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仙台が渡邉晋監督と契約更新。「“GOOD”なチームから“STRONG”なチームへ」
仙台は19日、渡邉晋監督と契約を更新することで合意し、同監督が17シーズンも引き続き指揮を執ることが決定したと発表した。
渡辺監督は14年に仙台のヘッドコーチに就任。同年4月、グラハム・アーノルド氏(現・シドニーFC監督)の成績不振による退任に伴い、トップチームの監督に就任した。今季はJ1リーグ戦で13勝4分17敗の12位という成績を収めていた。
同監督はクラブの公式HPを通じて、「満足のいく成績を収めることができなかったにもかかわらず、再びチャンスを与えてくれたクラブに感謝します。近い将来に『チャンピオンになる』という大きな目標を見据え、いま、新しいベガルタスタイルを構築しているところです。このチャレンジを続けることで、“GOOD”なチームから“STRONG”なチームに変貌を遂げ、飛躍していきたいと思っています」とコメントした。
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野洲高(滋賀県)など7校が高校選手権出場決定
高校選手権の予選決勝が19日、1府6県で行われた。
茨城県では明秀日立高と鹿島学園高が激突。試合は1-1のまま延長戦でも決着が付かずにPK戦に突入した。このPK戦を5-3でモノにした鹿島学園高が、4年ぶり8回目の選手権出場を決めた。
静岡県では初出場を目指す浜松開誠館高と7年ぶり2回目の出場を目指す藤枝明誠高が対戦。試合は一進一退のゲームとなるが、試合終了間際に藤枝明誠高が勝ち越しに成功し、3-2で浜松開誠館高を振り切った。
滋賀県では今年の高校総体に出場した綾羽高と2年連続10回目の出場を目指す野洲高が対戦し、野洲高が3-2で勝利。全国行きの切符を手にした。
そのほか、愛知県では東邦高、大阪府では東海大仰星高、奈良県では一条高、熊本県では熊本国府高が代表校の座を射止めている。
京都府では同日、準決勝が行われ、京都橘高がU-19日本代表FW岩崎悠人の2ゴールなどで東山高を3-1で下し、23日に行われる決勝に駒を進めた。決勝では洛北高をPK戦の末に破った京都産大附高と対戦する。
■高校選手権 19日に行われた府県予選決勝の結果 茨城県 明秀日立高 1(3PK5)1 鹿島学園高 静岡県 浜松開誠館高 2-3 藤枝明誠高 愛知県 刈谷高 0-1 東邦高 滋賀県 綾羽高 2-3 野洲高 大阪府 阪南大高 2-3 東海大仰星高 奈良県 一条高 3-1 五條高 大分県 ルーテル学院高 1-4 熊本国府高 -
久保建英の決勝アシストで二冠達成! 夏のクラブユース選手権に続き、FC東京U-18がJユースカップも制覇
13時にキックオフとなったJユースカップ決勝は、FC東京U-18が延長戦の末に3-2で広島ユースを下し、夏のクラブユース選手権に続き二冠を達成した。
試合は前半、広島ユースが主導権を握り28分に松本大弥、45分に山根永遠がゴールを決めて2点リードで折り返す。
しかし、この日ベンチスタートとなっていた久保建英が後半の頭から出場すると、流れは一変。FC東京が攻勢を強め、50分に松岡瑠夢、53分に半谷陽介が立て続けに得点を挙げ、同点に追い付く。
試合はそのまま2-2で90分を終え延長戦へ。そして迎えた107分。久保建英が得意のドリブルで広島DFを引き付けラストパス。これに走り込んだ荒川滉貴が冷静にゴールに流し込み決勝点。FC東京U-18が2点をリードされる状況から鮮やかな逆転勝ちを収めた。
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福島のキム・ホンヨンと村岡拓哉が契約満了
福島は19日、FWキム・ホンヨン(26・写真)、MF村岡拓哉(26)の2選手と契約満了に伴い来季の契約を結ばないことになったと発表した。
キム・ホンヨンは13年に朝鮮大から福島に加入。今季ここまでJ3リーグ戦13試合出場2得点だった。クラブの公式HPを通じて「素晴らしいクラブで素晴らしい仲間たちと4年間プレーできたことをとても幸せに思います。お世話になった皆さまにはとても感謝しています。この4年間で選手として、人として、すごく成長できたと思っています。福島での経験を糧に、もっと力を付けて、これからも上を目指して頑張っていきます」とコメントした。
