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埼スタの悪夢。FC東京がまたも埼スタで勝てず
これでも埼スタでは勝てないのか。03年以来の埼玉スタジアムでの勝利に近付いたFC東京だが、またも苦渋をなめる結果となった。
ACLの影響で延期になっていたJ1・1st第13節の浦和vsFC東京。13分にムリキがJ1初ゴールを決めると、31分にもU-23日本代表の橋本拳人が追加点を奪う。FC東京はこれで4月16日の1st第6節・川崎F戦以来の複数得点となった。03年以来、13年ぶりの埼スタでの歓喜が現実のものとなるかと思われたが、勝利の女神はFC東京に微笑まなかった。
後半に入ると槙野智章の2得点、さらに古巣対戦となる李忠成のゴールで逆転され、2-3の敗北。埼スタでまたも勝ち点3を手にすることはできなかった。 -
12分間の逆転劇。浦和が5月8日以来の勝利
浦和が12分間で2点差を逆転し、リーグ戦の連敗を『3』で止めた。
J1・1st第13節のFC東京戦は、浦和にとって3連敗を象徴するような苦しい展開だった。前半のうちにFC東京に立て続けにゴールを決められ、2点のリードを許す。
しかし、後半に入ると形成は逆転。66分に槙野智章のゴールで反撃の狼煙を上げると、72分にはまたも槙野が見事なミドルシュートを突き刺し同点。そしてトドメは78分の李忠成。阿部勇樹のミドルシュートがバーに当たってはね返ったボールを胸で合わせ逆転ゴールを決めた。
これで浦和は連敗を『3』で止めるとともに、03年以来続く、埼スタでのFC東京戦無敗を『13』に伸ばした。
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リオ五輪落選のショックなし。鎌田大地は「鳥栖のために」戦い続ける
22日、鳥栖の鎌田大地が“落選”の心境を語った。
20日、U-23南アフリカ戦に臨むU-23日本代表メンバーが発表された。しかし、そこに鎌田の名前はなく、リオ五輪のメンバー入りは極めて厳しく、事実上の落選となった。
22日の練習後、取材対応した鎌田は心境を語った。「本当にあまり何とも思わなかった。こっち(鳥栖)でやれることもたくさんあるし、良い経験はいろいろとさせてもらったので何とも思っていない。鳥栖でしっかり頑張って何年後かに自分が上のところでやれていたらいいと思う」と淡々とした口調で話した。
以前からリオ五輪については「行けたら良いなとは思うけど、『絶対に』というほど重きは置いていない」と話していたが、その言葉どおり、冷静に受け止めている様子だった。もともと高い位置に目標を置いているだけに、海外でのプレー、そして、フル代表をあらためて見据えていくことになる。
前節のG大阪戦(2◯1)では今季初得点を含む2得点を決め、チームを勝利に導いた。「あれだけ盛り上がった中で試合ができて、得点も決められてすごく楽しかった」と振り返った鎌田。今季ここまではけがなどもあり、苦しんできたぶん、「これから巻き返していきたい」と反撃に意欲を示す。落選のショックはない。「鳥栖のために」と前節の試合後、ヒーローインタビューで語ったその言葉どおり、チームのために全身全霊を尽くす。
文・杉山文宣(鳥栖担当)
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鹿島の優勝を阻むのは、30歳でJ1デビューを目指す苦労人!?
