EL GOLAZO(エルゴラッソ)FLASH NEWS

2016.11.10(Thu)

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  • 吉田麻也が語った現在の日本代表、丸山祐市、そして名古屋グランパス

    吉田麻也が語った現在の日本代表、丸山祐市、そして名古屋グランパス

     日本代表DF吉田麻也(サウザンプトン/イングランド)が、コンディション良好の状態で11日の親善試合・オマーン戦に臨む。

     吉田は今季プレミアリーグの試合はなかなか出場機会に恵まれないが、ヨーロッパリーグ(EL)や国内カップ戦では先発出場。11月3日に行われたホーム・インテル(イタリア)戦ではCBとして堅守を見せ、長友佑都がプレーする相手に勝利した。また代表合流直前のリーグ戦(第11節・ハル・シティ戦)は1-2で敗れるも、今季初の右SBで先発し安定したプレーぶりを見せた。

     先月の代表合流時よりも試合勘に不安を抱えていない吉田。「感触は良いですね。試合にコンスタントに出られていることで、視野の広さもよりワイドに取ることができる。もちろんボールコントロールの感覚も研ぎ澄まされているし、問題なくプレーできる」と具体的に答えた。

     15日のロシアW杯アジア最終予選・サウジアラビア戦に向けて、大事なテストマッチとなるオマーン戦。サウジアラビアはPKなどセットプレーからのゴールが多く、一方日本がこれまで最終予選で喫した4失点はいずれもセットプレー絡み。守備陣を束ねるディフェンスリーダーとしても、より警戒を強めてこの2試合に臨む。

    「戦術的には継続すべきことは継続したい。あとはセットプレーからの失点が多いので、なくすこと。そのためには簡単にファウルを与えないことが大事。細かいタクティクス(戦術)のズレやミスから失点につながることがあるので、そこは全員でもう少し神経を使っていきたい」

     オマーン戦では、代表初先発となる丸山祐市(FC東京)とコンビを組むことが濃厚だ。吉田はその丸山についても語った。

    「もし一緒にプレーすることになれば楽しみ。マル(丸山)は代表に入ったときよりも自分の意志が見られるし、代表でほかの選手を見てそれを自分のクラブに持ち帰って向上していると思う。良い状態だと思うし、普段FC東京では日本で一番良いCB(森重真人)の隣でやっている。(日本代表では)ただ学ぶだけではなくて、ポジションを奪っていかないといけない。僕も当然奪われる側になるけど、特にCBはほかのポジションに比べてこれまで競争が少ないので、競い合っていければいい」

     そして最後に、8日の本田圭佑同様、古巣の名古屋のJ2降格についても触れた。

    「僕は、『J2に落ちることが悪いとは思わない(8日の本田の発言)』とは、思わない。でも本田さんが言っているように、ポジティブに捉えていくしかない。こうなってしまった現状は、変えられないので。これを機にクラブは新しく生まれ変わってほしい。僕はプロとして3年間プレーしたけど、中学1年生のころから名古屋でプレーしてきた。名古屋の選手でもあり、名古屋のファンでもあった。心痛い記事がたくさん出ているのは残念。いまは外部の人間だし、内部のことを言う資格はない。ナラさん(楢﨑正剛)だけでなく、ほかの選手にも連絡を取っている。できれば、これ以上は内部のいざこざの記事は出てほしくないですね」

    文:西川結城(エルゴラッソ日本代表担当)

  • 町田の躍進は成績面だけにあらず。今季ホームゲーム総入場者数が10万人超え確実

    町田の躍進は成績面だけにあらず。今季ホームゲーム総入場者数が10万人超え確実

     今季のホームゲーム1試合を残した時点で、ホームゲーム総入場者数は98,072人。ホーム最終戦であるJ2第41節・松本戦の前売りチケットが完売したことで、総入場者数が10万人を超えることは確実の情勢となった。

     「プロの街クラブとして、10万人は大きな節目です。これまでスタジアムに集まってくださったすべてのみなさまに感謝したいです」と唐井直GMは、今季ここまで“野津田”に詰め掛けたファン・サポーターに感謝の思いを述べた。

     クラブは2020年の“東京五輪イヤー”をJ1リーグで戦うための“青写真”を描いているが、今回の10万人達成も一つの通過点として捉えている。「常に1万人近くの観衆が詰め掛けてくださることで、スタジアムの増築や改修が現実味を帯びてきます。さらに来年に向けてもご参集ください」と唐井GM。町田のホーム・町田市立陸上競技場は、バックスタンドを拡張する形でJ1規定の15,000人収容のスタジアムに生まれ変わる建設上のベースが整っているため、高い水準での安定した集客がスタジアム増築に向けて、行政を動かす原動力となる。

