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J1昇格プレーオフを前に。「これまでも毎試合、目の前の試合に懸けてきた」とC大阪・清原翔平
27日に京都とのJ1昇格プレーオフ準決勝を控えるC大阪。25日の練習では、守備やビルドアップの確認に時間が割かれ、最後はクロスからのシュート練習で締めた。
“決戦”の時は刻一刻と近づいているが、「(J1昇格プレーオフが)特別な試合であることはもちろんだけど、これまでも、1試合、1試合しっかり準備して、毎試合、目の前の試合に懸けることを続けてきたので、J1昇格プレーオフだからといって試合前に何かを変えることはないし、焦ることもない」と話すのは清原翔平。
サッカー選手としてのキャリアはJFLのSAGAWA SHIGA FCから始まった清原だが、2013年に金沢へ活躍の場を移すと、JFL、J3、J2と一年ごとにステップアップ。そして、C大阪に加入した今季。ついに日本サッカーのトップカテゴリーであるJ1昇格を目指す。一歩、一歩、踏みしめるようにキャリアを重ねてきた清原だからこそ、前述の言葉の重みも増す。
「シーズンが始まる前から、大熊監督は『一戦一戦をトーナメントの気持ちで戦おう』という話を自分たちにしていた。1年間、積み重ねてきた力をプレーオフで出したい」。
地に足のついた“苦労人”が、J1昇格プレーオフという大舞台でもいぶし銀の輝きを放つ。
文:小田尚史(エルゴラッソC大阪担当)
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引退を決めた東京V・船山祐二、「鹿島で始まりヴェルディで終わるのも悪くないかな」
21日、東京Vは今シーズンをもって船山祐二が現役を引退することを発表した。船山は07年に鹿島へ加入すると、その後はC大阪や山形、福岡で活躍。今季はタイのエアフォースから東京Vに加入し、16試合の出場を果たしていた。
船山は17日に「状態は常に悪かった」という両膝の手術を執行。「自分の中ではやりきりたいという気持ちが強くて、その中でごまかしながらやっていた。だけど、最後の1週に関しては本当に階段の上り下りもきつい状況だったので、早めに手術をさせてもらえることもあって両膝をいっぺんに手術した」と現状を説明した。
引退については「自分の中のビジョンというか、怪我と付き合うのが疲れたというのもある。それに、この手術をしたとしても、治らないという話も聞いていた。結局この繰り返しをしていたら先には進めないし、どこかで見極めるタイミングを自分の中で考えていたので、決めました」と語り、「鹿島で始まりヴェルディで終わるのも悪くないかなと。Jリーグが始まった時は2強だったし、そのクラブに行けたことは自分の中で財産になる」と付け加えた。
今後は「(千葉県の)成田出身なので、成田でサッカーに関わるような仕事ができればいい」と語り、仲の良い弟の(船山)貴之選手(千葉)とともに、サッカー界を盛り上げていく計画等も考えているようだ。
新たな道へと踏み出し、歩を進めようとしている船山の第二の人生に注目したい。
文・写真:林遼平(エルゴラッソ東京V担当)
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千葉の来季監督が内定。リーガで指揮経験のあるフアン・エスナイデル氏
千葉は25日、来季よりフアン・エスナイデル氏が監督に就任することが内定したと発表した。
フアン・エスナイデル氏は、スペイン国籍を持つ43歳。かつてレアル・マドリードやユベントスなどのビッククラブでのプレー経験もあり、アルゼンチン代表にも選出されていた。指揮官としてはリーガ・エスパニョーラでヘタフェ率いた実績もある。低迷する千葉の再建に期待がかかる。
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横浜FCが中田仁司監督の続投を発表。昨季、今季とシーズン途中から就任
横浜FCは25日、中田仁司監督との契約を更新することで合意し、来季も続投することを発表した。
今季は、ミロシュ・ルス監督の辞任により強化育成テクニカルダイレクターから監督に就任し、第19節の岐阜戦から指揮をとり、11勝6分8敗と好成績を残し、終盤までJ1昇格プレーオフ圏内を争う活躍を見せた。
クラブを通じて、中田監督は「2017シーズンはスタートより指揮を執り、強いチーム作りをしたいと思います。応援よろしくお願いいたします」とコメントしている。
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讃岐の小澤雄希が契約満了。加入3年目、「語りきれないほど貴重な経験ができた。うどんも香川県も大好き」
讃岐は25日、契約満了に伴い、DF小澤雄希との契約を更新しないことを発表した。14年に讃岐に加入した小澤は、水戸、湘南、相模原などで関東サッカーリーグ、JFL、J2、J1とさまざまなカテゴリーでプレー。今季はJ2で19試合に出場し、自身7年ぶりのゴールを挙げた。
