EL GOLAZO(エルゴラッソ)FLASH NEWS

2016.11.18(Fri)

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  • PO進出はなくとも、町田は6位以内を狙う。「勝ったらPOに行けるくらいの気持ちで」(森村昂太)

    PO進出はなくとも、町田は6位以内を狙う。「勝ったらPOに行けるくらいの気持ちで」(森村昂太)

     J2復帰初年度となった今季の町田は、J1昇格プレーオフ圏6位を狙える位置で最終節を迎えた。「皆さんに期待してもらえる順位にいたことを誇りに思う」とリ・ハンジェ。町田がJ1ライセンスを所有しないクラブとはいえ、「周りの見る目も違ってくる」(リ・ハンジェ)6位に入れるチャンスがある限り、その位置を狙おうと選手たちの士気は相当高い。

     ボランチの森村昂太は言う。

    「J1ライセンスがあるクラブは少なからず、勝つことでプレーオフに行けるというプレッシャーをかけながら戦っている。僕たちにそのプレッシャーはないけど、勝ったらプレーオフに行けるんだというぐらいの気持ちを課して試合に臨みたい。プレッシャーを受けて戦えることはそう多いことではないし、目標を達成できれば個人の成長にもつながると思うし、今後のサッカー人生にもつながる」

     6位・岡山とは得失点差で大きく離されているため、岡山敗戦、町田勝利で6位への道が拓かれる。「他力本願」(重松健太郎)である状況に変わりはないが、まず町田としては目の前の相手である愛媛を倒さなければ何も始まらない。

     今季の“集大成”とも言うべき最終節。町田の選手たちは期する思いを胸に、敵地・ニンジニアスタジアムへと乗り込む。

    文:郡司聡(エルゴラッソ町田担当)

  • ベトナムで開催される「BTVカップ」に参加する湘南、曺貴裁監督はメンバー選考の基準に言及

    ベトナムで開催される「BTVカップ」に参加する湘南、曺貴裁監督はメンバー選考の基準に言及

     12日の天皇杯4回戦・柏戦に勝利したことで、湘南は12月24日に行われる準々決勝の切符を手にした。その一戦を前に、湘南は12月2日からベトナムで行われるBTVカップ2016に参加することを発表。次節までの約1カ月の中断期間に向けて、曺貴裁監督が自身の考えを語った。

     18日には早稲田大学とのトレーニングマッチを実施。19日から約2週間のオフに入る中で「休みの前に試合をして、その感覚やイメージを持って休むほうがいいかなと。来年のためにというよりは、天皇杯に勝つために練習をするよという話はしていた」と、今回の練習試合の意図を説明した。

     そして、一部の指名選手が参加するベトナムで行われるBTVカップ2016について問われた指揮官は、「疲れがある選手は休ませる。最後のほうに試合出場が少なかった選手やユースの選手たちを含めて20人で行く」とメンバー選考の話題に言及。「天皇杯に向けてやりたいことを試す」期間として考えているようだ。

     指揮官自身は国内に残る選手のこともあり、現地には「途中参加になる」と説明。「天皇杯のためもそうだし、レベルアップのためでもある」と語る齊藤未月らを含めたベトナム組は、1週間早くオフを切り上げて現地に向かい、12月3日に初戦を迎えることとなっている。

    文:林遼平(エルゴラッソ湘南担当)

  • 長崎・岸田翔平、成長のシーズンを振り返る

    長崎・岸田翔平、成長のシーズンを振り返る

    「元々、低かっただけで、(レベルが)高くなったわけじゃないですよ」。本人はそう笑うが、岸田翔平は今季の長崎で着実に成長を感じさせた選手だ。

     そう思えるのは、昨季はリーグ戦24試合出場無得点に対して、今季は41節終了時点で33試合出場4得点と数字が向上したということだけが理由ではない。プレーに迷いを見せることもあった昨季に比べると、今季は、マッチアップの相手が実績で上回っていても、「相手がすごいほうが楽しみなんですよね、勝てたら目立てるじゃないですか(笑)」と試合のモチベーションに変えるなど、随所でハートの強さを感じさせたことも大きな理由だろう。

     そんな岸田にあえて成長した理由をたずねると、少し考えてから「多く試合に出場できたことじゃないですかね。やっぱり試合出場を重ねたぶん、メンタルや試合にかける気持ちは前より強くはなったんじゃないかと思います」と答えてくれた。

     それでも、まだまだ自分のプレーに納得はしていないのだという。「前より仕掛けのプレーもできるようになったけど、質はまだまだ……もっと上げていきたいですね」。これまで双子の兄である岸田和人(山口)に比べて、真面目で大人しいと言われることもあった岸田翔平だが、今季は彼にとって、自分の殻を破ったシーズンとなったのかもしれない。

    文・写真:藤原裕久(エルゴラッソ長崎担当)