福岡のMF古部健太が、プロ9年目のJ1初出場に意欲を見せた。
25日のJ1・1st最終節で鹿島と対戦する福岡だが、ここまで左SBのレギュラーを務めていたDF亀川諒史が累積警告により、出場停止。代役にはさまざまな可能性があるが、古部が出場すればプロ9年目、30歳でのJ1初出場となる。「ずっとJ1で出たいという気持ちはあったし、金沢、長崎とチームを移ってきたときも上のカテゴリーでやりたいという気持ちだった。昨年、福岡から声をかけてもらったときもJ1でやれるということで迷わず、移籍を決断した」(古部)。古部は立命館大を卒業後、J1の横浜FMに加入したが出場機会がなく、金沢、長崎を経て今季、福岡に完全移籍。クラブを渡り歩く中でポジションも変わっていき、最初はFWだったが、サイドハーフ、ウィングバック、CBと徐々に後ろのほうへ移っていった。それで監督やチームの要求にしっかりと応え、厳しいプロの世界を生き残り、ようやくJ1デビューのチャンスを得た。
「鹿島戦で任せてもらえるのであれば全力でやりたい。出ることになればやっぱり勝ちたいし、初出場の試合を勝利で終えたい」と語った古部。30歳の苦労人がJ1デビュー戦を勝利で飾れるか注目だ。
文・写真:杉山 文宣(福岡担当) -
中村俊輔、FC東京戦回避が濃厚
横浜FMのMF中村俊輔が慢性的な両足首痛に悩まされている。
18日のJ1・1st第16節・大宮戦は試合前から痛みを訴えており、後半途中に自ら交代を申し出た。その後、22日現在で全体練習に合流できておらず、この日は軽めのランニングなどで汗を流した。
25日の1st最終節・FC東京戦の出場可否についてエリク・モンバエルツ監督は「どんな状況でも常に何らかの手を打たなければいけない」と主将欠場という非常事態に向けても準備する構えを示す。中村自身も「ここで一度休んでしっかり治す」と話しており、FC東京戦ではMF兵藤慎剛がトップ下で先発することが濃厚となった。
文・藤井雅彦(横浜FM担当)
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3連敗中の浦和、長谷部誠が応援に駆け付けるも2点を奪われる苦しい展開
ACLのため延期になっていたJ1・1st第13節・浦和vsFC東京の試合は35分が経過して0-2。3連敗中の浦和としては苦しい展開となっている。埼玉スタジアムには浦和OBの日本代表MF長谷部誠も観戦に訪れているだけに反撃に出たいところだ。
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古巣戦に挑む横山知伸と菊池光将。川崎Fの野望をストップできるか
25日に行われるJ1・1st第17節・川崎F戦は対戦相手のステージ優勝が決まる可能性のある一戦という、特殊なシチュエーションになる。古巣戦となる横山知伸は「勝てるようにみんなで力を合わせたい」と語り、3試合勝利のない現状の打破を誓った。
かつて川崎Fに在籍した横山と菊地光将は、現在の川崎Fと同じような状況を09年に経験している。首位を走っていたものの、第32節・大分戦(0●1)に敗れて鹿島に逆転を許し、ラスト2試合は連勝したが鹿島に振り切られてしまった。
横山は当時の状況を「ありましたね」と振り返り、「(川崎Fの)モチベーションは高いと思う」と警戒する。大宮としては前述のように未勝利に終止符を打つため、そして年間勝ち点を積み上げていくためにも大事な試合。チームとしてパワーを掛け、川崎Fの野望をストップしたい。
文:片村光博(大宮担当)
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大けがを負った清水FW大前が練習場に。「痛みはなくなってきた」
清水FW大前元紀が復帰に向けて第一歩を刻んだ。
8日のJ2第17節・町田戦で左第5・6・7・8肋骨骨折と肺挫傷の大けがを負った大前。22日に負傷後初めて三保の練習場に姿を見せ、さっそくグラウンドをゆっくりと時間をかけて3周歩いた。現状については「日常生活で苦しいところは少しあるが、痛みはなくなってきた」という。まだ痛めた肺、さらに肋骨の回復には時間がかかるようだが、その表情は明るかった。
復帰の時期など現時点で不明だが、「早くサッカーがしたい」と早期復帰に意欲的だった。
文・写真:田中 芳樹 -
