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鳥栖MF菊地直哉が札幌へ。高校の先輩・小野伸二との共闘を楽しみに
札幌への期限付き移籍が決定した鳥栖のMF菊地直哉がチームへの感謝と新天地への意欲を語った。
13年夏に加入し、3年間を鳥栖で過ごした菊地は「サポーターの人たちにはいつでも応援してもらったし、自分のプレーは見せられたと思う。今年32歳になるが、まだ選手としてもうひと成長したい。ここで出場のチャンスがある、求められているところでプレーしたい」とサポーターへの感謝を示しつつ、移籍を決断するにあたっての葛藤があったことも明かした。
新天地となる札幌には清水商高校(現・清水桜が丘高校)の先輩である小野伸二が在籍。「一緒にやれるのが楽しみというか、ずっと憧れの人。いろいろな場面で話させてもらったが、やっぱり緊張する」と憧れの存在との共闘も楽しみにしている。札幌は現在、J2で首位を走る。ポジションをつかむのも容易ではないだろう。それでも菊地は「首位にいるチームなのでバランスは非常に良いと思うし、まず個人としてしっかりアピールして、良いプレーをして、サポーター、チームメートに認められるようにやっていきたい」と抱負を語った。
今季、鳥栖では出場機会に恵まれず、悔しさを味わった。「そういう意味ではこれを生かさないと半年、何もしていなかったことになるので、ここから次第」とその悔しさをバネに北の大地での再起を誓った。
文・写真:杉山 文宣(鳥栖担当)
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U-23日本代表が南アフリカに4-1で快勝! 2ゴールの中島翔哉がメンバー入りへ強烈アピール
U-23日本代表が29日、本大会メンバー発表前最後の国際親善試合・U-23南アフリカ代表戦に臨んだ。
30分にPKによる得点で南アフリカに先制を許した日本だったが、この日浅野拓磨との2トップで先発出場した中島翔哉が37分に同点ゴール。44分には矢島慎也が決めて逆転に成功した。さらに後半ロスタイムには中島翔哉がこの日2得点目を挙げて、3-1。点差を2点に広げて前半を折り返した。
後半も開始早々の3分に、相手最終ラインの裏に抜け出した浅野がゴール。試合はそのまま4-1で終了し、日本が南アフリカを寄せ付けず、大勝を飾った。これでU-23日本代表のサバイバルは終了。五輪に臨む18名のメンバーは7月1日に発表される。
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17年半所属したG大阪を離れ、東京Vに移籍する二川孝広。その胸の内とは?
G大阪の象徴とも言えるMF二川孝広がJ2東京Vへ期限付き移籍することが28日に発表された。29日の練習前にはチームに別れのあいさつをし、最後のファンサービス。17年半所属したクラブを離れ、J2に新天地を求めた背番号10はその胸の内を明かしてくれた。
「トップチームで出番がないのが移籍の決め手だった」。今季はJ3を戦うG大阪U-23でのプレーが主で、トップチームでは消化試合となったACLのグループステージ第6節・メルボルン・ビクトリー戦で74分からピッチに立ったのみ。アカデミー時代からの生え抜きで、青黒一筋のプロ生活を送って来ただけにクラブへの愛着は人一倍だが、「迷う気持ちはあったけど、ここで安定した生活のためだけに残るのか、チャレンジして現役を続けるために頑張るのかという選択で、後者を選択した。『試合に出たいな』というのがあったので」(二川)。
G大阪の黄金期を支えた天才パサーは、そのエンジェルパスをJ2の舞台でも見せてくれるはずだ。
文:下薗 昌記(G大阪担当) -
MFハ・デソンが早速、名古屋の練習に合流。「半年間、全力でチームに貢献したい」
FC東京から期限付き移籍で加入した元韓国代表MFハ・デソンが、早速チームに合流した。
「Jリーグに来て、Jリーグで活躍することをずっと願っていたので、決めたことに後悔はない。半年間、全力でチームに貢献したい」と新天地での意気込みを語った。
展開力やパスセンスに優れる元韓国代表プレーメーカーにとって、日本での成功は幼いころから抱いてきた夢。満を持して加入したFC東京ではなかなか出番を得られず、悔しさを抱いているだけに、名古屋での活躍を期する思いは強い。韓国代表復帰という思いもあるが、「そのためにも、いまの所属チームでしっかりと結果を残さないといけない」と新天地でのプレーに集中することを強調した。
また、松本から新加入のDF酒井隆介も28日からチームに合流。両選手ともにJ1・2nd第1節・大宮戦から出場可能となる見込み。その場合、起用の判断は指揮官次第となるが、ハ・デソンは「当然、試合に出たい気持ちは強い。試合に出なくなって長い期間が経ってしまっているので、早く適応できるようにしたい」と意気込んだ。
文・写真:村本 裕太(名古屋担当)
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【EURO特集】「ジダンクラスの選手がたくさんいるから面白い」横浜F・マリノス 中村俊輔
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「今までのことがちっぽけに思える」。日本代表・原口元気から刺激を受けた浦和の関根貴大
浦和ユース出身の関根貴大が尊敬する先輩、日本代表の原口元気から大いに刺激を受けたようだ。関根と同じく浦和ユースからトップチームに昇格して現在はドイツのヘルタ・ベルリンでプレーする原口。現在はオフのため、25日に行われたJ1・1st第17節・神戸戦の際に埼スタを訪問。試合前に浦和OBである鈴木啓太氏、堀之内聖氏とトークイベントを行ったほか、TV中継でゲスト解説を務めた。
原口と会った関根はメンタルのことを中心に話し、気持ちを新たにしたようだ。「(原口と話すと)ちっぽけに思う、今まで思っていたことが(笑)。考え過ぎだな、みたいな。気持ち的にラクになるし、『やらなきゃな』というふうにポジティブに(物事を)捉えられるようになるので、すごくありがたい」(関根)。
神戸戦前のトークイベントでスコア予想した原口は「願望も込めて3-0。(得点者は)興梠、那須……関根が取ってくれたらうれしい」と話していた。その発言についてはTVを見ていない関根も知っていたという。それもそのはず、試合後に原口と話した際に「『何なの、お前』と言われた(笑)」からだ。
それは原口なりの後輩への期待の表れ。「そういう(期待してくれる)人のためにも結果で応えたい」という関根。「去年は6得点8アシストなので、少なくともそれは超えたい」と数字にこだわる。そして、「自分が良くなればチームが良くなる」という、原口もよく使っていたポジティブな意識で2ndステージに臨む。
文:菊地正典(浦和担当)
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