  • 福岡、今季最後の対外試合。済州とのTMは1-0で勝利

    福岡、今季最後の対外試合。済州とのTMは1-0で勝利

     18日、福岡は今季最後の対外試合として韓国の済州ユナイテッドとの練習試合を行った。

     福岡はけがを抱えている選手やベテランなどは出場を免除される形で、若手中心のメンバーとなった。一方の済州はKリーグで3位。しかし、今回のメンバーは関係者によれば「主力は2人くらい」と、こちらも若手の実戦経験の場という考えで若い選手が中心だった。

     前半に鈴木惇のサイドチェンジを起点に邦本宜裕とのワンツーで抜け出した亀川諒史がクロスを入れる。これを逆サイドから詰めた為田大貴がゴールに流し込み、先制。その後は得点を挙げることができなかったが、最後まで集中した守備で守り切り、1-0で勝利した。

     2本目に出場した濱田水輝は「いつもと違ったフィジカル系の強い相手との試合。今季はフィジカルコンタクトのところで負ける試合も多かったので、良い経験になった。今日の試合のような激しさは来期以降も求めていきたい」と今季最後の対外試合での収穫を振り返っていた。

    文・写真:杉山文宣(エルゴラッソ福岡担当)

  • 1年ぶりに長崎の地を踏む京都のイ・ヨンジェ。「高木監督の教えはいまの自分に生きている」

    1年ぶりに長崎の地を踏む京都のイ・ヨンジェ。「高木監督の教えはいまの自分に生きている」

     20日のJ2最終節で京都が対戦する長崎は、イ・ヨンジェが昨季までプレーしていたクラブ。古巣戦を前にしたイ・ヨンジェは、「長崎に行くのは1年ぶりだし、ちょっと変な感じ。でも気を抜ける試合じゃない。しっかり勝ち切らないと」と表情を引き締めながらも、「長崎は僕が日本に初めて来たときに所属していたチーム。チームメートやファン、サポーターと勝利を分かち合ったときの気持ちは忘れられない」と感謝の思いを明かす。

     もう一つ、イ・ヨンジェの心に残っているのが高木琢也監督の指導。「細かな連係や動き出しのことをすごく学ばせてもらった。それはいまの自分にも生きている」とのこと。「大事な試合だし、自分がゴールを決めて勝利したい気持ちはある。でも、高木さんの前で大胆なゴールパフォーマンスはできないよ(笑)」。かつての“アジアの大砲”に対しては、いまも畏怖の念が残っているようだ。

    文・写真:川瀬太補(エルゴラッソ京都担当)

  • PO進出を懸けた一戦でJ通算200試合出場を達成見込みの岡山・伊藤大介、「テツさん(長澤徹監督)へ恩を返したい」

    PO進出を懸けた一戦でJ通算200試合出場を達成見込みの岡山・伊藤大介、「テツさん(長澤徹監督)へ恩を返したい」

     J1昇格プレーオフ出場を懸けて戦うこととなった最終節・群馬戦。伊藤大介は「勝ち点3を取ることだけをいまは考えています」と静かに意気込みを語った。

    「今年はずっとやることは変わっていない。周りの人たちはいろいろ見えてくるものが出てきて、僕たちに対する見方も変ってきていると思うけど、僕たちは何も変わることなく最終節を迎えられている。今までどの試合も大事でしたし、僕は最終節だからという思いはあまりなくて、とにかく勝ちたいという想いだけです」

     そして、最終節がちょうどJ通算200試合出場の節目を迎えることになった。「あんまり気にしていない」と言う伊藤だが、「ここまで試合に出れたのは周りのみんなのおかげですし、今年はテツさん(長澤徹監督)にすごく感謝しています。今年全試合に出させてもらって最終節で200試合が来た。テツさんへ恩を返したいですし、そういうことができる状況で最終節が来たんで、そういう意味でも頑張りたい」と話した。

     支えてくれた人々と長澤監督への感謝の気持ちを胸に、伊藤は最終節に勝利することだけを考えて臨んでいく。

    文:寺田弘幸(エルゴラッソ岡山担当)

  • 残留が決まった讃岐、「ええこと言うなあ」が流行る

    残留が決まった讃岐、「ええこと言うなあ」が流行る

     いま、讃岐に「ええこと言うなぁ」ブームが起きつつある。

     讃岐は前節の長崎戦での勝利でJ2残留が決定。そのプレッシャーから解放されたことで今週は練習でのチームの雰囲気もいつもの讃岐らしくリラックスしたものに戻ったが、それに伴いチーム一番のイジり役である高木和正のチームメートイジりも再燃(!?)。

     18日の練習後、清水健太の囲み取材をしていた際、ロッカールームへ下がっていく高木がその横をとおると、「さすが、ええこと言いよるなぁ」とニヤニヤ顏。3歳年上の先輩に対しても遠慮なしだ。間髪を入れずに清水も「聞いてないやろ!」とツッコミを入れるが、なに食わぬ顔でそそくさとロッカールームに消える。