クラブを通じて、小澤は「まず、今年一年間どんな苦しい時でも熱い声援を送り続けてくれた皆様方に感謝致します。ありがとうございました。この度、私はカマタマーレ讃岐と契約満了になりました。3年間と短い間でしたが、いくつもの思い出があります。1つ目は、Jリーグの場に帰ってこられたことです。セレクションで私を誘ってくれた北野監督をはじめ上村コーチ、スタッフには感謝しています。2つ目は、Jリーグ初年度の開幕から15試合目での勝利です。あんなに勝てなくて苦しい思いをしたのは初めてでしたし、逆に勝った時の喜びも今までにない程の喜びを感じました。3つ目は、入れ替え戦です。人生を左右するプレッシャーの中での試合は、なかなか経験できるものではないと思います。4つ目は、今年の岐阜戦での7年ぶりのゴールです。久しぶりのゴールで素直に嬉しかったです。まだまだ思い出がありますが、語りきれないほど貴重な経験ができた3年間でした。これからも皆さんに応援され、記憶に残るような選手でいられるように頑張ります。うどんも香川県も大好きです。3年間本当にありがとうございました」とコメントしている。
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琉球の金鍾成監督、来季も続投。クラブ最高順位のJ3・8位を記録
琉球は25日、金鍾成監督の来季続投を発表した。クラブ最高順位の8位で今季を終え、一時は首位に立つなど沖縄を盛り上げた。
クラブを通じて金鍾成監督は「サポーターの皆様、2016シーズンもFC琉球を熱く、そして温かく応援いただきありがとうございました。私、金鍾成は2017シーズンも引き続き、監督を務めさせていただくことになりました。エキサイティングな攻撃サッカーで2位以内を確保するという目標を掲げシーズンをスタートさせましたが、目標を達成することが出来ませんでした。監督として、その責任を強く感じております。しかしながら今年一年を通して、我々は多くを経験し成長しました。その選手たちと、サポーターの皆様と共に戦い、J2昇格を目指していきたいと思います。3対1で勝つサッカーを選手と共に2017シーズンも追及していきます」とコメントしている。
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徳島、地元出身の佐々木一輝の契約満了を発表
徳島は25日、契約満了に伴い、佐々木一輝と来季の契約を結ばないことを発表した。
徳島県出身の佐々木は1991年2月19日生まれの25歳。J1通算2試合出場、J2通算9試合出場。今季の天皇杯では2試合に出場し、得点も挙げた。
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プレーオフ直前のC大阪、3選手の負傷を発表。関口訓充はじん帯損傷で全治6週間
C大阪は25日、3選手の負傷を発表した。
22日の練習中に負傷したMF関口訓充は大阪市内の病院で検査を行い、左足関節じん帯損傷と診断された。全治は6週間。
また、20日に行われたJ3第30節・FC東京U-23戦で負傷したMF丸岡満とFW岸本武流は、大阪市内の病院で検査を行い、丸岡が右大腿直筋損傷で全治4週間、岸本が左腓腹筋損傷で全治4週間とそれぞれ診断された。
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「岐阜でプレーできて良かった」。8年半プレーした野垣内俊、攻撃を司った髙地系治ら4選手が岐阜と契約満了
岐阜は25日、契約満了に伴い、MF髙地系治、DF野垣内俊、DF冨士祐樹、MF小川雄大の4選手と契約を更新しないことを発表した。
今季主力として28試合出場した髙地と24試合出場の野垣内は、クラブを通じて「3年間応援してくださりありがとうございました。ファン・サポーターの期待に応えることが出来ず、申し訳なく思っています。チームは去りますが、FC岐阜のことは応援しています」(髙地)、「強化指定選手を入れて8年半。長い間お世話になりました。苦しい時の方が多かったですが、苦しい時も良かった時もいつもあたたかい応援をしていただき、本当にありがとうございました。共に乗り越えてこられたことは自分にとって勲章です。自分が力になれていたのか分からないですが、岐阜でプレーすることが出来て良かったです」(野垣内)とコメントしている。
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12年間過ごしたFC東京から仙台へ。期限付き移籍でプレーしていた仙台・三田啓貴、来季より完全移籍
仙台は25日、期限付き移籍でプレーしている三田啓貴が来季より完全移籍で加入することが決まったと発表した。
三田は1990年9月14日生まれの26歳。FC東京の育成組織から明治大に進み、13年にFC東京へ加入。今季より仙台でプレーしていた。今季はボランチの主力として31試合に出場して4得点。
クラブを通じて、三田は「今シーズンは熱い声援ありがとうございました。来シーズンもベガルタ仙台でプレーできることになり、嬉しく思います。仙台のため、タイトル獲得のために全力を尽くします。共に戦いましょう!よろしくお願いします!」とコメントしている。
三田は、FC東京の公式HPでは「スクールから数えて12年間を過ごしたFC東京を離れるという決断を下すことは簡単なことではありませんでしたが、自分が今以上に成長するために今回チャレンジすることを決めました。成長した姿をみなさんに見せられるように、日々努力し続けたいと思います。FC東京のファン・サポーターのみなさんの温かいご声援は一生忘れません。本当に12年間ありがとうございました」とコメントした。
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