EL GOLAZO(エルゴラッソ)FLASH NEWS

2016.10.19(Wed)

October
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  • 練習試合で審判に暴言を吐いた京都の有田光希が1週間の謹慎処分。「戻ってきたときの行動に注目したい」(石丸清隆監督)

    練習試合で審判に暴言を吐いた京都の有田光希が1週間の謹慎処分。「戻ってきたときの行動に注目したい」(石丸清隆監督)

     19日、京都がFW有田光希に1週間の謹慎を言いわたしていたことが分かった。

     有田は17日に行われた奈良クラブとの練習試合で主審に暴言を吐き、退場処分を受けていた。この行動を重く見たクラブは、19日からの1週間はチーム練習に参加させず、有田に反省を促す。

     有田の行動について石丸清隆監督は、「(審判のジャッジを)自分の解釈でコントロールしようとしたら、ああいうおかしなことになる。それはずっと話をしている。人間なので、自分のプレーやいろいろなことで、感情は左右される。それだけのことだと思う。少しネガティブなほうにブレてしまうと、ああいう感情が顔を出す。そうするとプレーにも影響するし、そういう選手はムラがあったりする。それは直していかないと」とコメント。

     J1昇格プレーオフを視野に入れた戦いが続く中、今季チーム2位タイの5得点を挙げている有田は重要な戦力だ。それだけに、石丸監督は「秩序を乱すのであれば、チームにとってマイナスになる。彼が改心して、チームにとって何ができるのかを発信しながらやれるようにならないと。また同じことを繰り返すようだと、チームにとってマイナスになるだけ。来週戻ってきたときに、どういう行動をするか注目したい。この一週間で、もう一度考え直してほしい」と有田がメンタル面で成長することを強く要求した。

     

    文:川瀬太補(エルゴラッソ京都担当)

  • “清水の頭脳”枝村匠馬が復帰。「負けたら終わりという気持ちでやらなければ」

    “清水の頭脳”枝村匠馬が復帰。「負けたら終わりという気持ちでやらなければ」

     19日の練習に“清水の頭脳”が戻ってきた。枝村匠馬はJ2第32節・水戸戦(2◯1)、20分過ぎの接触プレーで負傷。その後、右大腿二頭筋肉離れと診断され離脱を余儀なくされていた。逆転でのJ1自動昇格を狙う時期に、彼抜きで戦うことは大きな痛手。翌節の松本戦(0●1)でチームは無得点に終わっただけに、存在の大きさがあらためて浮き彫りになった。

     それでも、松本戦の敗戦から立ち直りチームは3連勝中。「チームが勝っているから、そんなに(出場の)チャンスはないと思うけど(笑)」と本人は謙遜するも、そんなことはないはずだ。

     枝村は今季のキャンプ直前の練習で、左ヒラメ筋肉離れで離脱。開幕に間に合わず出遅れたが、第17節・町田戦(2◯1)で今季初先発すると、小林伸二監督も驚くサッカーIQの高さを見せ付けて以降の試合で連続先発を続けていた。

    「負けたら終わりという気持ちでやらなければいけないと思う」(枝村)という状況で、彼が必要にならないわけがない。

    文・写真:田中芳樹(エル・ゴラッソ清水担当)

  • J2終盤戦でキャスティングボードを握る町田

    J2終盤戦でキャスティングボードを握る町田

     残り6試合となったJ2リーグの対戦相手のラインナップを見ると、町田がJ2のシーズンの行方を決する“キャスティングボード”を握っているかもしれない。

     今節・岐阜戦と次節・讃岐戦はJ2残留争いの渦中にあるチームとの対戦で、第39節はJ1昇格プレーオフ圏・5位の岡山をホームに迎える。そして第40節では、敵地で現在21位の北九州と戦い、ホーム最終戦である第41節は、現在自動昇格圏・2位の松本をホームで迎撃する。

     10月18日に36歳となったベテラン・髙原寿康は言う。

    「J1昇格やJ2残留を争うチームは、モチベーション高く僕たちに向かってくる。まずは相手のモチベーションに負けないぐらいのテンションで戦わないといけない。ただ、相手がモチベーション高く試合に臨んでくることで自分たちの力が引き出されることもある。純粋にこの勝負の時期に何かが懸かっている相手と対戦できることが楽しみでもある」

