EL GOLAZO(エルゴラッソ)FLASH NEWS

2016.8.20(Sat)

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  • 新婚・森谷が大仕事。J1首位攻防戦は川崎Fに軍配

    新婚・森谷が大仕事。J1首位攻防戦は川崎Fに軍配


     J1・2ndステージ首位の浦和と2位の川崎Fの首位攻防戦は川崎Fに軍配が上がった。

     両チーム3バックで臨んだ一戦は序盤からインテンシティーの高い好ゲームとなった。15分に中村憲剛が右足で低く抑えたシュートをゴール右スミに突き刺して川崎Fが先制するが、浦和も譲らない。28分に森脇良太の突破から最後は李忠成が押し込んで同点とした。

     後半になると川崎Fの中野嘉大が足をつり、71分に森谷賢太郎が投入される。試合前日に入籍を発表した、その森谷が投入直後に大仕事をやってのけた。大島僚太がためてエウシーニョにパスを出すと、エウシーニョのクロスに森谷が飛び込み、川崎Fが74分に勝ち越しに成功。

     その後、浦和は武藤雄樹などが決定的なチャンスを迎えるが、同点ゴールは生まれず。44,176人の観衆が見守った試合は川崎Fに軍配が上がった。これで2ndでは川崎Fが首位に返り咲き。年間勝点でも2位・浦和に5ポイント差をつけた。

     

  • FC東京が東慶悟のゴールで勝利。横浜FMは2ndステージ初黒星

    FC東京が東慶悟のゴールで勝利。横浜FMは2ndステージ初黒星

     J1・2nd第9節・FC東京vs横浜FMの一戦は、ホームのFC東京が42分に東慶悟のゴールで先制。この1点を守り抜き、2試合ぶりの勝ち点3を獲得した。

     一方の横浜FMは2ndステージ初黒星。2ndステージ優勝を狙う上で痛い敗戦となった。

  • 元清水のFW柏瀬暁が2ゴール。ゼムノビッチ監督率いるVONDS市原が天皇杯出場へ

    元清水のFW柏瀬暁が2ゴール。ゼムノビッチ監督率いるVONDS市原が天皇杯出場へ

     天皇杯の千葉県予選決勝が行われ、関東リーグ1部のVONDS市原がJFLのブリオベッカ浦安を2-0で下し、天皇杯初出場を決めた。

     序盤からペースを握ったVONDS市原は39分にMF二瓶翼のFKのこぼれ球をFW柏瀬暁が詰めて先制。後半も格上の相手に堂々と自分たちのサッカーを展開するVONDS市原は57分に二瓶のパスに反応した柏瀬がこの試合2点目を決め、リードを広げる。JFLのブリオベッカ浦安もMF清水康也などを投入して流れを変えようとするがVONDS市原の体を張った守りにはね返され、試合はそのまま終了。2-0でVONDS市原が初の天皇杯出場権を獲得した。

     VONDS市原のゼムノビッチ監督は「選手たちが精一杯のプレーをしてくれたおかげでカテゴリーの差はなかった。天皇杯で自分たちは失うものはない。今日みたいに良いサッカーがしたい」と笑顔を見せた。2得点を挙げたFW柏瀬も「(天皇杯1回戦で)東京Vとやれることがすごくみんなのモチベーションになっていた。絶対に勝てない相手ではないと思うので、今日みたいに良いサッカーをして結果がついてくればいいなと思います」と意気込んだ。

     VONDS市原は天皇杯1回戦(8月27日18時キックオフ、味の素フィールド西が丘)でJ2の東京Vと対戦する。

    文・写真:内田 浩嗣

  • オランダを知る高木善朗、同期の小林祐希にエールを送る

    オランダを知る高木善朗、同期の小林祐希にエールを送る

     東京Vの高木善朗が、オランダへの移籍が決まった同期の小林祐希(磐田→へーレンフェーン)にエールを送った。高木善と小林は、東京Vジュニアユースの同期であり、互いに若いころから切磋琢磨してきた。11年には高木善がオランダ・エールディビジのユトレヒトに入団。そこから二人の道は別れることになったが、いまでも連絡を取り合う仲である。