     また、松本戦の集客により、1試合平均観客動員数5,000人到達も見込まれている。J2復帰初年度は、J2残留を果たし、現在7位というピッチ上での成績と同様に、集客面でも一定の成果を残すシーズンとなった。

    文:郡司聡(エル・ゴラッソ町田担当)

  • FC東京のCB丸山祐市が明日のオマーン戦で先発出場へ。ハリルホジッチ監督も「練習の態度も性格も変わった」

    FC東京のCB丸山祐市が明日のオマーン戦で先発出場へ。ハリルホジッチ監督も「練習の態度も性格も変わった」

     日本代表DF丸山祐市(FC東京)が、11日に行われる親善試合・オマーン戦で代表初先発を飾ることが濃厚になった。

     先月のロシアW杯アジア最終予選・豪州戦(1△1)で、試合終了間際に途中出場。セットプレー時の高さ対策として投入されたため、ポジションはサイドハーフとイレギュラーな起用になった。今回は満を持しての本職・CBでの出場となりそうだ。

     日本の不動のCBコンビ、吉田麻也(サウザンプトン/イングランド)と森重真人(FC東京)は現在最終予選でそれぞれ1枚ずつ警告を受けている。お互いあと1枚重なれば、次の試合は出場停止。現状控えCBとして招集されているのは丸山と植田直通(鹿島)だが、いずれも代表での先発経験がないため、今回の親善試合はテストの格好の機会と言える。

     丸山は自身の現状についてこう語る。

    「豪州戦はポジションは違ったけど、自分にとってはポジティブな出場だった。その影響もあってか、FC東京に戻ってからも体のコンディションは良く、気持ちも良い状態だった。クラブと代表ではフォーメーションも違うので、コンビネーションも難しいところはある。でも代表で出た課題をFC東京に持ち帰ってやっているので、個人的に意識して取り組んできたことを出せればいい」

     この日の監督会見で、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は丸山の変化についてこう話した。

    「例えば丸山は、最初は大島(僚太・川崎F)よりも恥ずかしそうだった。ただ段々代表での習慣がついていって、練習の態度も性格も変わっていった」

     今合宿では、チームの先頭に立ってランニングする丸山。自身も変化についてこう感じている。

    「去年初めて代表に選ばれたときは、自分を出せなかったし、周りのプレーの質もスピードもすごく高かったので、『すごいところに来たな』と思った。でもいまは自分の質が上がったかどうかは分からないけど、プレーにもついていける。自分を出すことができるようになった」

     代表先発デビューとなれば、中東のアタッカーとの対戦となる。丸山は今季、ACLの舞台で外国籍FWとしのぎを削り、タフな守備を見せていた。

    「Jリーグでも能力の高い外国籍選手と戦っている。また(国際試合は)違うやり方になるのかもしれないけど、相手も体の当たり方や使い方がうまいと思うので、そこは試合をやりながらいろいろやり方を変えていきたい。相手がイヤがるプレーをやっていきたい」

     明日のオマーン戦はFC東京のチームメートである森重ではなく、吉田とのコンビが有力。先月の豪州遠征や今合宿でも紅白戦で同じチームでプレーしているだけに、実戦でどれだけの堅守を披露できるか。日本有数の左利き大型CBが、いよいよ代表デビューとなる。

    文:西川 結城(エル・ゴラッソ日本代表担当)

  • 柏のGK稲田康志が契約満了で退団へ

     柏は10日、GK稲田康志との契約について、今季をもって満了となることを発表した。

     稲田は10年7月に熊本から柏に期限付き移籍。11年に完全移籍していた。

     

  • J2降格の名古屋、久米一正社長らが辞任

     名古屋は10日、久米一正代表取締役社長、中林尚夫代表取締役専務の辞任を発表。代表取締役社長には代表取締役副会長を務めていた佐々木眞一氏が就任する。

     

  • 磐田の森島康仁と中村祐輝が契約満了。今季限りで退団へ

     磐田は10日、FW森島康仁(29)とFW中村祐輝(29)が契約満了に伴い、来季の契約を更新しないと発表した。

     森島は15年に川崎Fから期限付き移籍で加入。今季完全移籍を果たしていた。中村祐は15年に岐阜から完全移籍。森島と同じく2年間磐田でプレーした。

  • 神戸の相馬崇人が今季限りでの引退を発表

     神戸は10日、DF相馬崇人が今季限りで現役を引退することになったと発表した。

     相馬はこれまで東京Vや浦和、ドイツ、ポルトガルでプレー。12日にノエビアスタジアム神戸で開催される、天皇杯4回戦・鹿島 vs 神戸の試合後に、引退セレモニーが行われる予定となっている。

