19人という厳しい条件での遠征となったが、5日にタイ・ホンダFC、8日にチョンブリFCと親善試合を行い、それぞれ2-0、5-0で勝利。与えられた条件できっちり結果を残すことに成功した。
当初は疲労の蓄積が心配されたが、日本とは異なる環境でのトレーニングは、チームをリフレッシュさせた。さらに、1週間ほどの共同生活は、少し薄れていた結束力の復活も促す。大きく体調を崩す選手や、新たにけがをする選手もおらず、期待以上の成果を得てチームは日本に帰国する。
文:田中滋(エル・ゴラッソ鹿島担当)
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原口元気、ドイツでの経験を生かす豪州戦へ。そして、楽しみなのは“あの選手”との再会
9日、日本代表は11日に行われるW杯アジア最終予選・豪州戦に向けた練習を豪州・メルボルン市内で行った。前日の練習で別メニューとなった岡崎慎司は、結局左足首の痛みが引かずにこの日は宿舎での調整となり、グラウンドに姿を表さなかった。
トレーニングは開始冒頭15分のみの公開となり、その後は報道陣やファンをシャットアウトし、豪州戦に向けた実戦形式のメニューを行った模様だ。
6日に行われたイラク戦で、先月のタイ戦に続き2試合連続ゴールを挙げて勝利に貢献した原口元気(ヘルタ・ベルリン/ドイツ)は、豪州戦でも左サイドのアタッカーとして先発が濃厚だ。原口にとって初めての豪州戦は、かつて浦和時代にともにプレーしたDFマシュー・スピラノビッチ(杭州緑城/中国)との“再会戦”でもある。
「あいつも浦和のときから成長したと思うし、長い間プレーを見ていないけど、浦和時代からポテンシャルが高い選手だった。何よりひさびさに会えることが楽しみですね」とリラックスした表情で語った。
この話題のときだけでなく、終始、原口は落ち着いていた。自身、初の最終予選であり、さらにハリルジャパンはグループ4位に沈むなど、チームも万全の戦いぶりとは言えない状況だ。それでも、結果を出していることが原口の自信につながっている。
「僕はどの試合も変わらず、同じような気持ちで戦う。この試合も勝ちにいくだけ」。シンプルな意気込みが、余計に強さを滲み出させていた。
ドリブルや得点という日本でプレーしていたころからの武器だけでなく、ドイツ移籍後は運動量と球際での激しさを身に付けた。豪州の選手は欧州の選手と同じような体格、フィジカル能力を有する。ドイツでの経験を、直接代表でも生かす時がきた。
「アジアでも、フィジカルが強い相手との試合になる。球際の争いで逃げたら、はじかれる。自分から奪いにいけば、相手にプレッシャーが掛かる。そのあたりのプレーはドイツで慣れているので、イメージしやすい」
豪州には同じドイツでプレーするマシュー・レッキー(インゴルシュタット)やロビー・クルーズ(レバークーゼン)といったアタッカーがいる。
「その二人はすごく良い選手。日本人がイヤがるようなドリブルもしてくる。レッキーとは直近の試合で対戦して、何回かマッチアップもした。前に速いし、強さもある。一か八かのドリブル勝負もしてくるので、そのあたりはSB、CBの選手に伝えたい」
勢い任せのプレーではない。前にも仕掛け、点も狙い、そして激しく戦うこともできるようになった原口。そこにドイツでの日々の経験も重ねて、豪州戦での勝利に貢献する。
文:西川結城(エル・ゴラッソ日本代表担当)
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練習試合で珍事発生。京都のGK清水圭介がC大阪ゴールを守る
9日、京都の練習場で、京都とC大阪が45分×2本の練習試合を行った。日曜日ということもあり多くのサポーターが見守る中、京都は佐藤健太郎、山瀬功治、ひざの手術後初の実戦となる石櫃洋祐、C大阪はリカルド・サントス、酒本憲幸ら、主力級の選手も多くプレー。見ごたえのある練習試合となったが、中でも両チームのサポーターをもっとも沸かせたのが、2本目の途中からC大阪のゴールマウスを守ることになった京都のGK清水圭介のプレーだった。
思わぬアクシデントが起こったのは2本目開始早々。接触プレーでC大阪のGK武田博行が顔面を強打し、起き上がれなくなる。C大阪はサブのGKを帯同させておらず、ベンチに退いていた清水が急きょ代役を務めることに。清水は、本来は味方であるはずのキロスとの1対1を阻止し、リカルド・サントスのゴールの起点になるなど、随所に好プレーを披露。試合は3-1で京都が勝利したが、清水は30分以上にわたりC大阪ゴールの門番としてプレーを続けた。
「平井(直人)コーチから『C大阪の控えGKがいないから、一応準備しておいて』と言われていた。でも、まさか本当にこんな状況になるとは(笑)」(清水)。試合後に貴重な体験を振り返った清水。「入ってすぐ、茂庭(照幸)さんに『お前、マジで変なプレーするなよ』ってプレッシャーを掛けられて・・・。『これガチや。ヤバッ』って思った(笑)」と、ピッチ上では普段とは違う重圧を感じていたという。