     先日、小林がヘーレンフェーンへの移籍が決まった際には「楽しんでこい」と激励の言葉を送ったという高木善。オランダリーグについても「僕がやっていた当時はPSVの2個下にデパイがいて、『半端ないな』と思っていたらユナイテッド(マンチェスターU/イングランド)に行ったり、そういうのが身近にあることは楽しいと思う」と自身の経験を語り、「ヘーレンフェーンは上がったり下がったりのチーム。すごく期待されていると思うけど、アイツが行って順位を上げられるかだと思うし、やってくれると思う」と小林の挑戦を楽しみにしているようだ。

     ちなみに小林がオランダに渡ってからは、現地情報をよく聞かれるらしく、「僕がユトレヒトにいたときに、一緒に行ったレストランなどを聞かれたりしていて、その辺は僕のほうが詳しいので教えている」と、仲の良さを感じさせるエピソードを話してくれた。

    文:林遼平(エルゴラッソ東京V担当)

  • CBとしての出場が続く岐阜の磐瀬剛。山形戦の楽しみは大黒将志との対決

    CBとしての出場が続く岐阜の磐瀬剛。山形戦の楽しみは大黒将志との対決

     CBでの先発出場が続くDF磐瀬剛。公式戦では高校以来となるポジションだが、吉田新監督の下で「決して体格的には大きくはないが、彼の力強さや体のバネを見たときに、4枚の真ん中でも十分にできると思った」と抜擢され、3試合連続の勝ち点奪取に貢献している。

     そんな“CBの磐瀬”にとって、今節・山形戦で楽しみにしていることの一つが、京都時代の先輩FW大黒将志とのマッチアップだ。「一緒にやっていたので(特徴は)分かるけど、オグリさん(大黒)の場合はそれをどう警戒するかが大事」だと言う。

     「(京都時代の)練習や紅白戦とかで、CBとしてオグリさんと対峙したことがあるけど、オフサイドラインのところで歩いていると思ったら、ほんの一瞬で戻ってそのまま出てくる。タイミングで裏を取るのが本当にうまいし、シュートも本当にうまい選手なので、オグリさんに関しては、シュートに持ち込ませないことが大事かなと思う」

     先輩ストライカーを封じることができれば、CBとしての自信にもつながるはず。当の大黒はベンチスタートかもしれないが、その凄みを知るからこそ「出てこないことを祈りたいけど、多分どこかで出てくるので」とイメージを描き、シャットアウトを誓った。

    文:村本裕太(エルゴラッソ岐阜担当)

  • “湘南の”ジネイ。古巣・鹿島相手に先発出場


    “湘南の”ジネイ。古巣・鹿島相手に先発出場

     今夏、鹿島から湘南に移籍したジネイがカシマスタジアムでの古巣戦の先発に名を連ねた。

     6月末で鹿島との契約が満了となったジネイは8月に湘南に加入。前節の浦和戦で68分からピッチに立ち、湘南の一員として初出場。前節の広島戦では湘南での初先発を果たしていた。

  • 安永聡太郎新監督を迎えた相模原が始動

     薩川了洋元監督が辞任を発表した相模原は、20日、安永聡太郎新監督の下でリスタートを切った。

     安永監督は練習前に、選手・スタッフへ挨拶をすると、時折、強い雨が降りしきる中、簡単なパス練習を行い、その後はハーフコートでの11vs11のミニゲーム実施。「全部を止めてしまったら流れの中のプレーが見えてこないから、今日は流しました」と安永監督は話したが、何か気が付いたことがあればプレーを止め、細かく指導する場面が多く見受けられた。

     ただ、明らかに練習の雰囲気は一変。指揮官の熱い指導につられるように、ピッチからは選手たちの声が響き渡り、監督へアピールする姿がうかがえた。

     練習後、安永監督は今回の就任について「急ではありましたけど、自分も勝負したいという思いがあった。このチャンスを生かしたい」と抱負を述べ、「日々のトレーニングの積み重ねが試合でしかないと思っている。1試合1試合、勝ち点3を狙うための分析をして、練習をして、試合にどう持っていくか。まずは、このチームでできるものを短時間で見極めて、『チームの軸』を決めていきたい」とこれからのチーム作りについて語った。

     自身のことを「しつこくて、細かい」と言い、できていないことに関しては「口を酸っぱく言い続ける」と断言した“熱い”新監督の下、相模原がどう生まれ変わるのか、楽しみである。

    文:須賀大輔(エル・ゴラッソ相模原担当)