[高校総体]代表校55チームがすべて決定! 組み合せ抽選会は25日に実施
7月27日から8月2日にかけて広島で行われる高校総体。その出場権を懸けた茨城県予選決勝が22日に行われ、鹿島学園高が水戸啓明高を3-0で下し、2年ぶり6回目の出場を決めた。
これで代表校55チームがすべて決定。昨年から主力を張るMF藤川虎太朗(写真)などを擁する東福岡は3連覇を達成することができるか。
組み合せ抽選会は25日に行われる予定となっている。
■平成28年度 高校総体出場校 都道府県名 校名 北海道1 札幌大谷 2年連続4回目 北海道2 北照 初出場 青森 青森山田 17年連続20回目 岩手 盛岡商 3年連続24回目 秋田 秋田商 2年連続32回目 宮城 仙台育英 2年ぶり17回目 山形 山形中央 3年ぶり10回目 福島 尚志 7年連続9回目 茨城 鹿島学園 2年ぶり6回目 栃木 矢板中央 2年ぶり7回目 群馬 前橋商 4年ぶり17回目 千葉1 流通経済大柏 2年連続13回目 千葉2 市立船橋 4年連続26回目 埼玉1 昌平 初出場 埼玉2 聖望学園 初出場 東京1 関東第一 2年連続3回目 東京2 東海大高輪台 7年ぶり2回目 神奈川1 横浜創英 3年ぶり2回目 神奈川2 慶應義塾 初出場 山梨 日本航空 7年ぶり2回目 長野 市立長野 初出場 新潟 帝京長岡 4年ぶり5回目 富山 高岡第一 2年ぶり3回目 石川 星稜 5年連続25回目 福井 福井工大福井 2年ぶり2回目 静岡 静岡学園 3年ぶり5回目 愛知1 刈谷 5年ぶり8回目 愛知2 中京大中京 4年連続19回目 岐阜 帝京大可児 2年ぶり4回目 三重 三重 3年ぶり3回目 滋賀 綾羽 初出場 京都 京都橘 2年連続3回目 奈良 一条 4年ぶり6回目 和歌山 近大和歌山 4年ぶり11回目 大阪1 大阪学院大 初出場 大阪2 履正社 2年連続3回目 兵庫 滝川第二 2年連続23回目 鳥取 米子北 9年連続12回目 島根 立正大淞南 9年連続11回目 岡山 岡山学芸館 2年連続3回目 広島1 広島皆実 3年連続14回目 広島2 瀬戸内 3年ぶり5回目 山口 西京 3年ぶり4回目 香川 香川西 5年ぶり9回目 徳島 徳島市立 3年連続15回目 愛媛 松山工 4年ぶり10回目 高知 高知商 2年ぶり7回目 福岡 東福岡 5年連続14回目 佐賀 佐賀東 2年ぶり12回目 長崎 長崎総合科学大附 4年ぶり2回目 大分 中津東 7年ぶり2回目 熊本 熊本国府 15年ぶり3回目 宮崎 日章学園 3年ぶり12回目 鹿児島 鹿児島城西 3年ぶり6回目 沖縄 那覇西 3年ぶり14回目 -
米国遠征に臨むU-19日本代表が発表。堂安律らが順当に選出
日本サッカー協会は22日、米国遠征(6/27~7/5)に臨むU-19日本代表メンバー21名を発表した。メンバーにはG大阪のMF堂安律ら主力選手たちが順当に名を連ねている。
U-19日本代表は、「2016NTC招待大会」に参加し、29日にU-19パナマ代表、7月1日にU-19コスタリカ代表、7月3日にU-19米国代表と対戦する。
■U-19日本代表メンバー
GK
1 小島 亨介(早稲田大)
12 山口 瑠伊(FCロリアン/フランス)
DF
6 浦田 樹(千葉)
2 柳 貴博(FC東京)
3 野田 裕喜(G大阪)
4 町田 浩樹(鹿島)
16 小島 雅也(仙台)
19 大南 拓磨(磐田)
5 冨安 健洋(福岡)
MF
10 坂井 大将(大分)
8 三好 康児(川崎F)
14 杉森 考起(名古屋)
21 長沼 洋一(広島)
7 神谷 優太(湘南)
17 市丸 瑞希(G大阪)
18 遠藤 渓太(横浜FM)
15 堂安 律(G大阪)
FW
11 垣田 裕暉(鹿島)
13 岸本 武流(C大阪)
9 小川 航基(磐田)
20 岩崎 悠人(京都橘高) -
日体大のGK長谷川が特別指定選手に承認。受け入れ先は今季も古巣の東京V
日本サッカー協会は22日、日本体育大所属のGK長谷川洸(21)を「2016年JFA・Jリーグ特別指定選手」として承認したと発表した。受け入れ先は東京Vとなっている。長谷川は東京Vユース出身で昨季も古巣の特別指定選手に登録されていた。
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「おごりがあった」。京都の攻守の要二人が語る、10試合ぶりの敗戦の理由
