- ルヴァンカップ決勝 G大阪 vs 浦和 13:05 KO
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広島MF茶島雄介が左内転筋損傷。全治4週間
広島は15日、MF茶島雄介(25)が左内転筋損傷で全治4週間と診断されたと発表した。茶島は13日のトレーニングで負傷していた。
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浦和から愛媛へ期限付き移籍中のDF茂木力也。練習前にルヴァンカップ決勝を見られずも、「そこにいくために見ておくべき」とあとで試合を見ることを誓う
G大阪vs浦和のルヴァンカップ決勝の行方を愛媛の中で特に気にしていた選手がいた。
それは今季、浦和から期限付き移籍で愛媛にやってきたDF茂木力也だ。この日はチーム練習が15時からだったということもあって、練習前にタブレット端末で見ようと試みるも、うまく見ることができず断念。そして、練習後にスマホで結果を知り、「PKで浦和が勝った!」とチームメートらに笑みを浮かべながら伝えていた。
しかし、現在は愛媛でプレーしているものの、いまも浦和の選手であることは間違いなく、実のところは「またそこに戻りたいという気持ちのほうが強かった」とその華やかな舞台に自分が立てていないことへ悔しい気持ちもあったという。
茂木は今季、愛媛でここまでJ2リーグ戦で27試合に出場するなどチームの主軸として活躍。武者修行の身として順調に成長しているが、「ここで満足してはいけない」と目線はあくまでもトップカテゴリー。だからこそ、浦和でのチームメートらが活躍する姿を悔しい思いを抱きながらも、それを刺激にして高みを目指すうえでのモチベーションに変える。
このルヴァンカップ決勝の映像もあとでゆっくり見るつもり。「自分もそこにいきたいという気持ちは強い。だから、そこにいる選手がどういうプレーをするかは見ておくべきだと思っているし、自分がそこに行くための良い勉強になると思っている」と静かな闘志を燃やしている。
文・写真:松本 隆志(エル・ゴラッソ愛媛担当) -
六反勇治が実戦復帰。日本代表GKキャンプに招集されたシュミット・ダニエルから刺激
仙台のGK六反勇治が、15日の練習試合・ヴァンラーレ八戸(JFL)戦で実戦に復帰した。8月7日に右ひざ内側じん帯を損傷する大けがを負い、練習に復帰してから初めての対外試合を80分間(40分×2本)プレー。「全員で強いプレッシャーを掛けてくる相手に対して、無失点で終えたことはチームとして大きいが、もっと連係など改善したい。個人としてはまだまだ考えているイメージに対して実際の体のフィーリングを合わせなければ」と自己評価する。
その六反は、仙台から松本に期限付きで移籍しているシュミット・ダニエルが日本代表GKトレーニングキャンプに招集されたことに、大きな刺激を受けたという。「一緒に仙台で高め合っていたダン(シュミット)がこうして代表に呼ばれ、自分ももっと頑張らなければ、と思った」と、前を向く。
逆に、15年5月に六反が日本代表に招集されたときにシュミットも「大きな刺激になった」と話していた(http://blogola.jp/p/54153)。六反はそのシュミットと連絡をよく取り合っているといい、「こういうGKが切磋琢磨できる機会は大きいこと。自分もチーム内での競争はもちろん、また代表の場でもああいう選手たちと高め合い、GKとしての良さを追求していきたい」と、成長への意欲を口にした。
文・写真:板垣晴朗(エル・ゴラッソ仙台担当)
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仙台の負傷者が練習試合で続々復帰。FWウイルソンはユース相手に2ゴール
仙台はヴァンラーレ八戸(JFL)と仙台ユースを相手に2試合、練習試合を実施。どちらも40分×2本の形式で、それぞれ2-0(1-0、1-0)、6-0(4-0、2-0)で勝利した。
八戸戦は1本目にMF奥埜博亮(写真)のオーバーヘッドキックで先制すると、2本目でも押し気味に試合を進めてMFハモン・ロペスが追加点を決めた。
仙台ユース戦は1本目にFW西村拓真のゴールで口火を切ると、負傷から復帰したFWウイルソンとDF石川直樹が続き、MF茂木駿佑が4点目を決めた。2本目ではセットプレーの流れから、MF菅井直樹とウイルソンのゴールで2得点が生まれた。
渡邉晋監督は「球際での強さ」、「攻守の切り替えの速さ」、「走力」の3点で相手を上回るという原則の徹底や相手陣内でのプレーという理想を発揮することを目標とし、それができない場合でもゲームコントロールの意思統一を選手に求めた。メンバーは直近の公式戦であるJ1・2nd第14節・鳥栖戦(3○2)の組み合わせに関係なく、シャッフルされた。
この試合では、中断期間で負傷から全体練習に復帰した選手たちが多くプレー。MF金久保順は「4カ月半ぶりにピッチに立てて、安心できた。実戦の負荷も問題なくプレーできたので、リーグ戦再開までの1週間でさらに状態を上げたい」と、手ごたえをつかんだ様子だった。彼のように新たな刺激を加えた選手たちとともに、仙台は残り3試合に向けて準備を進める。
文・写真:板垣 晴朗(エル・ゴラッソ仙台担当) -
J2降格が決定した福岡が練習試合で鳥栖に勝利。「選手の気持ちの部分が見たかった」(井原正巳監督)