それでも、「良い機会やったし、セレッソの人たちに覚えてもらおうと思っていた。出たからには無失点で抑えたかったし、(2失点したことは)申し訳なかった。茂庭選手なんかは最後までプロの姿勢を見せてくれていたし、ああいうのがウチの若手にも伝わればいいのに」と話し、ライバルチームのゴールを守った経験を有意義なモノと捉えている様子だった。
文・写真:川瀬太補(エル・ゴラッソ京都担当)
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金沢の助っ人FWが大暴れ。初得点に初退場でまさに“ダビ劇場”
8日に行われたJ2第35節・金沢vs山口の一戦で、金沢のFWダビに今季初ゴールが生まれたが、そのゴールには衝撃的な続きがあった。途中出場した選手が、得点を取って退場する――。試合は良くも悪くも“ダビ劇場”になった。
0-0の状況でダビは61分に途中出場。すると64分、熊谷の絶妙なスルーパスに反応。ドリブルでGKをかわして落ち着いてシュートを決め、サポーターの前で得点の喜びを表現した。
しかし、殊勲のヒーローは71分に遅延行為、81分にラフプレーで警告を受けて、あっけなく退場した。10人の金沢は防戦一方の展開を強いられたが、ダビのゴールを守り抜き、1-0で勝利を収めた。決勝点を挙げたとはいえ、その後の退場は軽率であり、余計だった。
ダビは「僕としてはファウルではない。日本独特の審判のジャッジだと思う。でも、次はああいうことを起こさないためにも、自分の中でしっかり受け止めたい。僕の学びが足りなかった」と反省した。次節・清水戦は出場停止。「チームの勝利を待つだけ。もう少しでシーズンは終わるが、まだ試合はある。そこに向けて準備していく」。
スタジアムを沸かせ、冷や冷やさせたダビだが、誰もが待ち望んだ初ゴールを挙げ、「これからもっと量産していけるように頑張ります」と殊勝なコメント。金沢をJ2残留に導くため、助っ人FWがようやく第一歩を踏み出した。
文:野中拓也(エルゴラッソ金沢担当)
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山形の石川竜也、鈴木雄斗の父との意外な関係を語る
山形の石川竜也、鈴木雄斗両選手が愛媛戦翌日の9日、オフィシャルショップ「スポーツプラザ21」の1日店長を務め、トークイベントやグッズの店頭販売などを行った。
トークイベントでは、前日の愛媛戦の前に、鈴木がJリーグ出場100試合の表彰を受けたことが話題に。花束のプレゼンテーターは鈴木の両親が務めたが、父・康仁さんはJリーグでGKコーチを務めた経歴があるサッカー指導者。鈴木は「(現在山形の監督を務める)石﨑(信弘)監督がレイソルで監督をしていたときに、僕の父親がレイソルのGKコーチをしていて、それで石﨑監督(と父)とは知り合いなんです」と関係性を紹介した。
すると、話し始めたのは石川。石川も鈴木の父と意外な関係があるという。
「18歳のときに(年代別)日本代表でお世話になりました。昨日、19年ぶりにばったり会ったんですけど、雄斗の父ちゃんだと思わなくて、『何してるんですか?』って聞いたら、雄斗のパパだった」とエピソードを披露。会場に集まったサポーターを笑わせた。
このあとのお楽しみ抽選会では、さまざまなグッズが抽選でプレゼントされた。その中には“体験型景品”として「選手二人と仮装して写真撮影できる体験」もあり、鈴木はマントを着けた魔法使いに、普段はクールな石川もアフロヘアとなり、サポーターと写真に収まっていた。
文・写真:佐藤円(エル・ゴラッソ山形担当)
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森重、“最強”オーストラリアを相手にもいつも通り…セットプレーには注意促す
ロシアワールドカップ・アジア最終予選でも重要な試合となる、”グループ最強”オーストラリアとのアウェー戦を11日に控える日本代表。 8日、現地での練習を終え、「寒いっすね」と笑いながら、日本との環境の違いに驚きを示したDF森重真人は、コンディション面には不安はないとし、オーストラリア戦へ向けて、心構えを語った。続きは…(提供元:goal.com)
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讃岐のFW木島良輔が 骨折で全治約4週間と診断
讃岐は9日、9月30日の練習中に負傷したFW木島良輔(37)が、腰椎横突起骨折と診断され、全治約4週間の見込みとであると発表した。
木島良は今季ここまで、J2リーグ戦13試合出場に出場し、2得点を挙げていた。
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