  • 東京Vの永井秀樹が今季限りでの現役引退を発表

    東京Vの永井秀樹が今季限りでの現役引退を発表

     東京Vは10日、MF永井秀樹が今季限りで現役を引退すると発表した。

     永井は国見高、国士舘大を経て、92年にV川崎(現・東京V)に加入。93年の横浜MとのJリーグ開幕戦でベンチ入りすると、そのシーズンはリーグ戦20試合に出場し、3得点を記録した。

     その後は期限付き移籍も含めて、福岡ブルックス(現・福岡)、清水、横浜F、横浜FM、大分、琉球でもプレー。V川崎および東京Vでは92年~94年、97年、01年~02年、06年~07年、そして14年から今季までプレーした。

     12日に味の素スタジアムで開催される、J2第41節・東京V vs C大阪戦の『今季ホーム最終戦セレモニー』終了後に、引退セレモニーが行われる予定となっている。

  • リーグ戦終盤の連勝に貢献した湘南GK梶川裕嗣。天皇杯に向けての意気込みを語る

     3日のJ1・2nd最終節・名古屋戦に勝利し、2連勝でリーグ戦を終えた湘南。来季のJ2降格という事実が変わることはないが、今週末に控える天皇杯4回戦・柏戦に向けて勢いのつく勝利を手にした。そんな中、前々節の甲府戦で今季初の先発出場を飾り、そこからチームの連勝に貢献したGK梶川裕嗣が天皇杯に向けての意気込みを語った。

     大卒3年目を迎える梶川は、湘南加入初年度に天皇杯で1試合の出場経験こそあったものの、昨季はけがでシーズンを棒に振り出場機会はゼロ。前々節の甲府戦がリーグ戦での初出場となった。そういった状況の中で、前節の名古屋戦を含め、梶川は2試合で堂々としたプレーを披露。「自分は落ち着いてやるだけ。自分のやれることだけをやろうとしているし、あまり背伸びをせずに、良い格好をしないことだけに注意して試合に臨んでいる」と、練習場で見せる普段どおりのプレーを試合でも心掛けている。

     ここ2試合で喫した失点はPKの1点のみ。それでも梶川は「流れの中で失点しなかったのは僕だけの力ではないし、みんなのおかげだと思う」と謙虚な姿勢を貫いている。一昨季の天皇杯を含めて、出場した試合の勝率が100%という状況には「周りからも言われたけど、そこで調子には乗れない。気を抜かずにもっと突き詰めてやりたい」と前を向く。天皇杯に向けても「臆することなく自分を出せればいい」と意気込む25歳は、強敵となる柏に対しても、自分に焦点を当てて立ち向かうことを誓っていた。

     

    文:林遼平(エルゴラッソ湘南担当)

    リーグ戦終盤の連勝に貢献した湘南GK梶川裕嗣。天皇杯に向けての意気込みを語る

  • 引退後、強化部に入る予定の磐田MF岡田隆。「すごく楽しみ。そういう仕事をやってみたいと思っていた」

    引退後、強化部に入る予定の磐田MF岡田隆。「すごく楽しみ。そういう仕事をやってみたいと思っていた」

     磐田のMF岡田隆は10日、現役引退会見に臨んだ。

     「僕のサッカー人生を振り返ってみると、本当に周りの方に恵まれ、環境に恵まれ、幸せだったなと、充実していたなと。試合で良い結果が出なくても、大久保グラウンドに行けば皆さん笑顔で『頑張ってね』と声をかけてくださって、僕たちはとても助けられ、支えられながらプレーすることができました。本当にジュビロサポーターの皆さんには心から感謝したいと思います」

     そして、一番そばで支えてくれた 家族についても「いつでも味方でいてくれる存在でした。家族がいるからこそ、苦しい時も前向きに行動できた」と感謝を口にした。

     藤枝東高校、筑波大学を経て07年に磐田に加入した岡田。12年には福岡に移籍し、14年にサックスブルーに復帰した。翌年からはチームキャプテンとして選手たちをまとめてきた。自身の立場に関係なく、岡田は常に人々から慕われる存在だった。

     「チームキャプテンとしては物足りない部分がたくさんあったと思います。本当にチームメートに助けられました。苦しい時期もありましたけど、みんながチームのためにということを考えて行動してくれて、一つになってJ1昇格ができました。そして、今シーズンは厳しい残留争いがありましたけど、何とかJ1に残ることが できました。みんなに支えられた選手生活だったと心から思います。また、チームキャプテンに任命していただいた名波さんには心から感謝しています」

     今後はクラブの強化部に入るとのこと。本人は「すごく楽しみです!そういう仕事をやってみたいと思っていたので。チームのために戦いながらオリジナリティーもある、そんな選手をたくさん見たい」と意気込んだ。

     会見では、時折笑顔を浮かべるなどすっきりとした表情を見せていた岡田。彼の新たな人生は、すでにスタートを切っているようだった。

    文:青木 務(エル・ゴラッソ磐田担当)

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