  • J1首位攻防戦。浦和の五輪組はベンチスタート、川崎Fは大島僚太が先発

    J1首位攻防戦。浦和の五輪組はベンチスタート、川崎Fは大島僚太が先発


     J1・2ndステージの首位攻防戦、浦和vs川崎Fのスターティングメンバーが発表された。

     浦和はリオ五輪から戻ってきた遠藤航、興梠慎三がともにベンチスタート。さらに、右ウイングバックには駒井善成が入る見込み。

     また、川崎Fはインフルエンザのため出場が危ぶまれていた、リオ五輪代表の大島僚太が先発に名を連ねた。

     キックオフは19:04分の予定。

  • [書評]読むサッカーvol.6 『徳は孤ならず 日本サッカーの育将 今西和男』

    今西和男の半生から見える、日本サッカーの課題と希望

     

     日本サッカー界におけるゼネラルマネージャー(GM)の先駆けであり、「サンフレッチェ広島の生みの親」とも言われる今西和男。彼はなぜ“日本サッカーの育将”となり得たのか、その理由に迫ったのが本書だ。

     著者・木村元彦氏は今西の半生と、森保一(現・広島監督)や小林伸二(現・清水監督)、風間八宏(現・川崎F監督)といった多くの教え子たちとの関係性を紐解くことで、“育将”の一貫した思想とその人間性を描き出す。面白いのは、今西はサッカー選手の育成自体に耽溺していたわけではないという点だ。あくまでも選手以前に人間そのものを育てることに心血を注いできた結果、名選手や名指導者を多く輩出することができた。その逆説的な事実は“サッカーにおける育成とは何なのか?”という根本的な問いを読む者に突き付ける。

     そして、本書は単なるノンフィクションという枠には収まらない。『Web Sportiva』での連載企画『育将・今西和男』を加筆する形で構成されている本書のミソは、あとがきにもあるように、その連載から“大幅に”加筆、再構成されているという点だ。この大幅な加筆点を読まなければ、著者が今西に焦点を当てた理由、そうすることによってあぶり出したかったものは見えて来ない。

     第3章に収録されている『クラブは地域のために――FC岐阜』。この章こそが主に連載から“大幅に”加筆されている箇所だ。ここでは今西が、岐阜のGM、社長に就任し、やがて解任されるまでの経緯が衝撃的な事実とともに記されている。地域のために生きた今西和男という稀代のサッカーマンが、その地域に翻ろうされ、『100年構想』を掲げているはずのJリーグによって理不尽な形でクラブを追われる姿は、この国でサッカーが“生きていく”難しさを残酷なまでに明示している。Jリーグは誰のためにあるのか――。

     今西和男という男の半生、その圧倒的な“強度”をとおして、われわれは日本サッカーが抱える課題と希望、その両面を目撃することになる。

     

    文:桑島健太(エルゴラッソ編集部)

    [書評]読むサッカーvol.6 『徳は孤ならず 日本サッカーの育将 今西和男』

    著者:木村 元彦(きむら・ゆきひこ)

    発行:6月24日/出版社:集英社/価格:1,800円(本体価格)/ページ:304P

     

  • 町田の森村昂太と重松健太郎、恩師の来訪に刺激

     突然の恩師の来訪に、二人の“教え子”は表情が和らいだ。

     森村昂太と重松健太郎がFC東京U-18在籍時代に監督として指導を受けた倉又寿雄氏(現・立教大学サッカー部監督)が19日、町田の練習場を訪れた。倉又氏の現在の教え子である立教の選手が練習生として町田の練習に参加していたため、同氏はトレーニングを視察。全体練習が終わったあと、森村と重松は恩師と言葉を交わした。

    「『ボランチやっているんだってな』と声をかけられたので、『ボランチ、難しいっす』とか、そんな言葉を交わしました」

     倉又監督時代の森村は、左SBからFWのポジションにコンバートされた経緯もあって、倉又氏から見れば、ボランチ・森村は意外に映るという。

    「広い視野を持つきっかけを使ってくれた監督なんです。今日、クラさん(倉又監督)と会って刺激を受けました」

     そう言って、恩師との再会を喜んだ森村と同様に、重松も倉又氏と言葉を交わした。

    「久しぶりに僕のプレーを見たけど、今日の動きは僕らしくて良かったよと言ってもらえました」

     2日後にザスパクサツ群馬とのリーグ戦を控えた彼らにとって、恩師との再会は、懐かしさを覚えると同時に刺激に満ちた時間でもあった。

    文:郡司聡(エルゴラッソ町田担当)

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