4月29日のJ2第10節・C大阪戦(2○0)以降、9試合無敗を続けていた京都だったが、その流れは前節・東京V戦(1●2)の敗北で途絶えることになった。オフが明けた22日、京都の攻守の軸であるFWエスクデロ競飛王、GK菅野孝憲の二人は、口をそろえて“一人ひとりのおごり”を敗因に挙げた。
エスクデロは、試合前のアップから変化があったと指摘する。
「(前々節の)山口戦(3◯0)のアップはみんなすごく気合いが入っていたのに、東京V戦ではもう勝ったかのようなアップになっていた。どこかにおごりの気持ちがあったと思う。一人ひとりの頭の中がどうなっていたのかを、もっとシビアに考えないといけない」
「負けも、勝ちも、自分たちがどう受け止めるか次第」と話すのは主将の菅野。
「おごりがあったし、謙虚さを失っていたと思う。謙虚でいようとしても、どうしても忘れがちになる。それを気付かせてくれたという意味で大きな節目になると思うし、(東京V戦を)そういう試合にしないといけない」
現在の順位は5位。26日には3位・松本との直接対決が控えている。ここから京都が再び上昇気流に乗るためには、心のコントロールが重要なカギとなりそうだ。
文・写真:川瀬太補(京都担当)
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カズの初体験。岐阜戦で見せた、めでたさ2倍の最強コンボ
前節のホーム岐阜戦で先制ゴールを決め、
J2最年長ゴール記録を49歳3カ月24日に更新したカズだが、 同時にある“史上初”の出来事も起こっていた。 それは野村が教えてくれた。「
カズさんが点を決めて、ゆりかごダンスをしたのは初めてなのでは? 」。ゴール後に披露したカズダンス、そのすぐあとに野村の第一子誕生を祝福してゆりかごダンスが行われたのだが、「カズさん史上初は僕の息子です!」 と野村はうれしそうに語ったのだった。 本日の練習後、早速カズに確認したところ、本人も「そういえば初めてだね」と認めた。日ごろから「ゴールすることでチームに貢献したい」と語るカズだけに、
チームメートに子供が生まれるとさらにゴールへの使命感が増すの かもしれない。新婚選手の多い横浜FC。 カズダンスからゆりかごダンスのコンボというめでたさ2倍のシー ンを今後さらに見たいものだ。
文:芥川和久(横浜FC担当) -
鳥栖のDF丹羽竜平が千葉に期限付き移籍
千葉は22日、鳥栖のDF丹羽竜平を期限付き移籍で獲得したと発表した。移籍期間は17年1月31日までとなっている。丹羽は長らく鳥栖で主力として活躍してきたが、今季はリーグ戦の出場はなく、ナビスコカップ2試合の出場にとどまっていた。
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1stステージ最終節は思い出深き仙台戦。磐田の太田吉彰が古巣と初対戦
磐田の太田吉彰が22日、J1・1st第17節の仙台戦(25日・ヤマハ)へ向けて抱負を語った。
2010年から5シーズンに渡ってプレーした太田。昨季、磐田へ移籍したが、仙台はJ1、磐田はJ2を闘っていたため、今回が古巣との初対戦となる。
太田の古巣への思いは強い。「どんな感情になるかは当日まで分からないけど、いまはもうジュビロの選手なのでしっかり勝てるように」と磐田の勝利のために戦う意思を示す。それでも、仙台への恩は忘れていない。
「5年間、しっかり成長させていただいたクラブなので本当に感謝している。それがなければ、いまこうして磐田でやれていなかったとあらためて思う。お互いに全力で、良い試合ができればなと」
磐田は3試合勝利から見放されている。「2ndステージに良い形で入れるように、最後しっかり勝ちたい」と、太田は真剣な眼差しで述べた。
文:青木務(磐田担当) -
G大阪のDF岩下が右内転筋肉離れで離脱
G大阪は22日、DF岩下敬輔が右内転筋肉離れと診断されたと発表した。岩下は18日のJ1・1st第16節・鳥栖戦で負傷していた。全治は発表されていない。
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鳥栖のDF坂井達弥が長崎に期限付き移籍
長崎は22日、鳥栖のDF坂井達弥を期限付き移籍で獲得したと発表した。移籍期間は17年1月31日までとなっており、背番号は『2』に決定した。坂井は昨季鳥栖から松本に期限付き移籍したが、7月に復帰。それ以降リーグ戦での出場機会を得られていなかった。