     リーグ序盤は首位に立つなど、J2復帰初年度で町田はそれなりのインパクトを残してきた。チームはもちろん、“一戦必勝”の姿勢を崩さないが、シーズン終盤に明確な目標を持つ相手から一つでも多くの勝ち星を積み重ねることが、あらためて町田の存在感を強烈に発することにつながる。

     特に北九州は前回対戦(第13節・0●1)で敗れている相手だし、松本は2012年のJリーグ新規参入の“同期”でもある。「一度負けている相手にはリベンジしたい」と土岐田洸平。J2リーグ最終盤をかき回す“台風の目”として、町田にも勝ちたい明確な理由が、いくつもある。

    文:郡司聡(エル・ゴラッソ町田担当)

  • 川崎Fの奈良竜樹が再び左脛骨を骨折し、全治3〜4カ月

    川崎Fの奈良竜樹が再び左脛骨を骨折し、全治3〜4カ月

     川崎Fは19日、DF奈良竜樹(23)が17日に川崎市内の病院で検査を行い、左脛骨骨折と診断されたと発表した。

     奈良は5月14日のJ1・1st第12節・神戸戦で左脛骨を骨折したが、9月に復帰すると、9月22日の天皇杯3回戦・千葉戦では90分フル出場を果たしていた。

     しかし、10月7日のトレーニング中に再び左脛骨骨折を骨折。今回は復帰まで受傷日から3~4ケ月程度を要する見込み。

  • ポストやバーに嫌われ続けた札幌の中原彰吾。プロ4年目での初ゴールの感触は?

    ポストやバーに嫌われ続けた札幌の中原彰吾。プロ4年目での初ゴールの感触は?


    「愛媛戦のシュートは打った瞬間に『あ、入った』と思った」。そう振り返るのは16日に行われた前節(J2第36節)のアウェイ・愛媛戦でリーグ戦初得点を挙げた札幌の中原彰吾。

     プロ4年目のアタッカーは、これまで何度も得点チャンスがありながらも、その度にバーやポストに嫌われてばかりだった。そうして歯がゆい思いを重ねてきたが、やっと初ゴールが生まれたのだ。

     ポストなどに嫌われ続けたこれまでのシュートと、しっかりネットを揺らした今回のシュートとは何が違うのか? そう問うたときの答えが冒頭のコメントだ。「今までは打ったときも『入るかな? どうかな?』という感触だった。でも、今回は違った」という。チームでも技術力の高さでは指折りの中原。1点入れば量産も…と感じてきたファン、サポーターも多いはず。

     本人も「ここからがより大事だと思う。次の試合でも続けて得点できるようにしたいし、そのためにもまずはしっかり練習でアピールして、試合に使ってもらわなければ」と得点を機にさらに意欲を高めている様子。得点量産を実現させて欲しいところだ。

    文:斉藤宏則(エル・ゴラッソ札幌担当)

  • 約4カ月ぶりにリーグ戦出場を果たした可児壮隆。チャンス到来の気配

    約4カ月ぶりにリーグ戦出場を果たした可児壮隆。チャンス到来の気配

     前節・清水戦(0●3)にメンバー入りした金沢の可児壮隆が、70分から途中出場。J2第17節・熊本戦(2●5)に先発して以来、約4カ月ぶりにリーグ戦のピッチに立った。

     川崎Fから期限付き移籍中の可児は、これまでベンチ外の日々を過ごしていた。サブ組主体で臨んだ天皇杯も「アピールしてリーグ戦につなげられたら」との思いはあったが、出場時間はおよそ10分間にとどまった。

     試合に出られないつらさは、プラスの力に変えてきた。「自分が良くなることを考えて課題に取り組んできた。試合がないなら、調整もないので、もっと練習ができる。今までの中で、一番筋トレをやった」。球際の強さをとことん追求した。

     森下仁之監督は可児を起用した理由に、チームに累積警告3回の選手が多く、けが人も出ていることを挙げ、「今まで出場機会のなかった選手も、当然チームの力にならないといけない」と話した。「しっかりとボールを握りたかった」(森下監督)という狙いもあった。