     続いて、着替えを終えた帰りがけにも高木は仲間隼斗の囲み取材中に再び「ええこと言いよるわぁ」と今度は若手イジり。ベテラン、若手と分け隔てなくイジり倒す高木のそのスタイルはチームに浸透してか、普段はイジりキャラではない渡邉大剛までもが「良いこと言うなぁ」とイジってくる始末。

    ピッチ内だけでなく、練習中と練習後の切り替えの早さも讃岐の特徴。この手のイジりを寛容に笑って許すオフ状態のユルさはこのチームの“ファミリー感”をより強固なものにしている(!?)。

    文・写真:松本隆志(エルゴラッソ讃岐担当)

  • 2度の昇格経験がある清水・角田誠、昇格への大一番を控えて「試合が始まれば問題ない」

    2度の昇格経験がある清水・角田誠、昇格への大一番を控えて「試合が始まれば問題ない」

     J2リーグ最終節・徳島戦まで、いよいよ残すところ2日。清水は勝てば自動昇格がほぼ決まり、1年でJ1復帰することができる。

    「試合前は当然緊張すると思うし、体も重くなると思う。ただ、試合が始まれば問題はない」と話すのは角田誠。まだ高校生だった2001年は「ほとんど試合に出ていなかったし、覚えていない」というが、京都でJ1昇格を経験。さらに、07年にも京都でJ1昇格を経験しており、このときの1年間、特にリーグ終盤戦は鮮明に覚えていると言う。

     当時を振り返り、「入れ替え戦があって、その試合も含めてラスト5試合は、試合をするのがイヤなくらい緊張していた」と話した角田。現在のように、J2の1位、2位が自動昇格、3~6位がJ1昇格プレーオフという形式ではなく、3位だった京都は、J1で16位の広島と直接対決。角田の所属する京都は、広島をホームで2-1、アウェイを0-0、と1勝1分で昇格を決めた。

    「苦しい一年だったが、後々考えると良い経験になったと思う」

     若手がそろう清水のディフェンスラインも、この経験を乗り越えることによって、さらなる成長が見込まれるだろう。そのためにも、角田選手を中心に、最後を締めて勝利することが大事になる。

    文・写真:田中芳樹(エルゴラッソ清水担当)

  • 横浜FM、両SBを補強。右の松原健(新潟)、左の山中亮輔(柏)が加入

    横浜FM、両SBを補強。右の松原健(新潟)、左の山中亮輔(柏)が加入

     横浜FMは18日、新潟のDF松原健、柏のDF山中亮輔の移籍加入を発表した。

     クラブを通じて、「このたびアルビレックス新潟から加入することになりました松原健です。いち早くチームにとけこみ、勝利に貢献できるようにがんばっていきたいと思います。よろしくお願いします」(松原)、「はじめまして、柏レイソルから完全移籍で加入することになりました山中亮輔です。横浜F・マリノスという歴史ある強いチームの一員になれることを大変嬉しく光栄に思います。横浜F・マリノスの勝利、タイトル獲得のために自分の全てを捧げ、全力で戦いますので応援よろしくお願いします」(山中)とそれぞれコメントしている。

     これで、横浜FMは両SBを補強したことになる。

  • 契約非更新が発表された横浜FCの松下年宏とアン・ヨンハ、現役続行への意欲を語る

    契約非更新が発表された横浜FCの松下年宏とアン・ヨンハ、現役続行への意欲を語る

     横浜FCは18日、松下年宏(右)と来季の契約を更新しないことを発表した。G大阪、新潟、FC東京、仙台とJ1チームを渡り歩き、2014年から横浜FCでプレー。右サイドハーフのレギュラーとして、セットプレーのキッカーとしても活躍したが、今年はリーグ戦10試合(うちスタメン5試合)の出場にとどまっていた。「今年の使われ方に納得はいっていない。まだまだやれると思っている」という松下は、もちろん現役続行の意向。「上位とか下位とかより、パスをつなぐチームでやりたい」と希望を語った。

     また、昨日契約を更新しないことが発表されたアン・ヨンハ(左)もこの日、取材に応じた。4月10日の練習試合中に右ひざ靭帯を断裂し、手術からのリハビリを経て、今月からようやく全体練習に部分合流できるようになったところだった。「まるでチームの力になれなかったので仕方がない」とさっぱりした表情のアン・ヨンハだが、今後については「せっかくここまで治したし、選手としてやりきりたい」という。38歳という年齢だけに「契約してくれるチームがあればですけど」と控えめながら、「カテゴリーは問わず、ビジョンのあるチーム。上を目指すチームの力になりたい」と、現役続行へ熱い思いを口にした。

     横浜FCはこの日までに、所属全選手へ来シーズンの契約の意思について通知。「今後は2017シーズンの契約更新意思を伝えた選手と話し合いを重ね、契約更新が決定した選手より順次お知らせいたします」としている。

    文:芥川和久(エルゴラッソ横浜FC担当)

    写真:徳丸篤史、Getty images

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