村岡拓哉は湘南から14年に福島に期限付き移籍し、昨季から完全移籍で加入。今季ここまで19試合出場。クラブの公式HPを通じ「福島での3年間いろいろな経験をすることができ、成長することができました。本当に感謝しています。3年間ありがとうございました」とコメントした。
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経験豊富な山形3選手が語る、最終節の相手・北九州との向き合い方
ホームで迎えるJ2最終節。今季満足な結果を得られなかった山形はホームでの最後の試合を勝利で締めくくりたい。ただ、気になるのは、この一戦にJ2残留を懸けて戦う北九州の動向だ。
「相手は関係ない」と話したのは渡辺広大。「残留が決まってホッとするほど、心のスキは生まれやすい。今シーズン、なかなか勝てずに(サポーターに)苦しい思いをさせてしまったぶん、最後は笑って終わりたいとみんなが思っている。相手関係なく、石﨑サッカーの集大成を見せたい」とこの試合限りでチームを去る石﨑信弘監督への思いも語った。
松岡亮輔も「今年ラスト1試合しかできないという気持ちがあるので、出し切りたいし、もう試合ができない名残惜しさがある。そういう思いを全部ぶつけたい。相手のことはあまり考えていない」と自分たちのサッカーに専念する。
「僕らは相手の状況を全然意識しなくていいと思うし、自分たちがやっていることをしっかり出せるように」と、やはり自分たちのサッカーを貫くべきと語るのは石川竜也。「ただ、シチュエーションとして、システムであったり戦い方というのは、今までスカウティングしてきた部分とちょっと違うことも起きると思う。状況に応じたプレーをみんなで意識して、変化にみんなで対応できるように、ということは考えている」
相手の気迫や異質な状況に動じることなく、試合を自分たちのモノとして戦えれば、勝ち点3を手繰り寄せることができる。
文:佐藤円(エル・ゴラッソ山形担当)
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東京Vの冨樫剛一監督が今季限りで退任。「こんなに信頼できるスタッフ、選手と戦えたことを誇りに思います」
J2の東京Vが冨樫剛一監督の今季限りでの退任を発表した。
冨樫監督は14年9月に東京Vユースの監督からトップチームの監督に昇格。3シーズン指揮を執った。今季はJ2第5節・町田戦(0●1)から9試合勝ちなしなど下位に低迷し、前節のC大阪戦(1●2)でようやくJ2残留を決めた。
冨樫監督は「この度、岐阜戦(20日のJ2最終節)を最後に退任することになりました。2年3カ月もの間、こんなに信頼できるスタッフ、選手と戦えたことを誇りに思います。また、どんなときにもサポーターの声が自分たちを後押ししてくれました。感謝しかありません。岐阜戦をヴェルディに関わるすべての人と全力で戦い、勝利を分かち合いましょう」とコメントした。
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「サポーターを喜ばせたい」。感謝の思いを胸にJ2最終戦に挑む水戸のFW平松宗
今年7月、新潟から水戸に期限付き移籍でやってきたFW平松宗に水戸での半年間を振り返ってもらった。
真っ先に口から出たのはサポーターとの関係性だった。
「水戸では試合後、バスに乗る前にファンサービスを行うが、それがすごく良いと感じた。そこでサポーターと関わることができるし、直接話をすることができる。負けた試合のあとは厳しいことを言われることもあるが、サポーターの悔しさが伝わってきて、それが次の試合の力になった」とサポーターの存在の大きさについて語った。
だからこそ、リーグ最終戦となる20日のJ2第42節・山口戦に向けて、平松は「サポーターに喜んでいただけるように、勝つために戦うだけ」と気合いを入れている。1年間ともに戦ってきたサポーターの思いを胸に最終戦に挑む。
文・佐藤拓也(エルゴラッソ水戸担当)