     ボランチに入った可児は後方からボールを引き出し、攻撃にリズムを生んだ。「自分のところで周りを見ながら、受け手の周りまで見ながらプレーする」(可児)。視野の広さが彼の長所であり、「縦にパスをつける」こだわりもある。ボランチへの思い入れは強い。

     「いろいろなことをできるようにしたいけど、全部“そこそこ”にはしたくない。攻撃だけ、守備だけ、というのも良くない。小笠原(満男)選手の守備も好きだし、遠藤(保仁)選手や中村憲剛選手のパスも好き」。可児はあらゆる面で高みを目指す。

     ひさびさの出番を「うれしかった」と素直に喜び、「自分の良さを出して勝利に貢献したい」と気合いは十分。本格的な秋の訪れとともに、可児にチャンスの気配が漂ってきた。

    文・写真:野中拓也(エル・ゴラッソ金沢担当)

  • 前節J2降格決定の福岡。中断期間を経て残り3試合をどう戦う?

    前節J2降格決定の福岡。中断期間を経て残り3試合をどう戦う?

     19日、福岡の三門雄大がリーグ戦の残り試合に向けての心境を語った。

     1日に行われた前節・名古屋戦に敗れ、他会場の結果を受けてJ2降格が決まってしまった福岡。そんな状況で約3週間の中断期間を迎えることになった。降格決定の翌週は「正直、集中し切れていないような感じはあった」と三門が証言するように、チームには重い空気が漂っていたという。しかし、「チーム内で競争も出てきているし、みんなのモチベーションも上がってきている」と三門は話す。出場機会の少なかった田村友が「アピールするだけだし、一生懸命にやるだけ」と話しているようにチームの空気には変化が生まれているようだ。

     しかし降格が決まり、リーグ戦の残り3試合をどう戦うかは心理的には難しいところ。三門はその点について「何とかこのチームを残留に導きたかったし、それが達成できなくて自分の中では複雑な思いもある。でも、自分ができるのはしっかりと戦うことだけ。感謝の気持ちを伝えられるようなプレーをする」とサポーターへの感謝の思いを原動力としてプレーすることを誓っていた。

     3週間という中断期間を利用し、自分の課題とも向き合った。「相手の背後を突くようなパス、その成功率は高かったと思うけど狙いとして出す回数が少なかった」という点をテーマに掲げ、取り組んできた。ブロック守備を敷く甲府相手に「試すには良い機会」とも話しており、しっかりとした目標を設定し、降格後最初の試合に臨む。

     

    文:杉山文宣(エルゴラッソ福岡担当)

  • 「ダノンネーションズカップ2016」準優勝の甲府U-12が、ヴァンフォーレの未来を照らす

    「ダノンネーションズカップ2016」準優勝の甲府U-12が、ヴァンフォーレの未来を照らす

     FIFAの大会はU-15からなのでW杯という名称こそないが、ダノンネーションズカップ(フランス)はFIFA公認のU-12の国際大会として世界32カ国で予選が行われており、小学生年代のW杯と呼ばれる国際大会。過去、日本代表はU-12、13日本選抜や柏U-12、東京Vジュニア、川崎F.U-12、レジスタFC(埼玉)、横浜FMプライマリー、横川武蔵野FCジュニア(東京)が出場してきたが、今年度は強豪クラブの育成組織でも、人口が多い地域でもない甲府U-12が国内予選で浦和ジュニアや横浜FMプライマリーを破って出場した。

     本大会ではオランダ、ポーランド、アルジェリア、フランス、アルゼンチン、スペインの代表チームを破って決勝に進出。98年のフランスW杯の決勝会場である、サン・ドニの8万人収容のスタッド・ド・フランスで行われた決勝ではドイツ代表のドルトムントU-12と対戦。結果は0-0の末、PK戦で敗れたが、地方クラブのアカデミーが起こした快挙と言っていい結果。西川陽介監督は、「初戦はポゼッションのイメージがあるオランダだったが、キックオフと同時に(ロングボールを)蹴ってくることに驚いた。準決勝のスペインはわれわれが先制すると、丁寧にボールをつないでいたのが一転してゴール前に蹴り込んできた。そこからは攻められっぱなしでしのぐだけ。自分たちのサッカーができなかった悔しい勝利。勝利のために自分たちのサッカーを捨ててでも勝とうとするスペインチームのメンタルを感じた」など、興味深い経験を選手とともに重ねてきた。