福岡は佐賀県鳥栖市のベストアメニティスタジアムで鳥栖との練習試合(45分×3本)を行い、2-0で勝利した。1本目は0-0、2本目も0-0だったが3本目の9分に平井将生、43分に三島勇太がそれぞれ得点を挙げて、トータルスコア2-0で勝利した。
J2降格が決まって以降、初めてサポーターの前での実戦となったが、井原正巳監督は「降格は決まってしまったけど選手の組み合わせや気持ちの部分も見たかったので、それを見られたのは良かった」と話した。
降格決定後、選手たちに「残り3試合、やる気のある選手を使う」と話していた井原監督だけに選手たちのメンタル面については厳しい視線を送っていた。「メンタル的に微妙な時期に入ってきているが、その中でもプロとしての責任感、サポーターのためにという思い、選手としての自分の質を上げる。こういう時期だからこそそういう部分が一番大事になる。中途半端な気持ちでは良いプレーはできない。そういう意味ではみんな一所懸命にプレーしてくれた」とこの試合での選手たちのパフォーマンスに一定の評価を与えた井原監督。収穫は得られた様子だった。
文・写真:杉山 文宣(エル・ゴラッソ福岡担当) -
ルヴァンカップMVPは同点ゴールを決めた李忠成。「浦和に関わるすべての人に『おめでとう』」
07年のACL以来、9年ぶりのタイトル獲得になった浦和。本拠地・埼玉スタジアムでの悲願達成に、浦和に関わる全ての人間が喜びを爆発させた。
MVPに選ばれたのは76分に投入されると、その直後に起死回生の同点弾を叩き込んだ李忠成。試合前から「おいしいところを持っていく」と宣言していた男が、有言実行の大仕事をやってのけた。試合後には「浦和に関わるすべての人に『おめでとう』と言いたい」と語った李忠成。リーグタイトルへの意欲もあらためて語ったが、いまの浦和の総合力なら一冠だけにとどまらない成果を上げることも可能だろう。
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J1残留崖っぷちの湘南が練習試合で川崎Fに7-2で快勝。甲府は大宮と引き分ける
J1クラブがリーグ戦の中断期間を利用して練習試合を行った。2ndステージ優勝の可能性を残す川崎FはJ1残留へ崖っぷちの湘南と練習試合(45分×3本)を行い、2-7で敗れた。J1残留を目指す甲府は大宮と練習試合(45分×2本、30分×1本)を行い、1-1で引き分けた。
■練習試合結果(10月15日)
仙台 2-0(1-0、1-0) 八戸(40分×2本)
湘南 7-2(4-0、2-1、1-1) 川崎F(45分×3本)
大宮 1-1(1-0、0-1、0-0) 甲府(45分×2本、30分×1本)
広島 5-2(1-1、3-1、1-0) 松江シティ(45分×2本、30分×1本)
鳥栖 0-2(0-0、0-0、0-2) 福岡(45分×3本)
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C大阪MF阪本将基が中足骨を骨折。全治3カ月
C大阪は15日、MF阪本将基(20)が右足第5中足骨骨折で全治3カ月と診断され、14日に大阪府内の病院で手術を行ったことを発表した。
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ミシャレッズ『変革の四年』を経てたどり着いた頂点
「レッズを変えなければいけない」
この命題を与えられ、ミシャ政権はスタートした――。
2016年10月15日、「ミシャ」ことペトロヴィッチ監督率いる浦和がついにルヴァンカップ決勝で勝利し、タイトルを獲得した。
2011年の降格危機から4年。変革の道を選んだ浦和レッズは、このタイトル獲得に至るまでの2012年から2015年までをどのように歩んできたのか。練習場からスタジアムまでチームを日々追い続けるエルゴラッソの番記者が見た、ミシャの就任から現在に至るまでの“浦和レッズ、変革の四年”。
『浦和レッズ、変革の四年』
サッカー新聞エルゴラッソ浦和番記者が見たミシャレッズの1442日
定価:本体1,600円+税 判型:四六判 頁数:256頁
ISBN 978-4-908324-05-5
全国書店、Amazon.jpにて好調発売中!
www.amazon.co.jp/dp/4908324050 -
ミシャ・レッズ初タイトル!ルヴァンカップ決勝、浦和が激闘の末にPK戦でG大阪を下す
おめでとう!レッズ!#ルヴァンカップ を制したのは浦和レッズ!! pic.twitter.com/ZPqEqfUlQw
— Jリーグ (@J_League) 2016年10月15日15日、埼玉スタジアム2002でルヴァンカップ決勝・G大阪vs浦和が行われた。試合は1-1のまま延長戦でも決着がつかず、PK戦の結果、浦和が優勝した。
試合は前半17分にG大阪がアデミウソンのゴールで先制。1-0で前半を折り返すと、ハーフタイムを挟んだ後半、76分にCKから李忠成がゴールを奪って浦和が同点に追い付いた。延長戦ではともにゴールを奪えず、PK戦に突入。浦和はGK西川周作がG大阪4人目のキッカー・呉屋大翔をストップ、キッカー5人全員が決めてPK戦を制した。
浦和は13年ぶりのルヴァンカップ優勝。2012年のペトロヴィッチ監督就任以降初タイトル獲得となった。