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柏のMF手塚康平が全治4週間の負傷
柏は22日、MF手塚康平が検査の結果、右足関節ねん挫で全治約4週間と診断されたと発表した。手塚は19日の練習試合・東洋大学戦で負傷していた。
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甲府のクリスティアーノが柏に完全移籍。「(甲府ラストゲームの)広島戦は絶対に勝つ」
柏は22日、甲府に所属するFWクリスティアーノを完全移籍で獲得したと発表した。チームへの合流はJ1・1stステージ終了以降となり、背番号は『37』に決定した。
クリスティアーノは昨季期限付き移籍していた柏でリーグ戦34試合に出場し、14得点を決めるなどエースとして活躍。今季甲府に復帰すると、10番を背負い、ここまでリーグ戦全試合に先発出場。7得点を決めるなど苦しむチームの中で獅子奮迅の活躍を見せていた。
クリスティアーノは甲府の公式サイトで、とても難しい決断だったことを明かし、「家族のことも考え、日本でサッカー人生を引退したいと思っていることが移籍を決断した大きな理由」だと語った。
25日にホームで行われるJ1・1st第17節・広島戦がクリスティアーノにとって甲府ラストゲームとなる。「ホームで皆さんともう一度一緒になって喜びたいです。絶対に勝利しましょう」と必勝を誓ったクリスティアーノ。勝利を置き土産にすることができるか。
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金沢に“救世主“来たる。新加入のMF中美慶哉が語る最下位脱出のポイントとは?
21日、鳥栖から期限付き移籍で金沢に加入したMF中美慶哉がチームに合流し、軽いランニングなどで調整した。
「金沢はいま苦しい状況で、自分の力を必要としているのが伝わってきて、力になりたかった。試合に出たい気持ちもあった」と移籍の理由を語った中美は、20日のJ2第19節・岡山戦を現地観戦。「金沢は守備からカウンターを狙っていた。(昨季所属した)栃木もそれに近いサッカーだったので、自分が入ったことを想定して見た。うまくやれそうな印象を受けた」。
中美は昨季、栃木で残留争いとJ3降格を味わった。「内容が良いのに勝てない。勝ち癖を忘れ、負け癖が付いてしまう。選手個々はそんなに落ち込んでいなかったが、やっていて勝てる気がしない雰囲気がチーム全体に出てしまう。先制したのに、残り何分というところでやられることもあった。メンタルの部分に左右される」。昨季の経験は現在最下位と苦しむ金沢で生かされるはずだ。
「まず1試合勝ってから、連勝していくと無意識のうちに自信も付いて体が動く。勝ち癖が一番大事。ただ、その1勝、2勝がこういう順位にいると遠かったりもする」と一つ勝つことの難しさを語り、「自信を持ってプレーする」ことを浮上のポイントに挙げた。
中美には金沢の“救世主“となる働きが期待される。「点を取らないとサッカーは勝てないし、自分の得点でチームが勝つことが一番うれしい。得点は常に意識したい」とゴールへの強い意欲を示し、「シーズン残り半分で5ゴール以上」を目標に掲げた。
文・写真:野中拓也(金沢担当) -
札幌、首位キープも、連勝時とは違った“ウノゼロ”/札幌 vs 北九州
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快勝した熊本に漂い始めた、完全復活の予感/熊本 vs 讃岐
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今季初の3得点。C大阪が粘る徳島を振り切る/C大阪 vs 徳島
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[本日のエルゴラッソ1面]リオへのサバイバル
[U-23日本代表]
リオ五輪メンバーの大枠が決定。選考は最終章へ
[明治安田J2第19節 マッチレポート]
札幌 vs 北九州
札幌、首位キープも、連勝時とは違った“ウノゼロ”松本 vs 山形
田中隼磨の代役じゃない。飯尾が値千金の決勝点