     この年代は山梨県のフットボール専用スタジアムが完成する見とおしの7年後には19歳になる。18日の報告会を兼ねた記者会見で、「自分たちの世代がこのままトップに昇格したらヴァンフォーレは強くなると思う?」と聞くと全員が手を挙げた。甲府一筋16年目の石原克哉(韮崎市出身)は、「彼らは勝ち癖がついたと思う。これからは(同世代に負けられないという)プレッシャーも掛かるけど、それも良いこと。『俺たちは強いんだ』と思っていい。プロになる選手はみんな、子供のころは“お山の大将”。このままトップに上がれればすごい刺激になる」と経験豊富なベテランならではのコメント。世界との差はここからグッと開くし、それを縮めるための課題はフィジカル面を含めて多くあるが、甲府のファン・サポーターにとって新スタジアムと並んで楽しみが増えた。

    文・写真:松尾潤(エル・ゴラッ甲府担当)

  • 神戸DF高橋峻希「自分たちには勢いがある」。勝つしかない仙台戦へ闘志

    神戸DF高橋峻希「自分たちには勢いがある」。勝つしかない仙台戦へ闘志

     神戸のDF高橋峻希が絶好調だ。チームのフィールドプレーヤーで唯一となる今季リーグ戦全試合フル出場を続ける背番号6。不動の右SBとして、2ndステージ2位躍進の原動力となっている堅い守備の一翼を担い、高いアジリティーを駆使した攻撃参加を見せている。日本代表戦による中断期間を、「試合があるときよりメニューの負荷も高かったし、コンディションを落とすことなくやれた」と充実のコメントで振り返り、心身の状態の良さを伝えている。

     対人守備、カバーリング。粘り強い守備から始まる神戸の攻撃だが、最終ラインでの奮闘から右サイドを駆け上がる高橋峻の姿は、躍進する神戸の代名詞の一つだ。右サイドハーフを務め、高橋峻と縦関係となる三原雅俊は「(高橋)峻希は抜け出しのタイミングがすごい」とうなる。味方との連係を生かした背番号6の躍動に期待感はますます高まる。17日のシュート練習、18日の紅白戦でも変わらぬ好調ぶりを見せ付けた。

     先日、今月3日に一般女性と入籍したことを発表。仙台戦は最良の伴侶を得た中で迎える最初の試合となるが、「一人じゃないので。そういう責任感は全然違っている」と独身時代との変化に言及。その上で、「変なことはせず、いつもどおりにやれたら」と笑顔で語り、テンションの高まり過ぎを警戒した。

     仙台戦へ向けて、中断期間を挟んだがゆえの“緩み”に気を付けたいと話すストイックなハードワーカーは、「フワッと入ればやられる。集中したい」と気を引き締める。その上で、「仙台は前線が強烈。ただ、自分たちには勢いがある。それを出せれば必ず良い方向に行く」と自信を言葉に変えた。勝つしかない一戦を迎える中、高橋峻の闘争心が高まっている。

    文・写真:小野慶太(エル・ゴラッソ神戸担当)

  • 磐田が元U-19日本代表MF針谷岳晃(昌平高)の来季加入内定を発表

    磐田が元U-19日本代表MF針谷岳晃(昌平高)の来季加入内定を発表

     磐田は昌平高(埼玉県)のMF針谷岳晃の来季加入が内定したと発表した。
     針谷は高い技術と戦術眼を持ち合わせたゲームメーカーで、得点力も持ち合わせる。今年の高校総体で昌平高を4強に導き、U-19日本代表にも選出された。磐田の練習に参加した際にも名波浩監督から高い評価を得ていた。

     針谷は「小さい頃からのプロサッカー選手になりたいという夢をジュビロ磐田という歴史あるクラブで叶えられることを大変うれしく思っています。今まで支えて下さった方々、また素晴らしい環境の中でサッカーができることに感謝し、日々の努力を忘れることなく1日でも早く試合に出場し、チームに貢献できるように頑張っていきたいと思います」とコメントした。

     

     

    MF 針谷 岳晃(はりがや・たけあき)

    生年月日:1998年10月15日

    出身地:埼玉県

    身長・体重:166cm/56kg

    サッカー歴:古河AZUL SC →FC古河ジュニアユース →昌平高

     

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